デアゴスティーニ・ジャパン (2018-03-20)
ついに、リライアント(1/537スケール)を買ってしまいました!
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刻まれたモールドの隅々に、つくづくスキの無い好キットで、
腕前があれば、
さぞかし名作に仕上がるでしょうが、
それはあくまでも、
プラモはあくまで自分で作るもの。
どんなに不出来でも、
作った苦労が思い出されて、
愛着がわくから、
という声も聞く。
でもまあ、その道の才能のある、
プラモ選手(仮称)は、
スポーツならオリンピックのメダリスト、
将棋ならプロ有段者なわけで、
「私にでもできたんだから、誰にでも」
なら、
みんな羽生結弦や
藤井聡太になってると言えば、
わかりやすいのではないか。
才能が未知数の若手なら、
目指すのもアリですが、
人生の半ばを確実に越えて今さら目指すのは、
身の程をわきまえないといおうか、
自分を知らなすぎると言おうか…。
おまけに、
同列に扱われる
どろオフメンバーにも失礼だと思いますが…。
とにかく購入したリライアントを開封して各パーツをながめるに、
合わせ目を消して塗装/デカールで外形を完成させるのが、
我が生涯での目標課題で、
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その事前準備で、
どうにも途方に暮れる。
じゃあ、なんでリライアントを買ったのか?
いやいや、アメリカ本国ではついに発売、
入手可能な、エンプラ改装型の、
至らぬ部分を補うため。
…ではあるんだが、
発売当初のリライアントキットから、
どれだけ改修されたのかは詳しく知らないものの、
1/537スケールのリライアントは、たぶん4回生産。
(上)1995年に発売された初版AMT/ERTL(アーテル)版。
(中)ブランドこそ初版と同じamt(ただし小文字)だが、実質はラウンド2からの2011年の金型一部改修による再版。
(下)再版ラウンド2キットの、電飾向きクリア成型バージョンは、2012年に発売。
↓最新の2017年再販。
とにかくこのキットを、
外形も塗装まで完璧、
おまけに電飾まで完備という境地までは、
とうてい達せられないほうがあたりまえというもの。
だいたい、プラモ高校生/大学生で、
ガンプラ1/144スケールも、
アッガイあたりまでは作り倒した元モデラーの自分なら、
リライアントを購入、
開封して中身を確認すれば、
「これとニコイチで、改装型エンプラを作るのはまず不可能」
と見て取れる。
なぜなら、リライアント(ミランダ級)の円盤形は、
エンプラ(コンスティテューション級)とは完全には一致せず——
1=姿勢制御ロケット 2=エレベーター方形ハッチ 3=亜空間通信アンテナ
エンプラ(コンスティテューション級)の同じ部分よりディテールが多く、
↑ブループリントでは正方形ハッチが少なかったが、
↓スタジオ(特撮用)モデルでは増えている。
ポーラーライツ社の1/1000スケールキット↑
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↓amt初版1/537スケール(通称スムージー)でも、
方形ハッチの数はこれだけある。
——結局、リライアントのパーツをエンプラに転用しても、
かなりのディテールを削らねばならず、
手間は相当にかかるし、
かといって、全く使えないパーツばかり…というわけでもない。
実際に見て、
「どう考えてもこれを使うでしょ」
だったのは、下部センサードーム(Planetary sensor array)。
↓ブループリントでは完全に同型だが、
リライアントのキットパーツは、
なぜか2つ横並びの四角いモールドがない。
その代わり?、
窓の部分が透明パーツで、
電飾がしっかり考慮されており、
↓エンプラのキットパーツ(左)も、DLM製の改造パーツ(右)も、
これにはかなわない。
かといって、なかなか、
↓このような再現は無理だろうが…。
リライアントキットの透明窓パーツが近道と思われる。
※保証はできません。
この変換工作もまた一苦労。
やっぱ、
初版のスムージーエンプラは持ってるに限るね。
なにしろスムージー(ツルツルお肌)なら、
デカールのノリが抜群。
久しくスムージーをチェックしないうちに、
新たな作例が登場していた。
この作例のアズテックパターンは、
デカールではなく、マスキング塗装による。
当初はデカールを使用したが、
おもちゃっぽさが拭えず、全部剥がして、またやり直したんだとか。
確かにこのキットのアズテックパターン(船籍番号などのマーキングを除く)を、
塗装で仕上げるにせよ、
無数のひび割れモールドを埋める膨大な手間から解放されるには、
やはり初版スムージーの入手/確保は必然と思われる。
つまりスムージーと、
DLMの改造パーツが揃えば、
すべてが事足りるフンイキ。
DLM(Don's Light & Magic)製の改造パーツの写真は、
ながらく本家のサンプル画像しかなかったが、
今回(2015/5)、別の大判画像が見つかったので、ここにご紹介。
↓主要パーツ一覧。
↑ブリッジのパーツ。
↓製品同梱の説明書。
↑塗装の型紙。
↓ディフレクター部分のパーツ。
↑通常版はクリアブルー成形だが、これはクリア成型の特別版。
↓ワープナセルの宇宙物質取り入れダクト(Bussard collector)のパーツ。
↑(2段目)フェイザー砲塔
(3段目・左より)首の延長パーツ/シャトルベイ脇の装飾/シャトルベイ直下の照明基部
(4段目・左より)磁核増幅クリスタル/光子魚雷発射口
(最下段・左より)第一船体窓枠一般用/レクデッキ用
だったら、再販エンプラは買う必要ないのでは、
と思い込みそうだが、おっとどっこい、
前にも書いたが、デカールだけのためにゲットだぜ!
ずっと実現できなかったんで、
あと40年後でも、どうせ無理だろ、こりゃ。