CBITキダメソッドを体験した東京都の小2女子のお母さんから感想文をいただきました。
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◉CBIT 療法キダメソッドを受けられる前のお子さんの状況を教えてください
3 歳頃から風邪の後に咳・咳払いが続くようになりました。
娘はよく風邪をひくので当時は分かりませんでしたが、今考えるとそれがチックの始まりで、特に家での 咳・咳払いがその後も普段からよく出るようになりました。
小 1 からは瞬きや、鼻・口をピクピクさせるなども出始めました。
漢方薬を病院でもらい飲んでいましたが、効果はあまり感じられませんでした。
風邪をひく → 咳払いがひどくなるの繰り返しで本人はあまり気にしていませんでしたが、母である私がその 一連の流れに疲れ切っていました。
私が咳払いの音にイライラしていると余計チックがひどくなるという悪 循環も起きていました。
◉今回 CBIT 療法キダメソッドを受けられることを決めた理由を教えてください
外ではチックがあまり出ることがなく
本人は困っていませんでしたが、
家での絶え間ない
「ウン、ウン」という大きな声での咳払いに
私が耐えられなくなり、
同じ部屋にいるのも
気がおかしくなりそうな程、
精神的に追い詰められました。
病院では薬物療法を勧められましたが、
体への負担や副作用のことを考えると
始める気にはなれませんでした。
CBIT の存在は以前から知っていて病院の先生にも少し前から相談していましたが、年齢的にまだ早いのでは とのことで受けていませんでした。
それでも、私の精神状態が限界だったこと、また娘がチックの衝動を自 分で認識していることが分かり、効果が得られるのではないかと判断してセッションを開始しました。
◉お子さんが CBIT 療法キダメソッドを受けられている中で変化したこと、気づいたこと、成果があれば教え てください
まだ 7 歳なので効果が出るのか不安もありましたが、1 回目のセッション後しばらく家での呼吸練習を続ける と咳払いが激減しました。
家での静かな時間が増えて私は精神的に落ち着きを取り戻し、娘にも優しく接することが出来るようになりま した。
チックは自分で出しているもので、コントロール出来るということがはっきりと分かり安心しました。
今までは、私がこどものチックにおおらかになれず、咳払いにイライラしていまう状況に申し訳ない気持ちが ありましたが、木田先生が 「特に音声チックを持つこどもの母親は精神的に追い詰められている人が多い」と言われて、この状況は私だけではないんだ!と救われたような気持ちになりました。
今まではチックが出ても指摘しないように言われてきましたが、キダメソッドではチックが出たら指摘する というのに驚きましたし、家族でチックの話をできるようになったのも嬉しかったです。
風邪をよく引く子でセッション中にも風邪を引いてしまいましたが、いつものようにチックはひどくならず、 成果をとても実感しました。
◉CBIT 療法キダメソッドを受けた感想を教えてください
木田先生とのセッションでは、
娘の希望も取り入れて柔軟に対応して頂き、
楽しくセッションを受けていました。
それでも家での呼吸の練習は
親子共にとても根気のいる大変なものです。
特に本人に困り感が無いので、
練習は娘のモチベーションを上げる必要があります。
そのため、
呼吸練習でチックの衝動がゼロになったらシールを一枚貼って
枚数が貯まったら遊園地に行けるなど、
先生のアドバイスを取り入れながら
頑張っています。
また、娘は困っている私(母)のために
頑張ろうとも思ってくれているようです。
何より、これから来るであろうチックの
ピーク時に娘自身が困らないように、
毎日の練習で良い状態を
キープしようと話しています。
早い時期に木田先生の
セッションを受けることが出来て、
このご縁に感謝しています。
何かあった時に先生にご相談できる
安心感も大きいです。
◉CBIT 療法キダメソッドをどんな人に勧めたいですか
チックで困っている全てのお子さん、
ご家族にお勧めしたいです。
◉その他、何かチック、トゥレットのお子さんをお持ちの
親御さん達にお伝えしたいことなどあれば
ご自由にお書きください
周りにチックのことで相談出来る相手がおらず、
一人で不安を抱えている親御さんも
多いと思います。
私も娘の将来に強い不安を抱いて
ずっと暗いトンネルを歩いているような
気持ちでいましたが、
キダメソッドでチックがコントロール出来る
ということが分かり、
前向きな気持ちが湧いてきました。
先生に些細なことでも相談出来て、
当事者でもいらっしゃるので
的確な答えを頂けるのも
本当にありがたいです!
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木田のコメント
東京都の小2女子ちゃんです。
笑顔のとても素敵な女の子なので、
これは将来はタレントや女優とかの方向に行ったら成功しそうな気がします。
前にも書きましたが、トゥレットの女の子にはピアノの上手な子が多いみたいで、
この小2女子ちゃんもピアノが得意なんだそうです。
瀬川クリニックでの初回セッションで出した呼吸の宿題をやってもらっただけで
いきなり咳払いが激減したようで、
初回セッション前のチックの総量を10とした時の、
2回目以降のお母さんによるチックの量の評価は以下でした。
10→2、2、2、3、3、2.5、1.5
最初に激減してから、しばらく横ばい状態が続き、
風邪をひいて少し増えましたが、
最終的にはチックはほとんど気にならないレベルにまで落ち着きました。
お母さんも感想文中に書いておられる通り、
音声チックのある子のお母さんは、
メンタルにかなり強いダメージを受けることが多いです。
四六時中聞こえてくる音声チックは、
気になりだすとどうしようもなくなり、
我が子にはなんの責任もないことを分かりすぎるほど分かっているお母さんは、
罪悪感にも囚われてしまって、
持っていきようのないイライラを感じ取った子供本人のチックが
更に悪化するという悪循環が始まります。
逆に音声チックが減りだすと、
お母さんのイライラも減っていき、
子供のチックも更に減るという好循環が生まれます。
イライラしているお母さんが呼吸練習を促そうとすると、
そのイライラが出てしまってうまくいかないということが
小2女子ちゃんのケースでも起こっていたそうです。
お父さんが代わりに呼吸練習のサポートをやってくれて、好循環が回り出したようです。
どこ吹く風のお父さんにも、こういう時には活躍してもらわねばなりませんね。
お子さんの音声チックにイライラして追い詰められてしまっているお母さんたちは、
自分を責めないようにしてください。
そういう時にはお父さんやおばあちゃん、おじいちゃん誰でもいいので、
助けを求めましょう。
何も恥ずかしい事はありません。
音声チックにはどんなに愛情深いお母さんでも頭がおかしくなってしまうものなのです。
小2女子ちゃん、素敵な笑顔で、人生を楽しんで生きていってください。
でわ
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CBIT(シービット)キダメソッドっていったい何のこと?と思われている方に少し解説させてください
トゥレット障害の主たる症状である運動チックや音声チックは、精神神経科や神経内科などで処方してもらえるお薬で改善させることは非常に難しいです。
中には薬でチックが減ったとおっしゃる場合もないではありませんが、大抵はものすごく眠くなって起きていることができないくらいの副作用が出たりします。
結局は薬でチックを減らすというのは、精神と神経の活発な活動を鈍くして、限りなく眠っている状態に近づけてチックを減らすということに他ならないのです。
漢方薬や鍼灸、整体などでチックを改善すると謳うところもあるようですが、私自身はそれが効いたという話を聞いたことがありません。
一方で、CBIT(シービット)は、アメリカ、カナダではチックの改善のための第一選択肢とされており、顕著な改善効果が得られることが権威ある学術雑誌に掲載された論文でも述べられています(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/185896)。
CBIT(シービット)は簡単に言うと、チックを拮抗反応というチックが出せなくなる筋肉の動きでブロックして、チックを出さそうとする衝動を抑え込み、その衝動を減らしていくことによりチックが出にくくなるようにしていくという行動療法です。
行動療法という呼び方でも分かる通り、CBIT(シービット)は心理療法ではありません。むしろ筋トレのようなトレーニングと思った方が当たっています。
CBIT(シービット)は、100%のトゥレット障害のチックに効果があるというわけではありませんが、私自身がセッションをしてきた経験から言うと、7割以上の方に大きな改善が見られています。
そのCBIT(シービット)に実際の臨床経験から様々な工夫、改良、改善を加えて出来上がったのがCBIT(シービット)キダメソッドです。
具体的な体験者の声はこちらのリンクからご覧いただけます(http://cbitjapan.com/cbit-voice/)。
もう少し詳しいCBIT(シービット)キダメソッドの説明を知りたい方は、こちらの無料通信メール講座に登録お願いします(https://48auto.biz/cbitjapan/touroku/entryform2.htm)。
CBIT(シービット)キダメソッドと一般社団法人日本CBIT療法協会についての情報は、公式ウェブサイト(http://cbitjapan.com/)をご覧ください。
ウェブサイトはごちゃごちゃしてわかりにくいから嫌だという方は、こちらのページがお薦めです(http://lp.cbitjapan.com/lp-sp/)。
もしお子さんが運動チックや音声チックで苦しんでいて、お母さんやご家族も精神的に疲れはててしまっているのなら、ぜひCBIT(シービット)キダメソッドを試してみられることをお勧めします。
お問い合わせは木田(kidatpyo@cbitjapan.com)までお気軽にどうぞ。
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