【夕顔367-2】推量の助動詞の見分け方☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【夕顔367-2】推量の助動詞の見分け方☆

イラスト解釈では

源氏物語イラスト訳で出てきた古文の

入試対応オリジナル問題を掲載しています☆

源氏物語イラスト解釈ラブラブ

 

【これまでのあらすじ】

天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光の君は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下、「源氏」姓を名のり、左大臣の娘(あおい)の上を正妻にもらいました。一方、帝の後妻である、亡き母によく似た藤壺宮(ふじつぼのみや)への恋慕、そして、中流の女空蝉(うつせみ)との一夜限りの情事、プライドの高い六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)との逢瀬…。光源氏は尽きせぬ恋を重ねていくのでした。

ただ今、「4.夕顔」の巻です。17歳の光源氏は、五条にひっそり住まう夕顔の君に恋をし、彼女を廃院に誘いますが、夕顔は物の怪に襲われ急死してしまいます。部下の惟光(これみつ)の助けを借りながら夕顔の葬儀を終え、光源氏は失意に沈みつつ、右近(夕顔の侍従)を二条院へ招き入れます。ある夕暮れ時、右近から亡き夕顔の忘れ形見である少女がいることを聞き出しました。

 

【今回の源氏物語】

「…我が心のままにとり直して見むに、なつかしくおぼゆべき」などのたまへば、

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 ☆ 古文オリジナル問題~推量の助動詞~☆

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「…見む人の心には従はむなむ、あはれにて、我が心のままにとり直して見Aに、なつかしくおぼゆBべき」などのたまへば、

 

問)傍線部A「む」B「べき」の文法的意味の組みあわせとして正しいものを、次の中から1つ選べ。

 

1.A 推量  B 勧誘

 

2.A 適当  B 可能

 

3.A 可能  B 適当

 

4.A 婉曲  B 意志

 

5.A 仮定  B 推量

 

笑い泣きゲロー笑い泣きゲロー

 

助動詞の意味識別のなかで

 

推量の助動詞ほど

 

メンドくさいものはありませんよね;;

 

 (;゚;∀;゚;)

 

 

 

助動詞の種類は分かっても

 

意味がいっぱいあるので

 

識別がムズカシイ…;;

 

!!!o(・´д・`o)))三(((o´・д`・)o

 

 

 

こういうのは

 

ポイントを押さえて

 

慣れていくほかないですね!

 

 (*′•ω•`*;)

 

 

 

   

我が心のままにとり直して見Aに、

   アップ

この「む」は、文中&連体形のパターンですよね!

 

ヽ(○・▽・○)ノ゙

 

 

これに気づけば

 

ずいぶんと選択肢は絞れますっ!

 

(人´∀`)アリガトー

 

 

 

「…見む人の心には従はむなむ、…

なつかしくおぼゆBべき」などのたまへば

   アップ

文末に「べき」連体形になっているのは

 

文中に「なむ」という係助詞があるからです。

 

(■係り結びの法則

 

 

つまり、「従はむ」というのが

 

論点(主語)なんてすね!

 

 

 

「べし」の識別

 

まず、可能かどうかを考えてから

 

あとは文脈判断です。

 

 

 

基本は、

 

「む」の場合と同様

 

主語の人称により判別していきましょう!

 

 

 

今回は、三人称「従はむ」主語なので

 

推量の意味でした。

 

ε- (´ー`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】…

 

 

 

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