経営者が成果をあげるには、近ごろの意味でのリーダーである必要はない。

私がこれまで会ったCEOのほとんどが、いわゆるリーダータイプではない人だった。

彼らが成果をあげたのは、8つのことを習慣化していたからだった。







P・F・ドラッカー「経営者の条件」より


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


8つの条件とは何か。


1.なされるべきことを考えること

「なされるべき」ことであり「なしたい」ことではありません。

2.組織のことを考えること

ここでいう組織とは、社会の公器としての組織のことです。

3.アクションプランをつくること

4.意思決定を行なうこと

5.コミュニケーションを行なうこと

特にアクションプランについて、コミュニケーションを行なう重要性をドラッカーは訴えています。

6.機会に焦点を合わせること

問題の処理はいかに重大であっても、成果をもたらすわけではない。成果は機会がもたらす。

7.会議の生産性を上げること

人は、会議に出ているか、仕事をしているかである。会議に出ていたのでは、仕事はできない。

8.「私は」ではなく「われわれは」を考えること






ドラッカーは、上記の言葉に続けてこう言っています。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


成果をあげるには、性格、強み、弱み、価値観、信条はいかようであってもよい。

なされるべきことをなすだけでよい。

成果をあげることは、習慣である。

したがって、他の習慣と同じように身につけることのできるものである。

そして身につけなければならないものである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




心に刻む価値のある言葉です。

パーセプションギャップ = 認識上のズレ





このパーセプションギャップが、現在の大学卒業生の就職難を招いている要因と言われています。


この数年、就職することが凄く難しくなり、約10年前の就職氷河期を超える状況にまでなってしまいました。

しかし、リクルートワークス研究所の調査によると、2011年3月卒の求人総数は、58万2000人。これに対して、大学卒業生の就職希望者は、45万6000人。

この結果だけでも、何か見えてくるような気になりませんか。


次に企業規模別の求人倍率をみると、従業員数5000人以上の大企業は0.47、1000人以上では0.63となっています。逆に300人未満の企業はというと4.41となります。

おわかりの通り、大企業では買い手市場ですが、中小企業では売り手市場なのです。


つまり、全体では卒業生よりも募集人数のほうが多いのにもかかわらず、就職難になっているのは、いかに皆が限られた大企業だけを志望しているかがわかります。



さらに、大学卒業生の数が増加していることも注目しなければいけない。
この数年で就職率は下がっているものの、就職者の数には大きな変化がありません。

つまり、大学卒業生の就職希望者が増加しているため、就職者数に変化がないにも関わらず、就職できない人が多く出て来てしまっている。結果、就職率の低下という大学教育のマス化がもたらしたマイナス面につながっているのではないでしょうか。



大学生だけでなく、大学生を持つ親もこの状況を正しく理解していないので、認識がズレたまま就職を考えてしまい、大企業中心・ホワイトカラー中心の職業選択をしてしまうのだと思います。


大企業を目指すこと自体は悪いことではありませんが、認識がズレていることに気づかず、不況のせいだけにはしないようにしましょう。


もちろん企業もその状況を理解した活動をしなければと誓っておりますニコニコ




iPhoneからの投稿

ソクラテス(前469~399)



私が、ソクラテスと聞くと、まず思いつくのが『無知の知』です。

今日のランチ時に営業の先輩と同僚3人で話をしている時に、なぜかその話題になったので、改めて調べました。



ある日、凡人であったソクラテスは、自分が一番の知者であるお告げが出たと知り、それを確かめるべく、当時の知者と呼ばれている人たち(ソフィスト)に質問して回りました。

その結果わかったのが、彼らは知ったかぶりをしているだけで、すぐに答えに窮してしまうということでした。

そんなソフィスト達よりも、何も知らないと自認している分だけ自分の方が知者であると気づいたのです。

そして、ソクラテスは真理や物事の本質を知ることの大切さを訴えるために、人をつかまえては質問をするようになったようです。

このやり方を「問答法」と呼びます。




てなことを調べた結果わかったのは、ただ単にソクラテスは気になることを臆せずに質問しただけということ。


しかし、この質問という行動は、なかなかできている人は少ないのではないでしょうか。



新しい情報を入手するにも、納得する回答を得るにも黙ってたら何も得ることはできません。

知ったかぶりをせずに、勇気を出して質問をしていきましょう(と、自分に言い聞かせてます^^)。



iPhoneからの投稿

集団でアイデア出しをする際に、よく使われるのがブレーンストーミングです。

ブレーンストーミングにはなんでも言っていいという「自由」を感じさせるイメージがありますが、ブレーンストーミングにも絶対に守らなければならない鉄の掟があります。

ちょっと言い過ぎましたが、守るべきルールはちゃんとあって、これが守られている時と守られていない時では、結果が大きく変わってきます。


そのルールが以下の4つです。


ルール1. 他人の発言を批判しない

ルール2. 自由奔放な発言を歓迎する(夢物語でも構わない)

ルール3. 質より量を求める

ルール4. 他人のアイデアに便乗する



この4つのルールが守られている時は、魔法のようにアイデアが出てきます。

しかし現実問題として、このルールが守られていないことが多いのです。


特にルール1.が多いと聞きます。

上下関係がある会議では、上司は我慢しましょう^^


そして、ルール3.。

カッコつけないで、バカみたいな意見・アイデアでも思いついたらバンバン言っちゃいましょう。

そこから新しいアイデアに繫がることもあるかもしれません。



ブレーンストーミングをする機会って職種によっては、なかなか無いかもしれませんが、このルールは一般の会議にも応用できると思いますので、ぜひ生かして下さい。




iPhoneからの投稿


報告と手続きは道具である。

だがこれほど誤って使われ、害をもたらしているものはない。

それらは、誤った使い方をされるとき、道具ではなく支配者となる。



P・F・ドラッカー 『現代の経営』より


-------------------------------------------------------------


多かれ少なかれ、どの企業にもある問題を指摘しています。

上記の言葉が伝えたかったことは、手続きは、何を成すべきかが規定されておらず、社内の手続きを規範とみなしてしまう過ちのことだと思われます。

なぜこの手続きがあるのかという本質を理解し、この手続きは(ビジネス環境が変化しているにも関わらず)必要なのかを定期的に検証している組織はあまりにも少ない。




さらに報告というものは、少し間違った使い方をすると凶器にもなります。

成熟しきった(停滞した)企業の内部抗争的な問題でよく聞くのが、歪んだ報告をすることによって、誰かを貶めることもあるそうです。

学校などのイジメも同じようなもので、だれかの歪んだ報告(ここでは、報告というよりも噂ですけど)により、イジメに繋がったりもするんじゃないでしょうか。




歪んだ報告と言っても、意図的とは限りませんので、少なくとも報告を受ける人が「事実」を見極める能力をしっかりと身につけておく必要があります。


報告は大事ですが、人を傷つけ、時には人生を狂わせる事に繋がるかもしれないため、十分に注意して発言するようにしましょう。