自分を変える走力
委託の中学生GK2名はチームでのトレーニングとは別に走力トレーニング
を加えています。
「走る」=「苦しい」ってイメージがあるけど、
・キックが正確になって飛距離が出るようになる
・素速く動けるようになる
・ダイビングの守備範囲が拡がる
・故障が減る
「自分がウマクなるために走りもある」と思えば、結構前向きに取り組める
と思います。(^0^)
僕の場合は走力トレーニングの前に
「なんで走んの?」
「どうしてこの距離なん?」
をGKに尋ねてます。
「キック、ダイビングをパワーアップするため」
「ペナルティエリアワイド側も守備範囲にするため」
念仏のように返事が返ってきます。(^^;
フランス代表:バルデスGKはゲーム前のアップでもゴール前からペナルテ
ィエリアワイドのスペースまでダッシュ、キックでクリア、バックステップ
を繰り返していたそうです。
メニューは故障しないように、飽きないように、走る場所(土、芝、アスフ
ァルト)によっても変えています。
今回は公園のアスファルトを使ったメニュー。
ダッシュ本数:合計30本
ゴールからスタート地点まではジョグ。
◆走力1
・僕が10m先のマーカー間にGK側を向いて立ちます。
・僕のターンに反応してスタート
・ゴールまでに走っている僕を抜き切ってゴールすること
・僕を抜けなければダッシュ本数にカウントしない
※ダッシュ毎にスタートの足位置を変える(基本姿勢・右足前・左足前)
◆走力2
・10m先のマーカー間からGKはバックステップ(後ろを観ない!)
・僕はバックステップしているGKの間を走り抜ける
・GKは走り抜ける僕に反応して前方へダッシュ。
・ゴールまでに走っている僕を抜き切ってゴールすること
・僕を抜けなければダッシュ本数にカウントしない
前を走る僕を抜かないとトレーニングに終わりがないので、二人とも流す
ことなく走ってます。
気になっているのが走る二人のシューズ。
二人ともフットサルシューズで走るんで、ダッシュが終わると足裏や足首が
痛い様子。(ーー;
フットボーラーがフットを大事にせんでどげんすっとね!?
ってことで、二人に走力トレーニング用のシューズを買いました。
まぁ、出世したら僕に「レアメタルの雪駄」を買ってくれるやろ。
アシックス ライトレーサーHS
僕も二人と走力トレーニングをする時に履いています。(^0^)
ダッシュはもちろん、ロングラン、ウォーミングアップにも使えるシューズ
です。
マラソンシューズのようにソールが薄くないので、足首や膝を痛める
心配もありません。
僕は同じような機能、重量の別メーカーのシューズもひとつもっています。
このシューズ、長距離はエエんですが、母指球に力が入る坂道ダッシュを
すると中敷きがカカト側から抜け出てきます。(^^;
アシックスは坂道ダッシュでも全く問題ありませんでした。
とんでもない坂でのダッシュも予定していますので、アシックスを選びまし
た。
僕はアシックスのクセ者ではありません。m(..)m
ええモンはええ・・・ってことです。
今日はGKプレーの映像編集について、尊敬しているGKコーチの
おひとりとお話する機会がありました。
いつもいつも心の底からGK達の事を考えておられて、その一直線の
情熱に感動するんだよね。
金とか、立場とか、地位とか、全く気にしいへん人。
チームも地域も関係ない、ただただGKのためにできることを真心で
考えて、行動してるんやね。
僕が日頃御世話になっているGKコーチの先達はこんな人が多い。
愚直っていう感じ。
ちょっと曲がった僕は、皆さんに向き合う時、覚悟を決めて
「真っ直ぐになっとけよ!>俺」と思う。
いつも話しているだけで、応援してもらっているような気持ちになる
から不思議やね。
なんか明るいモノ、輝いているモノをもらってるようなね。
希望っていうんかな・・
そんな気持ちになるんよね。
話しているだけなんやけどね。
いつでも、どこにでも
日焼けした首が異常に痛む今日この頃。(T_T)
ハイネックのGKシャツが欲しい!
先週のチャレンジャーAGK
テーマは「基本姿勢&キャッチング」
前回までは「ポジショニング」
とりあえず、ポジショニングさえ良ければ、シュートストップの確率は上が
る。
チャレンジャーAGKにはピンチGK(ピンチヒッターじゃなくて(^^;)も
いるからね。
さて、今回とりあげたテーマ「基本姿勢」「キャッチング」はGKコーチラ
イセンスにおいては、それぞれ独立したテーマでコーチングするように
指導されています。
僕も以前はそれぞれ独立したテーマで伝えてたんだよね。
自分の中の不思議とか、疑問とか、なによりGK達の僕に対するリアクショ
ンから、現在はこんな形の伝え方になっています。
自分でも鬱陶しいほど
いつでもどこにでも動き出せる姿勢とは??
にこだわっているからと思います。(^^;
今回のW杯でも、手の位置が下過ぎて反応が遅れて失点したGKがいまし
た。
世界レベルであっても「基本姿勢」は追求すべきテーマなんじゃないか
と思いました。
まぁまた、しばらく時間と現場での経験を重ねると伝え方は変わるんだろう
と思います。(*^^*ゞ
さぁ、チャレンジャーAGKのスタート!
基本姿勢を伝える前に、GK達に尋ねます。
AGK「シュートはキャッチした方がいい?弾く方がいい?」
「キャッチした方がいい!」
AGK「なんで?」
「もうシュートされない!」
「すぐに攻撃にいける!」
ほとんど間髪を入れずに答が返ってくるのがスゴク嬉しい。(^0^)
自分の意見を言うことは当たり前!
もし、みんなと意見が異なっていたとしても、異なる意見が言えた視点、
心の強さが素晴らしいと思う。
黙って他人に頼るヤツにGKはやれないと僕は思う。
AGK「おしっ!んじゃ、二人一組!
ダイビングしないで両手がとどく場所に投げて!
正面ばかりじゃなくて、上下左右にね。
どこに投げるか予測できないように投げてください。」
手で配球する時の二人一組の間隔はゴール幅にしてます。
・中学生以上は7m
・小学生以下は5m
配球役、GK役、二人の間隔が
近過ぎるとGK役がリアクションを起こせません
遠過ぎると素速いリアクションが必要なかったり、届かなかったり。
いろいろな年代のGKを観てきて、手で配球する時の二人の距離を設定し
てます。
手の配球は必ずアンダーアームスロー。
そして左右それぞれ片手を使って投げる。
非利き手の配球は、配球役が巧く投げられない分、GK役は予測できない
という利点があります。
どこへ飛んでくるか判らないボールを予測せずキャッチすることにトライ
していると、経験に関わらず自分の基本姿勢を創り始めていきます。
両手が届く範囲のシュートをキャッチするためにはどうすればいいか?
それぞれのGKの解がそこにはあります。
イコール
その中に、そのGKのストロングポイント、ウィークポイント、悪しき習慣も
みえてきます。
僕の場合、この時点で各GKの基本姿勢の中でのストロングポイント、ウィ
ークポイントをひとつづつ憶えておきます。
たくさんあっても憶えられないので・・・(*^^*ゞ
僕自身はグラウンダーシュートをアンダーハンドキャッチが超苦手。(^^;
AGKが終わった後、照明が落ちるまでのわずかな時間も中学生GKに
ボールを蹴ってもらって練習してます。
基本姿勢からカラダを伸ばすのは比較的簡単やけど、素速くカラダを
落とすのが難しいっちゃんね。(ーー;
手が間に合わんし、重心が後ろにいってしまうっちゃんねぇ。
つづく
~AGKのつぶやき~
「試合で負けた」いうことは「試し合いで負けた」いうことやけん
「自分より相手の方が優れとった」いうことやんね。
「運やった」とか「紙一重やった」とか・・・
そんな言葉は見苦しいし、自分に卑怯やし、自分に負けとぉ
と思う。
結局は、いままでやってきた練習、トレーニングの質、量、考え方
全部負けとぉ!
いうことやんね。
自分も過去も全部変えるつもりで取り組まなツマランと思う。
基本姿勢は空か?!
経験を重ねれば重ねるほど、脳には情報がインプットされて、予測の精度が
上がってくると思います。
両足を地面につけ、重心を垂直におろし、手の位置にも気をつけ、
いつでもどこにでも動き出せる姿勢=かまえ
をつくっているようにみえる。
でも、経験予測が重心をわずかに移動させてしまって、そのGKなら
十二分に止められるコース、スピードのシュートがゴールしてしまう。
距離にもよるけれど、
予測しないで、シュートストップに向かえば簡単に止められたはず・・・
今回のW杯でもよくみかける光景です。
レアルマドリードvsマラガ
レアル:ファンデルファールト選手の反転しながらのシュートに対する
マラガGKの対応。
外観上はまったく基本どおりの姿勢でシュートに対して準備できていま
す。
両足をできるだけ地面から離さないように移動して、重心も垂直にある
ようにみえます。
が、マラガGKにとってはまったく簡単なシュートがゴールインしていき
ます。
観てる人には判りませんが、わずかに重心が右側に寄っていたのでしょ
う。
予測して重心を移動させていた方向へシュートが来たから止められたのか、
シュートに対して反応して止めたのか
ここが見極められないと、GKを修正していくことはできないと思います。
本当にいつでもどこにでも動き出せる姿勢なのか・・・
そこには、今までの経験にしばられない「無」のメンタルも必要かと思い
ます。
AGKのような育成年代では「ボールに対してリアクションする」を優先
していくべきやなぁと思っています。
是故空中
無色無受想行識
無眼耳鼻舌身意
無色声香味触法、
無眼界及至無意識界
僕に信心はありませんが「空」という精神哲学はGKに通じるところが
あるなぁと思います。
2010W杯 動かない
W杯が始まり、毎日のようにさまざまなGKコーチからお話をうかがえて
スゴク勉強になっています。(^0^)
数々のお話の中で印象に残っている事をひとつ。
「失点して当たり前の場面なら、動かないGKを選択して欲しい」
この言葉をいただきました。
W杯グループリーグは、守備的にゲームを進めるチームが多く、余裕のフリ
ーでGKと1vs1になる場面は少ないですが、距離的にゴール間近の一瞬
GKと1vs1になる場面はあります。
ここで、
・キッカーのキックより先に動き出すGK
・動かないGK
に分かれています。
で、失点しているGKのほとんどが「先に動き出すGK」
これらの失点をよく観ると動かなければGKのカラダのどこかに当たって
いただろうと思われるシュートばかりです。
1vs1でGKがキッカーに近づかなければ、圧倒的にキッカー優位になります。
当たり前のことですが、ポジションを前進させ、キッカーに近づくとシュー
トコースは狭まります。
ここで動くか、動かないか・・・
GKがいいポジションから前進してこられると、GKが思っている以上に
キッカーはプレッシャーを感じていると思います。
GKとの1vs1・・・FP断然優位!得点して当たり前!
W杯のような国の威信をかけて戦う大会では、決めなければ
「一家で夜逃げ」なんて、家族の顔が浮かぶでしょう。
図Bのように、いいポジションをとったGKが動かなければ、GKを避けて
ゴールを狙うために針の穴を通すような正確なキックが必要になります。
さきに動いてしまうと・・・
シュートコースはFPの前に拓けます。
キッカーは海を割ったモーゼのような気分でシュートを撃てます。
デンマークvsオランダ
オランダの2点目
デンマーク:ソーレンセンGKの対応。
完璧なポジションから線をひいたようにFPに向かって前進!
相手が蹴るまで動かず、蹴られた瞬間に左手で反応。
わずかに触れたボールはゴールを外れ、ゴールポストへ。
パーフェクトでした。(^0^)
デンマークDF:No3
GKが出たゴールを全力でカバーする意識があれば(ーー;
GKとDFの連携の鉄則が守られていれば失点は無かったと思います。
日本vsカメルーン
カメルーンGKがデンマーク:ソーレンセンGKと同じレベルだった
ら・・・
「たら」の話しは、北海道の話しですが。(^^;
FPvsGK 1vs1
ベンチ、チームメイト、観客・・・ほとんどはゴールを想像します。
まさにゴールされて当たり前の場面。
GKとしては、どんなにFP優位であっても失点したくない!
なんとかモガキたい!
アクションをおこしたいところです。
動かないGKになろうと思っても、動いてしまうGK。
僕も含めて、AGKのGK達にもよくあります。(^^;
「奪いたい気持ちが焦りにつながる」ということもありますが
「ポジショニングに自信が無い」ということもあると思います。
ポジショニングに自信がないと
「空いているコースをみつけらるんじゃないか」
不安になるんですね。
その不安を打ち消すために行動を起こしてしまう=動いてしまう
指導者は「なぜGKはさきに動いてしまったか」をよみとって修正していか
ないと、1vs1で勝てるGKは育っていかないと思います。
W杯、世界最高峰の技術をもったフットボーラーでさえ、動かないGKを
撃ち破るのは至難です。
ポジショニングを極め、
シュートコースを狭めるように前進し、
動かないことを選べば、
高い確率でGKが1vs1を制すると思います。
失点して当たり前の場面なら、動かないGKを選択する
W杯が証明してくれています。
2010W杯 グラウンダーシュート
2010W杯 イングランドvsUSA
物議になっているイングランドの失点。
この場面、イングランドGKのかまえた姿勢からボールが手に触れるまでの動作が気になっています。
日本で放映された映像ではシュートを後逸した場面だけがクローズアップ
されているので気がつきにくいですが、ゲームの流れの中でのイングランドGKの映像を観るとよく判ります。
かまえた姿勢から一度両手を胸に引きつけてからボールに向かって下ろして
いきます。
僕のようなナンチャッテGK当番がイングランド代表GKをサンプルにする
のはとんでもなく失礼なことです。m(..)m
本当に申し訳ないです!m(..)m
「あなたは優秀なGKを前に、その意見を云えますか?」
以前に、とある研修でドイツGKのプレーに意見した時、上級コーチに
このような事を尋ねられたことがあります。
申し訳ないですが、僕は相手が誰であろうと自分の思うことは云ってしま
います。(^^;
ただし、高飛車で聴く耳をもたない方には、この限りではありませんが。(^^;
まぁ、イングランドGKがこのブログを観ることもないし・・・(*^^*ゞ
さて、AGKでは、この②の動作を「プレーを遅らせるロス動作」と伝え
ています。
この場面、ロスなく腕を動かせば、もっと自分より前方でボールに触れられ
たと思います。
また、この時、イングランドGKは左膝から左スネを地面に固定していま
した。
ホームグランドではなく、ボールも評判の高いジャブラニ。
イレギュラーバウンド、ハンブルした事を考えると、非プレー方向の膝を
地面に固定するのはどうなのか・・・
◆Common Fault
Placing the knee too firmly on the ground,makes the goalkeeper
static as he can no longer maneuver if the ball takes a bad hop,
changes direction or rebounds.
実際、キャッチングに失敗し、後逸したボールを追いかける時、一番重要
な地面を蹴れる後ろ足(この場合は左足)が全く地面からの反力を得るこ
とができませんでした。
こういう場面を観ていると
習慣化された基本が大切!
と感じます。
ゴールデンエイジのGK育成・・・繊細、器用、熟練した日本GK。
世界に出る日本GKは!?