ラウンドワンとチーター
昨日は先輩と後輩とラウンドワンに行きました
バスケにバドミントンにゲーセン、ボーリング、カラオケと久々にがっつり遊びました
笑いすぎて腹筋が痛くなるぐらい楽しかったです
晩御飯はステーキ食べたし楽しい1日を過ごしました
今日は多摩動物公園紹介をアップしようと思ったけど動物の数が多いし、自分が大好きな動物がいるので先にその動物の紹介から始めようと思います
●多摩動物公園のチーター
チーターは地球上で最も早く走れる動物で、記録されている最高速度は時速126キロメートル
最高速だけでなく加速にも優れ、走行してからわずか2秒で時速72キロメートルに達します
しかし全力疾走できるのはおよそ170メートル、時間にすればおよそ20秒長距離は苦手です
なので獲物を発見するとできるだけ近距離まで忍び寄ってから獲物を追跡し、引き倒した後に喉に噛み付き窒息死させます
体の構造は早く走る為に進化したので独特です
他のネコ科に比べて長くて細い足に小さな頭、余分な肉のないスリムな体
普通ネコ科の動物は爪を出し入れできるけどチーターの爪は常に出たままで、それがスパイクの役割を果たしています
背骨も驚くほで柔軟で、走るときに大きくしなってバネとなり、体を前へ前へと押し出します
しかも高速で走っている間も頭の位置は全くぶれることがなく、常に獲物をロックオン
直線的な動きだけでなく急な方向転換も長い尻尾でうまくバランスをとってなんなくこなします
この走ること1点に特化したスペシャリスト
かっこよすぎる
これが自分がチーターを大好きな理由です
その身体能力を活かした狩りの成功率は約50%とも言われます
これは単独で狩りをする動物として最もいい結果だとされ、同じ単独で狩りをするトラは約10%、群れで狩りをするライオンですら20%ほどで、いかにチーターの狩猟能力が高いかがうかがえます
しかしチーターは他の大型ネコ科に比べて筋力が弱いため獲物を横取りされることがあるのがネックです
その身体能力の高さから幅広く繁栄してると思われがちですが毛皮目的の狩猟、開発による環境の変化により生息数は減少しています
1点に特化した能力を持つ動物は環境の変化に弱いんです
更にチーターの致命的な欠点として遺伝子の多様性のなさがあります
およそ1万年前に氷河期が終わり地球の環境が変わったと同時にチーターは絶滅しかけました
そのときに生き残ったのがたった1種のチーターでわずかな家族だけであったと考えられています
そこから何とか生存してきましたが急激な個体数の減少により、家族間での交配が多くなり、現在生存しているチーターは個体同士の遺伝子がとても似ています
ヒトの兄弟はおよそ50%の遺伝子が共有してますが、チーターではおよそ99%が同じ
その為チーターは先天性の病気や不妊になりやすく繁殖能力が低いんです
動物園での繁殖例も少なく、飼育している動物園も少ないですが多摩動物公園では多くの繁殖に成功していて、今年の6月には4頭の赤ちゃんが誕生
●1、2枚目の写真は今年産まれた個体。3枚目は2009年に産まれた個体で少し顔つきがりりしくなった。
しかもその中の1頭は劣勢遺伝で斑点模様が帯状になるキングチーターでその出現率は非常に少なく飼育下と野生下を合わせても世界で数十頭
当然国内初
キングチーターの赤ちゃんを見れるのは多摩動物園だけなのでお勧めですよ
●模様が帯状のキングチーター
国内の動物園では多摩動物公園、富士サファリパーク、群馬サファリパーク、姫路セントラルパークなどで飼育、展示されています
個人的にキングチーターや赤ちゃんが見られる多摩動物公園と、疾走するチーターが見れるイベント「チーターラン」(予約制)がある富士サファリパークがお勧めです
散髪と恐竜博2011④
昨日はバラし作業だけの仕事だったので早く終わりました
なので髪を切りに行きました
最近仕事柄いかつい髪型が長く続いたので落ち着いた髪形にして少し染めてました
これでしばらくは好青年です
今日は恐竜博2011レポートも最後
ニジェールサウルスです
背景の均一な黒が被写体の骨格をうまく浮き出してくれました
構図もなかなかいい感じかなと思います
こいつは珍しく頭骨が完全な状態で知られていて、とても特殊化した歯を持つことで有名です
掃除機のように幅の広い口先にびっしり並んだ歯は、生え変わりのためにおさまっているものを含めると500本以上になります
この形状は葉をむしりとってすりつぶすのにとても効率よくできていて、口先が下を向く頭骨のつくりと、幅広の口の形から、背丈の低い地面に近い葉を食べていたと推測されます
立体カプセル百科事典シリーズの
原色大恐竜図鑑です
小さいカプセルトイですが、精巧なつくりはもちろん監修は国立科学博物館で、最新の説に基づいた立体化がされています
上の写真のティラノサウルスには部分的に羽毛が、トリケラトプスは前足の構造が最新のものになっています
下の写真のティラノサウルスの骨格は今回の恐竜博での展示を再現していてカラーもシークレットを含む2種
右のアンキオルニスは恐竜博の会場でしか手に入らない貴重なものです
全種集めるのは難しいと思ってましたが、熱心に集めている親子連れの方がダブった物の交換を提案してくれてほぼ無駄なく買い揃えることができました(笑)
国立博物館は常設展示も素晴らしく見所は満載で、恐竜だけでなく新生代の哺乳類や恐竜の時代よりも更に前の化石の展示も充実しています
そのうち常設展示レポートもしようと思いまが、とりあえず恐竜博2011はこんな感じです
健康診断と恐竜博2011③
先日事務所に提出用の為に健康診断に行きました
簡単な検査だったのでついでに整形外科に調子の悪いところを診てもらったら思いのほか悪くなっていたんで、明日の仕事が終わったら次の決まった仕事までの1週間、休暇をとって療養することにしました
来年も大きな舞台がいくつも決まっているので、今のうちにコンディションを整えたいと思います
今日は恐竜博2011の目玉の展示の紹介です
恐竜はすぐに新種が見つかるし、新説が次々提唱されるので、知らない恐竜ばっかりだし、どの説を信じていいかわからないという声をよく聞きます
そんな方のために今回の恐竜博は恐竜の基本を改めて確認するのがテーマの1つで、誰もが知っている恐竜界の2大スターが目玉となっています
まずはティラノサウルスです
今回のしゃがんだ姿での展示は世界初
これはティラノサウルスの小さな腕に関しての新説を再現しています
ティラノサウルスの小さな腕は大型化の過程での退化とされており、使用方法は明確ではありません
そんな中、骨格の形態データをコンピューターで組み立てて様々な姿勢と重心の位置を計算して検証した結果、しゃがんだ状態から起き上がるのに前足を使った可能性があるという新説が発表されました
この姿勢はまさに立ち上がる寸前の状態というわけです
CGでの再現映像もなかなか面白いのですが、個人的にはあまり支持していません
検証データはなかなか信憑性はあるんですが、単純に見た目からそんな大きな役割をしたとは思えなくて・・・そうであればもっと形態的にもう少し目だった特徴もあると思うんですよね
今後もいろんな新説が出てくるかもしれないのが楽しみです
あと他展の骨格展示にはあまりない再現の1つに腹肋骨(ガストラリア)があります
お腹の部分を覆う肋骨のような骨ですが肋骨ではなく、皮膚の中に形成される骨です
同じ種でも博物館や恐竜展で再現や展示方法が違ったりするのも面白いです
次も有名な恐竜であるトリケラトプスです
ティラノサウルスのライバル的な関係で描かれることの多い最大級の角竜です
実際に見ると戦車のようで、大きい角とフリルのある頭は迫力抜群
このトリケラトプスもティラノサウルスと同じように前足の再現方法で新説が発表され、それに合わせた再現で展示されています
今までは四足歩行哺乳類のように肘を後ろに向けた直立型と、現生の爬虫類のように肘を外側に張り出すはい歩き型の2つの意見で別れていました
しかし両方欠点が存在していて、直立型で再現すると肘関節が脱臼した形でしか組み立てれず、はい歩き型で肘関節をはめ込むと足の幅が広がり、発見されている足跡の幅と一致しなくなるんです
国立科学博物館にはレイモンドと呼ばれる世界でもっとも保存状態のいいトリケラトプスの化石があり、それを研究、観察したところ先の2つとは違う再現方法が発表されました
それは肘を後ろに向けて手の甲を外側に向ける再現方法です
詳しく解説するとかなり長くなるので割愛しますが、この再現方法だと上記の問題を両方クリアすることもでき、レイモンドの形態から見て、この形態で間違いないかなと自分は思います
ちなみにレイモンドは常設展示されているので恐竜博が終わった今でも見ることができます
恐竜の化石は完全な状態で見つかることはほとんどんなく、こういった有名な種でもまだまだ分かっていないことが多々あります
それが新たな発見や新技術によってめまぐるしく次々塗り替えられていくのは面倒だと思うこともありますが、真実に近づいていくのは喜ばしいことでもあるので、自分なりに考察したり新旧比べたりしてそれを楽しめると
恐竜について学ぶのがもっと楽しくなります
今回は小難しい話になってしまい少し反省です