[コウモリにかまれた子ども12人死亡、南米ペルー]
(AFP=時事 2016年2月12日)
【AFP=時事】
南米ペルーで、先住民の子ども少なくとも12人が、コウモリにかまれた後で
狂犬病を発症して死亡した。
保健当局によると地元住民らは当初、魔術のせいだと信じていたという。
地元保健当局の担当者の話では、死者が出たのは首都リマから北に1100キロ
離れたロレト州のアマゾン密林にある先住民族アチュアルの2つの村。
昨年9月~今年2月に、8~15歳の子ども12人が相次いで死亡した。
子どもたちは全員、吸血コウモリにかまれた後で死亡しており、症状と診断
結果から狂犬病に感染していたことが確認されたという。
村の長老たちは医療関係者に対し、子どもたちが死んだのは魔術のせいだと
考えていたため、当局への狂犬病発生の報告が遅れたと説明したという。
事態を受け、アニバル・ベラスケス保健相はテレビ会見し、現地に迅速な
医療支援を行うため衛生緊急事態を宣言した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160212-00000022-jij_afp-int