・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・


生徒の満足度90%超!
大学受験の予備校で、現代文の指導をしているaikoです。

「大学の、その先」を考えた教育を提案します。

 
はじめましての方はこちらもどうぞ。
リブログ、大歓迎です。
 
・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・




子どもが生まれれば、
公文とベネッセは 必ず1度は検討する
教材だと思います。


どんな教材も使い方次第です。

なので否定したいわけではないのですが、
現代文のプロである私なら
公文の国語は 子どもに受講させません。



その最大の理由は、本文が短いこと。

本文が短いのに
「勉強してる!」という達成感はあるから
公文以上のことをしなくなってしまう。



国語の学力って、

自分にとって未知の考え方や
自分の日常に出てこない語彙に
面倒くさいと思いながらも
じっくり向き合うこと

も 含まれると私は思っています。



そしてその能力は、
たかが10行くらいの文章では
養えないのです。


ですから、
公文の国語を受講するなら
絵本の読み聞かせや
自分での読書を併用しないと
逆効果になる可能性があります。


短い文章に慣れてしまうと、
長い文章は読めなくなってしまう。

だから、逆効果、です。



星乃珈琲にこんなセットが!
お料理だと 色んなものを少しずつ食べられるのは
魅力的。



私はもともと、
早期から「問題を解く」ことには
反対です。

「問題を解いた!○だった!」
という達成感を
大人の側が味わいたいだけだと思う。


小学校中学年までは
テストとか点数とか気にしないで
じっくり本を読ませた方が良い。

多少読み違いしたって良いんです。

想像力を豊かにしたり
共感することで感情を豊かにしたり
1冊を読みきる達成感を得られたり。

テストでは味わえないことを 
たくさん学べます。



この蓄積があることと
テストで点数が取れることは
直接繋がらないこともあります。

読書好きな子が 国語のテストで点が取れるとは限らない。
「テスト」と趣味の読書は違うからです。


でもこの蓄積があると
国語はもちろん 他教科も
ある時、爆発的に学力が伸びる。



もちろん、短い文で
文章の読み方を確認することは
悪いことではありません。

でもそれは
「長い文章をじっくり読む」という経験を積んだ上になされるべきことであって、

はじめからやることではありません。









まとめると。


公文の国語を受講するなら、
同時に
読み聞かせや趣味の読書を
ある程度の量 行う必要があります。

公文は、補足的な位置付けである必要があります。


そして、「設問を解く」という行為は
受験を本格的に意識した
5年生以上で構わない。



「全然、本を読んでくれない」から、
せめて公文のような文短い文を・・・
という 消極的理由であれば
受講しても良いかもしれません。


でもちゃんと本を読む子であれば
読書体験を積んで
可能ならその際にお母様と話し合えば
学力の種まきとしては じゅうぶんで、

むしろ低学年から「解く」ことに
意識が向いてしまうのであれば、
「害」でしかありません。