秘宝枠の罠/最終報告④『ゴジラ-1.0』
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『アルキメデスの大戦』(2019)とか等々、
〈マイナスワン〉はトホホの2位にもランクインだし、
「やっぱりこいつら、わかってねえじゃん!」な票分布も散見される。
Xアカウントでは、「あの、何もかもをセリフで説明する山崎貴監督作がベストワンなんて、もう秘宝の価値は失せた」的な「秘宝枠で映画の価値を判断する誤解組・勘違い組」の生存も確認できる。
日頃から映画を数えるほどしか見ない人たちには、「映画秘宝」が作品や監督、脚本家と俳優をこき下ろすことは絶好の拠り所になってしまい、Amazonや(最近は名称変更されたみたいだが)Yahoo!映画の記事の低評価レビューに「いいね!/役に立った」で賛同を示すルサンチマン集団のように、「秘宝共依存症」「映画を観ない口実探し」を画策する特殊グループが秘宝枠内に形成されてしまった。
だからライター職を追われた時も、「秘宝枠に収まりきれなくなっただけで、映画ファンとして失格ってわけじゃないしな」「秘宝内で収まることに満足する人生でなくて良かった」と干された・切られたことも今となってはありがたく、「映画秘宝」誌には感謝しかない。
だいたい秘宝ライターの映画を見抜く目だって人によってさまざまでアテにならない。
今回ベストワンに『シン・仮面ライダー』をあげ、『マイナスワン』はベスト5だった某ライターは、映画評をおよそ目にした覚えがなく、一度見たきりの模型誌での雑感では、2009年の『ターミネーター4』を『ダークナイト』(2008)と同じ感覚があると、今にして思えば「どこが?」な読み間違えしていたことも手伝い、私にはとうてい正当な批評眼を持ち合わせているとは思えない。
となればそれにつられて「秘宝」を根拠に映画を同じロジックで論じるのも、映画鑑賞の選択判断基準に秘宝を用いるのもどうかしてると思うんだけど?
いいかげんに、話題を『ゴジラ-1.0』に戻しますが、
ベスト/トホホ発表号では、ベストワン受賞を機に、
これまで秘宝ではひたすら批判の対象だった山崎貴監督が、
「フィギュア王」誌の独自連載で同監督と懇意の、