CBIT体験者の感想文 / 東京都小5男子 | てつおのチック、トゥレット、CBIT(シービット)キダメソッドのブログ

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チック、トゥレットのための日本CBIT(シービット)療法協会代表 キダメソッド

CBITキダメソッドを体験した東京都の小5男子君のお母さんから感想文をいただきました。

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◉CBIT療法キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください

 

歯をカチカチ鳴らす症状から始まり、その後「ん」「うん」などの音声チックが出るようになりました。

電車の中など静かにしていないといけない場面で出ることが気になっていました。

音声チックの量が週によって増減することもあり、そのことで一喜一憂することもありました。

初めは対処法もわからず不安しかありませんでした。

 

◉今回CBIT療法キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください

 

「チックは指摘してはいけない」という認識があったため、気になっていても様子を見ることしかできませんでしたが、ネットでチックのことを調べるうちにキダメソッドに辿り着き、音声チックを止めることができればと思い受けることを決めました。

 

◉お子さんがCBIT療法キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教えてください

 

変化したことは、呼吸法をすることで音声チックがほぼ気にならないレベルにまで減ったことです。

他には「チックは勝手に出てきているのではなく、自分で出している」と教えていただいたことが驚きでした。

 

◉CBIT療法キダメソッドを受けた感想を教えてください

 

セッションで兄弟喧嘩、親子喧嘩はチックにとって特によくないことを教えていただき、チックの問題には家族で取り組む必要を強く感じました。

呼吸法を続けるのは簡単ではありませんでしたが、日常の一部になるまで親子で一緒にすることと、本人のやる気が大切だと思いました。

最初は「チックは勝手に出てくるものだから仕方ない、自分ではどうしようもない」と思っていましたが、チックが出てきても自分で止める方法を知っていることで、チックに振り回されず自分でコントロールしていこうと前向きに考えるようになりました。

 

◉CBIT療法キダメソッドをどんな人に勧めたいですか

 

チックで悩んでおられるすべての方。

 

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 (括弧内はお母さんによる評価です)



 

木田のコメント

 

東京都の小5男子君です。

セッションの初期の頃に音声チックが結構スルスルと減っていったので、楽勝パターンかと思ったのでしたが、中盤くらいから改善のスピードが頭打ち気味になりました。

 

セッション開始前にのチックの総量を10とした時の、2回目以降のお母さんによるチックの量の評価は以下です。

 

10→ 6、6、5、5、3.5、4、2.8

 

毎日の呼吸練習はほぼ完璧にやっているし、学校でも拮抗反応を入れることをやってくれていて、普通ならもっと早めに改善していくはずのパターンなのになぜなのかを調べていくと、どうも弟君がかなりハイパーで、小5男子君と弟君の兄弟喧嘩が毎日2、3回叫び声があがるレベルで起こっていて、そこにいささか怒りっぽいお母さんの「やめなさい!」も加わって、なかなかのお祭り騒ぎが日々繰り広げられていることが判明しました。

これって割と典型的な兄弟喧嘩がチックの引き金を引いている状況で、さらにそこにお母さんの怒声も加わってますので、母子喧嘩的な状況も引き金を引いているのかも知れない(下の私のブログ記事をご参照ください)。

そこで、兄弟喧嘩、母子喧嘩禁止令を発動しました。

とは言え、そんなに簡単に兄弟喧嘩、母子喧嘩が減ったというわけにはいかず、時間がかかりながら少しづつ減っていき、それにつれてチックもゆっくりと減っていきました。

 

 

 

 

兄弟喧嘩は大抵お兄ちゃんかお姉ちゃんが我慢させられるので、フェアじゃないっちゃないんですが、これはもう仕方がないですね。

小5男子君も自分のチックの改善のためだと思って、腹が立ってもグッとコントロールしていきましょうね。

お兄ちゃんはつらいね。

 

でわ

 

 

 

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CBIT(シービット)キダメソッドっていったい何のこと?と思われている方に少し解説させてください

 

トゥレット障害の主たる症状である運動チックや音声チックは、精神神経科や神経内科などで処方してもらえるお薬で改善させることは非常に難しいです。

中には薬でチックが減ったとおっしゃる場合もないではありませんが、大抵はものすごく眠くなって起きていることができないくらいの副作用が出たりします。

結局は薬でチックを減らすというのは、精神と神経の活発な活動を鈍くして、限りなく眠っている状態に近づけてチックを減らすということに他ならないのです。

漢方薬や鍼灸、整体などでチックを改善すると謳うところもあるようですが、私自身はそれが効いたという話を聞いたことがありません。

一方で、CBIT(シービット)は、アメリカ、カナダではチックの改善のための第一選択肢とされており、顕著な改善効果が得られることが権威ある学術雑誌に掲載された論文でも述べられています(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/185896)。

CBIT(シービット)は簡単に言うと、チックを拮抗反応というチックが出せなくなる筋肉の動きでブロックして、チックを出さそうとする衝動を抑え込み、その衝動を減らしていくことによりチックが出にくくなるようにしていくという行動療法です。

行動療法という呼び方でも分かる通り、CBIT(シービット)は心理療法ではありません。むしろ筋トレのようなトレーニングと思った方が当たっています。

CBIT(シービット)は、100%のトゥレット障害のチックに効果があるというわけではありませんが、私自身がセッションをしてきた経験から言うと、7割以上の方に大きな改善が見られています。

そのCBIT(シービット)に実際の臨床経験から様々な工夫、改良、改善を加えて出来上がったのがCBIT(シービット)キダメソッドです。

 

具体的な体験者の声はこちらのリンクからご覧いただけます(http://cbitjapan.com/cbit-voice/)。

もう少し詳しいCBIT(シービット)キダメソッドの説明を知りたい方は、こちらの無料通信メール講座に登録お願いします(https://48auto.biz/cbitjapan/touroku/entryform2.htm)。

CBIT(シービット)キダメソッドと一般社団法人日本CBIT療法協会についての情報は、公式ウェブサイト(http://cbitjapan.com/)をご覧ください。

ウェブサイトはごちゃごちゃしてわかりにくいから嫌だという方は、こちらのページがお薦めです(http://lp.cbitjapan.com/lp-sp/)。

 

 

もしお子さんが運動チックや音声チックで苦しんでいて、お母さんやご家族も精神的に疲れはててしまっているのなら、ぜひCBIT(シービット)キダメソッドを試してみられることをお勧めします。

お問い合わせは木田(kidatpyo@cbitjapan.com)までお気軽にどうぞ。

 

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