前回のフォーミング(形成期)に続き、第2ステージの『ストーミング(混乱期)』について。



ストーミング(混乱期)は、その言葉通り、チーム内で自己主張や意見のぶつかり合いが起きている状態のことを言います。
これも特徴的な状態がありますので、その中でも5つの状態を紹介します。



〔1〕
解決に向けての意見、アイデアの表出が見られます。
上司、同僚、部下と忌憚のない意見交換をしている状態です。
どうやったらうまくいくか、何をすれば解決できるか、偏ったやり方や戦略など解決のための技術論や方法論に話題が集中します。
しかし、アイデアは出るが、意思決定がされず、根拠無くアイデアが実行に移されることも頻発します。


〔2〕
メンバーに独立心や自立心のような感情が芽生えます。
「できるわけない」「だったらすればいいじゃない」などの否定的な意見から「自分だったらこうする」といった意思表示が現れる状況が見られます。


〔3〕
エネルギーがチーム内部の競争に向けられます。
権力やポジションを巡る争いに力が注がれるのも特徴です。
何をするかよりも、誰が言ったかにチーム全体の方向性が左右されます。年齢、職位、所属している組織の規模、社内での派閥、学歴、職歴などでメンバーを序列化する傾向も見られます。


〔4〕
影響力の大きいリーダーが自然発生的に現れ、強引なリーダーシップが発揮されます。
声の大きいメンバーの考えが口数が少なく自己表現が苦手なメンバーよりも実行に移されたりする状態です。


〔5〕
ビジョンが曖昧。共有もされていないのも典型的な特徴です。
チームの理想像は、まだ形になっておらず、個人の希望が渦巻いていることが多い状態です。
一応、形式として理念やビジョンはあるのですが、自分には関係ないと思っているメンバーが目立っています。




まあ、あまり良い状態には見えないと思いますが、チームが成長・発達するうえで必然のプロセスなのです。

私としては、各自が自分の意見を言える環境にあることは、すばらしいことだと思いますけどね^^
タックマン理論については、以前紹介した通りですが、今回は、その中の第一段階『フォーミング(形成期)』について、もう少しご紹介します。



チームがまとまっていない状況であれば、第一段階の形成期なのか第二段階の混乱期なのかが、よくわからない時が多いのではないでしょうか。

そこで、フォーミング(形成期)の特徴を5つあげますので、参考にして下さい。


[1]
上司、同僚、部下のことを十分に理解できていない状態。
性格や特徴、強み弱みなどがわからないため、何をどこまで話していいかわからない。


[2]
上司、同僚、部下への依存度が高い。
メンバーの主体性が低く「誰かがやってくれるだろう」という状態。責任を負うのを嫌がっているとも言えます。


[3]
仕事へのエネルギーが内向的になっている状態。
他者、他部署への意識はあるが、行動に移していないのも当てはまります。


[4]
メンバーはリーダーの指示待ちの状態。
意思、行動決定、価値判断は「リーダーがすべきもの」という考えをメンバーが持っているのならば、フォーミングの段階です。


[5]
不安や緊張感がある状態。
「うまくいかなかったら」「失敗したら」という不安感。表情や言葉使いがよそよそしいのもその一例です。



すべて当てはまらなくても、当てはまる項目が多いほど、フォーミングの段階にあるといえます。



チーム期間が長い短いではなく、状態がどうなのかをしっかりと見極めた上で、対応を考えていきましょう。





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あくまで参考というかたちでご紹介。


『タックマンモデル』


チームビルディングを進めるためのひとつの有名な理論です。

この理論は、知っている人も多いと思いますが、ちょうど10月から多くの企業で下期が始まり、新しいチームが発足する時期でもありますので、改めて取り上げてみようと思いました。



タックマンモデルとは、発達段階理論であり、大きく4つの段階にチームの成長が分けられるとしています。



■第1ステージ:「フォーミング」(形成期)

共通の目的、目標のもとに結成されたチームですが、最初はお互いをよく知らず、様子を見ている状態です。


■第2ステージ:「ストーミング」(混乱期)

やがて、コミュニケーションが増え、本音が言える状態になると、積極的に自己主張が始まり、意見がぶつかったりして対立や衝突が起こります。


■第3ステージ:「ノーミング」(規範期)

次第にラチがあかないことに気づき、各個人の役割りやチームのルールが明確になって、目的や目標を設定するようになります。


■第4ステージ:「トランスフォーミング」(達成期)

チームの成功体験が共有され、チームに対する自信が生まれます。
そして、チームの能力が発揮され、成果が生まれるのです。






そして、最後に忘れてはならないのは、チームには解散があるということです。
今、上手くいっているチームは心地よいものですが、更なる高みを目指すためには、スクラップアンドビルドをくり返す必要も出てくるのです。

上手くいっているチームのリーダーを変える。
これにより、最初は形成、混乱をまた迎えることになるかもしれません、しかし、以前のリーダーは、別のフィールドで成長し、チームを託された新しいリーダーは、チームの問題を解決しながら成長するのです。


ずっと同じチームメンバーだったらこうはいかないですよね^^


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先日、若手社員と定時後に社内研修について話をしていたら、予想していた内容とは違った意外なことを希望していることがわかりました。




多くの企業が問題視するコミュニケーションギャップについて、当社も同様に問題視しているのですが、人事教育本部というスタンスで、どのようにしてコミュニケーションの問題を解決していくかを考えたとき、やはり「制度」と「研修」という側面から考えていくのがいいだろうと思い、まずは社内へのヒアリングを始めることにしました。

で、今回たまたま別件で若手社員と話をしているときに、「もし研修をするとしたらどんなことをしてほしい?」という質問をしてみたのです。




自分が予想していた回答は、「JAVAについてもっと勉強したい」「DBのことがもっと知りたい」などの技術的な研修を希望していると思っていたのですが、それとはまったく違う内容の答えが返ってきました。



それは・・・・「先輩たちの話が聴きたい」・・・とのこと。




つまり、「今までどのような経験をしてきたのか?」「成功は?」「失敗は?」「それをどう解決したの?」「これからどうして行こうと考えているのか?」などなど。




あっ!こいつらは、知りたいんだ!寂しいんだ!




コミュニケーションギャップという状況は、若手が冷めているから起きているのではなく、(少なくとも当社では)仕事以外での対話が少ないから起きていることがわかりました。

もちろん、自分から行動しろよという意見もあり、それは正しいと思いますが、「自分から動け!!」と口うるさく言っても何も変わらないと思います。


それよりも何かに気づいてもらえるような環境を用意して、自らスイッチを入れるようにできたら。


それを「研修」というツールの中でやっていきたい。



一人ひとりは、素晴らしい力を持っています。
それを組織というところにもって行くと、その素晴らしい力が無くなってしまったり、逆に大きくなったりするのです。


一人ひとりの力を大きくできる組織づくりを目指し、「研修」というよりも「機会」という場づくりをしていこうと決めました。




以上^^

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