[解毒作用抜群のホウレン草を食べた方がいい人と食べない方がいい人]
(MAG2NEWS 2016年2月20日)
ただ、花粉症やアレルギーをお持ちの方は、控えたほうがいいかもしれま
せん。
ホウレン草には、ヒスタミンという成分が含まれているからです。
http://www.mag2.com/p/news/149415
[<食の泉>(40)疲労回復の食事/糖質とクエン酸同時に]
(河北新報 2015年06月19日金曜日)
運動後にオレンジジュースを飲んだり、レモンの砂糖漬けを食べたりした
ことはありませんか?
あるバレーボールの試合では、選手がオレンジジュースを飲んでいるシーンが
放送されました。
運動時のエネルギー源として、糖質をグリコーゲンの形にして貯蔵して
います。
失われたグリコーゲンを回復させるためには、運動後2時間以内の糖質の
摂取がポイントです。
さらに、レモンやオレンジなど酸味の強い果物などに多く含まれている
クエン酸を同時に摂取することで、グリコーゲンの合成スピードが高まり、
疲労回復に有効であることがわかっています。
ですが、最も大切なのは、練習後に選手が素早く栄養補給できる環境を整える
ことです。
練習後にいつまでもミーティングをしたり、着替えに時間をかけていたり
では、栄養補給のタイミングを逃してしまいます。
(宮城学院女子大准教授 丹野久美子)
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1158/20150619_01.html
(河北新報 2015年06月19日金曜日)
運動後にオレンジジュースを飲んだり、レモンの砂糖漬けを食べたりした
ことはありませんか?
あるバレーボールの試合では、選手がオレンジジュースを飲んでいるシーンが
放送されました。
運動時のエネルギー源として、糖質をグリコーゲンの形にして貯蔵して
います。
失われたグリコーゲンを回復させるためには、運動後2時間以内の糖質の
摂取がポイントです。
さらに、レモンやオレンジなど酸味の強い果物などに多く含まれている
クエン酸を同時に摂取することで、グリコーゲンの合成スピードが高まり、
疲労回復に有効であることがわかっています。
ですが、最も大切なのは、練習後に選手が素早く栄養補給できる環境を整える
ことです。
練習後にいつまでもミーティングをしたり、着替えに時間をかけていたり
では、栄養補給のタイミングを逃してしまいます。
(宮城学院女子大准教授 丹野久美子)
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1158/20150619_01.html
[保育園で「和食」食育が注目 乳幼児期に正しい味覚・習慣]
(産経新聞 2016年2月4日)
幼いうちから素材の味を生かした和食を中心とした食事をし、正しい生活
習慣を身につけることを重視する保育園が注目されている。
近年は、味を正しく認識できない味覚障害の子供たちも増えているとされ、
伝統的な和食の良さが保育現場でも見直されている。(戸谷真美)
<玄米ご飯の給食>
「ご飯は左にありますか? お汁は右にありますか?」
「100回かんで食べましょう」
1月上旬、福岡市早良区の高取保育園(園児数217人)。
机に並んだ給食を前に、当番の子供が声をかける。
この日のメニューは、餅きび入り玄米ご飯、がんもどきのうま煮、
ホウレンソウのみそ汁に納豆。
一見すると“地味”な献立だが、子供たちはみなきちんと食卓につき、
楽しそうに食べ始めた。
「保育園のご飯はいつもおいしいよ」
年長の5歳児クラスの男児は元気に話した。
同クラスを担当する保育士の尾形妙子さん(60)は「子供たちはいつも
ほぼ完食。きちんとした食生活が、集中力を育むことにもつながると思って
います」。
同クラスでは、配膳や食器洗いも子供たち自身が行っている。
食器は瀬戸物だが、子供たちが割ってしまうことはほとんどないという。
<大人よりも敏感>
同園の西福江園長(86)は「子供たちは起きている時間のほとんどを保育園で
過ごす。だからこそ、ここで正しい食事や生活の習慣を身につけてほしい」と
語る。
昭和43年の開園からまもなく、西園長はアレルギーやアトピー性皮膚炎の
子供が目立つようになったことをきっかけに食を学び直し、「食の欧米化
などの変化が影響しているのでは」と、和食の給食を提供するようになった。
現在でも肉、乳製品をほとんど使わず、おやつもおにぎりなどが中心。
みそ汁に使われるみそは、子供たちが手作りする。
同園の食育は全国的に知られ、現在では教育機関や行政など年間300件の
視察がある。
「人の味覚は乳幼児期につくられる。子供の味覚は実は大人よりも敏感。
この時期に、本物のだしや食材そのもののうまみを感じることが大切」と
西園長。
現代は加齢によって味覚が衰える高齢者だけでなく、若い世代の味覚障害も
増えているとされる。
東京医科歯科大の研究チームが平成24年に埼玉県内の小中学生約350人を
対象に行った調査では、酸味、甘み、苦み、塩味の4つの味覚のいずれかを
正しく認識できない子供が約3割に上った。
正しい味を認識できない子供は、野菜の摂取量が少なかったり、ファスト
フードや加工食品をよく食べたりといった傾向が見られたという。
若くして乳がんにかかった女性とその家族の闘病を描いた映画「はなちゃんの
みそ汁」(公開中)の主人公、安武はなさん(12)も、同園の卒園生。
はなさんの料理の原点は保育園時代にある。
33歳で亡くなった母の千恵さんは同園の方針に賛同し、幼い娘にみそ汁の
作り方を教えた。
父の信吾さん(52)は「保育園でよくかんで食べ、和食好きになったことは、
はなの財産。風邪もひきにくくなりました」と話す。
<発酵食品を提供>
近年は高取保育園のように、和食の良さを見直し、食育に力を入れる保育園が
増えてきた。
横浜市都筑区の「めーぷる保育園」(園児数32人)でも、生産者や流通経路が
分かる食材を使い、和食給食や手作りのおやつを中心に提供。
食へのこだわりや外遊びを大切に考える保育方針にひかれ、都内から
引っ越して通う家族もいるという。
同園など4園を運営するNPO法人「もあなキッズ自然楽校」の関山隆一
理事長は「和食に使うみそや漬物、納豆など発酵食品は腸内環境を整え、
免疫力を高める。乳幼児期にきちんと体を動かし、正しい食事をおいしく
食べるという生活サイクルを作ることが大切」と話している。
http://www.sankei.com/life/news/160204/lif1602040016-n1.html
(産経新聞 2016年2月4日)
幼いうちから素材の味を生かした和食を中心とした食事をし、正しい生活
習慣を身につけることを重視する保育園が注目されている。
近年は、味を正しく認識できない味覚障害の子供たちも増えているとされ、
伝統的な和食の良さが保育現場でも見直されている。(戸谷真美)
<玄米ご飯の給食>
「ご飯は左にありますか? お汁は右にありますか?」
「100回かんで食べましょう」
1月上旬、福岡市早良区の高取保育園(園児数217人)。
机に並んだ給食を前に、当番の子供が声をかける。
この日のメニューは、餅きび入り玄米ご飯、がんもどきのうま煮、
ホウレンソウのみそ汁に納豆。
一見すると“地味”な献立だが、子供たちはみなきちんと食卓につき、
楽しそうに食べ始めた。
「保育園のご飯はいつもおいしいよ」
年長の5歳児クラスの男児は元気に話した。
同クラスを担当する保育士の尾形妙子さん(60)は「子供たちはいつも
ほぼ完食。きちんとした食生活が、集中力を育むことにもつながると思って
います」。
同クラスでは、配膳や食器洗いも子供たち自身が行っている。
食器は瀬戸物だが、子供たちが割ってしまうことはほとんどないという。
<大人よりも敏感>
同園の西福江園長(86)は「子供たちは起きている時間のほとんどを保育園で
過ごす。だからこそ、ここで正しい食事や生活の習慣を身につけてほしい」と
語る。
昭和43年の開園からまもなく、西園長はアレルギーやアトピー性皮膚炎の
子供が目立つようになったことをきっかけに食を学び直し、「食の欧米化
などの変化が影響しているのでは」と、和食の給食を提供するようになった。
現在でも肉、乳製品をほとんど使わず、おやつもおにぎりなどが中心。
みそ汁に使われるみそは、子供たちが手作りする。
同園の食育は全国的に知られ、現在では教育機関や行政など年間300件の
視察がある。
「人の味覚は乳幼児期につくられる。子供の味覚は実は大人よりも敏感。
この時期に、本物のだしや食材そのもののうまみを感じることが大切」と
西園長。
現代は加齢によって味覚が衰える高齢者だけでなく、若い世代の味覚障害も
増えているとされる。
東京医科歯科大の研究チームが平成24年に埼玉県内の小中学生約350人を
対象に行った調査では、酸味、甘み、苦み、塩味の4つの味覚のいずれかを
正しく認識できない子供が約3割に上った。
正しい味を認識できない子供は、野菜の摂取量が少なかったり、ファスト
フードや加工食品をよく食べたりといった傾向が見られたという。
若くして乳がんにかかった女性とその家族の闘病を描いた映画「はなちゃんの
みそ汁」(公開中)の主人公、安武はなさん(12)も、同園の卒園生。
はなさんの料理の原点は保育園時代にある。
33歳で亡くなった母の千恵さんは同園の方針に賛同し、幼い娘にみそ汁の
作り方を教えた。
父の信吾さん(52)は「保育園でよくかんで食べ、和食好きになったことは、
はなの財産。風邪もひきにくくなりました」と話す。
<発酵食品を提供>
近年は高取保育園のように、和食の良さを見直し、食育に力を入れる保育園が
増えてきた。
横浜市都筑区の「めーぷる保育園」(園児数32人)でも、生産者や流通経路が
分かる食材を使い、和食給食や手作りのおやつを中心に提供。
食へのこだわりや外遊びを大切に考える保育方針にひかれ、都内から
引っ越して通う家族もいるという。
同園など4園を運営するNPO法人「もあなキッズ自然楽校」の関山隆一
理事長は「和食に使うみそや漬物、納豆など発酵食品は腸内環境を整え、
免疫力を高める。乳幼児期にきちんと体を動かし、正しい食事をおいしく
食べるという生活サイクルを作ることが大切」と話している。
http://www.sankei.com/life/news/160204/lif1602040016-n1.html
[社交不安障害]
(Wikipedia)
<主な症状>
・見知らぬ人や、少し顔見知りの人との会話
・人前での発言やスピーチ
・権威がある人(社会的立場が上の人)との面談・会話
・会社で電話をとる
・受付で手続きをする
・人前で文字を書く
・人前でご飯を食べる
・会食やパーティに参加する
<身体症状>
・強い不安を感じる
・強い緊張を感じる
・頭が真っ白になり何も答えられない
・声が震える
・声が出ない(選択緘黙)
・手足の震え、めまい
・動悸
・口が渇く
・赤面する
・汗が出る
・吐き気がする
・胃のむかつき
(Wikipedia)
<主な症状>
・見知らぬ人や、少し顔見知りの人との会話
・人前での発言やスピーチ
・権威がある人(社会的立場が上の人)との面談・会話
・会社で電話をとる
・受付で手続きをする
・人前で文字を書く
・人前でご飯を食べる
・会食やパーティに参加する
<身体症状>
・強い不安を感じる
・強い緊張を感じる
・頭が真っ白になり何も答えられない
・声が震える
・声が出ない(選択緘黙)
・手足の震え、めまい
・動悸
・口が渇く
・赤面する
・汗が出る
・吐き気がする
・胃のむかつき
[食のコンプレックスで悩む人々を描く“ごはん小説”に注目]
(新刊JP 2016年02月09日)
食に好き嫌いが人それぞれあるように、食に対するコンプレックスも
人それぞれ。
そんな「食事」をテーマにした短編連作集が『キッチン・ブルー』
(遠藤彩見著、新潮社刊)だ。
<人と一緒に食事ができずに苦しむ主人公>
「食えない女」の主人公である灯は、人前で食事ができない。
摂取できるのは液体だけ。
租借(注:咀嚼)が必要なものは一切、喉を通らない。
無理に詰め込めば戻してしまう。
幼いころから、視線を感じると食べものが喉につかえてしまい、人のいる
ところで食事をすることが苦手だった。
大人になり、「海外で映画の買い付けをする」という夢を抱いて映画の
配給会社に就職するも、同僚とのランチも接待の会食も苦痛で、
「接待ができないのだから」と庶務の仕事に回されてしまう。
メンタルクリニックでカウンセリングを受けたが、症状に「会食不全症候群」
という名前がついただけで、何も変わらなかった。
そして、夢をあきらめ、映像翻訳家になった。
<人付き合いと引き換えに食べることの幸せを得て・・・>
極力、人に会わない。
資料のやり取りは宅急便。
納品はオンライン。
打ち合わせはメールか電話、スカイプ。
それなら、好きなときにいつでも食べられる。
やっと掴んだ幸せは、人付き合いと引き換えだった。
人前で食べられないということは、人付き合いが発生するイベントに加われ
ないということだ。
誕生日、クリスマス、結婚式、デート、旅行、親戚付き合いも、食事抜きには
ありえないからだ。
仕事で毎日、洋画や海外ドラマを見る。
インターネットで世界中の食卓を覗くこともできる。
他人の人生を垣間見ることで、心はお腹いっぱいになる。
でも体は違う。
どんなに好きな人といても、人はお腹が空いていれば幸せになれないのだ。
<仕事を通じて出会った男性に惹かれていくヒロイン、でも・・・>
そんな灯は、映画配給会社の忘年会で、今度、字幕翻訳を手掛ける海外
ドラマの科学用語を監修することになった大手製薬会社の社員の蝦名敏と
出会う。
その仕事を通じて、会ううちに灯は敏に惹かれていくものの、人前で
食べられないことが、灯を悩ませる。
生きていく上で、欠かせない食事。
毎日のことだけに食に関するコンプレックスは根が深いのかもしれない。
本作は『給食のおにいさん』(幻冬舎/刊)シリーズが、累計26万部の
ベストセラーになった小説家・遠藤彩見氏の初の単行本。
偏食、孤食、料理ベタに味覚障害…食に対するさまざまなコンプレックスを
抱える男女の物語を描いた“ごはん小説”に、新しさを感じるはずだ。
http://www.sinkan.jp/news/index_6514.html
(新刊JP 2016年02月09日)
食に好き嫌いが人それぞれあるように、食に対するコンプレックスも
人それぞれ。
そんな「食事」をテーマにした短編連作集が『キッチン・ブルー』
(遠藤彩見著、新潮社刊)だ。
<人と一緒に食事ができずに苦しむ主人公>
「食えない女」の主人公である灯は、人前で食事ができない。
摂取できるのは液体だけ。
租借(注:咀嚼)が必要なものは一切、喉を通らない。
無理に詰め込めば戻してしまう。
幼いころから、視線を感じると食べものが喉につかえてしまい、人のいる
ところで食事をすることが苦手だった。
大人になり、「海外で映画の買い付けをする」という夢を抱いて映画の
配給会社に就職するも、同僚とのランチも接待の会食も苦痛で、
「接待ができないのだから」と庶務の仕事に回されてしまう。
メンタルクリニックでカウンセリングを受けたが、症状に「会食不全症候群」
という名前がついただけで、何も変わらなかった。
そして、夢をあきらめ、映像翻訳家になった。
<人付き合いと引き換えに食べることの幸せを得て・・・>
極力、人に会わない。
資料のやり取りは宅急便。
納品はオンライン。
打ち合わせはメールか電話、スカイプ。
それなら、好きなときにいつでも食べられる。
やっと掴んだ幸せは、人付き合いと引き換えだった。
人前で食べられないということは、人付き合いが発生するイベントに加われ
ないということだ。
誕生日、クリスマス、結婚式、デート、旅行、親戚付き合いも、食事抜きには
ありえないからだ。
仕事で毎日、洋画や海外ドラマを見る。
インターネットで世界中の食卓を覗くこともできる。
他人の人生を垣間見ることで、心はお腹いっぱいになる。
でも体は違う。
どんなに好きな人といても、人はお腹が空いていれば幸せになれないのだ。
<仕事を通じて出会った男性に惹かれていくヒロイン、でも・・・>
そんな灯は、映画配給会社の忘年会で、今度、字幕翻訳を手掛ける海外
ドラマの科学用語を監修することになった大手製薬会社の社員の蝦名敏と
出会う。
その仕事を通じて、会ううちに灯は敏に惹かれていくものの、人前で
食べられないことが、灯を悩ませる。
生きていく上で、欠かせない食事。
毎日のことだけに食に関するコンプレックスは根が深いのかもしれない。
本作は『給食のおにいさん』(幻冬舎/刊)シリーズが、累計26万部の
ベストセラーになった小説家・遠藤彩見氏の初の単行本。
偏食、孤食、料理ベタに味覚障害…食に対するさまざまなコンプレックスを
抱える男女の物語を描いた“ごはん小説”に、新しさを感じるはずだ。
http://www.sinkan.jp/news/index_6514.html
[食べ物の好き嫌いは本能ではなく、学習するもの]
(ライフハッカー 2016年2月4日)
1920年代の中頃、クララ・デービスという医師が、1歳未満の乳児15人――
その大半が孤児で多くが栄養失調――を集めて、実験用の保育所で、社会的
接触から隔離しました。
赤ちゃんたちは、そこで数カ月にわたって、34種類の食べものの中から何でも
好きなものを選んで食べる自由を与えられました。
それらは、果物や野菜(バナナ、グリーンピース、カブ)、穀類(オート
ミール、ライクリスプ[※ ライ麦全粒粉の砂糖も油脂も使っていない
クラッカー])、肉類(鶏肉、レバー、骨髄)などで、1品目ずつ、
すりつぶしたり、細かく刻んだりした状態でボウルに入っていました。
赤ちゃんたちの食事には、あくまでも食べさせる役割だけに徹する看護師が
付き添い、その子自身がはっきりと関心を示したボウルだけをスプーンで
与えました。
結果は驚くべきものでした。数カ月のうちに、やせ細って目のくぼんだ
赤ちゃんたちが、ふっくらしたほっぺたの丸々した体になりました。
ボロボロの体だった乳児が、自分たちだけの力で、食事療法による自己治癒を
果たしたのです。
赤ちゃんたちは、知らない味を敬遠することもなく、ほぼすべての品目を
試し、独自の嗜好を発達させながら、多様で体に良い食事を選びました。
タンパク質、脂質、炭水化物のカロリーバランスも、まるで栄養士が計算した
理想の比率になっていました。
このような実験は、現代社会なら、施設内倫理委員会で必ずや問題になるで
しょう(またそうなるべきです)が、これは、デービス医師が、自分の診て
いた、健康状態も栄養状態も悪いのに、与えられた栄養豊富な食べものを
頑なに拒んでいた多くの子どもたちを思って行った実験だったのです。
彼女は、子どもたちが親や医者のプレッシャーや期待から解放されたら、
いったい何を食べるのか? という純粋な疑問を抱いていたのです。
それから90年が経とうとする今もなお、デービス医師の研究は、人間が自分に
必要な栄養を本能的に知っているという証拠として、広く引き合いに出されて
います。
ではなぜ、「健康的」な食生活を苦手とする人たちがこんなにも多いので
しょうか?
定説は、現代生活のもつれと言われています。
つまり私たちは、テクノロジーや、加工食品、広告、場合によっては、
文化そのものによって、持って生まれた本能的な知恵から遠ざかっている。
もっとひどい場合は、生来の食欲を誤用し、自分たちの健康を危険にさらして
まで企業利益に貢献しているというわけです。
「パレオダイエット(旧石器時代の野草と野生動物を中心とした食生活を
真似て、農耕や牧畜による食べものを避けるダイエット)」は、人間の欲求と
ニーズが正確に一致していた頃の原始的、進化論的本質に立ち返ることを
脚色したものにすぎません。
私たちは、ものの食べ方を知りながら生まれてくるにもかかわらず、それを
一生かけて忘れていくのです。
<食欲は「生物学的な欲求」だけではない>
そんなのはナンセンス! と言うのは、説得力のあるビー・ウィルソンによる
新刊書『First Bite: How We Learn to Eat(最初のひと口:人は食べることを
こうして学ぶ)』です。
デービス医師の実験は八百長だと言うのです。
綿密に構成されたあの実験環境では、悪いものを選びようがない。
すべての品目をまんべんなく食べたと証明される子はいなかったものの、
個々の赤ちゃんの嗜好・選択もあまり意味をなしていない。
ともかくどれを選んでも優れた食品なのだから、というわけです。
このような詰めの甘い人為的な実験シナリオから、現実社会に関して、
いったいどれだけの結論が導き出せるというのでしょう?
「社会的影響を排除してしまっては、食欲に関する真実にたどり着くことなど
できません。何を食べたいかは、いたって社会的な欲求なのです」と
ウィルソン氏は結論づけています。
『First Bite(最初のひと口)』でウィルソン氏が主張するのは、人間の
食べ方に関して、真に本能に起因するものはないということです。
(ほぼ)すべてが学習行動なのです。
それはつまり、私たちが食べたいものを食べたいと感じる仕組みを理解
したり、変える可能性を求めたりするのに、神経科学や、内分泌学、
実験心理学、または実験科学をもってでは、満足な答えを得ることは
できない。
脳や体のほか、歴史や文化、家族、国家などにも目を向ける必要があるという
ことです。
ウィルソン氏は、ケンブリッジ大学出身の歴史学者で、前著には『食品偽装の
歴史』、そして、料理道具がいかに料理や食文化を形成してきたかを示した
良書『キッチンの歴史:料理道具が変えた人類の食文化』などがあります。
彼女はこの本で、現代の食に関する、何かと問題の多い研究の現状を明敏・
冷静に伝えています。
ウィルソン氏によると、赤ちゃんの味覚の発達に最適なのは生後4~7カ月
だということが研究者たちによって立証されているそうです。
この時期の乳児は、新しい味を驚くほどよく受け入れるが、それを過ぎると
また好き嫌いが増し、抵抗するようになるということです。
残念なことに、小児科の推奨する一般基準では、この時期はまだ母乳または
育児用ミルクを飲ませることが推奨されており、この早い時期に赤ちゃんの
味覚を発展させる可能性を奪っているのです。
<嗜好は学習される>
それでもウィルソン氏は、生物学が絶対ではないことを丁寧に示しています。
嗜好は経験によって形成されるということを理解すれば、私たちは、子ども
たちの舌を効果的に教育する、より良い方法を生み出せるはずです。
その方法とは、子どもが嫌う野菜の微妙な味を、慣れ、そして受容、さらに
可能なら満足へと変えていく方法です。
遺伝的要素が強いと思われる摂食障害――たとえば拒食症や、極端な好き嫌い
のような場合でも効果が期待できる改善習慣をウィルソン氏は詳細に説明して
います。
特に、食べさせること、食べることを、社会的、家族生活などのより広い
文脈でとらえる方法に重点を置いています。
ウィルソン氏は、数章にわたって、食卓における家族生活の影響力という
観点で、性別や文化がどのように食べ方に影響しているかを検証しています。
特に、各家庭が、甘いものがふんだんにある現代生活には当てはまらない
文化的習慣をいまだに引きずっている様子に言及しています。
「食べものを子どものご褒美にする習慣は、もう何十年も前に西洋社会から
なくなった、ある食糧にまつわる民族記憶に基づいているのです」と述べて
います。
つまり、白砂糖や精粉が、今のようにどこにでもあるスナックではなく、
贅沢な貴重品だった時代からきているということです。
<食は近代のクリエーション>
最終章では日本の和食についても説明しています。
健康的であることや、五感で堪能するための繊細な気配りで絶賛されている
和食は、何百年も前から今の形で存在したわけではなく、明治政府の肉食
奨励策や、戦後のアメリカからの食糧援助などの影響を受けて形成された、
近代のクリエーションだということです。
また、(フィンランドやフランスをはじめとする欧州における)教育機関
主導の取り組みによって、子どもの健康が向上し、食生活が多様に広がった
ことも説明しています。
五感を使った、食との豊かな関わり方を教えることは可能だという例です。
この本の大部分は子どもに主眼が置かれていますが、ウィルソン氏の主たる
メッセージは、真っ向から大人に向けられています。
食べることは習得が必要なことですが、一度習得してしまえばそれで終わりと
いうものではありません。
何を食べたいかは先天的で絶対的なものであり、私たちの習慣は変えられない
という前提は間違っているのです。
この本の最も大切な教訓は、快楽が大切であるということです。
そして私たちがどんなものを快と認識するかは、変わるのです。
食べるものが好きになれなければ、体に良いものを食べられるようには
ならないのです。
Nadia Berenstein(訳:和田美樹)
http://www.lifehacker.jp/2016/02/160205how_we_learn_to_eat.html
(ライフハッカー 2016年2月4日)
1920年代の中頃、クララ・デービスという医師が、1歳未満の乳児15人――
その大半が孤児で多くが栄養失調――を集めて、実験用の保育所で、社会的
接触から隔離しました。
赤ちゃんたちは、そこで数カ月にわたって、34種類の食べものの中から何でも
好きなものを選んで食べる自由を与えられました。
それらは、果物や野菜(バナナ、グリーンピース、カブ)、穀類(オート
ミール、ライクリスプ[※ ライ麦全粒粉の砂糖も油脂も使っていない
クラッカー])、肉類(鶏肉、レバー、骨髄)などで、1品目ずつ、
すりつぶしたり、細かく刻んだりした状態でボウルに入っていました。
赤ちゃんたちの食事には、あくまでも食べさせる役割だけに徹する看護師が
付き添い、その子自身がはっきりと関心を示したボウルだけをスプーンで
与えました。
結果は驚くべきものでした。数カ月のうちに、やせ細って目のくぼんだ
赤ちゃんたちが、ふっくらしたほっぺたの丸々した体になりました。
ボロボロの体だった乳児が、自分たちだけの力で、食事療法による自己治癒を
果たしたのです。
赤ちゃんたちは、知らない味を敬遠することもなく、ほぼすべての品目を
試し、独自の嗜好を発達させながら、多様で体に良い食事を選びました。
タンパク質、脂質、炭水化物のカロリーバランスも、まるで栄養士が計算した
理想の比率になっていました。
このような実験は、現代社会なら、施設内倫理委員会で必ずや問題になるで
しょう(またそうなるべきです)が、これは、デービス医師が、自分の診て
いた、健康状態も栄養状態も悪いのに、与えられた栄養豊富な食べものを
頑なに拒んでいた多くの子どもたちを思って行った実験だったのです。
彼女は、子どもたちが親や医者のプレッシャーや期待から解放されたら、
いったい何を食べるのか? という純粋な疑問を抱いていたのです。
それから90年が経とうとする今もなお、デービス医師の研究は、人間が自分に
必要な栄養を本能的に知っているという証拠として、広く引き合いに出されて
います。
ではなぜ、「健康的」な食生活を苦手とする人たちがこんなにも多いので
しょうか?
定説は、現代生活のもつれと言われています。
つまり私たちは、テクノロジーや、加工食品、広告、場合によっては、
文化そのものによって、持って生まれた本能的な知恵から遠ざかっている。
もっとひどい場合は、生来の食欲を誤用し、自分たちの健康を危険にさらして
まで企業利益に貢献しているというわけです。
「パレオダイエット(旧石器時代の野草と野生動物を中心とした食生活を
真似て、農耕や牧畜による食べものを避けるダイエット)」は、人間の欲求と
ニーズが正確に一致していた頃の原始的、進化論的本質に立ち返ることを
脚色したものにすぎません。
私たちは、ものの食べ方を知りながら生まれてくるにもかかわらず、それを
一生かけて忘れていくのです。
<食欲は「生物学的な欲求」だけではない>
そんなのはナンセンス! と言うのは、説得力のあるビー・ウィルソンによる
新刊書『First Bite: How We Learn to Eat(最初のひと口:人は食べることを
こうして学ぶ)』です。
デービス医師の実験は八百長だと言うのです。
綿密に構成されたあの実験環境では、悪いものを選びようがない。
すべての品目をまんべんなく食べたと証明される子はいなかったものの、
個々の赤ちゃんの嗜好・選択もあまり意味をなしていない。
ともかくどれを選んでも優れた食品なのだから、というわけです。
このような詰めの甘い人為的な実験シナリオから、現実社会に関して、
いったいどれだけの結論が導き出せるというのでしょう?
「社会的影響を排除してしまっては、食欲に関する真実にたどり着くことなど
できません。何を食べたいかは、いたって社会的な欲求なのです」と
ウィルソン氏は結論づけています。
『First Bite(最初のひと口)』でウィルソン氏が主張するのは、人間の
食べ方に関して、真に本能に起因するものはないということです。
(ほぼ)すべてが学習行動なのです。
それはつまり、私たちが食べたいものを食べたいと感じる仕組みを理解
したり、変える可能性を求めたりするのに、神経科学や、内分泌学、
実験心理学、または実験科学をもってでは、満足な答えを得ることは
できない。
脳や体のほか、歴史や文化、家族、国家などにも目を向ける必要があるという
ことです。
ウィルソン氏は、ケンブリッジ大学出身の歴史学者で、前著には『食品偽装の
歴史』、そして、料理道具がいかに料理や食文化を形成してきたかを示した
良書『キッチンの歴史:料理道具が変えた人類の食文化』などがあります。
彼女はこの本で、現代の食に関する、何かと問題の多い研究の現状を明敏・
冷静に伝えています。
ウィルソン氏によると、赤ちゃんの味覚の発達に最適なのは生後4~7カ月
だということが研究者たちによって立証されているそうです。
この時期の乳児は、新しい味を驚くほどよく受け入れるが、それを過ぎると
また好き嫌いが増し、抵抗するようになるということです。
残念なことに、小児科の推奨する一般基準では、この時期はまだ母乳または
育児用ミルクを飲ませることが推奨されており、この早い時期に赤ちゃんの
味覚を発展させる可能性を奪っているのです。
<嗜好は学習される>
それでもウィルソン氏は、生物学が絶対ではないことを丁寧に示しています。
嗜好は経験によって形成されるということを理解すれば、私たちは、子ども
たちの舌を効果的に教育する、より良い方法を生み出せるはずです。
その方法とは、子どもが嫌う野菜の微妙な味を、慣れ、そして受容、さらに
可能なら満足へと変えていく方法です。
遺伝的要素が強いと思われる摂食障害――たとえば拒食症や、極端な好き嫌い
のような場合でも効果が期待できる改善習慣をウィルソン氏は詳細に説明して
います。
特に、食べさせること、食べることを、社会的、家族生活などのより広い
文脈でとらえる方法に重点を置いています。
ウィルソン氏は、数章にわたって、食卓における家族生活の影響力という
観点で、性別や文化がどのように食べ方に影響しているかを検証しています。
特に、各家庭が、甘いものがふんだんにある現代生活には当てはまらない
文化的習慣をいまだに引きずっている様子に言及しています。
「食べものを子どものご褒美にする習慣は、もう何十年も前に西洋社会から
なくなった、ある食糧にまつわる民族記憶に基づいているのです」と述べて
います。
つまり、白砂糖や精粉が、今のようにどこにでもあるスナックではなく、
贅沢な貴重品だった時代からきているということです。
<食は近代のクリエーション>
最終章では日本の和食についても説明しています。
健康的であることや、五感で堪能するための繊細な気配りで絶賛されている
和食は、何百年も前から今の形で存在したわけではなく、明治政府の肉食
奨励策や、戦後のアメリカからの食糧援助などの影響を受けて形成された、
近代のクリエーションだということです。
また、(フィンランドやフランスをはじめとする欧州における)教育機関
主導の取り組みによって、子どもの健康が向上し、食生活が多様に広がった
ことも説明しています。
五感を使った、食との豊かな関わり方を教えることは可能だという例です。
この本の大部分は子どもに主眼が置かれていますが、ウィルソン氏の主たる
メッセージは、真っ向から大人に向けられています。
食べることは習得が必要なことですが、一度習得してしまえばそれで終わりと
いうものではありません。
何を食べたいかは先天的で絶対的なものであり、私たちの習慣は変えられない
という前提は間違っているのです。
この本の最も大切な教訓は、快楽が大切であるということです。
そして私たちがどんなものを快と認識するかは、変わるのです。
食べるものが好きになれなければ、体に良いものを食べられるようには
ならないのです。
Nadia Berenstein(訳:和田美樹)
http://www.lifehacker.jp/2016/02/160205how_we_learn_to_eat.html
[ヤク中への第一歩!? 思春期に「甘いもの」を過剰摂取するリスクとは]
(TSITE 2016年2月4日)(配信:パピマミ)
こんにちは。
健康管理士のSAYURIです。
糖質制限、炭水化物制限といった言葉が一般的になって久しくなります。
健康を意識する成人が糖質の摂取量を減らしているのに対して、中学・高校生
ではいまだに糖質の多い飲料の摂取量が増えています。
特に男子生徒においてはペットボトル症候群が、女子生徒においても水や
お茶は飲めない、味がないと感じる人も多いと言われています。
ただでさえ対応が難しい思春期の子どもに、飲むものまでうるさく口出しして
いいものか、親としては難しいところだと思います。
今回は思春期の脳の発達と糖質の関係について見ていきたいと思います。
<思春期に特に発達する脳の部位>
思春期というと反抗期や情緒不安定が思い浮かぶと思います。
実はこれ、脳のめまぐるしい変化も影響していることが分かっています。
思春期から20代前半にかけては、共感や相手を思いやることを主に司る
“眼窩前頭皮質”や社会性を司る“上側頭部”、物事の合理性を司る“背外側部”が
発達します。
小さいころは周りの状況など意に介さずストレートに思ったことを口にします
よね。
しかし、中学生くらいになると、いわゆる空気を読むようになりますが、
それにはこうした脳の発達があるからです。
<思春期に砂糖と取り過ぎると脳神経に影響が!?>
まだラットでの実験段階ですが、思春期に砂糖を過剰摂取させると、
快の反応が鈍くなり、逆に不快の反応が長く続いた というフランスの
アキテーヌ認知神経科学研究所の研究発表があります。
この結果から、同研究チームは思春期に砂糖の摂取量が多いことは、脳の
報酬関連の障害の一因となり得るだけでなく、薬物やアルコール依存や
摂食障害にもつながりかねない と指摘しています。
コンビニや自販機で手軽に何でも買える今の時代。
味覚がほぼ決まる9歳頃までの飲み物食べ物にしっかり気を付けることで、
大切な思春期の脳の正常な発達にも良い影響を与えるのではないでしょうか。
筆者が個人指導するクライアント様の中にも、さまざまな葛藤があった
ものの、子どもの砂糖の摂取量を減らすことで、落ち着きを取り戻した
ケースも少なくありません。
思春期に至る前の食習慣を今一度、見直していただきたいと思います。
●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
http://top.tsite.jp/news/kids/o/27663978/
(TSITE 2016年2月4日)(配信:パピマミ)
こんにちは。
健康管理士のSAYURIです。
糖質制限、炭水化物制限といった言葉が一般的になって久しくなります。
健康を意識する成人が糖質の摂取量を減らしているのに対して、中学・高校生
ではいまだに糖質の多い飲料の摂取量が増えています。
特に男子生徒においてはペットボトル症候群が、女子生徒においても水や
お茶は飲めない、味がないと感じる人も多いと言われています。
ただでさえ対応が難しい思春期の子どもに、飲むものまでうるさく口出しして
いいものか、親としては難しいところだと思います。
今回は思春期の脳の発達と糖質の関係について見ていきたいと思います。
<思春期に特に発達する脳の部位>
思春期というと反抗期や情緒不安定が思い浮かぶと思います。
実はこれ、脳のめまぐるしい変化も影響していることが分かっています。
思春期から20代前半にかけては、共感や相手を思いやることを主に司る
“眼窩前頭皮質”や社会性を司る“上側頭部”、物事の合理性を司る“背外側部”が
発達します。
小さいころは周りの状況など意に介さずストレートに思ったことを口にします
よね。
しかし、中学生くらいになると、いわゆる空気を読むようになりますが、
それにはこうした脳の発達があるからです。
<思春期に砂糖と取り過ぎると脳神経に影響が!?>
まだラットでの実験段階ですが、思春期に砂糖を過剰摂取させると、
快の反応が鈍くなり、逆に不快の反応が長く続いた というフランスの
アキテーヌ認知神経科学研究所の研究発表があります。
この結果から、同研究チームは思春期に砂糖の摂取量が多いことは、脳の
報酬関連の障害の一因となり得るだけでなく、薬物やアルコール依存や
摂食障害にもつながりかねない と指摘しています。
コンビニや自販機で手軽に何でも買える今の時代。
味覚がほぼ決まる9歳頃までの飲み物食べ物にしっかり気を付けることで、
大切な思春期の脳の正常な発達にも良い影響を与えるのではないでしょうか。
筆者が個人指導するクライアント様の中にも、さまざまな葛藤があった
ものの、子どもの砂糖の摂取量を減らすことで、落ち着きを取り戻した
ケースも少なくありません。
思春期に至る前の食習慣を今一度、見直していただきたいと思います。
●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
http://top.tsite.jp/news/kids/o/27663978/
[コウモリにかまれた子ども12人死亡、南米ペルー]
(AFP=時事 2016年2月12日)
【AFP=時事】
南米ペルーで、先住民の子ども少なくとも12人が、コウモリにかまれた後で
狂犬病を発症して死亡した。
保健当局によると地元住民らは当初、魔術のせいだと信じていたという。
地元保健当局の担当者の話では、死者が出たのは首都リマから北に1100キロ
離れたロレト州のアマゾン密林にある先住民族アチュアルの2つの村。
昨年9月~今年2月に、8~15歳の子ども12人が相次いで死亡した。
子どもたちは全員、吸血コウモリにかまれた後で死亡しており、症状と診断
結果から狂犬病に感染していたことが確認されたという。
村の長老たちは医療関係者に対し、子どもたちが死んだのは魔術のせいだと
考えていたため、当局への狂犬病発生の報告が遅れたと説明したという。
事態を受け、アニバル・ベラスケス保健相はテレビ会見し、現地に迅速な
医療支援を行うため衛生緊急事態を宣言した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160212-00000022-jij_afp-int
(AFP=時事 2016年2月12日)
【AFP=時事】
南米ペルーで、先住民の子ども少なくとも12人が、コウモリにかまれた後で
狂犬病を発症して死亡した。
保健当局によると地元住民らは当初、魔術のせいだと信じていたという。
地元保健当局の担当者の話では、死者が出たのは首都リマから北に1100キロ
離れたロレト州のアマゾン密林にある先住民族アチュアルの2つの村。
昨年9月~今年2月に、8~15歳の子ども12人が相次いで死亡した。
子どもたちは全員、吸血コウモリにかまれた後で死亡しており、症状と診断
結果から狂犬病に感染していたことが確認されたという。
村の長老たちは医療関係者に対し、子どもたちが死んだのは魔術のせいだと
考えていたため、当局への狂犬病発生の報告が遅れたと説明したという。
事態を受け、アニバル・ベラスケス保健相はテレビ会見し、現地に迅速な
医療支援を行うため衛生緊急事態を宣言した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160212-00000022-jij_afp-int
[名古屋で発見、りんご病の大人に現れた意外な症状]
(MEDLEY 2016年2月1日)
<3人の経過から>
伝染性紅斑(りんご病)は、6歳から12歳の子どもに多く起こりますが、
大人にもあり、妊娠中には流産の原因にもなります。
特徴的な顔の赤い発疹が有名ですが、ほかにも多様な症状があります。
血液の異常が現れた3人の例が報告されました。
<りんご病の原因は?>
伝染性紅斑の原因はパルボウイルスB19というウイルスです。
症状は発熱、関節痛、筋肉痛、疲労感、むくみなどがあります。
特徴的な赤い発疹は、顔にもできますが、手足にできて顔には現れない
場合や、発疹がない場合もあります。
またパルボウイルスB19は、伝染性紅斑のほか、妊娠中に感染すると流産や
胎児水腫を起こすことでも知られています。
ほかの病気による貧血が同時にある場合、赤血球を作る働きが弱くなって
貧血が急激に悪化することもあります。
この研究では、パルボウイルスB19の感染が原因と思われる、白血球と
血小板が少なくなるという典型的でない症状があった3人の患者が報告されて
います。
<白血球が少なくなっていた3人の報告>
患者Aは、40歳の女性で、39℃の発熱、全身の痛み、疲労、食欲低下があり
救急治療を受けました。
一度はインフルエンザの診断で帰宅しましたが、症状は軽くならず、再び入院
して検査を受けました。
赤い発疹はありませんでした。
白血球は1,000個/μl(正常では4,000個/μl以上)に減っていました。
抗体検査などの結果、パルボウイルスB19の感染と診断されました。
患者Bは、36歳の女性で、39℃の発熱、疲労、手足と胴体の赤い発疹があり
ました。
白血球は2,000個/μl、血小板は89,000個/μl(正常は140,000個/μl以上)に
減っていました。
患者Cは、31歳の女性で、のどの痛み、疲労感、手足と胴体の赤い発疹があり
ました。
白血球は1,400個μl、血小板は106,000個/μlに減っていました。
3人とも通常の治療で回復しました。
研究班は、こうした例があることから、「したがって、伝染性紅斑の流行中に
白血球減少が見られた成人患者では、たとえ皮膚の紅斑という特徴的な臨床
所見がなかったとしても、白血球減少をともなうパルボウイルスB19の感染を
考慮するべきである」と結論しています。
発疹がなくても、発熱と関節痛などの症状があれば、注意が必要な病気かも
しれません。
特に身近な人が妊娠しているときは、早めに病院に行って診断を受けるのが
いいでしょう。
https://medley.life/news/item/56ab120fa2812ee4008b45b2
(MEDLEY 2016年2月1日)
<3人の経過から>
伝染性紅斑(りんご病)は、6歳から12歳の子どもに多く起こりますが、
大人にもあり、妊娠中には流産の原因にもなります。
特徴的な顔の赤い発疹が有名ですが、ほかにも多様な症状があります。
血液の異常が現れた3人の例が報告されました。
<りんご病の原因は?>
伝染性紅斑の原因はパルボウイルスB19というウイルスです。
症状は発熱、関節痛、筋肉痛、疲労感、むくみなどがあります。
特徴的な赤い発疹は、顔にもできますが、手足にできて顔には現れない
場合や、発疹がない場合もあります。
またパルボウイルスB19は、伝染性紅斑のほか、妊娠中に感染すると流産や
胎児水腫を起こすことでも知られています。
ほかの病気による貧血が同時にある場合、赤血球を作る働きが弱くなって
貧血が急激に悪化することもあります。
この研究では、パルボウイルスB19の感染が原因と思われる、白血球と
血小板が少なくなるという典型的でない症状があった3人の患者が報告されて
います。
<白血球が少なくなっていた3人の報告>
患者Aは、40歳の女性で、39℃の発熱、全身の痛み、疲労、食欲低下があり
救急治療を受けました。
一度はインフルエンザの診断で帰宅しましたが、症状は軽くならず、再び入院
して検査を受けました。
赤い発疹はありませんでした。
白血球は1,000個/μl(正常では4,000個/μl以上)に減っていました。
抗体検査などの結果、パルボウイルスB19の感染と診断されました。
患者Bは、36歳の女性で、39℃の発熱、疲労、手足と胴体の赤い発疹があり
ました。
白血球は2,000個/μl、血小板は89,000個/μl(正常は140,000個/μl以上)に
減っていました。
患者Cは、31歳の女性で、のどの痛み、疲労感、手足と胴体の赤い発疹があり
ました。
白血球は1,400個μl、血小板は106,000個/μlに減っていました。
3人とも通常の治療で回復しました。
研究班は、こうした例があることから、「したがって、伝染性紅斑の流行中に
白血球減少が見られた成人患者では、たとえ皮膚の紅斑という特徴的な臨床
所見がなかったとしても、白血球減少をともなうパルボウイルスB19の感染を
考慮するべきである」と結論しています。
発疹がなくても、発熱と関節痛などの症状があれば、注意が必要な病気かも
しれません。
特に身近な人が妊娠しているときは、早めに病院に行って診断を受けるのが
いいでしょう。
https://medley.life/news/item/56ab120fa2812ee4008b45b2
[顔が赤くなるだけじゃない!
「りんご病」のウイルスが妊娠中の異常の原因に]
(MEDLEY 2016年2月4日)
<妊娠中147人の検査から>
顔の赤い発疹で知られる伝染性紅斑(りんご病)の原因は、パルボウイルス
B19です。
このウイルスはほかにもさまざまな問題を起こします。
妊娠中の女性の検査に見られた異常が報告されました。
<妊娠中のウイルスと病気の関係>
パルボウイルスB19は、妊娠中に感染すると流産や胎児水腫の原因になる
ことでも知られています。
さらに、赤血球を正常に作れなくする働きもあります。
研究班は、妊娠中の女性147人を対象に、パルボウイルスB19の感染を反映
する抗体検査と、その他の検査を行い、ウイルスによる影響を調べました。
<感染した人でヘモグロビンが少ない?>
次の結果が得られました。
ヘモグロビン値はB19VのIgG抗体が陽性だった患者で、陰性だった患者に
比べて有意に低かった。
パルボウイルスB19の抗体があり、感染の可能性があるという検査結果の
人で、血液にヘモグロビンが少ない傾向がありました。
ヘモグロビンは血液の中で酸素を運ぶ物質で、ヘモグロビンが少なく、脳など
全身が酸素不足になる状態が貧血です。
パルボウイルスB19が特定の場合に貧血を急激に悪化させることも知られて
いますが、この研究では感染した人全体が貧血に近づいていることが示唆
されました。
パルボウイルスB19は大人にも感染し、深刻な事態を引き起こすことがあり
ます。
妊娠中は発熱している人に近づかないなどの対策が勧められています。
ここで報告されたほかさまざまな面で危険性があり、注意が必要です。
https://medley.life/news/item/56af47725059f10f008b4584
「りんご病」のウイルスが妊娠中の異常の原因に]
(MEDLEY 2016年2月4日)
<妊娠中147人の検査から>
顔の赤い発疹で知られる伝染性紅斑(りんご病)の原因は、パルボウイルス
B19です。
このウイルスはほかにもさまざまな問題を起こします。
妊娠中の女性の検査に見られた異常が報告されました。
<妊娠中のウイルスと病気の関係>
パルボウイルスB19は、妊娠中に感染すると流産や胎児水腫の原因になる
ことでも知られています。
さらに、赤血球を正常に作れなくする働きもあります。
研究班は、妊娠中の女性147人を対象に、パルボウイルスB19の感染を反映
する抗体検査と、その他の検査を行い、ウイルスによる影響を調べました。
<感染した人でヘモグロビンが少ない?>
次の結果が得られました。
ヘモグロビン値はB19VのIgG抗体が陽性だった患者で、陰性だった患者に
比べて有意に低かった。
パルボウイルスB19の抗体があり、感染の可能性があるという検査結果の
人で、血液にヘモグロビンが少ない傾向がありました。
ヘモグロビンは血液の中で酸素を運ぶ物質で、ヘモグロビンが少なく、脳など
全身が酸素不足になる状態が貧血です。
パルボウイルスB19が特定の場合に貧血を急激に悪化させることも知られて
いますが、この研究では感染した人全体が貧血に近づいていることが示唆
されました。
パルボウイルスB19は大人にも感染し、深刻な事態を引き起こすことがあり
ます。
妊娠中は発熱している人に近づかないなどの対策が勧められています。
ここで報告されたほかさまざまな面で危険性があり、注意が必要です。
https://medley.life/news/item/56af47725059f10f008b4584