幼少期の心霊体験 | オンボロAE86と過ごす過酷にして極上の日々を語る

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若い頃=ドリフト小僧だったオッサンです。
当時の愛車の動かないAE86レビンと、ちゃんと動くAE86トレノは生涯の連れです。
NA6CE、NCEC、アドレスV100、グランドプロフィアネタも多く出ると思います、

2024/09/22


今年の残暑は酷いですね。


9月も後半だと言うのにまだまだ真夏日やら猛暑日やらで全然涼しくなりません。


で、暑い時には怪談?


てわけではないのですが、幼少期の心霊体験をちょっと思い出したので書いていきます。


そんなに怖くないですけどね。


それはまだ小学生にもなってない頃。


幼稚園児であったと思います。


当時、家族は父、母、姉のいる4人家族。


歩いて5分くらいの近隣に父方の祖父母が住んでいました。


なので基本的に我が家に祖父母は住んでいません。


祖父母がうちに泊まりに来るようなことも一切ありませんでした。


そんな状況下の、とある日曜日の朝。


うちの家族は当時全員が2階の寝室で寝ておりました。


で、その日は休みなので少し遅い時間まで布団でダラダラしていたと思われます。


父と姉はひと足先に起きて1階へ降りて行き、ダラダラしていた幼少期の蜂六は何か母に怒られたのだと記憶しています。


が、幼少期から生意気だった蜂六は母と口論になりました。


で、怒った母は1階へ。


1人残った幼年蜂六でしたが、そこは所詮幼稚園児です。


親の元へ行くのは嫌だけど、1人ボッチでいつまでも2階にいられるものでもない。


そこで静かに、1階の家族に悟られないようにコソコソと階段を降りるのでした。


あとほんの2~3段で1階に着地するかどうか?と言う瞬間でした。


ふと何か気になって今までいた2階の方へ振り向いたのでした。


すると!!


2階からお爺さんが降りて来る!!

まじです。


和服の部屋着(?)みたいなのを着たお爺さんが、上から2段目くらいの位置にいてのそっ!のそっ!とゆっくり階段を降りて来るんです。


先述した通り当時の我が家に爺さんは住んでません。


いないはずの爺さんが降りて来るわけが無いのです。


が、確かに爺さんはそこにいます。


降りて来る爺さんは、顔こそハッキリは覚えてないけどうちの爺さんではないことはわかりました。


幼年蜂六は一瞬にして恐怖に凍り付きます。


そして爺さんを見つめると、止まることなくどんどん階段をおりて来るので恐怖に耐えられなくなり、一瞬1階の方向へと顔を向けました。


でも見るのをやめたところで爺さんはどんどん接近して来ます。


子供心に「見なくちゃいけない」と思ったんですね。


で、再び2階側に振り返ったところ…


お爺さんはもうどこにもいませんでした。


さすがにこの恐怖には耐えられず、母に腹を立てていたことも忘れて家族のもとへ逃げ込んだわけです。


はい、これでおしまい。


それだけの体験です。


しかしこの一件は結局、家族は誰も相手にしてくれなかったり階段爺さんも誰だか全然わからなかったことからそのまま終了となったのでした。


なのでその後も含めてこの話に何のオチや結末もありません。


ただ、本人にしたらそれでも怖くてたまらないわけで、友達やら何やらにこの話は結構しました。


で、ある時、近所の同年代の子供らで集まって遊んだ時に霊体験の話題になったりしました。


蜂六も階段爺さんの話を得意気に話したわけですが、これが意外なほどに注目されて詳しく聞かれてしまいます。


そのうち上級生の子が、「お爺さんの絵を書くからどんな感じか教えて」と言ってきました。


で、思い出しながらお爺さんのディテールを伝えていきます。


「そのお爺さんは着物みたいな服だった。」


イメージは磯野波平さんの普段着ですかね。


そんなイラストが書かれていきます。


「右手側に手すりがあって、右手は手すりを掴んでいた。」


そうなんです。


手すりを掴んでました。


「顔はよく見えなかった。」


まぁ、見えなかったと言うか覚えてないと言うか。


うちの爺さんのではないのはわかったけど…


が、ここから子供ならではの誇張と脚色が混ざってしまいます。


「顔はボヤけたみたいなグニャグニャと波打ったみたいな、とにかく普通の顔じゃなかった。」


おいおい蜂六!


ほんとにそうだったか?


顔、覚えてないだけだよな…


「右手は手すりだったけど、左手には何か刃物を持っていた。」


↑いやいやいや、今も覚えてるけど左手は手ぶらでした。


いや、手ぶらって別に裸の胸に手を当てて「手ブラ」とかじゃないですよ。


爺さんのそんな手ブラ見たくない!!


何も持ってなかった方の手ぶらです。


刃物なんか持ってなかったです。


さらに幼年蜂六の暴走。


「ハサミと包丁が混ざったような見たことも無い刃物だった。


↑いや、どんな刃物だよwww


ハサミと包丁、混ぜようがねぇよwww


しかし上級生、二股に分かれた刃物の真ん中に包丁が突き出たような、何やら三股の刃物のイラストを書いて見せます。


上級生「こんな感じ?」


いや、素晴らしい想像力じゃないですかwww


それ見た暴走幼年蜂六。


「そう!こんな感じ!」


↑ウソつけ~!!


よくこんないい加減なこと言えたなwww


更に…


「そう言えば、波打ったみたいでよくわからない顔だったけど目がなんとなくあって凄く怒った目でにらんでた!」


↑もうやめろwww


完全にウソだろwww


「刃物を持った手を上に振りかざしたので斬られると思って怖くて1階の方を見た。」


↑いや、やってないやってないwww


そもそも刃物持ってなかったwww


「で、また振り返って見たらお爺さんいなかった。」


↑ああ、最後はウソじゃないですwww


良かった良かったwww


なんかね、子供って怖いですよね。


お爺さんが一体以上どこの誰だったのかは謎のままですが、単に階段降りて来ただけなのに、波打った顔になんかある目でにらんで来ただの、謎の刃物で斬りつけて来ただの、散々言われ放題で逆に災難だったかもwww


結局蜂六は小学校卒業とともに引っ越してしまってそこの子供たちとは疎遠になるわけですが、そこでは最後までお爺さんは波打った顔でにらんで刃物を振りかざす凶暴なお爺さんのまま終わってしまいました。


あの、「ハサミと包丁が混ざったような刃物」などと言うイメージもわかないような謎の説明から、本人すらデタラメでわからないのにイラストに起こしてくれた上級生の想像力には今でも感動を禁じ得ません。


あの頃の連中、元気にしてるかな。


お爺さんが出た家は、その近所の仲間たちの中の同級生の女の子の家に買い取られたんですよね、確か。


お爺さん、その後もう出ないのかな。


まぁ、蜂六も幼稚園児時代に見てから小学校卒業まで二度と見なかったので、多分もう出てないでしょうね。


そんな思い出。


お爺さんゴメンネ。


でも突然出てきたお爺さんも悪いんだからね。


どっちもどっちだね。


そんなわけで今回は終了です。