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生徒の満足度90%超!
大学受験の予備校で、現代文の指導をしているaikoです。

「大学の、その先」を考えた教育を提案します。

 
はじめましての方はこちらもどうぞ。
リブログ、大歓迎です。
 
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「国語のテストで点数を取る」には、
3つの力が必要です。


まず、国語のテストには冒頭で必ず
「次の文章を読んで、後の問に答えよ。」
という一文があります。
(前書きと言って、物語だとそこへ至るあらすじの紹介があったりもします)
これ、必ずありますよね。


つまり出題者は
①まず、文章を読んでね
②その文章に関して問題を作ったから、解いてね
と 言っているわけです。



出題者は、
「読む力」と「解く力」は別だと考えている
ということになります。



実際、
「文章の意味が分からない」とか
「文章を読むのが遅くて、テスト中に最後まで読めない」とか
よくある話ですね。

これは、圧倒的に読む力が不足している結果
起こることです。

記述式問題ですと、読めていないと
何を書いて良いか分からなくて
全然点が取れなかったりする。


でも、文章の意味が分かっても
点数が取れない子もいます。

テストはゲームですから、ルールがある。
でもそのルールを知らなくて
適当に記述式の答えをまとめたり
適当に選択肢を眺めたりしても
正解を導けない。

「選択肢が全部似たように見える」
というのは、解く力が不足していることを
意味します。



ちなみに、ここで言う「解く力」は、
「選択肢を読んでから 本文を読め」とか
「最終段落に結論があるから まず最終段落から読め」とか
そういう荒唐無稽な話ではありません。
(選択肢は5つあるうち 4つは不正解なんだから、先に読んでも時間の無駄)
(最終段落に結論がある場合もあるけど、最終段落は補足のこともあるから 先に読んでも時間の無駄)


こういう馬鹿みたいなテクニックを教える先生はまだいますが、

せっかく勉強をするのだから 賢くなりたい。
大人になっても使える頭の良さが欲しい。


「選択肢がある文章」を読むのは 受験が最後ですが、
「文章」は 一生読み続けます。


なので私は「読む力」を重点的に教えます。

受験生には「こうやって解くんだよ」というのも教えますが、
基本的には読めていなければ 解けないので
最後の最後に という感じです。








これに加えて必要なのが、語彙力

例えば英文を考えてもらえば分かりやすいと思いますが、
「This is a pen.」であれば すんなり読める。
全部知っている単語だからです。

でも、知らない単語オンパレードだったら
どうなりますか。

読めない または 読むのに時間がかかります。


「漢字は書けるけれど、文章を読むのは遅い」とか
「漢字や熟語は覚えているけれど、文章の読解にどう繋がるか分からない」とか
よくあるご相談なのですが、

漢字や熟語は 意味まで覚えないと、文章の読解には応用できません。


さらに。


300語覚えて
文章読解に使えるのは
2〜3語
という印象です。

私の個人的な印象ですが、
英語の先生も「英単語300覚えて、ようやく本文で使えるのは2〜3語」と仰っていたので
言語って そうなんだと思います。


100語覚えれば、それだけ
文章が読みやすくなると 思っていませんか。


岩波書店『広辞苑』の
総収録項目数は 24万です。

たかだか100語覚えたくらいでは
劇的な変化は見込めません。 
気が遠くなりますが、コツコツやるしかない。



国語というのは
「読む力」と「解く力」と「語彙力」が
全て絡みあってはじめて
学力といえる、点が取れる。

そういう科目なのです。