Aウイング−修正歴史の犠牲者− | アディクトリポート

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最近の若者は、

広島

せんおう

430

長崎の原爆投下の日も、

終戦記念日も知らないらしい。

 

学校の歴史で、

近代、とりわけ昭和について学ばないんでは?

 

もっとも学校で習ったことなんて、

どの教科に限らず、卒業たちまち忘れてしまうもんだが。

 

仲代達矢氏や桂歌丸氏などの、

身をもって戦争を体験した人が語る貴重な証言を、

特定の偏向思想の都合だけで、

戦争を知りもしないくせに捏造と決めつける傲慢さが横行している。

 

往々にして歴史は、支配層の都合の良い形に塗り替えられ、

本当でないものが押しつけられがちだ。

 

だがそういう情報操作も、

ネット社会になって、やりにくくなってきた。

 

それが証拠に、

「ネットの情報はあてにならない」と牽制する声は、

テレビなどの既存メディアからばかりなので、

それによって逆説的に、

テレビや新聞の方がよほどあてにならないと判断できる。

 

組織や会社は巨大化するほど腐敗し、

事実が歪められ、

虚偽を外部に押しつけがちになる。

 

ルーカスフィルムでも、

特に『ジェダイの復讐(帰還)』(ROTJ・1983)終了以降のSW休止期と、

新三部作(1999〜2005)の頃が最悪だった。

 

たとえばジャンゴ・フェット(右)から逆算される、

バブル人気キャラの代表ボバ・フェット(左)の素性なんて、

「本当はこうだった」

ではなく、

「今度こういうことになったんで、一つよろしく」

でしかないんで、さっぱり頷(うなず)けず、

「はぁ? 何言ってくれちゃってんの?」

と、かえって不信感が増すばかりだった。

 

↓ジャンゴ(左)の装備一式をどう塗り直すと、

↑ボバ(右)になるのか、さっぱりわからん。

↓スレーヴI(ワン)についても、同様。

 

 

スター・ウォーズ スレーヴI 1/144スケール プラモデル
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エグゼクターの全長設定等、

あまりにもいいかげんなものは是正されたが☆

1984年の“A Guide to the Star Wars Universe”にもとづく、

通常型デストロイヤーの5倍説。

8,000メートル

2003年の“The New Essential Guide to Vehicles and Vessels”による新説

12,800メートル

2011年から2014年まで、SW公式サイトのエンサイクロペディア内での記述

19,000メートル

 

〈試算1〉

スタデとエグゼのブリッジ形状は共通なので、

そこから割り出すと、エグゼはスタデの11倍の長さとなる。

1600×11=17600

17.6キロメートル

 

〈試算2〉

282センチのエグゼクターと同スケールの、

対比用の真鍮(しんちゅう)製スター・デストロイヤーは、

33.5センチだった。

 

282÷33.5=8.4179.....

 

エグゼはスタデの8.418倍だから、

1600×8.418=13469メートル

13.47キロメートル

 

☆今もっていびつに歪められたままなのが、

Aウイングである。

 

本来は、ROTJに登場した姿が正像のはずなのに、

セットでのパイロットとコクピットの対比。

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↓スタジオモデルでのパイロットの方が大きい。

頭部を左右に振る回転機構を組み込み、

その動きがわかるように、搭載フィギュアは大きめ。

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この1/8フィギュアは、コクピットに収めるために両肩でぶった切っているそうで、

その対比から機体サイズを割り出すのは間違い。

↓よって、これを参考にするのもダメ。

 

AウイングのROTJスタジオモデルは、
きまり
長さ60×幅40センチ

60×8=480=4.8メートル

 

かくして、全長4.8メートル説は却下。

 

『最後のジェダイ』では、えらく大型の機体に様変わりしている。

っっbh

かなりゆったり!

 

ROTJの、反乱軍旗艦ホームワンの戦闘機格納庫。

↑後年のCG像だが、Aウイングのサイズと、パイロットの対比は適正。

↓ROTJのマットペインティング。

全長17メートル設定だったYウイング(右)との対比はこんなもの。

 

↓『最後のジェダイ』のセット。

12.5メート≒12.48 メートル(40.96フィート)設定のレジスタンスXウイング(T-70)の奥にあるので、対比は出せないが、

翼端にしがみつく、かがんだ人(約1.5メートル)との対比では、

全長約7メートルといったところか。

 

コクピットとパイロットの対比でも、

↓約7メートル(上)見当で、

↑約10メートル(下)見当は、さすがにありえない。

 

ROTJのマットペインティングでは、
ii
Yウイングのコクピットブロックの長さ4.6メートルが
ぴくせ
Aウイングの全幅に等しいので、

60:40=X:4.6
X=6.9
Aウイングの全長は6.9メートルとするのが妥当。

全長7メートル想定での、パイロットとの対比。

 

これは、リチャード・エドランドの

「AウイングはXウイングの半分サイズ」
という認識ともほぼ一致する。

もっとも、Xウイング(T-65)の方もやっかいで、

単純にスタジオモデルを採寸して、

そら

(全長53~56センチ・現存モデルで個体差あり、翼幅46センチ)

24倍すればいいものを☆

 

13(12.7~13.44)メートル。

 

13メートル設定なら、42.65フィート。

43フィートなら13.1メートル。

 

キリ良く収めれば、

Xウイングは13メートルか43フィート。

 

全長1フィート強のMPCの最初のプラモが1/43で、

2台目(2代目)のファルコン『帝国』版スタジオ(特撮用)モデル

rokuku

(=デアゴと同等品)が、

これに合わせた1/43スケールなことにも一致している。

 

2011~2013年のドイツ人グループによる綿密な検証によれば

めck

 

●機体全長13.01メートル(42フィート8インチ)
●機体本体(主船体)の長さ11.89メートル(39フィート)
●翼水平時の全幅11.18メートル(36フィート8インチ)

 

☆セットの図面寸法を根拠に、

長らく公式設定は、

12.5メートルとされていた。

 

ところで、『ローグ・ワン』で、

Xウイングの設定全長は、
44フィート=13.4メートルに変更されている。


“Star Wars Rogue One The Ultimate Visual Guide”

の著者パブロ・ヒダルゴは、

 

だが、この9.6メートル設定は色々とまずい。

 

*そもそも『反乱者たち』の時代にAウイングが存在すること自体が矛盾。

*広大すぎる操縦席は、コクピット(闘鶏場)じゃない。

*Xウイングに勝る敏捷性や運動性は、

chikazuki

bakuhatu

Aウイングの方が小型だからこそなのに、

↓この大きさ対比では、

容積はAの方が大きくなってしまう。

 

もっと付け加えれば、

『最後のジェダイ』はディズニー新体制で、

公式設定に疑いを持たず、盲従する基本姿勢だろうに、

それでもAウイングの実大セットを、

全長9.6メートルで作るのはさすがにはばかられ、

同じ図面を流用するであろう、

2019年オープンのスターウォーズランドでも、

9.6メートルなんてありえないのに、

なんでかたくなに、ゴミ設定を堅持するのか?

 

というわけで、
バンダイの全長134ミリモデルは、

みんt

表示されている1/72スケールではなく、
6900÷134=51.49.........
キリが良いところで落とし込めば、

約1/50=1/48が適正スケール。

 

ビークルモデルの2機セットも、8/11に発売されたので、

 

ビークルモデル 010  スター・ウォーズ Aウイング・スターファイター プラモデル

ビークルモデルの箱側面には、

エンドアの戦いで出撃したグリーン中隊は、

Aウイング・スターファイターで編成されていた。

——と、劇中の史実(?)と食い違う記述がしぶとくはびこっている。

 

Xウイングが隊長機で、A,Xを率いるレッド中隊

うえっじ

 

Yウイングが隊長機で、X,Y,Aを率いるグレイ中隊
うれい

 

Aウイングが隊長機で、X,Aを率いるグリーン中隊

ぐりーん

と、どの中隊もX、Y、Aの混成部隊で、

単一機種で編成されているのは、

最後尾に控えた

wann

ち

2ごう

gisei

Bウイングのブルー中隊だけ!

ろこう1

akuba-

ROTJ本編からはカットされた、ブルー中隊のBウイングパイロットたち。

sarasutann

語り継がないと風化してしまう戦争の真実。

kuiuiuy

せめて日本人だけでも、

知っていて欲しいよ。