2024年訂正の旅①
今回はこの記事(モノクロ版『ゴジラ-1.0/C』(ゴジラマイナスワン/マイナスカラー)4DX)にいただいたコメント。
340
↓
340さんは、
この記事(【その3】『シン・ウルトラマン』+ゼットン最終回)でも顕著なように、
時折、こちらがまったく気づかないことを鋭く見抜いてご指摘くださいます。
こう言うありがたい読者は大歓迎で、
いただいたご意見にはひたすら感謝感激、
なんの異論も反論もございませんので、
その辺はどうか誤解なきよう。
もっとも、340さんの話題はもっぱら怪獣・ウルトラに絞られるため、
たとえばこの記事(坂道ヤマシタ)の、
「坂道グループ(乃木坂・櫻坂・日向坂)内でダブり苗字が多数」な件で、
向井姓の2人(葉月と純葉)のリストアップが抜けていたことに、
340さんはともかく、他の誰からも指摘がないのはどーして?
【向井】
向井葉月(乃木坂3期生)
向井純葉(いとは・櫻坂3期生)
名前の全4文字中、「向・井・葉」の3文字が同じで、
「む・か・い・は」の読みまで同じって、どこまで共通してんねん!
別にいつもの常連コメント以外の方でも構わないんで、
ご指摘はバシバシ歓迎
と思ったりはするわけですが、
とにかくなにしろ、
このように深掘りのジャンルが特異的だと、
読者の守備範囲を軽く超えてはいる反面、
340さんのように究極特化型の読者には、
いとも簡単に至らぬ点を見破られてしまう…。
でもって、340さんのご指摘はごもっともなうえで、
どうして私が映画を見誤ったのかをこれから苦し紛れに言い訳しますよ。
『ゴジラ-1.0』超総括
『ゴジラ-1.0』の5回目の鑑賞にあたり、
慣れからどうしても途中で集中力が削がれ、
ところどころ寝落ちしてしまって連続した流れで作品を見られずに、
断片的にしか鑑賞できない状況下だと、
せめて未確認事項を確かめようと、もがくしかないわけでして。
でもって未確認事項を例示すると、
- GHQ撤収事情の再確認
- 主人公・敷島浩一(神木隆之介)の決死特攻、別名「死ぬ死ぬ詐欺」は、本人はいつから死なないとわかっていたのか?
この流れから、整備兵の橘宗作(青木崇高)が、
神木キュンに、いつ脱出装置を教えたのかを確認することに。
でもってそれは、出撃当日ではなく、
- 燃料庫に爆弾搭載
- ゴジラ突撃直前に爆弾を起動させるための解除レバーを引く
- 脱出装置の仕組
- 隣家の太田澄子(安藤サクラ)に、義娘の明子(永谷咲笑)の後見費を託したのか
- コクピットに大石典子(浜辺美波)の遺影(仮)と、明子が描いた3人家族の絵を飾った意図は
との辻褄がどうしても合わない。
いや別に、これらはあくまでも敷島の決死の覚悟を演出し、
観客に緊張感と決死感を伝えるための作劇法に過ぎないから、
敷島/神木が自分が死なずに済むことを知っていようがいまいが、
『海猿』シリーズの「仙崎(伊藤英明)死ぬ死ぬ詐欺」に倣(なら)って、
ああいう描き方になってるだけのこと。
したがって、橘/青木が、いつ脱出を示唆しようがそれにあの映画の描き方(演出法)は左右されはしないわけだが、
それでもなお、なぜ神木キュンは、
①義理の娘・明子への将来の養育資金を安藤サクラに託したのか
⓶特攻機震電のコクピットに、家族の絆を示すゆかりの品を飾ったのか
についての、「その方がドラマが盛り上がるから」以外の、辻褄の合う言い訳が欲しい。
するとYahoo!の低評価レビュー(※いまだにこのゴミ溜め評価を閲覧する自分もどうかとは思いつつ)に、
こんなものが。
- 現代のパイロットは年間に航空機を規定時間操縦しないと免許を更新できない。
- 資格を持った経験のある整備士が、同じ機体を連日マニュアル通りに整備している現代ですら事故は起こり得る。
- 3年ぶりに操縦する敷島/神木パイロットが、にわか雇いの橘/青木整備士が初めて接した震電を駆り、試運転もせずに曲芸飛行をこなした末に、見事に機体をゴジラに命中させると共に、脱出までを完遂させる。
おしまい。