中華製の特定小電力トランシーバーの闇に言及する | オンボロAE86と過ごす過酷にして極上の日々を語る

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若い頃=ドリフト小僧だったオッサンです。
当時の愛車の動かないAE86レビンと、ちゃんと動くAE86トレノは生涯の連れです。
NA6CE、NCEC、アドレスV100、グランドプロフィアネタも多く出ると思います、

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2024/11/16

我が家ではハチロクトレ子と相方のNAロードスターで、同じ家族ながら2台で行動することが結構あります。

その際はトイレでコンビニに寄るとか、車線変更を促して2台体制を維持するとか、色々な目的で連絡を取ることがあり、そこは携帯電話でもできることながら、グーグルマップを使用してたりYouTubeミュージックを聞いてたりすると即使用は不可能なことから、特定小電力トランシーバーを使用しています。

特定小電力トランシーバーとは、出力は10ミリワットまでで電波はそんなに飛ばないながら、免許や登録も不要で購入した瞬間から使用できると言う良さがあります。

今までは2台だったので、Amazon等で比較的安く買える中でもことさらに「国内メーカー」を強調しているブルーセンチュリーのBC20と言う機種の2台セットを使用しておりました。



これがBC20。
が、近いうちに息子が免許取得します。
一緒にドライブする機会もありそうなので、トランシーバーを増やすことを考えました。
そこで中華製トランシーバーです。
なにしろ安い。
YouTubeなどで実際に実験使用してるのを見ると、見通し距離で3キロ以上離れても余裕で通話できたり、ニッケル水素電池を使用するとUSB充電できたりと、メリットが多い。
それが購入の決め手になりました。
購入したのがコレです。
T18の3台セット。
よく見るYouTuberさんの紹介でもこの機種はかなり高い評価をされています。
もちろん案件とかでなくYouTuberさんが自費で購入してのレビューで、かなり辛口なことも言う方なので今でもそのYouTubeさんのレビューに関しては全く疑う気持ちは無く、キチンと忖度しないレビューをしてくれたことを信用しています。
その上で、あくまで「個体差」なのかな?と思う結果を発表させていただきます。
まず電波の届く範囲について。
これはブルーセンチュリーのBC20より明らかに飛びます。
まぁ、所詮特小なので大きな差ではありません。
が、その少しが助かることもありますので重要なことです。
相方に家にいてもらって窓だけ開けて、自分は外に出て離れて通話する実験で、中華T18はブルーセンチュリーBC20より50m以上離れた位地でも通話できました。
見通し距離の実験はしてないけどYouTube等で見る限りはもっと大きな差になるような気がします。
では実際にドライブで使用してみます。
まず最初に困ったこと。
中華T18は、音がドモって聞こえて何を言ってるのかわかりません。
これでは繋がっていたとしても会話が成り立ちません。
YouTubeで見た時はこんな音質ではなかった。
これは個体差でダメな個体がうちに来たと言うことなのでしょうか。
この機種はニッケル水素電池を使用するとUSB充電できることは前述した通り。


マイクロUSBを繋いで充電しますが、YouTubeのレビューでは電池の減りも緩やかで長持ちすると言う話だったのに、フル充電のニッケル水素電池はわりとすぐにバッテリーマークが1個消えました。
それでもそこからすぐに電源が落ちるわけではなかったですが…
YouTubeのレビューではアルカリ電池を使用してました。
ニッケル水素電池だとすぐに終わってしまうのかも知れません。
ブルーセンチュリーBC20と並べてサイズ等を比較してみます。
若干ブルーセンチュリーがデカいけどそんなには変わらないですね。
ちなみにブルーセンチュリーBC20は単4電池が4本必要。
ニッケル水素電池の充電機能などもありません。
中華製T18は単4電池が3本で、USB充電機能有りです。
これね、YouTubeで見たような当たり個体が来たなら個人的に中華トランシーバーの評価は爆上がりだったと思います。
でもね…
何を喋ってるのか全然わからないんだもんね…
それと、通話ボタンを押してすぐに話した場合について。
トランシーバーなんてどれも通話ボタン押してワンテンポ待ってから話さないと言葉の頭が欠けてしまって相手に届かないのは当たり前だと思います。
が、そこもやはりブルーセンチュリーより中華の方が反応が悪いです。
なので通話ボタンを押してすぐに短い言葉を話されると話した言葉は丸ごと全部伝わらず、単に通話ボタンを押しただけのような状態になりがち。
そこで何を言ったのか聞き返すと、今度はちゃんと話は聞こえるけど何て言ってるのかわからない。
コレね、本当に個体差だと言うことにしときます。
でも3台セットで購入して3台ともそれなのだから、ジョーカーを引く可能性はかなり高いものだと思いますよ。
そうなると残念ながらほとんど使い物になりません。
特定小電力トランシーバーなので、チャンネルを合わせればブルーセンチュリーと中華製でも通話することが可能です。
なのであえて通話してみました。
結果ですが、ブルーセンチュリーから中華製に呼び掛けた場合は普通に言葉が聞こえました。
中華製からブルーセンチュリーに呼び掛けた場合ではドモって何を言ってるのかわかりにくくなりました。
コレ、スピーカーが原因ではないですね。
マイクの方が問題だと思われます。
で、結論です。
国内メーカーだとケンウッドとかアルインコとか、そのよう物が最上級だと思われます。
ブルーセンチュリーは国内ではB級格安メーカー的な位置付けなのではないでしょうか?
それでもね。
やはり国内メーカー万歳です。
正直ね、YouTuberさんのところに届いたような個体がうちにも届いてくれたら評価は全く変わったと思います。
けど、3台セットで3台ともそれだったと言う時点で中華の信頼性は押して知るべしと思いました。
中には優良な個体を掴んで「中華トランシーバー全然悪くないよ」と反論される方もいるかも知れません。
が、自分も別に中華をディスりたくてこんなブログを書いてるわけではなく、かなり期待して購入したのに残念な結果だったのであえてありのままを書いてます。
で、中華トランシーバーにガッカリした翌日にも2台でドライブに行きましたが、ブルーセンチュリーに戻りました。
あらためてブルーセンチュリー製トランシーバーの音質の良さ、聞き取りやすさを実感しました。
今後3台体制にする場合。
せっかく買った中華トランシーバーだけど、おそらくブルーセンチュリー製を買い足して中華製は使用しないことになると思います。
そのくらいガッカリしました。
もちろんそこは、ブルーセンチュリーはそのままに買い足すのがケンウッドとかアルインコでも全然オッケーです。
やはりこのような精密電子機器は、MADE IN JAPANが最高なのではないでしょうかね。
日本メーカーのMADE IN Chinaもあるでしょうけどやはり日本メーカーと言うのは大事ですね。
海外メーカー製を全否定するわけではないですよ。
優れた物もあるはずです。
例えばドイツ製とかアメリカ製とか…
詳しくないですが…
でもやはり詳しくなくても安心安全高性能なのは日本製ですね。
もうね、つくづく思い知らされました。
もう中華トランシーバーは買いません。
どんなにYouTubeで良い評価を見ても買いません。
安く済ますならブルーセンチュリー。
高くても良いならケンウッドかアルインコですね。
うちはブルーセンチュリーで決まりそうですけどね。
やはり精密機器は日本製です。
あらためてそう思った今年の秋(冬?)でした。