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最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学

テーマ: 「本当は怖い口臭~臭う悪魔~」

T・Mさん(女性)/67歳(発症当時)  無職

2年前に夫を亡くして以来、一人で暮らしてきたT・Mさん。
ある日、遊びにきた孫娘から口が臭いと指摘されてしまいました。
最近では人と接することが少なくなり、日々の歯磨きも怠りがちになっていた
T・Mさん。
さっそく歯磨きを始めたところ、歯茎から血がにじんでしまいました。
孫娘に嫌われないよう、ちゃんと歯を磨こうと決心したT・Mさんですが、
その後も気になる異変が続きました。


<症状>
(1)口臭
(2)歯茎からの出血
(3)食後、声がかすれる
(4)倦怠感
(5)食欲不振


<病名>誤嚥性肺炎


<なぜ、口臭から誤嚥性肺炎に?>
「誤嚥性肺炎」とは、通常、食道を通るべき食べ物が誤って気管から肺に
入り、そこに含まれる雑菌などで起こる肺炎のことです。


夫を亡くして以来、気ままな一人暮らしを送るうち、日々の歯磨きを怠る
ようになっていたT・Mさん。
「口臭」や「歯茎からの出血」といった症状にみられるように、いつしか
彼女は歯周病になっていました。
その結果、口の中に肺炎を引き起こす様々な雑菌が繁殖してしまったのです。


ではT・Mさんの場合、なぜ口の中の雑菌が肺にまで侵入してしまったので
しょうか?


普段、私たちは物を飲み込む時、脳から送られた指令で喉頭蓋と呼ばれる弁を
閉ざし、気管に入り込むことを防いでいます。


ところがT・Mさんは、高齢であることに加え、自覚症状のない小さな
脳梗塞を引き起こしていたため、脳からの指令がうまく伝わりませんでした。
その結果、物を食べるときはもちろん寝ている時にも、口の中にある大量の
雑菌が唾液とともに肺の中に流入。
ついに炎症を起こしてしまったのです。

しかし、高齢のため強い症状が出ず、肺炎になっていることに気付かなかった
T・Mさん。


でも実は彼女の場合、とても分かりやすいサインが出ていたのです。
それこそが、あの「食後に声がかすれる」という症状。
これは誤って気管に入った食べカスが声帯の上に付着し、一緒に振動して
起きたもの。
食後にだけ声がかすれるのは、誤嚥性肺炎を疑う重要なサインなのです。


ところがT・Mさんは、これも大したことはないと放置。
ついに炎症は、片側の肺の大半に広がってしまったのです。

幸いギリギリのところで発見されたため、T・Mさんの病は大事に至らず
済みました。


この病の予防で最も大切なのは、何と言っても、口の中を清潔にしておく
こと。
事実、誤嚥性肺炎の発症率は、口腔ケアを行わないと、およそ2倍になると
いうデータもあるのです。


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最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学


テーマ: 『本当は怖い発汗~悪魔の暴走~』

Y・Tさん(女性)/51歳(発症当時)主婦

姑が骨折し寝たきりの生活になったため、毎日介護に明け暮れていたY・T
さん。
結婚して30年、特に嫁姑のいさかいもなく、仕事をしながら子育てが出来た
のも理解のある姑のおかげと心から感謝していました。
そんな彼女に異変が現れたのは、介護を始めて2ヶ月ほどたった秋の初め頃の
こと。
涼しくなってきたのに身体がほてり、大量の汗をかいてしまいます。
翌朝、そのことを姑に話すと「更年期じゃないか」と言われたY・Tさん。
症状もそのせいだと思い込んでいましたが、介護中心の生活になって1年後、
さらなる症状が襲いかかります。


<症状>
(1)発汗
(2)疲労
(3)イライラ
(4)食欲増進
(5)ハイテンション
(6)吐き気


<病名>甲状腺クリーゼ


<なぜ、発汗から甲状腺クリーゼに?>
「甲状腺クリーゼ」とは、甲状腺ホルモンが、突然、爆発的に分泌される
ことにより生命の危機に瀕する病。
いったん発症すると、吐き気、頻脈、呼吸困難などの症状が立て続けに襲い、
最悪の場合、心不全を起こし死に至ることも少なくありません。


原因は未だ、はっきりとはわかっていませんが、そのきっかけとなるのは
ストレス。
肉親の死や、手術など、大きなストレスのかかる出来事をきっかけに甲状腺
ホルモンが暴走し、発症すると考えられています。

Y・Tさんの場合30年余りも共に暮らしてきた姑の死が、甲状腺クリーゼの
引き金を引いたと考えられるのです。


では、その前に起きた「発汗」「疲労」「イライラ」などの症状は、一体
何だったのでしょうか?
実は、これこそが甲状腺クリーゼの発症にかかわる重要なカギ。
あの時、Y・Tさんは既にこの病の前段階とも言える、もう1つの病気にか
かっていたのです。

その病とは・・・「バセドウ病」。

バセドウ病とは、甲状腺が異常をきたし甲状腺ホルモンを過剰に分泌、様々な
症状が全身に出る病。
そして、甲状腺クリーゼ患者の90%は、このバセドウ病から発症しているの
です。


しかし、Y・Tさんは、自分がバセドウ病にかかっていることに全く気づいて
いませんでした。
なぜなら、自分が更年期障害だと思いこんでいたため。
実は「発汗」「疲れやすい」「イライラ」など、バセドウ病の症状は「更年期
障害」とソックリ。
よく知られている代表的な症状「眼球の突出」が出ない場合も多く、Y・T
さんのような50代の女性は、往々にして更年期障害のせいだと間違えがち
なのです。
実際、潜在的な患者を含めると、50万人はいると言われるバセドウ病患者の
うち、半数以上が自分の病に気づいていないと考えられています。


Y・Tさんもまさにその1人。
こうして彼女は、あの姑の死をきっかけに、甲状腺クリーゼを発症して
しまったのです。

幸い、Y・Tさんは懸命の治療のおかげで、一命をとりとめることが出来
ました。


バセドウ病は、血液検査で甲状腺ホルモンを調べれば、すぐに発見することが
できます。
勝手に更年期障害だと自己診断せず、バセドウ病を早期発見する事こそ、
甲状腺クリーゼの何よりの予防法なのです。



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『本当は怖い指先の違和感~悪魔の手招き~』

S・Mさん(男性)/55歳(発症当時)  サラリーマン

会社の仲間と川柳愛好会を作り、月に1度の発表会を楽しみにしていた
S・Mさん。
ある夏の日、自宅で川柳をつくっていたところ、筆を持った指先に違和感を
覚えました。
筆は素手で握っているはずなのに、薄い手袋をしているような感覚がしたの
です。
痛みがあるわけではないので、特に気にも留めなかったS・Mさん。
ところが2ヵ月後、さらなる異変が起こり始めました。


<症状>
(1)指先の違和感
(2)指先のむくみ
(3)爪を押すとへこむ
(4)指先が膨らむ


<病名>肺ガン


<なぜ、指先の違和感から肺ガンに?>
「肺ガン」とは、自覚症状が殆んど無いまま進行し、気づいたときには、
手遅れになってしまうことが多い恐ろしいガンです。


しかし、S・Mさんの場合には、症状がありました。
それはあの「指の異常」、実はあれこそが「バチ指」といわれる肺ガンの
症状だったのです。

「バチ指」とは指先が、まるで「太鼓のバチ」のように膨らんでしまい、爪が
丸みを帯びる症状のこと。
肺ガンの比較的早期の段階で現れることが多いのです。


ではなぜ、肺ガンになると「バチ指」になってしまうのでしょうか?
詳しいメカニズムは明らかになっていませんが、原因の1つとして考えられて
いるのが肺のガン細胞が出すという、一種の成長ホルモンです。
それが、血液によって指先に運ばれ、S・Mさんの指の細胞を活性化し、
成長を促進。
指を「バチ状」にしたと考えられるのです。

ある調査では、肺ガン患者のおよそ20%に現れるとも言われる、この
「バチ指」。
これこそ、自覚症状をほとんど感じることなく進行してしまう恐ろしい病、
肺ガンの発症を知らせてくれる極めて貴重なサインなのです。


実はこの「バチ指」、いち早く気づく方法があります。
親指の爪を、横から見てください。
付け根の部分がへこみ、爪と指の角度が160度程度であれば正常です。
一方、付け根のへこみがなく180度以上になっていたら、それは「バチ指」。
何らかの異変があると考えられます。
この段階で検査を受ければ、肺ガンを早期発見できる可能性が高いのです。



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『本当は怖い鬼嫁~千切れた絆~』

S・Sさん(男性)/45歳(発症当時)  会社員

S・Sさんは、7つ年下の妻と中学受験を控えた娘との3人暮らし。
最近、妻がイライラしてよく彼に当たり散らすようになったのは、一人娘を
私立中学に合格させようと必死になっていたからでした。
元々のんびりした性格で、会社で出世街道からはずれてしまっていたS・S
さん。
「うだつの上がらない自分に妻はいらだっているのだろう。半年後、受験が
終るまでの辛抱だ。」そう、自分に言い聞かせていました。
ところが、ある日、会社へと急ぐ途中、喉が軽くつまるような違和感を
覚えたのを機に、様々な異変が続きました。


<症状>
(1)喉のつまり
(2)動悸
(3)めまい
(4)居眠り


<病名>心房細動


<なぜ、鬼嫁から心房細動に?>
「心房細動」とは、不整脈の一種で、心臓の心房という部分の筋肉が痙攣を
起こし、体に様々な障害をもたらす病。
現在、患者数は全国でおよそ100万人。
潜在的には200万人を超すとも言われています。
その多くは心臓に疾患のある人や大量の飲酒、喫煙など、生活習慣に問題が
ある人。


ではなぜ、そのどちらでもないS・Sさんが、心房細動に見舞われてしまったの
でしょうか?

最大の原因は、妻からのストレス。
毎日のように妻に怒鳴られる・・・。
そのストレスがS・Sさんの心臓に、ある現象を引き起こしたのです。
それは「不整脈」。


そもそも心臓は脳からの命令を受けて、電気刺激を発生、収縮を繰り返して
います。

しかし極度にストレスが蓄積すると、脳からの命令に異変が生じ、心拍が
不規則になります。
これが不整脈。


S・Sさんを襲った喉が詰まったような感覚、そして動悸は、この不整脈に
よって起こったものでした。


そして、さらなるストレスの蓄積で不整脈は慢性化。
その結果、心房が1分間に350回も激しく鼓動するようになってしまったの
です。
これこそが心房細動。
こうなると心臓は血液をうまく送り出せなくなります。


そして、脳が酸素不足の状態になることで、決定的なことが起こってしまい
ました。それが、娘の受験での、保護者面接での大失敗。
S・Sさんは、あろうことか居眠りをしてしまったのです。
しかし、実はあれは居眠りではなく、脳の酸欠状態が引き起こした「失神」
だったのです。


そして、ついに運命の日。
実はあの時、S・Sさんが気づかぬうちに心房細動が発生。
それが長時間持続することで、心房内の血流が滞り、2センチもある巨大な
血栓が発生してしまっていました。
そして、合格発表という最大のストレスによって血圧が急上昇、その血栓が
押し流されてしまったのです。
動脈弁に当たり砕け散った血栓のかけらは、脳の血管へと向かい、ついに
そこで詰まってしまいました。
そう、S・Sさんはあの時、脳梗塞を引き起こしていたのです。


救命処置が功を奏し、なんとか命を取り留めたS・Sさん。
しかし、右半身不随、そして言語障害という大きな後遺症が残ってしまい
ました。


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『本当は怖い立ちくらみ~悪魔の騙しうち~』

I・Tさん(男性)/51歳(当時)  建設会社社長

小さな建設会社を営むI・Tさんは、この道一筋35年、頑固一徹な職人気質の
持ち主。
50歳を過ぎても、健康そのものでしたが、ある晩、不意の立ちくらみに襲われ
ました。
立ちくらみは、ほんの数秒間だったため、気にも留めなかったI・Tさん。
しかし、実はその立ちくらみこそ、彼の身体を蝕む病魔の産声でした。
その後、新たな異変が次々とその身に降りかかります。


<症状>
(1)立ちくらみ
(2)片目の視力が落ちる
(3)蒸気機関車のような耳鳴り
(4)片手の力が抜ける
(5)右半身麻痺


<病名>頚動脈狭窄症


<なぜ、立ちくらみから頚動脈狭窄症に?>
「頚動脈狭窄症」とは、脳に血液を送る頚動脈が動脈硬化のため狭くなって
しまう病。
血管がほとんど塞がれて、脳に十分な血液が行き渡らなくなり、様々な症状を
引き起こします。

I・Tさんが頚動脈狭窄症になってしまった最大の原因は、食生活と高血圧に
ありました。
彼の場合、頚動脈の狭窄は、首の横の動脈の分岐点で起きていました。
ここは血流が渦巻きやすく、血管の壁が最も圧力を受ける場所。
そのため血圧の高いI・Tさんは、その圧力で血管壁を壊してしまったのです。
おまけに彼は、日頃から肉類や油っこいものが大好き。
その結果、血液中には大量のコレステロールが溢れ、それが壊れた血管壁の
隙間から次々と進入。
徐々に血管の壁を膨らませ、ついには動脈硬化を招いていたのです。


最初にI・Tさんを襲った「立ちくらみ」や「片側の視力の低下」といった
症状はすべて、頚動脈が狭くなり、脳に充分な血液が送られなくなったため
起きたものでした。


あの「蒸気機関車の音のような耳鳴り」は、狭い頚動脈の中を無理に血液が
流れたため、隙間風のような音が発生。
それが、耳鳴りとして聞こえたのです。


そしてついに最終警告。
それが片手の力が抜けるという症状。
あの時、I・Tさんの頚動脈では、血管壁が壊れ、血栓ができていました。
その小さな血栓がはがれ、血流に乗って脳の細い血管に詰まることで、脳が
一時的な酸素不足状態に。
そして片手が麻痺してしまったのです。
これは「一過性脳虚血発作」と呼ばれる症状。
片方の手がしびれる、ろれつが回らない、などの症状が数分から数時間続き、
すぐに消えてしまうのが特徴です。

I・Tさんも症状が間もなく消えたため、すぐに病院へは行きませんでした。
これこそが最大の落とし穴。

実は一過性脳虚血発作のあと、数時間から1カ月以内に脳梗塞が起こる場合が
多いのです。

あの夜、I・Tさんの頚動脈からはがれた大きな血栓が脳の太い血管を
詰まらせ、大規模な脳梗塞を起こしていたのです。


幸い、I・Tさんは一命をとりとめましたが、強い後遺症が残り、リハビリの
生活を余儀なくされています。


現在、脳梗塞による年間死亡数は、およそ9万人。
その1割が、頚動脈狭窄症によるものと言われています。
そして今後は、食生活の欧米化に伴い、さらに増えると考えられているの
です。


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『本当は怖い喉の痛み~巧妙なる罠~』

T・Aさん(女性)/52歳(当時)  飲食店経営
小料理屋を営むT・Aさんは、大のお酒好きが高じ、夫婦で店を開いて20年。
持ち前の明るさと人懐こさで、近所でも評判の名物女将でした。
ところが、ある晩、酔い覚ましの水を一気に飲んだ瞬間、不意にのどの奥が
ズキンと痛みました。
たいした痛みでなかったため、カゼだと思い込んでしまったT・Aさん。
しかし、その「軽いのどの痛み」こそ、忍び寄る悲劇の第1歩だったのです。


<症状>
(1)のどの奥が痛む
(2)のどの奥の違和感
(3)飲んだときに耳が痛む
(4)声がかれる
(5)咳が出る


<病名>下咽頭癌


<なぜ、のどの痛みから下咽頭癌に?>
「下咽頭癌」とは、食道のすぐ上にある「下咽頭」と呼ばれる部分に発生する
ガンのこと。
主に50歳以上の男性に多い病気で、年間の患者数はおよそ3,000人。
過去20年間で3倍と、急激に増加しています。


この病気になった人の多くは、ある共通点を持っています。
それはT・Aさんのように<毎日大量のお酒を飲み、ヘビースモーカーで
ある>ということ。
長年に渡るニコチンとアルコールの摂取が下咽頭の粘膜を刺激、ガン化
させたと考えられるのです。

そして、この癌の最も恐ろしい点は、転移しやすく、進行が早いこと。
T・Aさんの場合も、最初の症状が出てから1年も経たないうちに亡くなって
しまいました。


では、早期に発見する方法はなかったのでしょうか?
実は、T・Aさんが風邪だと勘違いした「のどの奥の痛み」や「異物感」と
いった症状こそ、下咽頭癌が発した初期の重要なサイン。
通常、風邪によるのどの痛みや違和感は、広くのど全体で感じるもの。
しかし、下咽頭癌の場合、ガンが出来たのど仏付近だけに痛みや違和感を
覚えるのが特徴です。
この違いを見分けることこそ、早期発見の最大のポイントなのです。


この後、T・Aさんを襲った「耳の痛み」。
あれは、のどの神経と耳の神経が合流しているため、脳が誤ってのどの痛みを
耳の痛みと勘違いしてしまったものでした。
この時点で、病院に行っていれば、最悪の事態は避けられたかも知れません。
しかし症状が軽いため、T・Aさんは放っておいてしまいました。


こうしてガンはさらに成長、新たな症状を引き起こします。
それが、あの「声のかすれ」。
これはガンが、下咽頭に隣接する声帯にまで拡がり、発声の機能を冒した
ことが原因でした。


そしてついに、ガンはリンパ節、さらに肺へと転移。
咳が止まらなくなってしまったのです。
最初の症状からわずか半年のことでした。


では一体なぜ、下咽頭癌はこれほど進行が早いのでしょうか?
下咽頭は普段、食べ物・飲み物はもちろん、ツバを飲み込むだけでも大きく
収縮し、すれ合っています。
その回数は、1日あたりおよそ2,000回。
その度に癌は、常に激しくこすられてバラバラにされ、血管やリンパ管へと
進入。
あっという間に、全身へと転移してしまうのです。
そして、T・Aさんのように発症からわずか1年で死に至ることもあるの
です。


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最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学
 
『症例 関節リウマチ 叶和貴子さんの場合』


叶和貴子さん(女性)/35歳(当時)  女優

1991年12月、舞台のプレッシャーと年末のディナーショーなどが重なり、
疲れがピークに達していた叶和貴子さん。
しかも彼女は1週間前から風邪をひき、高熱と扁桃腺の腫れに悩まされて
いました。
まさにそんな時、体の節々が痛くてしょうがなくなってきた叶さん。
自分では風邪のせいと思い込んでいましたが、その後も様々な異変が続き
ます。


<症状>
(1)節々の痛み
(2)異常な寒気
(3)歯ブラシを手にした時、指がこわばって力が入らない
(4)膝の関節の痛み
(5)肩の関節の痛み
(6)顎の関節の痛み


<病名>関節リウマチ


<なぜ、叶和貴子さんは関節リウマチに?>
「関節リウマチ」とは、手や足など複数の関節が炎症を起こし、痛みや腫れを
もたらす病。
放っておくと手や足の関節が曲がったり、激痛のため歩けなくなることもあり
ます。
免疫の異常によって発症すると言われる関節リウマチ。

その原因の1つは、肉体的、心理的ストレスにあると言われています。
叶さんの場合、年末の疲労のピーク時に風邪をひいてしまったことが
リウマチを発症させたと考えられるのです。

ところが、リウマチと聞いて年配者がかかる軽い病気だと考えてしまった
叶さんは、治療をはじめることなく再び、ストレスの多い女優生活へと戻って
しまいました。


また、風邪薬を飲むと痛みが消えたのも関節リウマチの落とし穴でした。
風邪薬には鎮痛剤が含まれているため、服用すると一時的に関節の痛みが
消えてしまうのです。


こうして叶さんの関節はゆっくりと蝕まれていきました。
2年後、朝、歯ブラシを手にした時、指がこわばって力が入らなくなった
叶さん。
これこそ進行した関節リウマチの典型的な症状。
この時、彼女の指の関節では、異常を起こした免疫機能が関節を激しく攻撃。
そのため関節が滑らかに動かなくなり、こわばってしまったのです。
それなのに、症状を見過ごしてしまった叶さん。


やがて、膝、肩、アゴと全身の関節が悲鳴を上げ、日常生活すら送れないほど
悪化していました。


ここに至っても「治療に専念しては・・・」という医師の忠告を無視し、
舞台のリハーサルを続けた叶さん。
4ヵ月に及んだ公演を終え、病院に駆け込んだ時は、身体を支えるものが
ないと歩けないほどに症状が悪化していました。

しかし叶さんはその後、全てのスケジュールをキャンセルし、治療に専念
しました。
そして3年後、リハビリを続けながら見事、芸能界に復帰。
現在はテレビの情報番組にまで活躍の場を広げています。


現在、関節リウマチで悩む人は、全国に70万人。
毎年1万5千人もの新たな患者が増え続けていると言われています。
特に30代から40代の女性の発症が多く、健康な女性こそ気をつけなければ
ならない病なのです。




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[咬合低位に伴う歯牙異常感と嘔吐反射]


40歳代、女性


<今回の主訴>
・右上大臼歯:失活歯(神経が無い歯)なのに響く、しみる
   →特に頭を下げると響く
   →慢性副鼻腔炎(左右両側)&風邪で鼻詰まり後に発症
   →副鼻腔炎が原因の歯痛の可能性も有り
・左上大臼歯:失活歯(神経が無い歯)なのにしみる
   →特に舌先で触るとしみる
   →副鼻腔炎が原因の歯牙違和感の可能性も有り



<全身疾患>
・自律神経失調症
・しばしば風邪をひく
・疲労感が極めて強い(多くの動作にため息が伴う)
・慢性副鼻腔炎(左右両側):治っては再発する
・失神:大学病院に検査入院するも特に悪い所無し



<口腔内外の問題点>
・嘔吐反射(++++)
   →排唾管使用不可能
   →大きいトレーでの型採りが可能な時と不可能な時がある
・骨隆起(+++)
   →下顎の骨隆起は軽度
   →左右上顎臼歯口蓋側(舌側)の骨隆起が大きい
    &左上犬歯付近の唇側にも骨隆起が発達
・歯牙の違和感を繰り返し訴える:上顎左右臼歯に集中
   →しみる、響く、違和感、時々少し痛む、等
   →根管治療の進展具合と症状とがリンクしない
・冠の脱離を繰り返す
   →歯冠高径が極めて低いため維持力が弱い
   →上顎臼歯の歯冠高径は1/3、下顎臼歯の歯冠高径は1/2
   →喪失歯も何本かある
・X線にて下顎頭(顎関節)に高度な吸収が認められる
   →顎関節症の自覚症状は無い
・下顎前歯部叢生(+)&歯軸傾斜
・上下正中不一致(軽微)
・上口唇緊張(+)
・下口唇緊張(++)
・レジンアレルギー



<歯科技工士による模型診査(上條式&深水式)>
(1)抱え込み(下顎がスムーズに動かない状態):右下7

(2)咬合低位:前歯部で6~7mm位
   →顎関節、特に下顎頭(下顎の先端)に過度の負担がかかっていると
    推測される

(3)窮屈な咬合(遊びが無い噛み合わせ)
   →右上7~左上4にかけて

(4)咬合平面が右上がり/左下がり
   →長い間、噛み癖が右側であった確率が高い

(5)骨隆起
   ・右上7の口蓋側
   ・左上34の唇側
   ・左上7の口蓋側
   →長い間の過大なクレンチング(噛み締め)や過大なグラインディング
    (狭義の歯ぎしり)のサイン



<模型から読み取れる全身状態のサイン>
(1)不定愁訴
(2)元気が出ない・疲労感
(3)過大なクレンチング(噛み締め)
(4)過大なグラインディング(狭義の歯ぎしり)
(5)筋の緊張による顔貌の非対称
   →右側の筋肉の緊張がより強いと推測される



<生活悪習癖(態癖)確認>
・うつ伏せ寝
・横向き寝(右下が多い)
・ソファーの肘掛けを枕にする(左下が多い)
・頬杖(左右両側)
・右肩にカバンをかける(左肩だとカバンが落ちる)
・肩凝りがひどい(子どもの頃から)(左右両側)
   (整形外科に通院する程ではない)
・寝違えて首の背中側が痛んだことがある(整形外科に通院した)
   →うつ伏せ寝の影響と思われる
・頭痛持ち
・口唇癖:自覚無し
・歯列接触癖(TCH)最重症
   (物心ついた時から上下の歯を離して生活したことがない)
   (上下の歯を離すと口も開いてしまう)
   (口唇を閉じたまま上下の歯を離す状態がイメージできない)



<考察>
・子どもの頃からの、うつ伏せ寝や歯列接触癖をはじめとする様々な生活
 悪習癖によって、咬合高径が徐々に低くなっていった。

・咀嚼筋は、通常の下顎の位置(正しい咬合高径)では、最低限の緊張状態を
 保って下顎をつり下げている。
 (もし全部の咀嚼筋を切断すると、下顎は落下する)
・しかし、咬合高径が低くなると、咀嚼筋はより強く収縮しないと下顎を
 安定させられない。
・咀嚼筋は、ある一定の収縮を越えるとさらに収縮する性質があるため、
 過緊張状態に突入する。

・咀嚼筋が過緊張状態になり噛み締め(クレンチング)や歯ぎしり
 (グラインディング)がエスカレートして、生活悪習癖とともに、咬合
 高径をさらに低下させて、悪循環に陥る。
・咬合高径の低下は、
  (1)歯冠高径の低下
  (2)歯牙の圧下(沈下)
  (3)下顎頭(顎関節)の変形吸収
 によって進行する。
・これによって、口腔内だけで6~7mm、口腔外の分を含めると8~10mm
 ほど、下顔面高(顔下半分の高さ)が低下した。
 現在はエラ張りの顔貌であるが、子どもの頃はおそらくそんなにエラ張り
 ではなかったはずである。

・咬合高径の低下に伴って嘔吐反射が亢進した。

・咀嚼筋が過緊張状態は頭痛や頚肩腕症候群を引き起こす。
・うつ伏せ寝や横向き寝や頬杖なども頚肩腕症候群の原因となる。
・多くの筋の緊張状態は交感神経優位の状態であり、長時間の交感神経優位は
 自律神経の失調をきたす可能性がある。
 (自律神経失調症という病名は不定愁訴の原因不明の時にも使用される)

・慢性副鼻腔炎の原因として注目され始めているのが「小腸食道逆流症」で
 ある。
 従来の「胃食道逆流症」では逆流する胃酸が問題であったが、胃酸中には
 ピロリ菌以外ほとんど細菌やウイルスが存在しない。
 一方、小腸には多数の細菌が存在するため、「小腸食道逆流症」では
 慢性副鼻腔炎や中耳炎の原因になる可能性がある。
 また、「小腸食道逆流症」は胸焼け等の自覚症状が乏しいため発見が困難で
 ある。
 (日本耳鼻咽喉科学会2010)



<治療方法>
・生活悪習癖の改善
・矯正治療&補綴治療によって咬合高径の回復





















最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学

テーマ: 『本当は怖い声のかすれ~見えない時限爆弾~』


Y・Sさん(男性)/58歳(当時)  工務店経営

親分肌で情に厚いY・Sさん(58歳)は、カラオケが唯一の趣味。
仕事上がりには必ず、社員を引き連れて馴染みのカラオケスナックで盛り
上がっていましたが、ある夜、絶好調で歌っていた時、一瞬、自慢の声が
かすれました。
幸い咳払いをすると、それはすぐに治まりましたが、やがて新たな異変が
忍び寄ります。


<症状>
(1)声がかすれる
(2)咳き込む
(3)食べ物が飲み込みにくい
(4)血痰
(5)胸と背中に激痛


<病名>胸部大動脈瘤


<なぜ、声のかすれから胸部大動脈瘤に?>
「胸部大動脈瘤」とは、心臓から出ている1番太い血管・胸部大動脈がコブの
ように膨らみ、最悪の場合死にいたる病です。
60代以上の男性に多く、毎年1,000人近い命を奪っているこの病気。
その予備軍は、実に8万人に達すると考えられています。


しかし、なぜY・Sさんは、胸部大動脈瘤の犠牲者になってしまったので
しょうか?
最大の原因は、タバコと高血圧でした。40年近く、毎日2箱のタバコを吸い続けてきたY・Sさん。
その結果、胸部大動脈で徐々に動脈硬化が進行。血管がもろくなって
いました。
この血管の壁を、心臓から送り出された血液が、高血圧の勢いも加わって
激しく圧迫。
長い時間をかけ、胸部大動脈の一部を膨らませていったのです。

ちなみに正常な胸部大動脈の直径は、2㎝ほど。
これがY・Sさんの場合、6㎝もありました。
これはまさにギリギリの状態。


恐ろしいことにこの病気は、こうなって初めて自覚症状が現れてくることが
多いのです。

Y・Sさんを襲った「声のかすれ」や「咳き込み」。
あれは大きくなった胸部大動脈瘤が声帯の神経を圧迫。
結果、声帯が麻痺してしまったことで声が出にくくなり、唾液などがうまく
飲み込めず咳き込んでしまったのです。

しかし、声帯の麻痺は一時的に回復するため、こうした症状が治まってしまう
こともあるのです。
これこそが胸部大動脈瘤の落とし穴。
ついつい見逃してしまう恐るべき病なのです。


「食べ物が飲み込みにくい」という症状は、動脈瘤が食道を圧迫したために
起きたもの。

「血痰」は、動脈瘤が破れかけ、すぐ隣にある肺の中に血液がじわじわと
染み出したものでした。


この時、すでにY・Sさんの大動脈瘤は、いつ破裂してもおかしくない状態。
それでも、すぐに専門医の診察を受けていれば、最悪の事態は避けられた
かも知れません。
しかし、病院に行こうとしたその矢先、「大きな異常はなし」という健康
診断の結果が届いてしまいます。


実は胸部大動脈瘤はレントゲンに写らないことがあり、通常の健康診断では
発見されにくいのです。


それなのにお酒を飲んで血圧が上がった体のまま、マイクを握ったY・S
さん。
クライマックスで全身に力をこめた瞬間、極限まで膨れあがっていた胸部
大動脈瘤が破裂。致命的な大出血を引き起こし、倒れてしまったのです。


いったん胸部大動脈瘤が破裂してしまうと、その生存率はわずか25%。
それはまさに「見えない時限爆弾」なのです。


「胸部大動脈瘤にならないためには?」
 (1)バランスの取れた食事を心がける
 (2)高血圧にならないよう注意する
 (3)禁煙
 (4)「声のかすれ」「咳」などの症状に注意


あまり目立った症状が出ないこの病気、もしちょっとでも体に違和感を
覚えたら、病院でCTスキャンなどの詳しい検査をされることをおすすめ
します。


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最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学

テーマ: 『本当は怖い胸焼け~巧妙なワナ~』


S・Sさん(女性)/52歳(当時)  自営業

青果店を営むS・Sさんは、カラオケスナックで得意の歌を披露するのが毎晩の
日課。
しかし、そんな彼女に最近ちょっとした異変が起き始めました。
朝食でコーヒーを口にした時、なぜか胸のあたりで、しみるような感じが
するのです。
時々感じる胸焼けと同じだろうと思い込んでいましたが、その後も気になる
症状が現れます。


<症状>
(1)熱いものが胸にしみる
(2)胸がチクチク痛む
(3)食べ物がつかえる
(4)食欲がわかない
(5)体重の減少
(6)激しい咳
(7)血痰


<病名>食道癌


<なぜ、胸焼けから食道癌に?>
「食道癌」とは、食べ物を口から胃に運ぶ管、食道にガンができる病。
現在、毎年1万人が発症していますが、進行が早く癌の中でも悪性度が高い
ものです。
なぜ食道にガンが出来るのかは解明されていませんが、その原因の1つと
考えられているのが、飲酒と喫煙です。
調査によれば、「1日お酒を1合半、タバコ20本」を30年間続けた人の食
道癌の発生率は、どちらもやらない人のなんと33倍。
(愛知県がんセンター調べ)


S・Sさんの場合も、アルコールに含まれる化学物質やタバコに含まれる
ニコチンやタールなどが食道の細胞を刺激し続け、ガンを引き起こしたと
考えられるのです。

さらに、彼女が辛いものが好きだったことも問題でした。
香辛料も大量に摂取し続けると食道の細胞を傷つけ、ガンを発生させることが
あるのです。
さらに塩辛いものや熱い物の大量摂取も危険因子と言われています。


S・Sさんに最初に起きたコーヒーを飲んだ時の胸がしみるような感覚と、
つまみを食べた時の胸がチクチクする痛み。
この時、すでに彼女の食道に発生していたガンは、その粘膜をただれさせて
いました。
それが原因で、胸に様々な異変を感じたのです。

しかし何故、S・Sさんは痛みや違和感をすぐに感じなくなったので
しょうか?
それはガンでただれた粘膜が食べ物の刺激に慣れてしまうためだと考えられて
います。
これこそが食道癌の落とし穴。


そしてガンは次なる症状「食べ物のつかえ」を引き起こします。
これは彼女の体内で出来たガンが食道の通り道を狭くしていたため。
そしてS・Sさんの体重が減少したのは、ガンの進行に伴う体調の悪化が原因
ですが、さらに食道癌の特徴として、食べ物がつかえることで食事が次第に
億劫になっていったことも一因でした。


そしてついに彼女は激しく咳き込み、血痰を吐いてしまいました。
これこそが大きく成長した食道癌が気管や気管支に達した証、つまり末期
ガンの症状。

S・Sさんは呼吸不全を起こし、帰らぬ人となったのです。


食道癌の発生比率は、男性6に対し女性は1。
しかし、たとえ女性でも、お酒とタバコをたしなむ人の危険性は、決して低く
ありません。


「食道癌にならないためには?」
(1)節度ある飲酒
(2)禁煙
(3)刺激物(香辛料や塩辛い食べ物、熱い食べ物)は適量を心がける。
(4)40歳を過ぎたら年に1度、内視鏡検査を受けることをお勧めします。


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