滝沢歌舞伎と今年の俺
先日、新橋演舞場で上演中の滝沢歌舞伎2014を観てきました
実はこの作品、自分は2008年から昨年まで毎年参加し続け、自分のスタントマン、アクション俳優人生の中で欠かせないかけがえのない作品なのです
今年は念願の博多座公演もあり、参加したい気持ちは人一倍あったのですが、いろいろと考えた結果、同時期に別の大きな舞台があり今年はそちらに参加することとなりました。
同じ舞台に続けて参加できるありがたみと思い入れは大事ですが、それと同時に楽な居場所であり多少なりとも甘えが生じる原因でもあると感じてはいました。
今の自分にとって大きな経験値となるのは新天地だと思い、断腸の思いで新たな選択をしました。
当初は後悔の気持ちも大きかったのですが、新たな作品や環境の中で、自分が今までやってきたやり方や技が通用すると感じたことが一番の収穫であり、自分の選択は間違っていなかったと実感しました。
その経験を経てからの滝沢歌舞伎を客観的に観れることこそが自分にとって最大の経験なのだなと思うと感慨深いものがありました。
作品の感想となるとここでは書ききれないし、立ち場上書けないことも多いので語りません。
ただこの素晴らしい作品に長く携わらせていただき成長させてもらったことが本当に幸せだったと感じました。
久々に会ったキャストやスタッフの方々は裏切り者と罵りながらも暖かく迎えてくれて嬉しかったです(笑)
長年やってきた先輩が抜けた中で頑張ってる後輩たちとは終演後に朝まで語り合いました
最後までみんなが無事で千秋楽をむかえられますように
今年の目標は「新規開拓と挑戦」
できるだけ既存の環境に縛られず、新たな世界を模索していこうと思います
スタントテストとサンシャイン水族館 へんないきもの展
今日はうちの事務所が海外で購入した新型スタント機材のテストに参加してきました
がんがん吹っ飛んできて楽しかったです
けっこう大掛かりな機材ですがその分インパクトもすごいのでいつか仕事で使えたらいいなと思います
そして今日は現在サンシャイン水族館で開催中のへんないきもの展の紹介をします
3月15日から5月25日まで開催していて水族館入館料と別に300円の料金が必要です
ベストセラーになった早川いくをさんの著書「へんないきもの」で紹介された姿形や習性など一風変わった生物を集めた特別展です
生物の面白さはもちろんこの本の特徴は早川さん独特の語りというか表現というかとてもシュールな解説が見所で、普通の動物図鑑を見るよりインパクトがあります(笑)
特別展も早川さんの監修で、解説版も著書同様におもしろい仕上がりになっているので生物だけでなくそちらも合わせて楽しむことがこの特別展をさらに面白くするポイントです
ただ世界三大奇蟲と呼ばれる見た目が凶悪な虫や、見た目がアレにしか見えない生物など強烈なインパクトがあるので、解説板に書いてあった通りカップルや水族館のムードを楽しみに来た方々はご注意を(笑)
次回からおもしろおかしいいきもの達を紹介していきたいと思います
あわしまマリンパーク カエル館編
今日はあわしまマリンパークの紹介も最後
最大の見所であるカエル館の紹介です
カエルの展示種類数は日本一
日本の身近なカエルから世界の希少なカエルまでおよそ50種類150匹以上が飼育展示されています
というわけで今日はカエルの写真満載なので苦手な方はお気を付けください
まずは春休みシーズンから展示が始まった希少なカエルを紹介します
ケンランフリンジアマガエル
国内で見る機会の少ない希少なカエルで、大人の個体は今までも展示してたのですが、なんと今回は国内初繁殖したベビーが初展示
なんかカエルより爬虫類ぽい顔が印象的です
このカエルなんと体が透明で内蔵まで透けて見えます
少し前にテレビでも話題になりましたが、ここカエル館以外では見ることができない希少なカエルです
見やすい写真が撮れなくて残念でしたが、水槽の中にいるのを見つけることすら困難でした
15分ぐらい目を凝らしても見つけれなかったので、飼育員さんに本当にいるのか聞いてみると「いますよ~!」とドヤ顔で教えてくださいました(笑)
葉っぱの裏に隠れているのを見つけれた時は感動しました
カエルは自然に溶け込むのが得意で見つけにくい種も多いのですが、こいつはずば抜けてました
ここでは飼育数も表記されているので水槽の中で全ての数を探すのも楽しみの1つです
ちなみに英名では「Glass flog」と呼ばれますが、和名はまだ決まっていないらしくヴァレリアアマガエルモドキという名はあわしまの担当者さんが命名したらしいです
続いてフタイロネコメガエル
ネコメガエルの仲間では最大種で、皮膚から毒物を分泌するそうです
灰色の目が印象的です
皮膚から毒物といえばバリアビリスヤドクガエル
熱帯雨林の宝石とも呼ばれる体色が綺麗なヤドクガエルの一種です
ヤドクガエルの綺麗な体色は警戒色で、「俺の毒はハンパねぇ!触ると痛い目合うぜ!」というアピールです
ずんぐりした体型とあどけない顔で最近人気急上昇中のカエルです
別名「きなこまぶしわらびもちがえる」とも呼ばれます(笑)
続いてアカメアマガエル
名前の通り綺麗な赤い目をしていてカエルのデザインや図鑑の表紙を飾ることの多い人気の種です
こいつの綺麗な写真を撮ることが目的の1つだったのですが、水槽の隅にいたり、目を閉じて休んでいることも多いのでなかなか実現せず、今回もこれが精一杯
次回こそはベストショット狙います
次はジュウジメドクアマガエル
名前の通り目が十字の模様になっています
こいつに限らずカエルの魅力って目にありますよね
多種多様で眼力半端ないです(笑)
どんどんいきますコケガエル
ウルトラ怪獣のようなごつごつした体表が魅力です
なのにコケガエルなんて地味な和名がもったいない
最後に変な和名のサビトマトガエル
体色からついた名前ですがもうちょっとなんとかならなかったのか(笑)
赤っぽいオレンジ色が多いなか写真の真ん中の個体は珍しい黄色で、正面からの表情が面白いです
まだまだたくさんのカエル達が飼育展示されていますが今回はこのあたりで
時間によっては餌をあげたりもしているので活発な姿が見れるチャンスです
本当に素晴らしい展示なのでカエル嫌いの方にも是非見てもらってカエルの魅力を感じてほしいです
千秋楽と大掃除
舞台「双牙~ソウガ~」無事に千秋楽を終えることができました
個人的に今回はスタッフ、キャスト共にほとんどの方がはじめましての現場だったので、今までのホームでやってきたことが通用するかという挑戦というのがテーマでした。
結果自分のスタンスのアクションや表現が気に入ってもらえて、自分らしさが出せる出番をもらえることになって満足しています
劇中では優しく力の弱めのシイナ兵と、血の気の多い野蛮なゲンシュウ兵が存在し、我々殺陣衆も両軍を演じ分けます
しかし見た目や雰囲気からどちらかの軍の出番が多くなることもあるのですが、自分は圧倒的にゲンシュウ軍での出番、セリフともに多いポジションでした
稽古初期段階ではシイナ側の出番ももう少しあったのですが、ゲンシュウ兵でのイメージが強いということでシイナでの出番が減ったりしたのも今ではいい思い出です(笑)
その分、ゲンシュウ軍の強さと荒くれ感を存分に出し切ったつもりです
公演日数も今まで経験した舞台の中でも一番短期だったので、一回一回の大事さを感じ取ることができました。
舞台も終わって心機一転もかねて今日は部屋の大掃除をしました
花粉症も過ぎ去ったことで窓をあけることもできて気持ちよかったです
今回プレゼントでイニシャル入のマグカップをいただいたのできれいになった部屋でほっと一息
以前使い捨てのプラコップに熱湯を注いだら溶けて大惨事になりかけましたが、これでもう安心です
ゆっくり休めたので次に向けて突っ走りたいと思います
ソウガPVとあわしまマリンパーク 淡島水族館&ショー編
絶賛上演中の舞台「ソウガ」も早いもので半分以上が過ぎ、残り3日で3公演を残すのみとなりました
そのソウガのPVがあるので是非見てください
www.youtube.com/watch?v=Q4HJWG4bpE0
気になった方は是非劇場まで
そして今日はあわしまマリンパークの紹介の続きです
島内にある淡島水族館は1Fは淡島の海をテーマにした展示、2Fはふれあい水槽がメインになっています
大きい水族館ではないのですが、手作りのパネルや貴重な標本など見所は満載です
チョウチンアンコウの標本も貴重なので要チェック
チョウチンアンコウは知名度は高いものの飼育展示にいたっては未だほぼ不可能の域をでない高難度生物で、自分がいつか見てみたい生物ランキングBEST10に入る生物でもあります
他にもおもしろ生物の展示が
ウナギなのですが、なんと白黒のパンダ柄(笑)
とても珍しいとのことなので是非見ておきたいやつです
大水槽ガイドで紹介してもらった魚を一種ご紹介
クロホシイシモチという淡島周辺や伊豆ではとてもポピュラーな魚だそうです
名前の黒星にあるように頭部に一対ある黒い点が特徴なのです
ガイドを聞いて知ったのですが、大水槽内では雌雄ペアでいることが多くオスは口内で卵を守り孵化させます
よく見ると頬が膨れて卵の色が透けて見えます
一見普通の魚でも、専門の方のガイドを聞くことによりその面白い生態を知ることができるのも水族館の楽しみの1つです
屋外ではイルカショーを見ることもできるのですが、なんとショーエリアはプールではなく海
天気がいい時は背景に富士山も見えるのですがこの日はあいにくのお天気でした
広さのわりにジャンプの高さがあまりでてない気がしたのですが意外と水深は浅いのかな
アシカショーも見ることができるのですが、個人的なおすすめはアザラシショー
アシカと比べて動作の機敏さ、器用さは劣るものの、それを逆手にとった癒し系パフォーマンスは爆笑必至
アザラシのショーは全国的にも珍しいので是非みておきたいイベントです
次回はあわしまマリンパーク最大の見所、カエル館の紹介をしようと思います