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生徒の満足度90%超!
大学受験の予備校で、現代文の指導をしているaikoです。

「大学の、その先」を考えた教育を提案します。

 
はじめましての方はこちらもどうぞ。
リブログ、大歓迎です。
 
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アクティブラーニングがもてはやされ
とにかく書け!話せ!発信!
みたいな教育が喜ばれます。

それは私の勤める予備校でも例外ではなく、
高校生の授業方針に「ディベート」が
入るようになりました。

私は受講している生徒と相談の上 決めます。
予備校が、学校と同じことをしても
仕方ないですし。

最近は 学校もディベートや発表を
やらせますからね。
なら、予備校は座学で良いのではと思ったり。



もちろん「発信」は大切です。

人前で物怖じしない態度とか
はっきりと意見を言う 意思の強さとか
とてもとても 大切です。



でも。



当たり前ですが、

発信するためには
発信するネタが必要です


英作文を書こうにも、
英文法の知識がなければ 書けない。

小論文を書こうにも、
時事問題について知識や
それに対する自分の考えがなければ 書けない。

ディベートやプレゼンテーション、しかり。


学びの基本は、
インプットです。




この景色を見て、なんと表現するか。
自分のなかに語彙が無ければ
ありきたりな説明しかできません。




「記述式の問題で何を書いたら良いか分からない。どうしたら良いですか?」

という質問を よくもらいます。


勘違いも甚だしい。



記述式「だから」できない
のではありません。

そもそも本文が
読めていないのです。



本文が理解できていないから、
(=本文のインプットが出来ていないから)
何を答えたら良いのか 分からない
(=答をアウトプット出来ない)。


でもこう言う子に限って
「選択式ならできるんですけど・・・」
と 言ってくる。

それ、できてるって言わないのよ。
だから最後の2択で 間違えるのよ。

*逆に、記述式は出来るのに選択式が出来ない、という子はいます。素直ないい子なんです。だから、意地悪な大人の作った引っかけに 引っかかるんです。



タンポポの綿毛飛ばしが 
3歳の頃の、息子のブームでした。
飛ばした日は必ず、下の絵本を読みました。



息子が3歳だった頃、
「あ で始まるものなーんだ?」
的な形で アウトプットの練習を始めました。

(この質問の場合は、「雨」「あじさい」「朝顔」「あんこ」「赤」「朝」「秋」「アルパカ」など出てきます)


絵本を読んで そのままでは
インプットのみ またはインプットすらされない。


なので絵本を読みながら
アウトプットをさせることもあります。

(「バス」の絵本を読んでいて、「ば で始まるもの、他にあるー?」と聞いたりする。)


1日5回くらいは やっていたかな。
私の語彙力も問われるから、私も必死です。
小学生の今もやっていますし、
娘とは小学校受験対策としても頑張りました。




親が子どもの勉強をみるメリットとして、
インプットとアウトプットを
その子の発達にあわせて
細かく行えること
も挙げられるでしょう。


週1回でもいいから、
一緒に問題を解いて欲しい。
(解けなくても、せめて読んで欲しい)

読みながら 
知らない言葉を一緒に覚えて
注目すべき接続詞などのポイントを考えて
本文中の話題を大人の視点で掘り下げて
子どもにも 何が本文の要点なのか 話させて欲しい。
(21日の勉強会でも 詳しくお話しますね。)



これを週1回 1時間やるだけでも
全然違いますよ。
(理想は、6年生なら週2回合計3時間。他学年は、もっと。理想ですけどね。)



私の国語塾では 当たり前ですが精読します。

授業を受けて頂けば、
精読のやり方は分かると思います。

ただ、1度の授業で伝えられることは限られていますので、
何度か継続して受けて頂くことが望ましい。

学校や塾の授業だって 
継続することに意味があります。



親子で正しく精読することが最も望ましいですが、
それが無理でも
一緒に文章を読み、話し合う
ことなら 可能ではないでしょうか。



これを受験まで、毎週。

国語の学力はもちろんのこと、
もっと多くのことを得られると思います。