2021年10月に観た映画個人的ランキング

さて、2021年10月に観た映画の個人的なオススメランキングを発表します。10月は9本でした。まあまあ観ましたが、またしても今年100本行けるのか、って感じになってきましたね。

恒例ですが、この個人的なランキングのスタンスについて。ここではものすごく偉そうに色々語りますが、もちろん僕個人の一意見なので、気に入らなければ無視してくださって結構です。創作の苦しみはわかりますし、それを後から色々言うのは簡単なこと。当たり前ですが、制作者より批評家が偉いなんてことはありません。それがわかった上で、でも自分の意見を忌憚なく言わせていただいた方が、読む方には参考になるかと思うので、書いています。まぁ、言いたい放題言っているだけなんですけどね。

では、ブログトップにも書いてますが、僕の好みについて一応おさらい。

・アートよりの作品よりもエンタメ系の方が好き
・好きなジャンルはファンタジーやコメディ、ラブロマンスで、ホラーはほとんど観ない
・邦画よりも洋画、しかもハリウッドのドンパチの方が静かなものよりも好きな傾向

・☆の基準
☆☆☆☆☆（すごい面白かった！おすすめ！）
☆☆☆☆（おすすめできる。もう一度観たい！）
☆☆☆（普通に面白かった。観て損はしない）
☆☆（1000円ならまだ許すかもしれないけど）
☆（クソ映画。観終わって怒りがこみ上げるレベル）
☆0（公開する意味がわからない）

では、お待たせしました！今月のランキングいってみます！
一応一言感想コメント書いてます。

☆☆☆☆☆

1位「空白」

いや、すごかったです。本当に。テーマの重さに負けず、観て良かったと心から思う一作でした。先月の1位にした「リョーマ！」は狙っているのかわからない絶妙な完成度の低さがめちゃくちゃ面白いところにはまっているという作品でしたが、今作は緻密な計算と役者の演技の上に成り立っているマトモな良作でした。こういうどストレートにクオリティが高い作品を作ってくれるのは嬉しいですね。「リョーマ！」みたいなのももちろん好きだけど。考えさせられるし、笑っちゃうし、泣いちゃうし。もう、吉田監督映画作るのうますぎかよ。

☆☆☆☆

2位「オールド」

10月に☆4つ以上をつけた作品が今作と「空白」のみだったんですね。なんか割と観ていた印象だったので意外でした。で、今作もギリギリ☆4つという感じだったので、いかに「空白」がぶっちぎっていたかがわかります。今作は設定が良すぎてちょっと期待しすぎてしまった印象でした。あと、登場人物の動きが微妙に納得できなかった。でもその欠点を補ってあまりある設定の面白さとドキドキ感がある一作です。

☆☆☆

3位「DUNE デューン　砂の惑星」

本当は☆4つでもいいくらい映像もすごかったし面白かったんですが、あまりにも「前編」って感じが強すぎて評価が下がった一作です。1本の映画って感じが全くなくて、回収されない伏線が多かったのが気になっちゃったんですよね。多分次観る時忘れているし。というわけで僕の中で下がってしまいましたが、普通に面白いです。

4位「ブライズ・スピリット　夫をシェアしたくはありません！」

雰囲気があって好きな一作でした。もっと現在に合ったコメディタッチで作れば良かったのに、と少し思ったところはありましたが、楽しかったです。そんなにわざわざ見に行かないけどアイラ・フィッシャー好きなんですよね。

5位「殺人鬼から逃げる夜」

設定がすごく面白いし、盛り上げ方も上手いんだけど、登場人物が展開のために動いちゃうというダメ脚本の典型みたいなことをしちゃっているので、自分の中で評価が下がってしまった作品。でも、ハラハラドキドキはすごくするし、監督の次回作が気になるところです。

☆☆
6位「マスカレード・ナイト」

前作と比べてしまったから評価が厳しくなっている気もしますが、ちょっと雑だった印象でした。でもこれは映画の問題というより、原作に問題があったのでは……？と思ってしまう内容でしたね。相変わらず主役の2人は魅力的だし、次があればまた観たいとは思います。

7位「レミニセンス」

映像とか設定とか良かったのに、物語のスケールが小さすぎて残念でした。大作っぽい感じを前面に押し出していたプロモーションも逆効果だったと思います。行方不明の女性を探すというのが大して広がらず、期待した分肩透かしを食ってしまった感じでした。

8位「二人小町」

とにかくテンポが悪く、物語に全く入り込めませんでした。脚本も支離滅裂だし、映画のクオリティが低いな、という印象でした。単純な出来で言えば「夜光」と争う低レベルだったと感じています。

☆

9位「ロン　僕のポンコツ・ボット」