African news -アフリカの国々のニュースをピックアップ- -5ページ目

ナイジェリア:公教育はいまだ不十分

(ラゴス発)ナイジェリアが世界で最も教育面で課題を抱える国々のうちの9カ国で構成されるE9諸国(バングラデシュ、ブラジル、中国、エジプト、インド、インドネシア、メキシコ、ナイジェリア、パキスタン)を招いて会議を開催したすぐ直後に、教育相が、ナイジェリア国内の非識字率を2015年までに半減させるとの楽観的な見解を発表した。これは、UNESCOが掲げる目標に合致するものである。


教育相によると、政府はあらゆる関係者と協力して取り組む多面的なプログラムを立ちあげる途上にあり、4年間にナイジェリア国内の40万人の非識字者を対象とする。事業の成功率を50%と設定しており、期間内に20万人が文字を読めるようになる計画である。


ただ、政府のこの数字は非識字者を過小評価したものであり、かつ、どうやって政府が毎年10万人の非識字者を対象に計画を実行するのかその実現可能性にも疑問が残る。


ナイジェリアではいまだ小学校の途中退学率も高く、施設、教員養成なども不十分であるため、UNESCOがナイジェリアの教育部門はMDG(国連ミレニアム開発目標)を達成できないのではないかとの懸念を表明している。


ナイジェリアの政府高官は自分の子供たちには良質な教育を求めて海外留学させるのを好む一方で、国内の公教育の発展には関心が低く、教育予算が十分ではないという状況にある。


(出典)Daily Independent (Lagos), 6 July 2010
http://allafrica.com/stories/201007070431.html

世界経済回復の遅れがアフリカの成長を後退させるか

(ヨハネスブルグ発)商品価格の下落と欧州経済の停滞が、予想以上に世界経済の回復の遅れを招いている。このことが、サブサハラアフリカ諸国の経済成長にも影響を与えることとなるとの見解を、国際的な格付け機関のフィッチが発表した。


これは、同社が昨日発表した『サブサハラアフリカの経済見通しは明るいか?(Sub-Saharan Africa: A Brighter Outlook?)』と題するレポートの中で述べられているもので、フィッチは来年のサブサハラ諸国のGDP成長率見通しを5.8%と予想した。


このレポートの中で、南アフリカの地域経済、特に南部アフリカ関税同盟(Sacu)に属する近隣の小国(レソト、スワジランド、ボツワナ、ナミビア)の経済発展への貢献が高く評価されている。


同レポートは、不況下にあっても、継続的な構造改革や積極的な公共投資を行うことで、アフリカ諸国は貿易や投資のための機会を得ることができるとしている。


(出典)BUSINES DAY, 8 July 2010
http://allafrica.com/stories/201007080002.html

アフリカ大陸で糖尿病の感染が広がるおそれ

国際糖尿病連合(International Diabetes Federation)は、サブサハラアフリカ諸国での糖尿病の発症件数が2030年までに倍増し、患者数が2400万人に達するとの見解を発表した。

一人当たりのインシュリン治療費は、アフリカの34の最貧国の平均収入の2倍以上にもなる。いまだ、肥満に関する間違えた見識がこの問題を悪化させているという。


カメルーンのヤオユンデ大学と英国の医療雑誌「The Lancet」によって行われた調査は、不適切な国の予防策とドナー機関の関心の低さが「公衆衛生と社会経済における時限爆弾」を作り出していると述べている。


調査に参加した研究者のFelix Assah氏は、肥満に関する教育を注意深く行わなければならないと言う。

また、肥満の人々と栄養不足の人々が同じ場所で暮らしていることがよくあると指摘する。


治療の問題も残されており、アクセスは改善されつつあるが、いまだ遠隔地に暮らす人々のためになすべきことは多い。


2010年のアフリカでの死亡原因の約6%は糖尿病によるものとなることが見込まれ、過去10年間で3倍の増加を記録することとなる。


(出典)Radio France International (Paris), 6July 2010
http://allafrica.com/stories/201007061187.html

ケニア:100人以上のムンギキ(ギャング・グループ)をゆすりで逮捕

ケニア警察は、ナイロビのミニバス・ドライバーから金を強要したとして120人のムンギキ・メンバーを拘束したと発表した。警察は、ナイロビのマタトゥ(ミニバス)乗り場で、マタトゥのドライバーに金を強要していた際に、多くの容疑者を逮捕した。


ムンギキは、ケニアの最大民族であるキクユ人が結成したアフリカの伝統や慣習への回帰を謳い、西洋化を否定する政治的、民族的なギャング・グループである。ムンギキは凶悪な殺人や誘拐、ゆすりを行うことで知られており、ナイロビのマタトゥを実質的に支配している。


ケニアのメディアによると、当局はムンギキのメンバーを厳重に取り締まるとしており、警察に対する抗議活動も未然に防ぐとのことである。


ムンギキの前リーダーであったNjenga氏は、8月に国民投票が行われる新憲法への反対キャンペーンを行っており、2012年の大統領選挙に向けて政党を結成するのではとのうわさも聞かれる。



(出典)Radio France International (Paris) , 6 July 2010
http://allafrica.com/stories/201007061073.html


再開します

他にどうしても書き終えなければならないものがあり、止めてしまっていました。

すみません。

また再開します。