「ザ・ウルトラマン」単行本初収録&傑作選・上
思えば、ここまで長かった。
内山まもる作画のウルトラマン漫画の内訳は、
「小二」(毎月1日発売)の
- 「帰ってきたウルトラマン」(71年5月号〜72年4月号)
- 「ウルトラマンA(エース)」(72年5月号〜73年3月号)
- 「ウルトラマンT(タロウ)」(73年4月号〜74年3月号)
- 「ウルトラマンレオ」(74年4月号〜75年3月号)
「小二増刊号」の、
- 「決戦ウルトラ兄弟対11大怪獣」(71年9月号増刊)
- 「ウルトラマンA ウルトラ5兄弟たいヤプール人」(72年9月号増刊)
- 「ウルトラマンA 怪獣はか場のけっとう」(73年1月号増刊)
- 「かがやけウルトラの星」(73年9月号増刊)
「小三」(毎月3日発売)の
- 「ウルトラマンレオ」(74年4月号〜75年3月号)
- 「さよならウルトラ兄弟」(75年4月号〜8月号)
- 「第二部・たたかえ!ウルトラ戦士」(75年9月号〜12月号)
- 「第三部・復活!ウルトラ兄弟」(76年1月号〜3月号)
- 「げきとつ!ウルトラ兄弟」(78年10・11月号)
- 「飛べ!ウルトラ戦士」(79年4月号〜79年12月号)
- 「ウルトラ戦士銀河大戦争」(81年6月号〜82年3月号)
「小五」(毎月3日発売)の
- 「ウルトラマンT(タロウ)」(73年4月号〜74年3月号)
「コロコロコミック特別増刊2号ウルトラマン」(78年9月特別増刊号)
- 「ザ・ウルトラマン」若きファイタスの挑戦
———があったわけ。
しかし完全復刻再販は、
「帰マン」
「エース」
「タロウ」
「レオ」
だけで、
「ザ・ウルトラマン」に属するマンガが体系的にまとめられたのは、
電子版程度で、
系統的にまとめた1冊と言えば、
「ウルトラマン 大激戦」内山まもるウルトラ傑作選
くらいのもので、
双葉社分冊版も今では入手困難。
すると、「ウルトラマンメビウス外伝+平成ウルトラマン作品集」
の売れ行き好調+発売たちまちの増刷が呼び水となり、
「ザ・ウルトラマン」単行本初収録&傑作選・上
「ザ・ウルトラマン」単行本初収録&傑作選・下
——刊行が決まり、
私も発売2日後の2022/5/22の日曜日に、めでたく上巻の現物を手に入れた。
2022/05/12
内容は至れり尽くせりで、とにかくなにしろ、
「小五」版タロウの全編を初めて読めて幸せ。
怪獣①アストロモンス②ライブキング③コスモリキッド④アリブンタ⑤シェルター⑥バードン⑦ムルロア⑧特定不能の謎怪獣もタロウも東光太郎も出番は少ないが、内山氏の安定した絵柄で人間ドラマが展開し、同氏の「ウルトラマンばかりを描いていると、人間の表情が描けなくなるのでは」と、ウルトラマン専属漫画家につきまとった不安が示されていてなるほど納得。
残念なのは、解説492ページの13行目が
誤・『小三』
↓
正・『小二』
なことくらい。
皆様もぜひ、お買い求め下さいませ。