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総括『シン・ウルトラマン』庵野作品の闇

 

 

【関連バックナンバー】

『シン・ウルトラマン』については、多くの感想コメントをいただいたので、
せっかくだから、ここにまとめてお返事もしようかなと。
 
ソフィ丸・La・ソーム
ヱヴァ でも、
フェイク予告編や公開前日に冒頭シーン放送したのに本編と違ってたり、
それがあるので 銀色Aタイプ を観た瞬間
「 またやってくれたな 庵野はん! 」
っておもいましたよ^^
過去記事にも頻繁にコメントを下さるソフィ丸・La・ソームさん
今回は最新記事にコメントいただき感謝です。
そうですか、フェイク予告編って、すでに『エヴァ/ヱヴァ』から定番だったんですね。
そうとは知らずに、今回はまんまと出し抜かれてしまいました。
 
まあ個人的には、ヱヴァのそこまで細かな差異に一喜一憂するほどハマりたくはないですが…。
そう思う理由は後述します。
 
ソフィ丸・La・ソーム
 
一番衝撃的だったのが「 リピア 」ですね。
マン に 名前 がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(゜ロ゜)!!
っておもいになりましたから^^
初代ウルトラマンだけ、「ただのウルトラマン」で、
理由はひたすら最初のウルトラマンで、名前で区別する必要がなかったため。
 
しかしそれからもう56年…。
「リピア」が適正名かはともかく、
命名はめでたいことと思われます。
…いや別に、シンがリピアと決まっただけで、
初代マンがウルトラマンリピアになったわけじゃありませんけどね。
 
ベラデン 
 
私も土曜に観賞しました。
正直なところ面白かったのは確かでしたが「これなら深夜の連続ドラマにした方が良かったんでは?」との思いを抱きました(苦笑)
やっぱり元がテレビ特撮シリーズだったウルトラマンを第1話と最終話のエピソードを1本の映画として纏(まと)めるにはいささか2時間では短すぎました。
それに加えてCGのクオリティがあまりにチープ過ぎて1800円払った身としてはかなり不満でした。あのチープさは「昭和の着ぐるみ特撮の雰囲気を再現したからだ」との擁護の声が多いですが、私には詭弁としか思えなかったですね(苦笑)
テレビの特撮ドラマならあのクオリティでも納得しましたけど...
劇場作品としてのCGなら7年前のYouTubeで公開された「Ultraman n/a」位のクオリティで見たかったです。
2015/07/17
 
そういう点を踏まえたらやっぱり本作は連続テレビ特撮として制作した方が絶対良かったと思います。
まぁ何だかんだ楽しめましたがw
映画として『シン・ウルトラマン』をやるより前に、再編集の元になるテレビシリーズを構築すべきと言うご意見は、
↓この動画で、柳下毅一郎氏が述べておられますね。
 
それはあくまでも映画通が、客観的な判断を下した結果ですからなるほどですが、
2013年からテレ東で本流ウルトラマンシリーズが継続中で、
がんぎ
ぎんが
『タイガ』までは劇場版/映画が松竹配給で続いていた
500-1
500-2
という事情を知る身としては、
東宝系でテレビシリーズなんて、本流に取って脅威そのもの。
絶対にあり得なかったとは承知してます。
 
あと「流浪の月」と「死刑にいたる病」はご覧になられましたか?
この二作は本当に良かったです!
特に白石和彌監督の「死刑にいたる病」は阿部サダヲのサイコパス演技が本当に神掛かってて恐ろしかったです!
個人的にホアキン・フェニックスの「ジョーカー」に負けてない演技だったと思ってます(※あくまで私個人の主観ですのでw)

李相日監督の「流浪の月」も中々心に沁みる作品でした。かなり重い内容で150分と長い上映時間でしたが役者陣の演技力と映像の美しさは本当に圧巻で最後まで飽きずに見れました。

機会があれば是非ご覧になってみてください。
オススメ、ありがとうございます。
上映期間中に鑑賞できるかはいささかビミョーですが。
 
ナタル
 
私も気になる所がいくつか
  • 禍威獣に対応する禍特対があんま役に立ってない感じ
  • 八つ裂き光輪って地面転がるんですね、そのまま弾かれて飛んでくと思った
  • ベーターボックス、体臭を追わなくても譲渡の際にそのまま会場で強奪すれば
他にもありますが、とりあえず
禍特対が弱小なのは、予算の都合で防衛チームメカなど出せないため、うんと規模を縮小し、それでも現地で活躍する必要から、通信に頼らず、記憶媒体とパソコン端末を持ち込んで、現場で対応させられてるんでしょうね。
 
ベーターボックスは、あくまでも長澤まさみのエロエロ扱いの方便として使われてるんで、理詰めで否定しても仕方ない気が…。
 
さてさて、今回のお題、
庵野秀明の闇
についてですが、
まずはこの動画をご覧ください。
私は『トップをねらえ!』は未見なので、
これを踏まえてから、
↓こちらをご覧ください。
 
なるほど。
たしかに2回目鑑賞で、ウルトラマン(リピア)は、ゼットン退治後に「ゾーフィ」を「ゾフィー」と呼んでいた。
だけど完全理解に「ウルトラマン」シリーズではなく、
庵野作品の予備知識が必要なのは、ルール違反の反則技じゃあ…。
 
それにマルチバース概念を取り入れて、
やけに物分かりが良くなったゾフィーは、
それまでのM87星雲・光の星のゾーフィとは完全同一ではないとするなら、
それを胸のスターマークや、肩のウルトラブレスターを付け足して、
よりM78星雲光の国のゾフィーに近づけるべきなんじゃないの〜!
 
かくして庵野秀明は、
自分の書いた脚本では、とうてい観客が作品やストーリーを完全理解できないからと、
ネタバレ注意の映画パンフレットを解説書として買わないとならない状況を常態化させただけでなく、
それでも完全理解に至るためには、
訳知り顔のYouTube動画や、
自分の過去作を全編鑑賞しておかなければと言う、
映画本編を1本鑑賞だけではすまない、余計な出費を強いている。
 
クリエイターとしては完全失格なはずが、
「ヒットするから」「パンフも売れるから」で、
庵野秀明なら許される。
 
これまでも、これからも。
 
これを「闇」と呼ばずして何となろう。