ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい -27ページ目

Re コラプシングについて >中村さま

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--------7/25のブログ いただいたコメント-----------------------
コラプシングについて by 中村 08月02日

すいません、おしえてください。
うちのチームのGKは脇のあたりのボールに弱く1対1ではやられてしま
います。
昨年までいたGKは駆け引きから読みをしてかなり止めていたのですが、
今年のGKには読みではなく”反応”を求めています。
やられる時はいつも足が出てゴールされることが多く、コラプシングで
もわきの下を通されることが多いです。
どのようにコーチしたらよいのか悩んでいます。助けてください。

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>中村さま

ご無沙汰しております。m(..)m
いつもGKにまで細かく気を配ってコーチングしていただいて嬉しいです。

僕には先生を助けられるほどのコーチング能力はありませんので「助けて
ください」ってのは無しでお願いします。(^^;
御一緒に考えさせていただけること、様々な現場の指導者の御意見を聴かせ
ていただけることは僕にとって大切な勉強です。m(..)m

本題です。

「物体の落下速度は物体の重さによらず一定」(ガリレオ)
ということはご存知のことと思います。

自分の足を払って落下する=「コラプシング」の「ワキ」はガリレオのいう
自由落下
になります。
コラプシングの動作を開始して、おっしゃる「ワキ」が地面に到達するまでの

時間は、同じ高さのワキの位置ならトッププロでも小学生でも同じといえま

すよね。

物理的に落下までの時間を短縮する方法として「初速」がありますが、1vs
1の対応では、すでに重心を低くしているので、反応して地面に垂直に初速
を加えるのは至難だと思います。

実際に先生の現場でコラプシングで対応しているGKを観ていないので
参考にもならないと思いますが

◆手、腕、カラダを地面までの最短距離で落とすコーディネーション
◆コラプシングを開始する時間を早める
              
=反応速度を上げる
◆コラプシングを行うボールまでの距離(間合い)を長くする
               
=1vs1の間合い距離を現在より長く

これらが当該GKのコラプシングを成功させる最低限のファクターかなと
思います。

いずれも「コラプシングにこだわる」なら・・のお話です。

僕の場合、失点してしまったその場面でコラプシングが適切だったかという
ことを考えます。
コラプシングの自由落下は技術ではどうにもならない地球からの制約です
から。(^^;

1vs1の場面、スペイン:カシーリャスGKは足をスライドさせてボールを
弾きにいくことが多いです。
足をスライドさせる動きなら、重心と反応で改善できそうですよね。

さきのW杯、日本代表:川島GKは両脚を開脚して「カニ挟み」のような

対応をされていましたね。

もうひとつ、2010W杯で非常に興味深い1vs1の対応をしたのは、メキシ
コ代表:ペレスGK。

失点した場面もありますが1vs1の対応は他国にない独特な姿勢でした。
一度、ご覧下さい。(^0^)

コラプシングは重要な技術だと思いますが、1vs1の対応で足下を通過する
ボールへのストップに対して別の方法でも良いのではと思います。m(..)m

以上、なんちゃってGK当番でした。m(..)m

グラウンダーシュートをダイビングキャッチ

委託されている中学生GK:2名の早朝GK練習。

先週に引き続き

テーマ:シュートストップ

トピック:グラウンダーシュート~ダイビングキャッチ

彼らのシュートストップはトレーニング時に頻繁に映像におさめています。

グラウンダーシュートへのダイビングに関しては、ほとんどの場面で「弾いて」
「ナイスキーパー」で終わっていることが気になっていました。

グラウンダーシュートのシュートストップは難しいと思うけど、確実に両手

がとどくコースなら「キャッチ」でしょう!


グラウンダーシュートを確実にキャッチするためには

地面&両手の3点を利用します。

$ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい-3点でキャッチ

この地面&両手の3点を利用したキャッチの確実性を上げていくドリル。


膝立ちからグラウンダーシュートをシュートストップ。
$ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい-グラウンダーシュートをダイビングキャッチ

$ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい-グラウンダーシュートをダイビングキャッチ


「膝立ち」で練習するのは、上半身の使い方を身につける目的で行ってい

ます。

人間の反応の速さは「上半身>下半身」


上半身の反応に下半身の反応を近づけて、はじめて全身が連動した反応にな

ります。

しかし、上半身の反応に下半身の反応を限りなく近づけるのはなかなか難し

い。

ってことで、どちらかというと難易度が低い上半身の動きを身につけていく

段階をいれてます。

この練習の場合は、左右どちらかのグラウンダーシュートになりますが、

ドリル当初は

・シュートコースへのプレー方向(最短距離)

・シュートコースへの上半身の動かし方

・3点でキャッチ


だけにファクターを置いて練習します。

遮断機シュートストップにならないように、シュートされたボールに目線

(顔面)を合わせてダイビングするイメージ
で行います。

$ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい-グラウンダーシュートをダイビングキャッチ

ダイビングして→シュートされたボールに目線を合わせる

では遮断機のようにボールの上からアプローチする可能性が高くなると思います。

シュートされたボールに目線を合わせる→ダイビング

がイメージ的には合うと思います。

動作に切れ目があるわけではないですが

目線を下げる→踏み切って→ダイビング

のイメージでシュートに向かうことで

「キャッチできないからパワーをもって弾いた」

という、次の段階への対応にもつながっていくと思います。


で、膝立ちからグラウンダーシュートをダイビングキャッチ。

案の定、二人とも確実なキャッチができんとね。(T_T)

空中にあるボールと異なって、「両手&地面」の3点でのキャッチがなか

なか思うようにいかん
ちゃんね。

もうひとつ・・・ダイビングキャッチのミスで見逃してしまう修正点があります。

ダイビングにストレス(恐怖心)があると、一瞬、目を閉じてしまうんです。

目を閉じた一瞬でキャッチのタイミングを逃すことになります。

練習を映像にとって後でスローにするとよく判ります。

ダイビングキャッチに向かう時は、目を閉じずに最後までしっかりボール

を観ることが大切!

ここまであるレベルで成功してきたら、さらにもうひとつ要求!

ダイビングのタイミングも大切。

「速いシュートに対してタイミングが遅れてダイビング」

ってのは、すごく判りやすい修正点だけど

「遅いシュートに対してタイミングが早すぎてダイビング」

ってのも修正点だよな。

踏み切りにスピードがついた状態で早いタイミングでダイビングしてしまう

と、シュートされたボールが手がとどく範囲を超えてしまって自分のカラダの

どこかに当たってゴールインしてしまうことも多々あります。


早朝GK練習に行く時の目覚まし&モチベーションアップの一曲。

ちょっとナツメロですけど。



Last chance honey!

Last chance honey!

This is your last chance!



「This is your last training !」

自分に言い聴かせるように、念仏を唱えるように現場に向かってます。(*^^*ゞ

そしたら、今朝、右前輪がパンクですわ・・・マジすか・・(T_T)

The last chance is over...


ごめんな、俺のせい

他県におくったAGKメンバーから口惜しい報告がとどきました。

競技やから結果が評価。
競い合う中で精一杯自分を出した結果だから、力不足だったということ。
ぬるま湯にいたらわからなかった経験をさせてもらったことに感謝。m(..)m

俺はね、口惜しいってより、悔しかった。

報告をくれたGKに謝った。
そのあとも一晩中、悔しかった、後悔した。

あと10本、パーフェクトを求めて毎回練習していたら
もっと精度を求めてキックやスローを練習していたら
もっとチームを動かせるように戦術を伝えられていたら
もっと空気をよめる人間になれるように接していたら
もっと強い気持ちを持続できるように練習していたら
もっとクロスを完璧に処理できるように練習していたら
もっとアイツのポテンシャルを引き出せていたら

もっと、もっと、もっと、もっと・・・・

って考えてたら、涙でてきた。

ごめんな。俺のせいで。

力不足って、情けない。

僕はなんちゃってやし、GK当番で食ってないし、GK達のためだけに
自分の時間を100%かけられていない。

中途半端なGK当番であることは事実。

AGKで僕が関わったGK達から口惜しい報告が届くたびに、これからも
ズッと僕は謝るし、後悔すると思う。

まちがいない。

中途半端って、情けない。

自分だけの人生やったら自分に跳ね返ってくるだけやけん、のみ込んだら終
わりなんやけどね。

今はわずかながらでもGK達の人生に触れてるからね。

昨夜の悔しさ、後悔を忘れません。

ごめんな。俺のせいで。

競技と狂技

委託されている中学生GK2名の夏休み早朝GK練習が始まりました。
僕も混じって練習しています。(^^;

特に体力的なトレーニングはなく、技術の精度を上げることをテーマにして
います。
それでも、僕はヘロヘロになっておりますが・・・(*^^*ゞ

先週はグラウンダーシュートストップがテーマ。
足を運べる範囲のシュートに対して、確実に基礎技術を発揮することを
中心に行いました。

ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい-グラウンダーシュートをキャッチ

「んじゃ、グラウンダーシュートだけね」
で練習を始めると、GKはグラウンダーシュートに意識が集中します。
まぁまぁ確実に技術を発揮できる。

ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい-基本姿勢

「んじゃ、両手がとどく範囲のシュートね」

こうなるとウィークポイントが現れてきます。

一歩踏み出しやすい足が右足だと、右側のグラウンダーシュートには基本技
術を発揮できる。

でも、一歩踏み出し難い左足の方は、足裏が地面から離れない。
結局、コラプシングして処理してしまった。

ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい-コラプシング

ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい-コラプシング

とりあえずシュートは止まっているワケですが、このコーディネーションだ
と今後、左側の守備範囲は狭くなります。

一歩の踏み出しが行い難いってことは、ダイビングの踏み切りも遅れるって
ことにつながると思います。

話変わって、AGKの座学用にトッププロのGKプレーを映像編集してます。
二年前に2時間近い映像を創った時は、GKプレーの成功映像だけで編集し
ました。
今回は、あえて失点シーンも編集。

「どうすれば止められたか?防げたか?」

ここを考えるのもGK達には勉強になると思います。
セットプレー、DFの距離感、など戦術的な部分にも理解が必要になって
くると思います。

映像編集中、GKがペナルティエリアを飛び出して、キックでクリアする
場面。
解説者の方が
「GKのすばらしいポジション、判断でした。

優れたGKは1ゲームで7km移動することもあります。」
と云われました。

2010W杯を例に挙げると

GKの最大移動距離は延長戦まで戦ったゲームで約6km・・・

FPが10km以上移動することを考えると、GKの動きには特徴がある。

そんなの当たり前!

って、思うんですが・・・

でも、多くの現場では「FPと同様の体力を求めるGKトレーニング」が

なんだか多いように思います。

たとえば俗に言われる「連続プレー」
YOUTUBEなどに流れる海外のGKトレーニング映像には頻繁に出てきます。

出る方向がわかっているシュートに対して持久的な移動をしながらキャッチ
するってのは、育成年代GKにはどうなんやろって思うワケです。

「それってゲームに通用するGKのリアクションなの?」

常々、僕の頭の周りをまわっている「??????」です。

以前、U21フランス代表GKコーチ:フランクラビオ先生の研修に参加した
時、

「連続プレーはゲーム中、多くて3回。ほとんどは2回でしょう。
 ならば、4回以上の連続プレーを練習することにどのような意味があるの
 でしょう。」


とラビオ先生が問われていました。

多様性を認める文化のあるフランスだから「それは間違っている」とは言わ
れませんでしたが、フランスINFでも疑問符をつけているのは確かなことで
す。

今、中学生GKをみている僕には、

GKというポジションの特徴を無視してFPと同様のトレーニングをGKに
課す高校もある、そのような高校でも故障せず、活躍できるGKにし
ておきたい・・・


というクソみたいなくだらないバカげた気持ちがあります。

たとえば
「オマエ、12分間走で4km走れんからGKでは出られん」(ーー;

(ワケわからんしぃ!)



「オマエ、フルマラソン走れんけん、100m走に出られん」と
おんなじレベルのことじゃないですか!って思う。


でも、こういう現実に直面していくのは「この子達」なんだよね。

矛盾というか、理不尽というか・・・

悲惨な「さきゆき」のために、くだらない考えを持っている自分が情けない
です。

でも、それが育成GK達の現実なんすよね。


競技ではなく狂技。


トロとアボガド

チャレンジャーAGKは「GKを経験したい」と思えば、誰でも参加できる
ようにしています。

しかし、段階的に技術を進めているので、新年度から少し経過した最近に
参加してみると、非常に大切と考える基礎の部分が抜けたまま、その日の
テーマを経験する
ということになります。

今週のチャレンジャーAGK
テーマ:シュートストップ
トピック:ローリングダウン~カラダの側面で痛くない着地

      ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい-ローリングダウン
  
新年度から参加したチャレンジャーAGK達は、このテーマ、トピックに
至るまでに

・ポジショニング
・基本姿勢
・キャッチング

の基礎を経験しています。

シュートに対して

1:よいポジションをとれた(ポジショニング)
2:かまえた(基本姿勢)
3:コースに合わせて手の選択をした(キャッチング)

ここまでを経験してから

ポジショニング、基本姿勢もバッチリ!
でも、かまえた場所から離れたシュートをバランスを崩してでもキャッチ
するケースがある。

だから、
4:ローリングダウン
  =カラダから離れたシュートをキャッチして安全に着地する技術
   を身につける。

となると思います。

今週からチャレンジャーAGKに参加したGKは、いきなりローリングダウ
ンから
経験してしまいました。

ポジショニング、基本姿勢、キャッチングが抜けたローリングダウンという
技術は「トロの代わりにアボガド食べて満足」みたいなもの。(^^;

ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい-アボガドトロ

この差を埋めることを考えんとねぇ・・・(ーー;

ってことで、新たな企画を練ってます。
以前にこっそり実行して失敗しているんですが。(^^;

毎度のことですが、AGKは僕の失敗が糧です。(*^^*ゞ

中学生GKは夏休みに入りました。
先日、県外でのGK研修がキャンセルになった時に誓ったように

無失点でPK戦、止めてヒーロー!

を目標に明日から早朝GK練習を行うことになりました。(^0^)

仕事中、寝らんごと、今日から僕も生活を矯正します。(^^;