ステマとネガキャン【完結】映画レビューの闇 | アディクトリポート

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酷評集中の防波堤/映画レビューの闇【後編①】

東宝とYahoo!のタッグ/映画レビューの闇【後編②】

 

今年2018年の、典型的な映画の見方

  • シネマイレージがあるので、なるべくTOHOシネマズ
だいめいうし
  • TOHOシネマズ公式アプリで、作品を検索
  • 見たい作品が多い場合、絞り込む目安が欲しい
  • アプリから連動している、Yahoo!映画レビューを参考にする
——というのが、一般的だろう。
 
 
しかし、そのYahoo!映画レビューの評価が、
不正操作されている場合があることは、ほとんど知られていないだろう。
 
今年2018年でも、疑惑と用心の目で見続けたところ、
不審な事例に行き当たったので、
忘れないうちに書き記しておこう。
 
当初は奮わなかった興行が、
鑑賞した観客の口コミでヒットになった作品。
 
応援のためだろうか、星一つの低評価は削除されていた。
 
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この作品に魅了されたファンの口コミの場が、
Yahoo!映画レビューに限るとは思わないが、
とにかくこの流れに水を差さず、
徹底応援のために、
低評価は削除(駆除)してまわったんだろう。
 
 
同じ今年のアニメ作品ながら、
反対にYahoo!映画レビューに徹底的に狙われたのが、

 

本作のネット攻撃は、

どうやら公開前から示し合わせていたらしく、

Yahoo!映画レビューは当初から大荒れ

 

論調は

  • タイトルと物語の違和感
  • 主役の子供の声が、まったく合っていない
  • 観客は作品に無関心で冷淡
  • そもそも観客の期待と予想にそぐわない
——とほぼ共通。
 
まるで『若おかみ〜』をけなすなんてもってのほか、
と正反対に、
『未来のミライ』は褒めてはいけない映画に当初から確定していたようで。
 
この暗黙の了解に沿わない人も、
『未来のミライ』と言う作品や、
監督の細田守氏と同様に、
ダメ認定する風潮が広まってしまい、
 
しかし、『未来のミライ』の否定的評価に私は懐疑的だった。
 
これまでの駄作認定
『ルパン三世』(2014)の

北村龍平監督にせよ、
『進撃の巨人』(2015)の

きょじん

脚本・渡辺雄介にせよ、
『ギャラクシー街道』(2015)の

ぎゃら

脚本・監督の三谷幸喜にせよ、
ちょうど今年2018年公開の『パンク侍、斬られて候』の

脚本・宮藤官九郎と同じく、
ある点が共通していた。
 
それはつまり、
なぜか業界では定期的に仕事を続けているが、
その仕事ぶりがとうてい観客を満足させるに至らず、
駄作の評価や興行の大コケは、責任がその人にあると特定できると言うこと。
 
そしてYahoo!映画レビューの情報操作は、
この特定人物の責任問題を棚に上げ、
別件にすり替えたり、
そもそも問題などないように偽装するのが目的の、
ステマ=ヨイショ=サクラ作戦だった。
 
ところが『未来のミライ』の場合は、
過去の細田作品はどれも、
問題がゼロとまでは言わないまでも、
作品の出来はどれも良く、
最新作の『未来のミライ』だって、酷評が集中するような出来でもなければ、
なぜか否定派が口を揃えて言う「退屈な」作品でもなかった。
 
『おおかみこども』に感心しきりだった自分としては、
今回の酷評だらけが納得できず、
実際に鑑賞して、自分の見込みが正しいと実感した。
 
なのでYahoo!映画レビューに注目していると、
気になるコメントをついに見つけた。
 
いわく、
「ネガキャンを指摘する意見は削除される」
 
ネガキャン(ネガティブキャンペーン)とはステマの反対語で、
ステマが価値のない駄作を持ち上げて名作に見せかけるのに対し、
ネガキャンは佳作にいいがかりをつけて駄作に評価を覆(くつがえ)すこと。
 
どちらも実像を歪めて、
対象の誤ったイメージを民衆に植え付ける、
タチの悪い情報操作・印象操作・世論誘導であり、
広義の詐欺犯罪行為である。
 
 
私たち日本人は、こういう世論誘導にドップリ浸かった現代に生きているわけ。
 
更新時間が近づいているため、
一応、「映画レビューの闇」関連記事は、
これでおしまいです。