アクティブエイジング アンチエイジング -60ページ目
[体の声を聴く 悩みで起きた じんましん]

(読売新聞  2013年10月17日)


30代のCさんは、ある施設の調理士。
数百人分の魚の調理をしている最中、全身に発疹が現れ、仕事に支障が出て
います。

皮膚科医が、魚のエキスを使って皮膚のアレルギー反応を調べる「パッチ
テスト」を行っても陰性でした。


そこで私は、診察中にCさんを催眠状態に導入し、「調理場にいる」という
暗示をかけました。
すると、彼は左右の手を動かし調理をするしぐさを始め、じんましんが現れ、
体をかき始めたのです。

1日だけ入院してもらい、催眠時の血中ヒスタミン値などアレルギー反応に
関与する物質を調べると、じんましんの出現に並行してこれらの物質の数値が
上昇しました。

ヒスタミンは、通常は抗原に反応して肥満細胞から放出されるのですが、
抗原がなくても条件刺激だけでこうした反応が引き起こされることが分かって
います。


診察室で不思議な体験をしたCさんは、人間関係で悩みを抱えていることを
私に打ち明けてくれました。
悩みに耳を傾け、具体的な解決策について話し合って実行した結果、彼の
人間関係は好転し、じんましんも軽快しました。


西洋医学の医療モデルは、心と体を別個のものとする「心身二元論」です。
体の病気が専門の内科などの身体各科と、うつ病や統合失調症など心の病気が
専門の精神科とに分けられています。


一方、心療内科は「心と体は互いに関連し合い、明確に区別できない」という
のが大前提。
心と体を分けて行う医療だけでは、Cさんの病気は解決できなかったで
しょう。


ただ、心療内科を標榜する医師の9割以上が実は精神科医のため、心療内科は
心の病気を診る、という誤解と混乱が生じているのが現状なのです。





(清仁会洛西ニュータウン病院名誉院長・心療内科部長 中井吉英)





http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=86519












[体の声を聴く 「ほど良い考え」 腰痛軽く]

(読売新聞  2013年10月3日)


30年間続く腰痛に悩んでいるBさんに、私は宿題を出しました。
「次回までに、腰痛がひどくなる原因と、軽くなる原因を見つけてきて
ください」


痛みが長期間続く慢性疼痛では、痛み自体がストレスになり、心理面や
社会面にまで影響を及ぼします。

薬を使うこともありますが、治療の原則は次の3点です。
(1)痛みに焦点を当てず、日常生活での行動や考え方の変化に焦点を当てる
(2)「患者自身が自分の主治医」になるセルフコントロールの方向に
      治療を進める
(3)心と体が深く関係する「心身相関」への気づきが起こるよう援助する


(2)のセルフコントロールの基本は、自己観察と自己評価です。
宿題はそれらの実践が狙いで、Bさんの「答え」はこうでした。

「これまで『腰痛には悪い』と体を動かさず、安静を心がけてきましたが、
30分ほど散歩したところ、なんと腰痛は軽くなっていたのです。それ以来、
日課に散歩を取り入れました。ところが散歩を2時間に延長した日から腰痛が
強くなってしまいました。常にやり過ぎてしまうのが私の癖です」

Bさんは完全癖で責任感が強く、仕事も趣味も徹底して行うため心身の過労を
招く「all or nothing(全か無か)」の考え方の持ち主だったのです。
真ん中の「ほど良い考え」ができなかった。

「ほど良い考えが無理のない行動や生き方になり、腰痛が軽快する」
そのことに気づいたBさんは、腰痛という体の声から心の声に耳を傾ける
ようになりました。


医師に頼らず痛みを自分の力でコントロールできることに気づいてから、
生活と人生のど真ん中に居座っていた腰痛も軽快し始め、腰痛にとらわれない
生活を過ごせるようになっていたのです。




(清仁会洛西ニュータウン病院名誉院長・心療内科部長 中井吉英)





http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=85623


















[味噌汁は塩分過多にはつながらない 30種類の味噌揃える店も]

(マイナビニュース‎  2013年11月22日)


高血圧や生活習慣病などで、気にかかる塩分。
これから気温が下がるにつれ、温かい味噌汁が美味しい季節だが「塩分を
控えたい」という気持ちから、味噌汁を飲むのを我慢してしまう人もいるの
ではないだろうか。


10月26日に行なわれた日本高血圧学会で、そんな思い込みを覆す発表が
された。
共立女子大学教授・医学博士の上原誉志夫先生が「味噌汁は食塩摂取量の
独立した決定要因ではないと明らかになりました」と報告。
具体的には、以下の3つのポイントが挙げられるという。

【1】味噌汁を飲んでも血圧には影響がみられなかった
味噌汁の摂取頻度別で、低頻度群:5日間当たり0~2回、中頻度群:5日間
当たり3~5回、高頻度群:5日間当たり6~15回の人を比較した際に、
血圧への影響は確認されなかった。

【2】減塩のために味噌汁を減らすことにあまり意味はない
味噌汁の食塩摂取量への寄与率は約2%で、味噌汁は食塩摂取量の独立した
決定要因ではなかった。

【3】1日1杯の味噌汁のある食生活が血管年齢を改善する可能性がある
1日1杯程度の味噌汁のある食生活が、血管年齢の指標CAVI値(動脈の
硬さを表す値)を低下させ、血管年齢を10歳程度改善する傾向が確認された。


味噌の歴史や栄養について詳しい「みそ健康づくり委員会」のサイトで、
その効能について見てみると、最新の研究成果による発見以外にも、多くの
ビタミンやミネラルを含む調味料であることがわかる。

前出の研究発表を行なった、上原先生に味噌の栄養などについて、話を
聞いた。
「味噌の材料は、良質の植物性タンパク質を多く含む大豆。発酵によって
多くの栄養成分が作られ、その約30%がアミノ酸であるだけでなく、必須
アミノ酸8種類を全て含む珍しい食材のひとつです。がんの抑制や血圧の
低下、抗動脈硬化、骨を丈夫にする助けになるなど、さまざまな機能に影響を
与える栄養があるんです」(上原先生)


“栄養は嬉しいけど、塩分は・・・”と思う人の中には、過剰に味噌汁の塩分が
多いと勘違いしているケースも多い。
「みそ健康づくり委員会」が行なった調査で、「味噌汁1杯あたりに塩分量は
何g含まれていると思うか?」という質問に正解したのは、17.1%。
実は味噌汁1杯の塩分量は約1gなのだが、 33.4%が「2g」、30.1%が
「3g」、8.8%が「4g」、実際の量の5倍になる「55g」と回答した人も
10.7%いた。

「摂取塩分量は実質的に少なく、それを相殺して、かつ身体に良い栄養が
摂りやすいのが味噌汁です。全国的に味噌汁の具として使われているワカメ
などの海藻類は、アルギン酸が摂取塩分を相殺して、血圧を下げる効果が
あります。またヨード(ヨウ素)には、代謝を高める機能も。良い出汁が出て
美味しい貝類は、亜鉛やセレンといった微量元素が摂取でき、栄養面のほかに
味覚の改善にも効果がある具材ですね。春や夏のアサリ・しじみに加え、
今の季節は牡蠣もお薦めです。また季節食材では、免疫力を上げて感染症を
防ぐ栄養を含む、きのこ類。野菜を多く摂ることで抵抗力が高まりますから、
野菜をいっぱい食べられる具だくさんの豚汁も、不足しがちな栄養を豊富に
摂れる点で、特に良いでしょう。味噌汁を健康に役立てる食べ方としては、
毎日同じ具ではなく、海藻や貝類・野菜といった具材を日替わりで入れて、
多くの栄養を手軽にバランス良く摂れるようにするのが、賢い活用法です」
(上原先生)


近年は日本食が世界のブームになり、「和食」がユネスコ無形文化遺産に
登録される見通しがニュースにもなっている。健康的な食文化としての
「和食」には、さまざまな工夫がある。
その基本形のひとつが「一汁三菜」で、バランスの良い食事を構成する
“先人の知恵”があり、その一翼を担うと言っても過言ではないのが
「一汁=味噌汁」なのだ。

また味噌汁は「おふくろの味」のひとつであるだけでなく、味噌という
調味料が地域ごとの食文化を支えているケースも多い。
最近は多様なご当地グルメや食文化の再発見から、味噌専門店が改めて
見直されつつあり、いわゆるデパ地下などでも取扱商品が増えている。

そこで、都心のオフィス街・五反田駅の近くに長年店を構える味噌専門店、
坂本商店五反田本店を取材した。
店内には味噌樽がずらりと並び、常時30種類程の全国各地の味噌が売られて
いる。
客層は主婦のほか、五反田という場所柄から仕事帰りやお昼休みに立ち寄る
サラリーマンも多いという。
「今の季節は常温でも2・3日、夏場も1日くらいは大丈夫なんで、お昼休みに
買って行く人も結構いますよ」と教えてくれたのは、坂本章社長。
店の入り口には、人気上位や店の“オススメ”の味噌が小さなパックで15種類
並び、「どれでも100円」というのが嬉しい。

八丁味噌や西京味噌、田舎味噌など、見ていると思わず全部試したくなるが、
味噌汁の具や料理別で、お薦めの味噌はあるのだろうか。
「味噌の味を直接楽しむ料理だったら、焼きおにぎりには甘めの九州麦味噌。
生や茹で・焼き野菜につけて食べるなら、信州の麹味噌などが人気です。
貝には赤出汁がいいって言う人が多いけど、味噌汁は人それぞれの好み。
うちは2~3種類を合わせて500g――といった買い方を薦めていて、『今日は
赤味噌』『今日は白』『今日は境目の混ざっているところ』って感じで、
いろいろ組合せを楽しんで使ってもらうのが、良いんじゃないですかね。
好みを聞きながら、あれこれ相談して買われる人も多いですよ」(坂本社長)






http://news.mynavi.jp/news/2013/11/22/581/












[公務員は使わない「ジェネリック」薬効なかったり効き過ぎて死の危険]

(J-CASTニュース‎  2013年11月29日)


<先発薬とまったく同じとは限らない「成分」
                    なぜか使用率低い「共済組合」>
『週刊新潮』に廉価で新薬と同じ効き目のあるジェネリックについての特集が
ある。
近畿大学薬学部教授・松山賢治氏はジェネリックのすべてが「先発薬」と同じ
効力を持つと考えるのは危険で、注意しなくてはいけない点も多々あるという
のだ。

日本のジェネリック数量シェアはおよそ45%で、欧米各国は軒並み70%
前後をキープしているからまだまだだという。
厚生労働省はそこで2018年3月までに数量シェアを60%以上に引き上げる
方針を打ち出した。


だが、薬には薬効のある「主薬」のほかに、主薬の分解を防ぐために
用いられる「安定化剤」や、錠剤の嵩を増やして消化液に溶けやすくする
「賦形剤」から成り立っているが、ジェネリックに使えるのは特許が失効した
主薬だけの場合が多いという。

たとえば、「ランソプラゾール」という胃潰瘍の薬は、高温多湿の条件下では
分解しやすいため、先発薬では安定化剤には炭酸マグネシウムが用いられて
いるが、ジェネリックではこれが使えない。
そうなると、長期保存が難しく薬効が弱くなる恐れがあるという。

その他にも、危険薬も出回っているという。
ジェネリックには極端な条件下における安定性を確保するための「苛酷試験」
が義務づけられていないからだという。
高血圧や狭心症に用いられる「ニフェジピン」というのは徐々に溶ける
二層錠の形をとるから、副作用を大幅に軽減できるが、特許の関係で二層錠の
形をとれないジェネリックでは、ニフェジピンが一気に放出されてしまい、
心筋梗塞を引き起こして死に至ることもあるという。


近畿大薬学部の研究チームがまとめたジェネリックの使用状況が興味深い。
ジェネリックを処方された割合が最も多かったのは、共済組合を除いた
被用者保険に加入している人で、次いで国民健康保険の加入者、次に高齢者
医療制度の適用者で、最も低かったのが公務員たちが加入している共済組合
だったというのである。

松山教授は「ジェネリックはやはり不安なので、自分や家族に使うとなると、
役人もためらってしまう。さらには、そうした実態を彼ら自身も分かっている
のでは・・・」と勘ぐられても仕方ないのではと批判する。


ジェネリックをもらうときは、こうしたことを頭に入れておくべきだろう。





http://www.j-cast.com/tv/2013/11/29190469.html?p=all













[女性に多い味覚障害 原因はダイエット、ストレス・・・
              高齢者にも増加 亜鉛含む食品で予防・改善]

(日本経済新聞‎  2013年11月14日)


「食欲の秋」を満喫できる季節だが、最近では味覚に異変を訴える人が
目立つ。
「味がしない」「何を食べても同じ味がする」。
特に女性や高齢者に多く、治療が必要な「味覚障害」の症状が進んでいる
患者も少なくない。
急激なダイエットや精神的なストレスなど原因は様々だ。

子供に食べ物の味の大切さを教える「味覚教育」も学校現場に広がってきた。



「何を食べても苦い味しかしなくなった」
大阪府豊中市の女性(51)は、振り返った。
味覚の異変を感じたのは3年前、4カ月に及んだダイエットで、約30キロの
減量に成功した直後だった。
女性は兵庫医科大病院の耳鼻咽喉科・味覚外来を受診。
「甘い」「酸っぱい」などの味がする液体を染み込ませた紙を舌にのせる
検査や心理テストなどを受けた結果、「味覚障害」と診断された。
急激なダイエットで食事が偏り、味覚の働きを助ける亜鉛が不足している
ことが判明。
亜鉛が含まれる薬の服用などの治療を続けた結果、約4カ月で治った。



<生活習慣も影響>
兵庫県尼崎市に住む女性(50)は今年4月、作ったシチューの味がしなく
なったことで症状に気づいた。
父(87)の介護に追われ、精神的、身体的な疲れが原因だった。

大阪市の女性(40)の場合、飲食店の深夜勤務の結果、睡眠時間が1日3時間
にまで減少。
みそ汁の味などが薄く感じるようになった。

2人は同病院で亜鉛の薬を服用しながら、生活習慣を改善することで回復
した。

同病院の味覚外来には年間150~200人程度の患者が訪れる。
その多くが女性。
同院の任智美医師(36)は「最近は仕事や家庭でのストレスが原因となる
ケースが増えている」と話す。


日本大学板橋病院(東京・板橋)でも味覚外来を受診した患者408人のうち、
男性180人に対し、女性は228人に上った。
日本口腔・咽頭科学会(東京)の池田稔理事は「料理を作るなど自身の味覚を
意識する機会が女性の方が男性より多いことが一因」と分析する。



厚生労働省によると、味が感じにくい「味覚減退」のほか、口の中に何もない
のに特定の味がする「自発性異常味覚」、全く味がしない「無味症」などが
味覚障害の主な症状だ。

原因は、味覚の働きを支える亜鉛の欠乏や、亜鉛の吸収を抑える薬の服用、
病気の症状によるものなどが挙げられる。
症状に応じて亜鉛を含んだ薬の投与や、特定薬剤の服用中止という治療が
一般的だ。

1日に日本人に平均的に必要とされる亜鉛量は、例えば30~49歳では女性
8ミリグラム、男性10ミリグラム。
2011年の厚労省の調査では、30代の女性は平均6.9ミリグラム、男性は同
8.8ミリグラムでいずれも必要量を満たしていない。

池田理事は「日本食は総じて亜鉛の含有量が低いことが影響している」と
分析。
亜鉛を多く含んだ食品の摂取が味覚障害に陥るのを防ぐという。



<20歳までに訓練>
子供の段階から味覚を磨こうと、「味覚教育」に力を入れるNPO法人もある。

「薬の副作用や偏った食事を繰り返し、味が分からなくなる人もいます」。
10月下旬、埼玉県春日部市の内牧小学校の家庭科教室。
NPO法人「食育研究会Mogu Mogu」の代表、松成容子さんが4年生の児童
約35人に語りかけた。

児童5~6人が「塩」「酢」「チョコレート」「砂糖」「昆布と煮干し」が
それぞれ入った透明のカップが置かれたテーブルを囲む。
味覚の基本となる塩味、酸味、苦味、甘味、うま味の5つを体験。
口に含んでは「酸っぱい」「苦い」などと感想を言い合う。
女児(10)は「味覚のアンテナを鍛えていろいろな味が分かるようになり
たい」ときっぱり。
横川一美教諭は「塾や習い事で忙しく、味わって食べる機会が減っている。
味覚が育つ時期に学ぶことに意義がある」と強調する。

同法人は2011年度から「味覚教育」をスタート。
内牧小を含め小学校8校で実施、昨年度は約700人が受講した。
松成さんは「20歳まで舌はどんどん発達する。いろんな食材をしっかりと
味わうことで舌を訓練することが大切」と訴える。


同学会の池田理事は、味覚を「磨くことのできる感覚器」と説明。
「偏食のもととなる好き嫌いをなくすためには、子供のうちから味覚を鍛える
ことが有効」と話している。



<高齢化で患者増加見通し 加齢・服薬も要因に>
味覚障害が女性だけではなく、高齢者にも多くなるのは、加齢による味覚
低下を招くからだ。

日本口腔・咽頭科学会によると、舌の上などにある味覚を感じる味蕾という
組織で、味を認識する。
この味蕾が加齢とともに減少することが高齢者の味覚の低下の原因となると
いう。
高血圧や糖尿病などの高齢化で発症しやすい全身疾患による症状の一環や、
薬の服用による副作用もある。


同学会によると、日本大学板橋病院の味覚外来を1年間に訪れた408人の
全患者のうち、65歳以上の高齢者は174人で全体の43%を占め、年を重ねる
ほど、味覚障害に陥る可能性は高まっている。

同学会が実施した調査によると、耳鼻咽喉科を受診した味覚障害の患者数は、
2003年は年間約24万人と推定。
高齢者人口が増えていることを背景に、「現在も症状を訴える人は増加して
いることが推測できる」(同学会)。


高齢化に伴い、お年寄りの増加は避けられず、厚生労働省は2011年3月、
薬の副作用による味覚障害のマニュアルを作成した。
発症後、原因である薬の服用中止が症状の改善につながるため、早期発見の
意識を高めてもらう。
厚労省は「『味を感じにくい』などの症状に気づいた場合、早めに医師や
薬剤師に相談を」と呼びかけている。



(塩崎健太郎、村上徒紀郎)





http://www.nikkei.com/article/DGXDZO62544790T11C13A1NNSP01/












[味覚がおかしい若者急増中? 味覚が鈍る原因は「亜鉛不足」]

(マイナビウーマン  2013年11月18日)


近ごろ、味覚障害で病院を訪れるひとの数が急速に増え、年々十数万人を
超える規模で拡大しているそう。
特に20代、30代の若い女のコに多いらしいって知っていましたか?

その原因の大半が亜鉛不足によると言われいるとか。
では、どうして亜鉛が味覚と深く関わっているのでしょうか・・・

味を感じるのは、舌の粘膜に分布している「味蕾」と呼ばれる突起物が、
甘味、辛味、酸味、苦味などの味覚を受け取り、その信号を脳に送ることで
初めて認識できるようになっています。

亜鉛が不足すると、この味蕾の機能を低下させ、味蕾細胞の生まれ変わりを
阻害します。
また、亜鉛不足が長期化すれば、味蕾細胞の再生が難しくなります。


食品添加物の中には、亜鉛の吸収を妨げるものもあり、また、ジャンク
フードや加工食品ばかりを食べていると、亜鉛を含むミネラル不足は必至。
塾に通うためファストフードを夕食代わりにしていた子供たちに味覚障害が
急増しているのは、こうした理由からだと言われています。

実際、食事の味付けが濃すぎると家族に指摘され、病院を訪れた主婦の
食事内容を聞くと、ほとんどが加工食品だったということも。


栄養不足や偏食が原因による症状のなかで、味覚障害は比較的初期に現れる
もの。
このまま放置しておくと、ミネラルやビタミン不足によるさらに深刻な症状が
現れる可能性もあります。


それに、味覚が狂ってくると、食べると危険な物を察知することもできなく
なって、古くなったもの、酸化してしまったものでも味がわからず食べ続けて
しまうこともあるので注意が必要です。


でも、安心して。健康的な食生活を1ヶ月も続けていれば味蕾細胞は生まれ
変わってきます。
新鮮な食材を使って、濃い味にならないよう気をつけましょう。
油や砂糖をたくさん使い過ぎると、素材の味がごまかされてしまうので、
控えめに。

亜鉛は、牡蛎やホタテなどの魚介類、ひじきやアオノリなどの海藻類に多く
含まれています。
他にも、ゴマやアーモンド、キノコ、緑黄色野菜、玄米、蕎麦からでも摂取
可能よ。
毎日のメニューにバランス良く採り入れてみてくださいね。


もちろん神経の損傷によって味覚が狂ってしまうこともあるので、一度
専門医に診断を仰ぎ、原因を突き止めておくことをおすすめしますよ。





http://news.livedoor.com/article/detail/8263740/
















[側彎の重症化予測に期待]

(共同通信 医療新世紀  2013年11月12日)


10歳以降に背骨が横に大きく曲がる「思春期特発性側彎症」の重症化予測に
使える可能性があるDNA配列を、理化学研究所 と慶応大のチームが見つけ
た。
重症化するかどうかが早い段階で分かれば、適切な治療法の選択に役立つ。


チームは、背骨の曲がり角度が40度以上で手術が必要な重症患者約800人に
ついて、全遺伝情報(ゲノム)に含まれるDNA配列のわずかな違いを一般人
約1万1千人と比較、重症患者に多い特徴的な配列を見つけた。

この配列は骨の病気と関連することが分かっている2種類の遺伝子の近くに
あったことから、これらの遺伝子の機能を調節する役割を担っている可能性が
あるという。




http://www.47news.jp/feature/medical/2013/11/post-984.html














[ソフトドリンクに鉄分を足すと歯が溶けない、
                    「エナメル質」の硬度を守る]

(Medエッジ  2015年4月15日)


<飲み物で歯のミネラルは流失、防ぐヒントに? インドからの報告>
炭酸の入ったようなソフトドリンクに低濃度の鉄分を補充すると、歯が
溶けなくなるようだ。

試験管内の実験が確認されている。

インドの研究グループが、子どもの歯科医学の専門誌ジャーナル・オブ・
クリニカル・ペディアトリック・デンティストリーの2015年冬号で報告して
いる。



<歯をソフトドリンクに漬ける>
乳歯と永久歯のエナメル・ブロックを、2つの条件の異なるソフトドリンクに
漬けて、効果を比較するという研究だ。

1つのグループは、通常のソフトドリンクとして、コカコーラおよび
スプライトの中に漬けて変化を観察する。
もう1つのグループは、ソフトドリンクに低濃度の鉄分を補充して漬けて
変化を見ている。

鉄分は日本のお歯黒に使われる硫酸鉄(7水和物)を使っており、1Lの
ソフトドリンクに対して、およそ500mgまたはおよそ1gの2つのパターンで
入れている。

漬けた後に、カルシウムとリン酸塩の流出の状況、表面の硬度を調べている。



<鉄分の補充は効果>
結果として、鉄分を補充したソフトドリンクに漬けた場合には、補充のない
場合に比べて、表面の硬度、カルシウムおよびリン酸塩の減少が少ないと
分かった。

1Lに対して500mgを添加すると十分な効果が表れていた。

鉄分のような歯が溶けるのを防ぐ方法があるとすれば好ましいのだろう。
逆に言えば、ソフトドリンクを飲むと通常はやはり歯が溶けると言える。
最近もコーラで歯が溶ける現象を確認する研究報告があった。



飲み物を選ぶときは、歯に気を遣いたい。














[母親のストレスで子どもの虫歯が増える]

(Medエッジ  2015年11月8日)


<米国の母子716組を対象にした検証結果>
母親が慢性的なストレスを抱えていると、子どもの虫歯率が高いことが
分かった。



<慢性的なストレスは危険因子に>
英国、キングス・カレッジ・ロンドンのワエル・サバー氏らの研究
グループが、アメリカン・ジャーナル・オブ・パブリック・ヘルス誌において
2015年9月17日に報告。
同大学も紹介している。

研究グループは、母親の慢性的ストレスと子どもの虫歯の関連性について
検証した。

米国の母親と子ども716組のデータを分析し、子どもの年齢は2歳から6歳、
母親の平均年齢は30歳だった。



<母親の生活の質の改善が必要>
母親に慢性的ストレスの目印が2つか3つ見られる場合、子どもの虫歯が
多かった。


さらに、授乳、歯科医の受診、毎日朝食を食べることなどの世話との関連を
調べたところ、子どもの虫歯は母親が授乳していた場合は37.1%で、授乳して
いなかった場合は62.9%と、授乳していなかった場合の方が多くなっていた。

母親の生活の質を高めるのは大切という。




https://www.mededge.jp/a/eeee/20212



--------------------------------------------------

[考察]

母親のイライラの最大の原因は鉄欠乏です。

鉄欠乏は虫歯の原因でもあります(別項参照)


(横山歯科医院)

--------------------------------------------------














[抗生物質で大動脈瘤に? フルオロキノロン使用との関連]

(MEDLEY  2015年11月10日)


<台湾の症例対照研究 from JAMA internal medicine>


抗菌薬のうち、フルオロキノロンという種類のものは多くの種類の細菌に
効果があり、よく使われています。

副作用として、体の組織を作る線維に影響があるという説があり、大動脈の
病気に関係する可能性について、患者のデータから検証が行われました。



<大動脈解離・大動脈瘤との関連を解析>
研究班は、台湾の患者のデータベースを参照して、大動脈瘤または大動脈
解離で入院した患者と、そうではない人(対照群)を比較することにより、
フルオロキノロンを使うことと大動脈瘤または大動脈解離に関連があるか、
統計解析を行いました。



<過去の使用でも使用中でもリスク増>
次の結果が得られました。

傾向スコアで調整したうえで、フルオロキノロンの使用中であることは
大動脈瘤または大動脈解離のリスク増加と関連が見いだされた(率比2.43、
95%信頼区間1.83-3.22)。
以前の使用歴についても、リスクは減弱したが、関連が見られた(率比1.48、
95%信頼区間1.18-1.86)。


フルオロキノロンを使用中の人では大動脈瘤または大動脈解離が2倍以上
多く、以前にフルオロキノロンを使ったことがある人でも大動脈瘤または
大動脈解離が多くなっていました。



この研究の方法では、フルオロキノロンが大動脈瘤・大動脈解離の原因か
どうかは断定できません。
フルオロキノロンを使う理由になった感染症が関係していないか、フルオロ
キノロンを使った人の特徴に偏りがなかったかなど、ほかの要因も同時に
考えたうえで結果を読み解く必要があります。



フルオロキノロンの安全性について、これだけで結論は出せませんが、注意を
引く報告です。




http://medley.life/news/item/563c6989f95ea11f1d7d4ede