山崎貴監督の未来/最終報告⑤『ゴジラ-1.0』
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ベラデン
いえいえ。
なにせ「映画秘宝」誌はかつて私自身も記事を書き、
関係者で今でも交流が続いている人もいるため、
言いにくい部分もあるわけです。
ですのでベラデンさんのコメントを取り上げるのは、
ある意味「便利屋あつかい」だったりもしていてけっこう好都合。
つまり自分が言いたくても言えないことを、
ベラデンさんに代弁していただいてるので、私としてはひたすら感謝のみです。
また性懲りもなく映画秘宝は復刊しましたねホントに呆れ果てますね…(-_-;)
ホントこいつら自民党ソックリです(呆)
もういっその事社名を「映画自民党」にでも改名しろよ!!って思いました(苦笑)
ホントこいつら自民党ソックリです(呆)
もういっその事社名を「映画自民党」にでも改名しろよ!!って思いました(苦笑)
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1度目の【洋泉社版】休刊は、版元の洋泉社の倒産(2020年2月1日付で親会社の宝島社に吸収合併され解散し、従業員や権利義務等は宝島社が承継した)のため。
2度目の【オフィス秘宝・双葉社版】休刊は、当時の編集長の読者恫喝事件の後始末がうまくいかず、短期間は暫定編集長にデラックスの高橋 信之氏を据えたりもしたが結局休刊(2022年2月21日に双葉社が同年3月19日発行の2022年5月号をもって同社の刊行物としては休刊すると発表)。
どちらも事故に等しい不測の事態で、
「映画秘宝」誌の方針は依然継続と開き直って、今回の【秘宝新社版】再々刊(2023年12月19日、新たに設立された合同会社秘宝新社が雑誌の権利を取得し2024年1月19日発売の3月号から月刊誌として改めて創刊されることが発表された)。
以前は体制に牙を向く姿勢があって、石原都政批判もしょっちゅう、
国外ではマイケル・ムーア監督作に便乗でブッシュ政権批判を続けていたが、
2013年の第二次安倍政権からは誌面での政権批判がなぜか鳴りをひそめてしまい、
カダフィ大佐を「高熱爆弾で蒸発」と片付けるなど事実誤認がしょっちゅうでもしらばっくれて訂正記事を出さないなど、
ちょっとまともな情報誌とは言えない醜態続きに、
「これはダメだろ」と見限ざるを得なかった。
ただまぁ復刊版では私の大嫌いな柳下毅一郎、てらさわホーク、高橋ヨシキ、ギンティ小林、松江哲明といった不快なDQNライター共がリストラし、尾崎一男、切通理作、森直人、青井邦夫、神武団四郎など比較的マトモなライター陣が続投したのは評価したいです。とはいえ諸悪の張本人である町山氏が恥ずかしげも無くのうのうと居座ったのは「はぁ!?舐めてんのか!?(怒)」と叩きつけたくなりましたけど(苦笑)
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そもそも「秘宝」誌創刊理念は、宝島社で映画情報を充実させた自分が追放された腹いせに町山氏が発起人で始まったので、いわば氏の私的目的の手先映画誌でもあるため、日本公開が遅れるアメリカ映画を、海外逃亡で現地在住の町山氏がいち早く伝える、という基本姿勢は不変なわけです。
なのでBLACKHOLEに、柳下氏、てらさわ氏、ヨシキ氏が移行して「秘宝」を抜けた時、もう月刊映画誌ペースの時代じゃないよなと、YouTube動画の即時性と濃密な構成、編集に「とても秘宝じゃ太刀打ちできない」と思い知りました。
でも一応マトモなライター陣で固められたお陰で以前に比べて下劣で不快な文章や薄ら寒い身内ネタなどが無くなり多少は読みやすくなりました。
しかしアディクトさんが指摘してる通りゴジラ-1.0の批評には「何にも分かってねーなコイツ(呆)」と的外れな批評するライターが見受けられてその点が残念です。
特に先月の復刊第一号での
三留まゆみ氏のゴジラ-1.0評はホントに酷かったですよ(汗)
三留氏曰く「ゴジラ-1.0は表向き反戦を装ってはいるが、実のところ本音は〈今度こそ特攻を成功させて日本を再軍備化しよう!〉という恐ろしいメッセージが込められている!」といった書評でした。
読んでて「ハァ!?」ってなりましたよ(苦笑)
一体どんな脳ミソしてればこんなトンチンカンな回答にできるのか?
一体どんな脳ミソしてればこんなトンチンカンな回答にできるのか?
本当三留氏には呆れ果てました(汗)
こんな脳ミソでよくもまぁ映画評論家なんて名乗ってられますよ(苦笑)
これなら三留まゆみ氏もついでにリストラさせれば良かったのに…
三留氏みたいな三流評論家を続投させてるようでは先が思いやられます(ハナから期待してませんでしたけど)
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こんな脳ミソでよくもまぁ映画評論家なんて名乗ってられますよ(苦笑)
これなら三留まゆみ氏もついでにリストラさせれば良かったのに…
三留氏みたいな三流評論家を続投させてるようでは先が思いやられます(ハナから期待してませんでしたけど)
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まあでも、ベラデンさんは文句タラタラでも、よく大枚はたいて紙の雑誌(かたくなに電子版を出さないのもどうかしてると思う)を買い求めて批評、分析を欠かさないんだから、「映画秘宝」にとっては売り上げにつながる大得意様ですよね。
山崎貴監督の未来
私は新創刊2号の
山﨑貴監督インタビューの見開き2ページすら、書店で立ち読みでしたよ。
そのインタビューから読み取れたのは、
- ILMでの〈マイナスワン〉社内試写でデイブ・フィローニ(2023年11月22日、ルーカスフィルム社のチーフ・クリエイティブ・オフィサー=CCOに昇格)とも対面。
- 山﨑監督としてはスター・ウォーズ新作を手がけたいと申し出、即座に確約とはいかずとも交渉の基礎が築かれた。
- 来2025年開催のSWセレブレーションジャパンの目玉トピックで、「山﨑貴監督で、SW映画新作」が発表されると予想。
だった。
さて、その後の〈マイナスワン〉+山崎貴監督の快進撃は、
- 北米では現地時間の2月1日までの63日間で上映が終了し、最終興行収入は5641万ドルを記録。北米で公開された邦画実写映画の興行収入記録を大きく塗り替えて歴代1位、北米公開の外国語の実写映画の歴代興収の中でも3位という記録を残した。
- 日本国内では3月3日までの公開122日間で観客動員392万人、興行収入60.1億円を記録。2023年に日本で公開された実写映画ランキングで第1位(※興行通信社調べ)となり、唯一60億円を突破した実写映画になった。
- 2024年3月8日(金)に開催された第47回日本アカデミー賞授賞式で①最優秀作品賞②最優秀助演女優賞/安藤サクラ③脚本賞/山崎貴④撮影賞/柴崎幸三⑤照明賞/上田なりゆき⑥美術賞/上條安里⑦録音賞/竹内久史⑧編集賞/宮島竜治の8部門で最優秀受賞。
- それからわずか2〜3日後の3月10日(日本時間11日)第96回アカデミー賞授賞式で、視覚効果賞にアジア圏の作品で初めて「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」から山崎貴監督ら4人が受賞した。
↓現時点の最新動向はこちら。
2024/03/16
と、まさに破竹の快進撃だが、
こうした功績に触れ、素直に喜ぶ山﨑監督の姿を目にするたびに、「この人って本当にまっすぐに物事を見つめ、取り組む人なんだな」と驚く。
それとともに、スタッフやキャストからのいじりやからかいにも鷹揚(おうよう)で、不機嫌になったり横暴にならず、そのいじりを娯(たの)しむ心の余裕があることも見逃せない。
この、自作に向けたネガティブ評価やマイナス意見もあっさり受け流し、過去の教訓を次回作に活かす進歩、成長の姿勢は、「山﨑貴監督作品/古沢(こさわ)良太脚本作品はとにかくけなすに限る」の「映画秘宝」的もしくはライムスター宇多丸式の一元的固定観念ではとうてい評価や判断が不可能である。
この謙虚で鷹揚、社交性に富んで気難(むずか)しい顔や気分に落ち込まず、ひたすら進歩・成長・前進する姿勢は、庵野秀明とか
ジブリのプロデューサー鈴木敏夫にも見習ってほしいが、
↑2011年ごろ
逆に言えば、山崎貴氏は、他のクリエイターにできない社交性と腰の低さで柔軟に対応できたからこそ現在と将来の地位が確立されていて、他のクリエイターは逆に自分の殻に閉じこもったり立ち返ることで、自らの可能性をぶち壊していると言える。
庵野秀明と山崎貴は表裏一体
庵野秀明は当初の目論見がことごとく外れるが、その原因は外的ではなく本人の所業による。
それで事後策として山﨑貴監督が起用され、見事に職責を果たすことで山崎監督の未来が広がっていき、同時に庵野氏の未来は断たれていく。
山崎貴の次回作は『ゴジラ』(-1.0の続編)では(まだ)ないと報道があったがこれは当たり前で、〈マイナスワン〉の成否が定まらない時点でとっくに次回作品は決まっていた。
でもってその次回作の一つに、
私は東宝映画版の
『シン・ウルトラマン』(2022)
に続くウルトラマン映画次回作で、
題名はひょっとしたら『ウルトラマン-1.0』〈ウルトラマンマイナスワン〉ではないかと睨んでる。
「そんなバカな、いくらなんでも安直すぎんだろ!」と思う方も多いでしょうが、
それを言ったら、庵野秀明作品の、
『シン・ゴジラ』(2016)
『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』(2021)
上述の『シン・ウルトラマン』(2022)
『シン・仮面ライダー』(2023)
さらには4作をまとめた
「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」
庵野秀明“ユニバース”始動。「シン・」シリーズ4作がコラボ
2022年2月14日
東宝・カラー・円谷プロダクション・東映の4社は2月14日、「シン・ゴジラ」「シン・エヴァンゲリオン劇場版」「シン・ウルトラマン」「シン・仮面ライダー」の4作品がコラボレーションするプロジェクト「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」を始動した。今後、同プロジェクトではイベント・商品化など、多岐にわたる内容を計画中という。
の計5作のネーミングだって、「そんなバカな、いくらなんでも安直すぎんだろ!」ではないか?
結局、庵野氏が無責任に大風呂敷を広げた企画は全て空中分解で頓挫続き。
その後始末(尻拭い)を引き受けているのが山崎貴で、
2016年の『シン・ゴジラ』の後続映画『ゴジラ-1.0』公開までには7年もかかったが、
その準備体制は西武園ゆうえんち開業70周年記念事業としてリニューアルされた、
2021年5月19日からの「ゴジラ・ザ・ライド 大怪獣頂上決戦 」
が下敷きになっている。
つまり『シン・ゴジラ』の5年後には、すでに事後対策が打たれていたわけである。
なので2023年の『シン・ウルトラマン』の後続対策・企画の方だって、
2023年7月14日より上映開始。当初は期間限定だったが、同年9月14日よりゴジラ・ザ・ライドと相互上映が行われている、
「ウルトラマン・ザ・ライド 世紀の大決闘 」
から始まっていて、だからこそ山崎貴監督の次回作は、
興行の成否が定まるまで続編企画が始動しない〈ゴジラマイナスワン〉の続編では(まだ)なく、
その前にとっくに決まっていた、
アトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」→映画『ゴジラ-1.0』の道筋に沿った、
アトラクション「ウルトラマン・ザ・ライド」→映画『ウルトラマン-1.0(仮)』
だろうと予想しているわけよ。
ちなみに、山崎貴監督作でも、さすがに『仮面ライダー-1.0(仮)』〈仮面ライダーマイナスワン〉だけはあり得ないのは、
- 山崎監督も白組も東宝作品しか手がけず、一方で『仮面ライダー』映画が東映作品以外の他社から公開されるなどあり得ない。
- 前哨戦として山崎監督が手がける、テーマパークの「仮面ライダー・ザ・ライド」が存在しない。
という状況証拠からの勝手な推理である。
今回はここまで。
↓