リライアント購入の経緯/ゴーサンナナにこだわる理由18 | アディクトリポート

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ついに、リライアント(1/537スケール)を買ってしまいました!

刻まれたモールドの隅々に、つくづくスキの無い好キットで、

腕前があれば、

さぞかし名作に仕上がるでしょうが、

それはあくまでも、

どろおふ級の修行を積んだモデラーの話。

 

プラモはあくまで自分で作るもの。

どんなに不出来でも、

作った苦労が思い出されて、

愛着がわくから、

という声も聞く。

 

でもまあ、その道の才能のある、

プラモ選手(仮称)は、

スポーツならオリンピックのメダリスト、

将棋ならプロ有段者なわけで、

「私にでもできたんだから、誰にでも」

なら、

みんな羽生結弦や

藤井聡太になってると言えば、

わかりやすいのではないか。

 

才能が未知数の若手なら、

目指すのもアリですが、

人生の半ばを確実に越えて今さら目指すのは、

身の程をわきまえないといおうか、

自分を知らなすぎると言おうか…。

 

おまけに、

同列に扱われる

どろオフメンバーにも失礼だと思いますが…。

 

とにかく購入したリライアントを開封して各パーツをながめるに、

合わせ目を消して塗装/デカールで外形を完成させるのが、

我が生涯での目標課題で、

 

その事前準備で、

電飾したり、遮光処理を施す

なんてのは、
simあだ

どうにも途方に暮れる。

 

じゃあ、なんでリライアントを買ったのか?

 

いやいや、アメリカ本国ではついに発売、

入手可能な、エンプラ改装型の、

至らぬ部分を補うため。

 

…ではあるんだが、

発売当初のリライアントキットから、

どれだけ改修されたのかは詳しく知らないものの、

 

1/537スケールのリライアントは、たぶん4回生産。
(上)1995年に発売された初版AMT/ERTL(アーテル)版。
(中)ブランドこそ初版と同じamt(ただし小文字)だが、実質はラウンド2からの2011年の金型一部改修による再版。

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(下)再版ラウンド2キットの、電飾向きクリア成型バージョンは、2012年に発売。

↓最新の2017年再販。

とにかくこのキットを、

外形も塗装まで完璧、

おまけに電飾まで完備という境地までは、

とうてい達せられないほうがあたりまえというもの。

 

だいたい、プラモ高校生/大学生で、

ガンプラ1/144スケールも、

アッガイあたりまでは作り倒した元モデラーの自分なら、

リライアントを購入、

開封して中身を確認すれば、

「これとニコイチで、改装型エンプラを作るのはまず不可能」

と見て取れる。

 

なぜなら、リライアント(ミランダ級)の円盤形は、

エンプラ(コンスティテューション級)とは完全には一致せず——

1=姿勢制御ロケット 2=エレベーター方形ハッチ 3=亜空間通信アンテナ

エンプラ(コンスティテューション級)の同じ部分よりディテールが多く、

↑ブループリントでは正方形ハッチが少なかったが、

↓スタジオ(特撮用)モデルでは増えている。

ポーラーライツ社の1/1000スケールキット↑

 

↓amt初版1/537スケール(通称スムージー)でも、

方形ハッチの数はこれだけある。

 

——結局、リライアントのパーツをエンプラに転用しても、

かなりのディテールを削らねばならず、

手間は相当にかかるし、

かといって、全く使えないパーツばかり…というわけでもない。

 

実際に見て、

「どう考えてもこれを使うでしょ」

だったのは、下部センサードーム(Planetary sensor array)。

 

↓ブループリントでは完全に同型だが、

 

リライアントのキットパーツは、

なぜか2つ横並びの四角いモールドがない。

 

その代わり?、

窓の部分が透明パーツで、

電飾がしっかり考慮されており、

↓エンプラのキットパーツ(左)も、DLM製の改造パーツ(右)も、


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これにはかなわない。

 

かといって、なかなか、

↓このような再現は無理だろうが…。

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やるとすれば、

リライアントキットの透明窓パーツが近道と思われる。

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※保証はできません。

 

ワープナセルのグリルバーも、エンプラの方が短いが、
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翼の付け根位置が上下逆転のため、
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この変換工作もまた一苦労。

 

やっぱ、

初版のスムージーエンプラは持ってるに限るね。

なにしろスムージー(ツルツルお肌)なら、

デカールのノリが抜群。

久しくスムージーをチェックしないうちに、

新たな作例が登場していた。

この作例のアズテックパターンは、

デカールではなく、マスキング塗装による。

当初はデカールを使用したが、

おもちゃっぽさが拭えず、全部剥がして、またやり直したんだとか。

確かにこのキットのアズテックパターン(船籍番号などのマーキングを除く)を、

デカールで仕上げた作例は見たことないが、

塗装で仕上げるにせよ、

無数のひび割れモールドを埋める膨大な手間から解放されるには、

やはり初版スムージーの入手/確保は必然と思われる。

 

つまりスムージーと、

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DLMの改造パーツが揃えば、

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すべてが事足りるフンイキ。
narasi

 

DLM(Don's Light & Magic)製の改造パーツの写真は、

ながらく本家のサンプル画像しかなかったが、

今回(2015/5)、別の大判画像が見つかったので、ここにご紹介。

↓主要パーツ一覧。

↑ブリッジのパーツ。

↓製品同梱の説明書。

↑塗装の型紙。

↓ディフレクター部分のパーツ。

↑通常版はクリアブルー成形だが、これはクリア成型の特別版。

↓ワープナセルの宇宙物質取り入れダクト(Bussard collector)のパーツ。

↑(2段目)フェイザー砲塔

(3段目・左より)首の延長パーツ/シャトルベイ脇の装飾/シャトルベイ直下の照明基部

(4段目・左より)磁核増幅クリスタル/光子魚雷発射口

(最下段・左より)第一船体窓枠一般用/レクデッキ用

 

だったら、再販エンプラは買う必要ないのでは、

と思い込みそうだが、おっとどっこい、

前にも書いたが、デカールだけのためにゲットだぜ!

 

 

とにかく、スムージー発売から約40年、
ふふ

ずっと実現できなかったんで、

あと40年後でも、どうせ無理だろ、こりゃ。