ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい -85ページ目

GKのステップ考~ひとつの答

「GKのステップ考」に多くのコメント・メッセージありがとうございまし
た。m(..)m
僕の検証に、多くの方からバックアップの御意見をいただけたことは自信に
つながっています。(^0^)

カーンGKやカシージャスGK・バルデスGKのような「足裏」の使い方が
「絶対的基本」とは言えないと思います。
GKコーチングの基礎を学ぶJFAのGK-C級ライセンスの中でも、触れ
られていない部分
です。
しかし、JFAのGKプロジェクトで触れられていないからといって
「不要」ではないですよね。

少し話が飛びますが、
GK-C級ライセンスで学ぶ
オーバーハンドキャッチのキーファクターは
・構えるタイミングとその姿勢
・ボールのコースにカラダを運ぶ
・ボールに寄る
・カラダの前方でボールをとらえる
・ボールをよく見る
・「1回」でボールをつかむ
・手の形
・ボールの背後に手を置く
・ボールをとらえる位置

でした。

が、GKプロジェクトが始まるズッと以前からGK育成に力を注いでいるク
ラブでは、
「多関節を連動させてボールスピードを吸収するキャッチング」
をキーファクターにかかげて、U12~U18まで徹底してコーチングして
いるというお話をうかがいました。

「スピードを吸収するキャッチング」は、GK-Cのキーファクターにはあ
りませんが、「1回でボールをつかむ」ということを実行するための
「プラスα」
と考えられると思います。

これまた話が飛んで「プレジャンプの必要性」について、指導経験の長い
GKコーチに質問したことがあります。

「あまり大きすぎるプレジャンプは予備動作としてどうかと思いますが、
 僕はプレジャンプをするなとも、しろとも言いません。
 GK自身が失敗と成功を繰り返すなかで、学んでいくものだと思います
ただ、GKが迷った時、困った時、GKコーチとしての解答は持ってお
 くべきだと思います。」


という答えをいただきました。

今回、僕が検証した「足裏&重心」はカーンGKが経験の中から生み出した
「基本姿勢」の答えなんだと思います。
「いつでも、どこにでも動き出せる姿勢」をカーンGKなりに追究したひと
つの形なんでしょう。

多くの失敗と成功から積み重ねた技術は、そのGKの持つストロングポイン
ト
になると思います。
ドイツで確立されたGKの基本に「プラスα」された「ストロングポイント」
を持つ事は、激しい競争の中で生き残っていくプロアスリートにとって不可
欠なことだと思います。

「自分で考えたことだけが自分のモノになる」
       (どなたでしたっけ?語録(^^;)

僕自身は、自分の育成するGKへの答えのひとつとして「カーンGKのスト
ロングポイント」を持っておこうと考えています。

追伸
お見舞いをいただいた皆さん、本当にありがとうございます。m(..)m
来週、最後の手術をすることになりました。
今日、ギブスをとったら、右足だけ
オジイサンの足でした。(^^;
「老化か!?」(xx)☆\(ーー;
とりいそぎ、御連絡まで

GKのステップ考~御意見

ここ数回の「GKのステップ考」
僕なりの考え・疑問に、さまざまな方からコメント・メッセージをいただき
本当にありがとうございました。m(..)m
みなさんからの貴重な御意見は、これからの僕のコーチングに活きるモノば
かりでした。

このところの僕はJリーグ・欧州リーグなどダイジェスト版をすべて録画し、
仕事が終わってから寝るまでシュートストップ時のGKの基本姿勢・足元の
様子をスローで何度も観察しています。
「どこまでシュートを見切れるか?
 どこまえ重心を崩さずに構えていられるか?」

がすごく大切なことがよく判ります。

特に「速いサイドからのクロス」に対してアングルプレーを行った時の
「速いステップの移動→基本姿勢&重心」
に、GKのコーディネーション能力の差が大きく出ますね。

ブログの「コメント」以外に、メッセージもいただきました。
その中で公開を許可いただいたメッセージを掲載させていただきます。

--------------------guestcoach wrote;--------------------------
ブログを見て、自分なりに実際にやってみたりして判ったこと。
大きなプレ動作の防止になっていることがわかりました。
特に、ぴょん吉君と呼ばれる大きなプレジャンプをしてしまう事
の抑止にはなりますね。
重心の浮き上がりもなくなります
移動をあまり伴わない細かいサイドステップだと考えれば、じっと構える
よりは、相手のプレーで自分の重心をずらされることなく我慢できるよう
な気がします(実際やってみました)
ワンタイミングでポンと構えるよりもタイミングの幅が広くなるような気
がしました(ニュアンスが伝わるかな?)
あと、構えるときにリラックスできるような感じも受けました
これを教えるかといえば、U-15では、まず今までどおりに構えること。
修正のプログラムの中で使ってみて見たいとは思っています
---------------------end----------------------------------------


-----------------------agk wrote--------------------------------
先生、こんにちは(^O^)W
さっそくお試しいただきありがとうございます。m(..)m

>>大きなプレ動作の防止
>>じっと構えるよりは、相手のプレーで自分の重心をずらされることなく
>>我慢できるような気がします(実際やってみました)
>>ワンタイミングでポンと構えるよりもタイミングの幅が広くなるような
>>気がしました
>>構えるときにリラックスできるような感じも

詳しい感覚を本当にありがとうございます。m(..)m
僕も先生の感覚のようなコトを考えています。
特に「タイミングの幅が広くなる」という点について、非常に同感です。
いいことばかりのように思うんですが、育成段階で伝えることが必要な
のかどうかということですよね。(ーー;
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--------------------guestcoach wrote;--------------------------
>いいことばかりのように思うんですが、育成段階で伝えることが必要
>なのか

必要ないと思います
まずは、足を止めることの重要性、しっかり構えて準備することの大切さ
を伝えるほうがいいと思います。
ちょっと見には上で言ってることと相反するように理解されちゃいそうで
すから
色々対応幅を広げるときや、それこそぴょん吉君などにはやってみる手は
ありますが、あまりそこに注目しすぎると、もっと大事なことをおろそか
にしちゃいそうな気がします。
ただし、
「カーンの足は動いているのに、コーチは足を止めろというのはどうし
て?」
と聞かれたときにはしっかりと答えられるようにしないといけませんが
---------------------end----------------------------------------

-----------------------agk wrote--------------------------------
先生、こんにちは(^O^)W
早々にお返事いただきありがとうございます。m(..)m

>>「カーンの足は動いているのに、コーチは足を止めろというのはどう
>>して?」
>>と聞かれたときにはしっかりと答えられるようにしないといけませんが

ちなみ、先生はどのように答えられますか?
教えていただければ幸いです。m(..)m
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--------------------guestcoach wrote;--------------------------
恐らく現場ではこういったやり取りになるのでは

足を動かすなといっても必ず足は動くんだよ。
なぜかといえば、シューターも動いているから必ずそれに対応して
キーパーも細かい修正をする必要があるからシューターの動きを注視して
ベストの準備をしようと思ったら、どんな小さなことについても対応する
ために姿勢やポジションを瞬時に修正する必要があるじゃないか
それを、意識して足を動かすほうに注意力が向かってしまうと肝心のベス
トの準備はできるだろうか
足を止めろということは、足を動かすなということではなく、次に予想さ
れるシュートに対応するために、シューターを注視しよい構えをしてシュ
ートに対応する準備をしなさいということなんだ
大事なのはシュートに対応すること
シュートを打たれる前に脚が小刻みに動いていても、シューターの動きを
本当に注視していて、その先に起こりうる現象に対して予測をして動き出す
タイミングをぎりぎりまで我慢していることのほうが素晴らしいんだ
一番大切なのは、いつでもどんなタイミングでも瞬時に対応して動き出せる
準備と、シューターのどんな動きに対しても見逃さない集中力と判断。
こっちのほうが大事なんじゃないかな

この間自分のキーパーのプレー(ゲームの中)を見たら脚は、止まってはい
ませんでした。
やはり、ちょっと小さく動いている感じでしたが、止めようと意識すること
で、重心の浮き上がりが見られないことと、ぎりぎりまでシューターを注視
できていたように思えました
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-----------------------agk wrote--------------------------------
先生、こんにちは(^O^)W
お忙しいところ、ご回答いただきありがとうございましたm(..)m

おっしゃるとおりですね。
自分がシュートストップを成功させるために必要なことはなんなのか?
それは、GKそれぞれの判断にゆだねられることですよね。(^0^)
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先生!
とても参考になる御意見をいただきありがとうございました。m(..)m
また、アップに御協力いただきありがとうございました。m(..)m

AGK~フィード

今週のAGKは
鈴木先生@加古川~兵庫 有吉先生@岡山
両先生をゲストコーチとしてお迎えし御指導いただきました。(^0^)
両先生方、お忙しいところ、遠方からの御参加ありがとうございまし
た。m(..)m

前回から取り組みだしたコーディネーショントレーニング をウォームアップ
とし、メインオーガナイズは鈴木先生にお願いしました。

テーマ:GKからのフィード

オーガナイズ①:6秒を感じてフィード

6秒を感じてフィード

1:6秒毎のコーチの合図でグラウンダーボールをフィード
2:自分で6秒をカウントして
  ①アンダーハンドスロー
  ②オーバーハンドスロー
  ③パント(ボレー)

キーファクター
ボールを出したい相手とのコミュニケーション
基本姿勢
スロー・キックの正確性


オーガナイズ②:フィードの正確性


正確なフィード

ルール
紫色のマーカー内へフィードできたら5点
赤色のマーカー内へフィードできたら3点

キーファクター
フィードの方法:スローなのか、キックなのか
スロー・キックの精度

キーファクターすべての部分について、パーフェクトなGKは少なかった
ですよね。

外から観た印象として「言われたことだけをやる」というオーガナイズへ
の取り組む姿勢に問題を感じます。

鈴木先生から与えられたオーガナイズは初体験でしたが、キーファクターは
AGKで何度も行っている基本の部分です。
お互いに修正点や良い点を伝え合って、お互いが向上していこうとする姿勢
がみられなかったのが非常に残念です。(ーー;

また、ゲストとしてみえられたコーチ、保護者の方への握手・挨拶が僕に
言われるまで気がつきませんでした。
自宅にお客様がみえられたら挨拶はしないのでしょうか?

「気がつく、気を配る、気を遣う」
GKとして当たり前に必要なハートですよね。
日頃できないことが、ゲームになって突然できるようにはなりません。
トレーニングも、気遣いも同じことです。

あらためてAGKメンバーのコミュニケーションスキルの低さを感じました。
僕の指導に大きな問題があることがわかりました。
スミマセン。m(..)m

場所が変わる、指導者が変わる、チームが変わる・・・
これからGKとして夢を追う中で、必ず「周囲の変化」はあるモノです。
「周りが変わったから」という理由で、GKとしての取り組む姿勢が変わる
ようでは、五万人の観衆の中でプレーできるGK

にはなれないと僕は思います。


自分が信じていること、正しいと思うことを

                今、精一杯やる!
それが夢をもったGKの行動だと僕は思います。

「心が変われば、行動が変わる」
「行動が変われば、習慣が変わる」
「習慣が変われば、人格が変わる」
「人格が変われば、運命が変わる」

夢の始まりはまず「心」からですよね。

GKのステップ考~その3

「GKのステップ考~その2」 で
ダイビングによるシュートストップを成功させる鍵
が、カーンGKの基本姿勢時のステップ
「小刻みな足裏の使い方」「不動の重心」
にあるんじゃないかなぁと僕は考えているというお話をしました。

いまだ「小刻みな足裏の使い方」
については、GKの基本姿勢に取り入れるか否か迷いがありますが
「ステップを踏んでいても重心が動かない」
という点についてはGKのコーディネーションの中で大切な部分だ
と思いますので、この点について、検証していきたいと思います。

GKのダイビング時の足裏の動きについて
「GKのステップ考~その2」に記載しましたが、
そこに「重心の移動」を重ねて考えていきます。

●コーディネーションが未熟なGKのダイビング

コーディネーションが未熟なダイビング

「重心」の移動が
中心→左寄り→右足上へ
となります。

●カーンGKのダイビング

カーンGKのダイビング

重心の移動は
中心→右足上へ
となります。

ステップを踏んでいても重心がカラダの中心にあるカーンGKの場合
未熟なGKに比べて、
重心がダイビングに必要最小限の距離で移動

することが判ります。

これが
ダイビングによるシュートストップを成功させる鍵
           ∥
       ①→②までの時間を短くする!
につながっているポイントのひとつと考えられます。

もうひとつ、
ステップを踏んでいても重心が不動なGKの利点があると思います。

★シューターとの距離を詰めるために前進している時
未熟なGKのように重心が左右に揺れるGKの場合、
タイミングをずらされたシュート(例えばトーキック)を撃たれると、左に
重心が寄った場合は右への反応が遅れてしまいます。

カーンGKの場合は、タイミングをずらされたシュートに対しても、
どちら
にも均等に反応できる
ので、シュートストップの確率が上がると思います。

ここで少し考え方を変えます。
「不動の重心」が「基本姿勢」つまり
「いつでもどこにでも動き出せる姿勢
作り」
において、シュートスピード・精度とも一流なFWを相手にする場合
絶対必要なポイントです。
さらに、一流FWの精度の高いシュートを防ぐためには、
ボールへの距離を
詰めてシュートコースを狭める
必要があります。
そのためには「前への移動」が必要になります。

つまり、不動の重心&移動
の両方があって、はじめて一流FWのシュートをストップする確率が上がる
ということじゃないか・・・

先日、U15GKのトレーニングで
前へのステッピング→基本姿勢→左右へのボールに足を運ぶ
を行いました。

ステップ→基本姿勢→ステップ→判断

このトレーニングの途中で、あまり具体的には話さず
「どこにでもすぐに動き出せるために、重心と足裏への体重のかけ方

を意識 してみましょう」
と話しました。

僕の言葉をそれぞれのGKがイメージしながら行った結果、数回の反復トレ
ーニングだけで、とても軽やかにしなやかにステップを踏めるようになりま
した。

また、別の効果として、構えた時に右膝が内側に折れてしまうGKが
両膝・つま先がボールに均等に向かうようになりました。
「重心&足裏」を意識すると、下半身がリラックスして動きやすくなる効果
があるのかなとも思います。

~続く

この件について、ご意見をいただけると嬉しいです。
批判、自論、予想・・・なんでも御意見いただければ助かります。
匿名の方は、メール、ブログのメッセージ機能を使っていただければと思い
ます。
お話いただけることで、僕の間違いが正されれば、不幸なGKが生まれるこ
とがなくなります。
よろしくお願いします。m(..)m

GKのステップ考~その2

「GKのステップ考」 について、コメントをいただきありがとうございま
す。m(..)m
たけだ先生@レイエスFCからのコメントにもありましたように、
足裏に関わらず、GKの基本姿勢はまだまだ奥が深いと感じています。
「小刻みな足裏」については、AGKで採用する自信が全くないです。
自分の足が治ってから、自分で試してみるしかなさそうですね。(^^;

もう少し「GKのステップ」について書いていきますので、引き続き皆様
から御指導いただければ幸いです。m(..)m

前回、やべっちFCで検証されたカーンGKの基本姿勢時のステップ
「小刻みな足裏の使い方」「不動の重心」
が、基本姿勢をとる時にすごく大切なんじゃないか?!
と僕は考えているというお話をしました。

で「なにがすごく大切」と僕が考えているか?

◎左右足裏へ交互に小刻みに体重をかけながら、重心が不動の利点
 ・小刻みなステップがシュートストップの予備動作になりステップによる
  移動が速くなる
んじゃないか?
 ・小刻みなステップが「助走」の役割を果し、ダイビングの距離・スピー
  ドが上がる
んじゃないか?
 ・ステップを踏んでいても重心の位置=カラダの中心線となっていれば
  前後左右への重心移動が均等でかつ最短距離・最短時間になるんじゃ
  ないか?

これまた随分以前に購入した本
「ベッカムのボールはなぜ曲がるのか?」
                著者:浅井武氏 斉藤健仁氏


にGKのダイビングの研究が掲載されています。

僕の読解力の無さが災いして、表現し辛いのですが、この本に書かれている
ダイビング時の「足裏の接地面」は図解すると以下のようになります。

ダイビング時の足裏


★GKから観て右側にダイビングする場合
①右足を踏み出す瞬間は左足裏に体重がかかる
②右足裏が接地してダイビング!

当然ですが、右足で踏み切るので、
左足裏にかかる体重<右足裏にかかる体重
となります。

ダイビングにおいて、レベルの高いGKほど
①→②までの時間が短い!
とこの本では結論づけられています。

①→②までの時間を短くする!
これがダイビングによるシュートストップの確率を上げる
          大きな鍵になるワケですね。

では、どうすれば①→②までの時間が短くなるのか・・・

ここにカーンGKの
左右足裏交互に体重をかけているのに
               重心が動かない

という基本姿勢(実はコーディネーションなんですが)
が関係してくるんじゃないかなぁと・・・

~続く

バルセロナ:バルデスGKも
基本姿勢の時に、その場で左右交互に小刻みにステップを踏んでいます。
バルデスGKの場合は、カーンGKより激しくステップを踏んでいます。
(大変失礼な話しですが、僕には、バルデスGKがちょっとバタバタし
 過ぎているように観えるくらい激しいです(^^;)

フリーキックに対して構えている時だけでなく、ゲームの流れの中でも同様
です。
たとえば、
縦へのスルーパスに対して反応し、前へダッシュ!
           ↓
相手がボールに触れる瞬間に、急激にストップ!
           ↓
      カラダを低くして構える!

この構えの瞬間でも、ステップを踏んでいます。

多少の差はあるものの、ヨーロッパの一流GKにみられる
基本姿勢の「足裏&重心」
は、大切なことのように思えます。

この件について、前回同様、ご意見をいただけると嬉しいです。
批判、自論、予想・・・なんでも御意見いただければ助かります。
匿名の方は、メール、ブログのメッセージ機能を使っていただければと思い
ます。
お話いただけることで、僕の間違いが正されれば、不幸なGKが生まれるこ
とがなくなります。
よろしくお願いします。m(..)m