東宝とYahoo!のタッグ/映画レビューの闇【後編②】 | アディクトリポート

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これ(酷評集中の防波堤/映画レビューの闇【後編①】)の続き。

 

実写版『ルパン三世』(2014)は東宝配給。

 

『進撃の巨人』(2015)は樋口真嗣カントクからも、

のろわれた

東宝配給に決まってる。

 

両作のYahoo!映画レビューが低評価にとどまらないよう、

ヨイショ工作員=ステマ情報部隊が動員されていた。

 

ところが、万全の体制を整えたはずの東宝ステマ部隊(仮称)も、

不意を突かれた。

 

それは『ギャラクシー街道』(2015)の圧倒的酷評と超低評価。

ぎゃら

 

該当部分を当時のブログから抜き出しておくと、

 

(前略)

 

もちろん、この記事を書く契機になったのは、
Yahoo!レビューの、空前の低得点

まだ完成披露試写会の時点では、
2.38点とか、 2.36点とかで、
「いやいや、『ギャラ街』の“実力”からすれば、まだまだ手ぬるいでしょ」
と、
『ルパン三世』『進撃の巨人』レビューで発覚した、
不正工作
またしてもと疑ったが、

10月27日の火曜日には、1.83点あたり、
10月28日の水曜日には、1.78点、

みた
——と、順調に評価を落としていった。

だいたい、このあたりが、
もっとも正当な評価が出るところ。

今後は、星1つに賛同する意見は、わざわざ書かれず、
「自分はそうは思わない」と、
サクラでなくても、擁護のカキコミの割合が増えてしまう。

実際、翌日の29日木曜日には、
1.78

1.79

1.80
で終了している。

これも前に書いたが、

「酷評が多いので心配だったが、自分は楽しめた」
ってヤツは、
「そもそも君がどう思うかを、誰も関心ないし」
と言う言葉が真っ先に浮かび、
どうして少数派の、自分の感覚の方がまともだと思えて、
わざわざ「私はなにもわかってないバカです」を、
自ら世間にさらすようなカキコミ=自傷行為をするんだろうか?
と、正気を疑う。

中には
「低評価の人、だいじょうぶですか?」
とか、自分のことを心配しろよ、
とソックリ言葉を返したくなるヤツも。

群集心理とか、相乗りによる雪崩(なだれ)現象ではなく、
この場合、怒りや反感を表明する1点評価の方こそが正解なのに。

 

(後略・転載終わり)

 

今でこそ、三谷幸喜は『ギャラクシー街道』効果でダメ監督の評価が固まっている。

 

今年『カメラを止めるな!』(2018)の脚本・監督の上田慎一郎氏は、

参考にした作品や監督に三谷幸喜を挙げると、

「本家よりも手際がよい」

とたちまち返された。

 

まあ、この時こう返した相手が、

『ザ・マジックアワー』(2008)の頃から

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三谷作品に懐疑的なライムスター宇多丸氏だったわけだが、

公開当時の世間は三谷作品に好意的で、

『THE 有頂天ホテル』(2006)終映後に、

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TOHOシネマズ六本木で、

「いやー、笑った笑った」とニヤつく若い男性を目撃して、

自分との印象の違いに驚き、

『ザ・マジックアワー』についても、

当時のフジテレビの知的財産部長は、

「映画館でこんなに笑ったのは久しぶり」

とミクシィで語っており、

そんな感想の人がフジテレビで大丈夫かと心配になった。

 

その頃の同局は、

山寺宏一とかバッキー木場がナレーションの、

晴れがましい予告CMで三谷作品を盛り上げ、

『ステキな金縛り』(2011)

『清須会議』(2013)

等、相変わらずクソつまらないのに、

洋画劇場の定番メニューで放送された。

 

つまり『ギャラクシー街道』までは、

三谷幸喜監督作は

「おもしろい」「映画館でもヒット。テレビ放映も高視聴率」という幻想が生きていたので、

Yahoo!映画レビュー対策も無防備。

 

そのため評価はドン底まで下がってしまった。

 

次に、Yahoo!映画レビューと東宝映画の悪だくみがかいま見えたのは、

『君の名は。』(2016)の鑑賞時で、

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TOHOシネマズ公式アプリがスマホ用に登場。

 

 

これまでの経緯から、

ここに作為や不正操作のニオイを感じつつ、

ついに今年、

2018年を迎えることになった。

 

次回ようやく、いよいよ完結です!