African news -アフリカの国々のニュースをピックアップ-
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

ウガンダで石油の生産開始

ウガンダで今年石油の生産を開始すると、同国のアルバートリフト盆地での石油開発の契約を結んでいる英Tullow社 が発表した。


当面は電力供給のために少量の原油を産出し始める予定であり、一日に数百バレルを予定しているが、徐々に産出量を拡大していくと、同社のウガンダ担当マネージャーは説明する。


また、石油産出と合せて、発電量を増やす計画である。実際に、Buseruka 準郡のKabaaleでは、ガス発電所の建設が進められており、来年には50メガワットの発電を開始すると、同氏は話す。


また、政府は、同準郡に製油所の建設を行うことを計画している。


Tullow社は2001年以来すでに8億ドル以上を同地での石油とガスの発掘に投資していると伝えられており、38試掘のうち37地点で石油が発見された、同地での豊かな石油の埋蔵量に満足している。


同社はすでに約10億バレルの石油を発見したと伝えているが、専門家は25億バレルまで増える可能性があると予想する。


今後、Tullow社はTotal社、CNOOC社とともに、同地での油田開発を行う。


(出典)
Uganda: Nation to begin oil production this year, says Tullow, The monitor, 4 June 2011
http://allafrica.com/stories/201106040052.html

マラウィ:英国の援助凍結で保健セクターにダメージ

マラウィの最大の支援機関である英国開発庁(DFID)が援助の凍結を決定したことから、マラウィの保健セクターはこれまでにない大きな後退を余儀なくされている。


英国はマラウィに年間1.22億ドルの支援をしており、このうちの4900万ドルは同国の保健分野に支出されてきた。しかし、DFIDは今年6月に終了する6年間の支援スキームを更新しないことを発表した。


これは、4月に英国大使が「マラウィ大統領は独裁的で狭量」と批判していたことが漏洩し、マラウィ政府が同大使を国外追放したことによるものである。


マラウィの保健セクターはほぼ海外からの支援に頼っており、薬のコストの90%は海外からの支援で賄われている。「DFIDの支援凍結で大きな苦難に直面するだろう」と、関係者は話す。実際、マラウィでは自分たちで薬を買う財源がどこにもないのだから。これまでDFIDの支援で改善されてきた保健サービスも後退し始めている。


しかし、この支援凍結以前から、そもそもマラウィでは医薬品不足が起きていた。エイズの治療薬(ARV)は世界エイズ結核マラリア対策基金による全面的な支援を受けて、HIV陽性者に配られるようになっていたはずだが、実際には国内での配布網の悪さから、十分に行き渡らない地域もあった。DFIDによる支援凍結は事態をさらに悪くするだけでなく、医療関係者の士気の低下も招くのではないかと懸念される。


DFIDはIRINの取材に対して、援助を含めてマラウィとの関係の見直しを行っており、それが終わるまでは新たな援助はできないとしている。また、DFIDは他のドナーとともに、保健分野の改革のための新規5年計画の策定を行うようマラウィ政府に求めており、これが出されるまではいかなる援助が可能か検討できないとしている。


政治による駆け引きで被害を受けるのは、政治家ではなく一般の人々であるということを分かってほしいと、援助関係者は話す。


(出典)Malawi: UK Aid Cuts Hit Health Care, IRIN, 3 June 2011

http://allafrica.com/stories/201106031135.html


東アフリカ:インドと中国のアフリカ進出競争の激化

東アフリカ諸国は、インドと中国によるアフリカ経済圏の獲得競争の恩恵にあずかりつつある。


インドは先週、東アフリカ諸国にインフラ建設プロジェクト費用として、50億ドルのローン・スキームを提示した。アジスアベバでのインド・アフリカ会議に出席したインドのマンモハン・シン首相が発表したもので、アフリカ諸国との経済連携の強化を目指すものである。


会議の中で、シン首相は新たな経済成長神話はアフリカから始まると述べ、インドのアフリカ進出への意図を隠さない。これまで植民地主義や、人種差別、貧困、疾病、非識字率、貧困など共通の戦いを戦ってきたインドとアフリカ諸国は、今後経済面で連携できると話す。


インド企業は政府の後押しを受けて、東アフリカ諸国および全アフリカ大陸に戦略的に参入しつつある。特に、通信や、鉱物資源開発、機械技術、消費財市場など、これまで中国企業が存在感を示してきた分野への進出を図ろうとしている。


統計によると、インドとアフリカ諸国の貿易額は2000年の30億ドルが2010年には460億ドルへと増加している。2015年には700億ドルにまで拡大することが見込まれる。


(出典)The Tiger and the dragon in a hot race to woo Africa New Delhi offers $5 billion,

The East African, 29/05/2011, < http://allafrica.com/stories/201105300663.html >

ケニア:ほとんどのアルコール飲料が基準を満たしておらず

ケニア人が飲酒するアルコール飲料の多くが、設定された基準を満たしていないことが明らかになった。


National Campaign on Drug Abuse Authority (Nacada: 国家薬物乱用防止キャンペーン機関)によると、ナイロビと中央州で販売されているアルコール飲料の約68%が基準を満たしていないという。56の飲料がサンプル調査された結果、18種類のみが基準を満たしていたが、38種類の飲料は満たしていなかった。


また、報告によると、ほとんどの飲料で、ラベルに書かれたアルコール度数と実際の度数に食い違いがあった。56のサンプルのうち、たったの1サンプルのみラベルと実際の度数が一致しており、残りの55飲料では実際の度数がラベルよりも高いか低いかで、ラベルと食い違っていた。


さらに、89%のサンプル飲料は基準を満たしたことを示す関係機関による認証スタンプが押されていたが、たったの32%のみが基準を満たしていたことが分かり、認証の問題も示している。


(出典)Daily Nation on the web,
http://allafrica.com/stories/201008121000.html

ケニアはアフリカ第3 のブログ普及国

ケニアは南アフリカ、ナイジェリアに次ぐブロガー人口を抱えている。

主要なアフリカのブログ・アグリゲーターによると、南アフリカには9,183ブログ、ナイジェリアには1,351ブログ、ケニアには739のブログがあるという。


同国では、過去数年のうちにインターネットが急速に普及しており、情報通信委員会(Communications Commission of Kenya)の最近の調査によると、ケニアのインターネット人口は350万人に達する。


インターネット人口が増える中、ブログは重要な情報源として存在感を高めつつある。


ブログはニュース速報としてであれ、あるいは解説、分析としてであれ、オルタナティブな情報源としての意義を増しつつある。 ケニアで最も活発にブログが使われたのは、2007年末の大統領選挙時に起きた暴動の際であった。暴動が拡大する中、ケニア政府による情報規制に基づいたメディア情報、西側メディアの偏った情報にうんざりした、他国で暮らすケニア人移住者たちは、次々に立ち上げられたブログ情報に注目するようになったという。


政治、スポーツ、技術、その他の分野まで、ケニアにおいてブロガーたちはより影響力のあるグループになりつつあるという。


(出典)Business Daily (Nairobi), 29 July 2010

http://allafrica.com/stories/201007290983.html

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>