2202第15話「テレサよ、デスラーのために泣け!」に寄せて | アディクトリポート

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なので、

まずは以前に地方テスト販売を取りあげた

週刊『宇宙戦艦ヤマト2202 ダイキャストギミックモデルをつくる』Webにて先行発売開始 !!

 

次にこの記事より。

 

リメイクしてほしい「昭和アニメ」TOP5発表 

1位は『宇宙戦艦ヤマト』

 

(以下引用)

 漫画家の松本零士が監督を務めたアニメ『宇宙戦艦ヤマト』が、「リメイクしてほしい昭和アニメランキング(ロボット・メカ編)」で、ランキング1位に輝いた。

 

【写真】1位『宇宙戦艦ヤマト』&2位『機動戦士ガンダム』フォトギャラリー

 

 このランキングは、株式会社CMサイトが2018年10月4日に、10代~60代の男女を対象に実施したインターネットリサーチ結果で得られた1万3237名の有効回答に基づくもの。

 第1位は、70年代にテレビアニメが放送され、映画化もされた『宇宙戦艦ヤマト』。異星人国家ガミラス帝国によって人類滅亡の危機に瀕した地球を救うため、イスカンダル星へ旅立つヤマトとその乗組員たちのドラマを描いた本作は、のちのヒットアニメ『機動戦士ガンダム』『超時空要塞マクロス』『新世紀エヴァンゲリオン』の先駆けとった傑作だ。

 第2位は、現在もシリーズが続くガンダムシリーズの、1979年放送の初代作品『機動戦士ガンダム』がランクイン。ロボットアクションに加え、主人公の成長や、戦争がモチーフとなったリアリティあふれる心理描写から「リアルロボットもの」と称され、ロボットアニメの先駆けとなった。

 そして第3位は、『デビルマン』『キューティーハニー』で知られる永井豪が原作を手がけた『マジンガーZ』。放送当時は日本で最高視聴率30%を記録し、スペインでは70%という驚異的な視聴率を記録したという。

 続く第4位は『三国志』『魔法使いサリー』の横山光輝原作の『鉄人28号』。少年探偵・金田正太郎と、彼が操縦する巨大ロボット・鉄人28号の冒険は、主題歌とともに、昭和30年代の子どもたちを熱狂させた。

 第5位は平井和正と桑田次郎による同名コミックをアニメ化した『エイトマン』。シリアスな物語に当時最先端だったSF技術を取り入れた作風は、子どもだけでなく、大人からの人気も高かった。

 

(引用終わり)

 

この記事は非常に皮肉が効いている。

ネットの反応には、

  • おいおい、「2199」「2202」を知らないのか?
  • これはテレビ放送中や最終章の劇場公開を広めるチャンス
——等の脳天気な声もあるが、
  • 存在は知ってはいるが、「2199」や「2202」はリメイクとは認めない
  • 松本零士抜きでは、ほんとのヤマトじゃない
——等の現状否定派の意見もあろうし、
今まさにリメイク進行真っ盛りなのに、こんな事態になることを関係者は重く見るべきである。
 
ここからの本記事は、

これまでの慣例どおり、

前半が先週いただいたコメントを下敷きに、

14話「ザバイバル猛攻・テレサを発見せよ」の感想や考察。

 

後半が15話「テレサよ、デスラーのために泣け!」の次週分のネタ振りとなります。

 

【第14話関連】

 

星野悲鳴

古「ズォーダーは何でも知ってるなぁ」、ズ「何でもじゃなく〇〇が知ってることだけ」

劇場版の「星巡る方舟」でラスボス的な使われ方をしていたメダルーサ級の重戦艦が、
この14話では改装型の地上戦艦としてザコキャラのごとく大量に登場し、その火力で
一時は空間騎兵隊を窮地に追い込んでいます。

また前回の13話では、テレザート星を攻略するためのプランがヤマト内で立案された直後に、
ズォーダーがほくそ笑んだのち「ゴーランドに伝えよ」と指示するシーンが入ります。

この時点ではそのカラクリは分からないものの、ズォーダーには全てが筒抜けの様ですが、
あれだけの数の地上戦艦があるのでしたら、ゴーランドだけではなくザバイバルにも伝えて、
空間騎兵隊がワープアウトした時点で、真上と真下からの挟み撃ちで殲滅できたのではないかと感じました。


 
 
てんたくる
メダルーザ
「さらば宇宙戦艦ヤマト」は傑作映画だったけど
「宇宙戦艦ヤマト2」は駄作は、同意せざる得ないですね。
さらばは何回も見てますが、2は多分1回のみ
レンタルを借りる気すら起こらなかった・・・・・・
(宇宙戦艦ヤマト3は途中から全く記憶に残ってない)
そんなもんを、同じようにテレビシリーズ小分けにしているのだから
こうなるのも当然と諦めていました。

ただ「宇宙戦艦ヤマト2」の火炎直撃メダルーザのみ
ものすごく思い入れがあったので、雑魚メカ化には怒りすらこみ上げます。
方舟=出渕監督の数少ない功績だったのに・・・
 
 
くしくも、メダルーザが話題に上ったので。
 
「2202」では、他の艦船と足並みが揃っていたが、
 
↑「2199」「2202」版はメダルー
 
メダルーザがテレビ「ヤマト2」に初登場した時は、
 
違和感バリバリだった。
 
映画『さらば』が、松本零士ラフ/スタジオぬえ清書
 
で統一感があったのに、
新人、板橋克己のデザイン構築力は未熟でいびつ。
画面に出て来るたびにシラけた。
彩色もいいかげん。
 
それもあってか、バンダイからはメダルーザのメカコレすら出なかった。
 
デザインは、
↓プレステ用に1999年に宮武一貴氏が描き直し。
されど基本フォルムは同じなため違和感は払拭されず。
 
板橋克己のデザインって、繊細すぎてダイナミズムに欠けるよね。
なんか線もパースも歪んでるしさ。
 
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『2199 星巡る方舟』(未見)に出てきたのは、
艦名を〈メガルーダ〉というらしい。
 
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ここで前出の
星野悲鳴氏は、
 
結局、地上戦艦の大半は、斉藤が落とした岩盤の下敷きとなり、まさにザコキャラ的な最後を迎えますが、
500メートル以上ある地上戦艦・数十隻を、一度に潰せるだけの岩盤の大きさに疑問を抱き、
またそれを一体で運んでしまった、スーパーロボットのパワーに驚きよりも呆れてしまいました。
——とのご意見で、
これまた、真剣に鑑賞している観客や視聴者を嘲笑うような「んなアホな」的冗談展開で、
お約束の「笑うとこ」だったのかも知れません。
 
つくづく、マジメな視聴者がバカを見ますよね。
 
CGコピペで大艦隊の圧倒的な大軍の画を見せて、
「ヤマトたった一隻で、どう戦うというのか?」
と無力感や戦力差をあおりながら、
実際には直接対決はなく、その場をすり抜けてごまかし、
「そんな逃げの姿勢なら、始めっからやるなよ」と肩すかしを喰らわせて幻滅するのは、
「ヤマト2199」第18話あたりから始まっており、
「2202」第7話「光芒一閃!波動砲の輝き」 でも相変わらずだった。
 
なので、今回のザバイバル地上軍たちまち全滅も「またかよ」だったし、
メダルーサ改地上戦車ヘルベスティアも、
 
 
「こんな出番でごまかすなんて」
とゲンナリしつつも、
「メダルーサを忘れてなかったのはグッジョブ」
という気が、ちょっとだけしないでもない。
 
 
メカのデザインも?なら、
見せ方も下手くそなことには、
以下の指摘が。
 
Doburokutao
 
メカの扱い(デザインや動かし方)に悪意(私怨)を感じるのは気のせいか
パワードスーツの頭アップになるたびに 船の艦首だよな…
→これで思い出したのはワークショップ キャスト の生嶋毅彦氏がつくった永野護氏デザイン ナイト・オブ・ゴールドの記事だったわけで…。
ところでアンドロメダの大盤振る舞いといい、なんかヤマトのみならずメカものアニメのメジャー物を笑いものにして陳腐化してやろうという悪意があるのではないかと…勝手に憤慨したくなります。→デザインやお話が「面白ければ」いいのだけど

追記…昔のヤマトで思い出したことは作を重ねる事にメカデザインがつまらなくなっていったことなんです。デザインが悪くなったというよりは見せ方もよくなく印象に残ってない。この辺りはバンダイのプラモデルの商品化がわかりやすく「完結編」の扱いは…(まぁ隕石戦艦欲しいかと言われたらメカコレなら買うかな…)。
 
ところで「さらば…」までは松本零士氏&スタジオぬえのデザインを 現代風にアレンジで乗り切れましたが、「新たなる…」以降をどう調理するかを 意地悪い気持で眺めています。
 
 
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち
第15話「テレサよ、デスラーのために泣け!」2019/1/11
 
【概略】
古代たちに対し、デスラーはテレサを取引材料にしてガトランティスと交渉することを述べる。一方、テレザート上空ではデスラー艦隊がヤマトと対峙していた。ヤマトは古代たちとコンタクトを取るため、自らを囮にしてキーマンを上陸させる。テレザリアムに着いたキーマンはデスラーと対峙し、自分がデスラーの甥であることを告げる。さらに、かつてガミラスが進めた拡大政策の裏には、寿命が近いガミラス星と同じ環境を持つ移住可能惑星の発見という真の目的があり、デスラーがいまだその目的のために邁進していることが明かされる。そして、デスラーに誘われたキーマンは、古代に向けて銃を撃つ。
 
 
「2199」では偶像化され、
  • アベルト・デスラーがなぜガミラスに君臨し、
  • スターシャとの因縁は

——がまったく描かれず、

ナチスドイツ大好き、デスラー信奉者のマジキチ監督は、
そこを描くのをはしょって、
本筋語りがすっかりおろそかなくせに、
第9話・第14話・第21話
でロクでもないオリジナルストーリーをぶち込んでくる有り様。
 
今回の第15話「テレサよ、デスラーのために泣け!」では、
そこらへんが「これでもか」とばかりに描かれる。
 
 
だがしかし。
これを見て「そういうことだったのか」と心底納得する人がどれだけいるのか?
 
私は今回の15話を見て、
『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002)で、
シリーズ屈指の超人気キャラ、
ボバ・フェットの出自が明かされた時を思い出した。

 
その時の素直な感想は「そうだったのか」という納得、感心ではなく、
なんて押し切られても、納得できるか!
でしかなかった。
 
今回も、強引な辻褄合わせがダラダラと続き、
緊迫感を高めるために、
土方艦長のヤマトはデスラー艦隊と戦うが、
その戦いは別空間でのことなので、
まさに絵空事。
 
テレサと遭遇空間では、
デスラー
古代
斉藤たちが、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』のテキトーな場つなぎシーンのごとく、
やたらと銃口を向け合ってるが、
「どうせ撃つ気なんてないんだろ」
とわかりきってるので、
緊張感もスリルもありゃしない。
 
鑑賞後の感想は「そうだったのか!」ではなく、
「なんやそれ?」でしかなかった。
 
ところで、
オリジナルの先入観(過去作の刷り込み)抜きに、
「2199」「2202」出演場面だけのデスラーに、
心酔したり、入れ込んでる人って、誰かいるの?