取り扱い注意の英単語 “mind”
こんばんは。
ビジネス英語のパーソナルコーチ
安達直子です。
さて
“Do you mind helping me?”
と聞かれたら
皆さんはどう答えますか?
ここで “Yes!” と答えたら
おそらく相手はびっくりしてしまいます。
なぜだかわかりますか?
実は動詞 mind には
「気にする、嫌だと思う」
という意味があります。
つまり
“Do you mind helping me?” は
「私を手伝うのがお嫌ですか?」
と聞かれていることになるので
“Yes!” と言ったら
「あなたを手伝うのが嫌です」
と言っていることになります。
当然、相手はびっくりしますよね。
では
「お手伝いするのは構いませんよ」
と相手に伝えるにはどうするか?
“No, I don’t (mind).”
「いいえ、嫌ではありません」
が正解です。
実際、動詞 “mind=嫌がる” に
戸惑う日本人の方は多いです。
この機会に
しっかり覚えてしまいましょう。
では別の例文をいくつかご紹介します。
“Do you mind if I borrow this chair?”
は「私がこのイスを借りるのは嫌ですか?」
(=イスを貸してもらってもいい?)
ということなので
「イスを貸してもかまわないですよ」
と伝えるには
“No, I don’t (mind).”
となります。
さらに
“Do you mind if I turn off the music?”
と聞かれたら
「私が音楽を止めたら嫌ですか?」
(=音楽を止めてもいいですか?)
ということなので
音楽を止めてもよければ
“No, I don’t (mind).”
と答えます。
だんだん慣れてきましたか?
このほかに動詞 mind は
“If you don’t mind~”
(もし差支えなければ)
というフレーズでも頻繁に使われます。
たとえば
“If you don’t mind,
I would like to talk to you.”
(もし差支えなければ
あなたとお話したいんですが)
とか
“If you don’t mind my asking,
do you think the plan will work out?”
(もしお尋ねしてもいいのなら
その計画はうまくいくと
思いますか?)
のように使われます。
ちなみに “work out” は
「物事がうまくいく」
という意味の表現です。
このほかによく使われる表現に
mind を名詞として使った
“keep in mind=覚えておく”
があります。
たとえば
“Please keep in mind that
this document needs to be
submitted by tomorrow.”
(この書類を明日までに
提出する必要があることを
覚えておいてください)
のように使われます。
“keep in mind” は
“Please don’t forget”
で置き換えることも
できますね。
是非、mind を実際の場面で使って
自分のものにしてくださいね。
Let’s keep in mind
what we learned today!
(今日学んだことを
覚えておきましょう!)
今日も最後までお読みくださり
ありがとうございました。
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