AE86トレノのオルタネータが発電しなくなってしまった原因と修理の物語 | オンボロAE86と過ごす過酷にして極上の日々を語る

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若い頃=ドリフト小僧だったオッサンです。
当時の愛車の動かないAE86レビンと、ちゃんと動くAE86トレノは生涯の連れです。
NA6CE、NCEC、アドレスV100、グランドプロフィアネタも多く出ると思います、

2023/11/19


我が家のハチロクトレ子にまたトラブルがやって来ました。


今回のお題は…


発電

です。


時は8月の終わり頃。


前の記事でNC号が仮ナンバートラックにぶつけられた記事を書きましたが、まさにその日です。


本当はハチロクトレ子を発進させるはずが、電圧計の針の数値を見て驚愕し、NC号で出撃することにした訳です。


それでNC号は事故に巻き込まれたわけですが、それはそれとして…


この電圧計数値が今回のトラブルでした。


実はその前にもそれは起きて、発電してないのでチャージヒューズに接点回復剤をかけて差し直したら治ったんですね。


だからこの日もそれをやりました。


でもこの日はそんなことしても全く電圧が上がりません。


オルタネータはヤフオクで以前に購入したコア引き取り不要の安いヤツ。


ただし電圧レギュレータはデンソーのオルタから移植してあります。


安物なので不具合も考えられると思い、とりあえずオルタを交換してみようと考えた…


見よ、このオルタコレクションwww

この中から中身の程度の良い物を組み合わせて良品を製作して行こうと思う。
ブラシはまだ残量ある物を選んで…
レギュレータは、綺麗な方は安物オルタに付いてた物で温度が上がると電圧が落ちるので外しました。

できれば汚くてもデンソー製で行きたい。
こうして良いとこ取りしたオルタ1号機から3号機までが完成しました。

こうして良品となったオルタを取り付けてみると、思った通り無事に発電してくれました。

そしてとある日曜日。

邑楽ハチロクミーツに向かおうと早朝からハチロクトレ子と出撃しました。

途中のGSで給油したまでは良かった。

電圧計もしっかり発電してるのを確認できます。

そこから出発して間もなく、電圧が落ちました。

慌てて引き返す。

早朝のおかげで道路が空いてたのが幸いだけど、電動ファン化しているトレ子はバッテリー残量だけでは途中で止まってしまうかも知れない…

走行中はファン切ったりして節電し、ヒヤヒヤしながらなんとか車庫に帰り着きましたが…

ここからが本当の苦難の始まりでした。

とりあえずオルタ2号機、3号機と試してみるも発電せず。

オルタ修理も今まではブラシやレギュレータばかり見て来たけど、もしかしたらレクチファイヤのトラブル?

いやね、だとしてもこれだけあるオルタのレクチファイヤが全滅って確率はかなり低いんじゃないでしょうか…

こうなると車両側のトラブルの可能性も疑わしくなります。
こちらは外した安物オルタ。

とりあえずコイツはコイツで見て行きます。

一応80Aに強化されたバージョンてことですが、回してみると純正より明らかに回転が重いのが気になります。

まぁ、故障ではなく最初からです。
コイツのトラブルが原因とも言いきれなくなって来ましたが…

それでもバラしてみると…
なんと!!

ブラシ無いじゃん!!

大して走ってないんだけどな…

なんか純正オルタのブラシより磨耗が早い気がします。

これがトラブルの原因だった!…と思いたいけど、他のオルタでも発電しないならコレではないのか…

まぁ、それでもコレはコレで治さないといけません。
ブラシ単体で部品を取った。

新旧比較。
ブラシとレギュレータ。
レギュレータが綺麗なのは安物用の不安なヤツを使うのではありません。

ちゃんとしたのを新品購入しました。

約2万円…(泣)

でも安物のヤツと妙にソックリで以前の物と違うのが気になります。
レクチファイヤは外してザッと見ただけ。

接点回復剤なんかも使いながら、レギュレータとブラシを魂込めて組み付けて行きます。

こうして完成した安物オルタ(改)を、今度は取り付けてみました。

この頃、もう10月の声を聞く頃だったかな。

こうしてハチロクトレ子、華麗に復活!!

オルタはしっかり発電してます!!

それが土曜日で、次の日曜日にはちょっとしたドライブ予定があったのでその日は終了。

次の日、嬉々として朝から出撃準備をしました。

さぁ、エンジン始動だ!!

しかし…
発電しません…
本当にね、もう勘弁してください…

再度オルタをバラしてレギュレータを換えたりレクチファイヤも換えたりして装着してみるも結果は全滅…

それからも週末には雨が降ったり用事があったりで、ハチロクトレ子はしばし放置となってしまいました。

で、ようやく作業できる日がやって来た。

でも放置期間も何もしなかったわけではなくて、実は家でも配線図とじっくりニラメッコして方向性は見えてました。

少なくとも原因だけは見つけられる自信はあったりしました。

迷宮脱出なるか??

で、作業開始。
オルタに刺さるこのコネクタです。

B端子にはバッテリーから電気が来てるのを確認済み。

あとはこのコネクタの1つは常時電源。

あとの2つはそれぞれチャージヒューズとエンジンヒューズから電気が来るので、キーをONにした状態で電気が来ればOKなはず。

逆に、どれかがダメなら発電しない原因はそこで、オルタではないと判断しました。
本当、この配線図は神ですね…
わかりますかね。

充電系のページ。

これで原因わかりました。

エンジンヒューズから来る電気がキーONで来てません。

試しにエンジンヒューズ刺し直してグリグリしてやったら、あっけなく発電開始しました。

結局ね、このヒューズ部分の導通が接触不良だかで通ったり切れたりしてたんでしょうね。

だからその日は良くて次の日はダメとか、出掛けた最初は良くて途中でダメみたいな現象が起きたんですね。

古い車になるとこんなトラブルも起きるから恐ろしいです。

ともあれ断線とかではなくヒューズです。

接点グリス塗ってグリグリしてやって、そこからあの謎の発電不良は無くなりました。

魂込めて組み上げた安物オルタもちゃんと自分の役目を果たしてくれています。

安物オルタの信頼性も考えるので、一応発電するのを確認した1号機をイザと言う時のためにスペアオルタとして積んでおいたのは内緒です。

それとは別として、オルタにアーシングすると良いとかの情報も色々調べてたら飛び込んで来ました。

もちろん今回のトラブルとは無関係ですけどね。

手待ちの配線見てたら太くて良さそうなのがありました。

過去にアップガレージで80円で購入したらしいwww

覚えてませんがwww
オルタのアーシングやったらどうなるんでしょうね。

アーシング用に配線作ってみましたが今回は取り付けません。

今後やってみたらまた報告します。

今はとにかくハチロクトレ子が普通に走れるようになったことだけで満足です。

この子は生涯の愛車確定なので、何がおきても修理して乗って行きたいですね。

それにしても、2ヶ月と言う短期間に、同じ車で何回オルタ交換したんでしょう…

プロの方で複数の車のオルタ交換してる人は別として、素人&1台の車部門ならもしかして日本一の回数だったかも知れません。

解決さえしてくれればそれも良い思い出ですね。