当記事は下記2件の続編です。

 

2021年7月3日(土)

「Windows 11 ハードウエア要件/仕様の最小要件」に対する個人的見解

 

2020年10月10日(日)

2台のノートPCをWindows 11 にアップグレード

 

 

2021年10月13日(水)

 

Windows 11 については

「Windows 11 ハードウエア要件/仕様の最小要件」

 

を満たしていれば「アップグレード出来なければならない。」というのが持論でした。

しかしながら

2016年夏モデルのdynabook PT95VGP-BJAのCPUは第6世代Core「intel ® Core™ i7-6700HQ」

「 Windows 11 Supported Intel Processors 」には

 

の通り掲載されていません。

 

Windows 11 へアップグレード後も「PC正常性チェック アプリ」は有効で

CPUが「 Windows 11 Supported Intel Processors 」

対象外であるだけで

「このPCは現在、Windows 11システム要件を満たしていません」と判断されてしまいます。

当然、アップグレード前も同様の判断をされていました。

Windows 11 へアップグレードをする対策として

指定されるレジストリ キーの値を作成し、

「セキュリティ更新プログラムを含む更新プログラムを受け取ることが保証されなくなります。」

という「自己責任ですよ!」との警告全文

 

「Windows 11 の最小システム要件を満たしていないデバイスに Windows 11 をインストールすることは推奨されません。 不適格なハードウェアに Windows 11 をインストールする場合は、互換性の問題が発生するリスクを想定しておく必要があります。 

 

これらの互換性やその他の問題により、デバイスが正しく機能しない可能性があります。 これらのシステム要件を満たしていないデバイスは、セキュリティ更新プログラムを含む更新プログラムを受け取ることが保証されなくなります。 

 

最小システム要件を満たしていないデバイスに Windows 11 をインストールした場合、以下の免責事項が適用されます。

 

この PC は、Windows 11 を実行するための最小システム要件を満たしていません。これらの要件は、より信頼性が高く、より高品質のエクスペリエンスを保証するのに役立ちます。 この PC に Windows 11 をインストールすることはお勧めできません。互換性の問題が発生する可能性があります。 Windows 11 のインストールを続行すると、PC はサポートされなくなり、更新プログラムを受け取る資格がなくなります。 互換性の欠如による PC の損傷は、製造元の保証の対象外です。」

 

を確認した後に Windows 11 へアップグレードしたのですが、本日初めて「PC正常性チェック アプリ」でOK判定されていたPCと同時にWindows 11 の更新プログラムを受け取ることが出来ました。

 

Windows 11 Pro のOSビルド

22000.194 → 22000.258

と更新されています。

そもそもWindows 10 でも正常にアップデートされてきた

プレインストールOSがWindows 8

CPUが第3世代Core「intel ® Core™ i7-3630QM」及び「intel ® Core™ i7-3632QM」

の2台もWindows 8 → Windows 8.1 → (ISOファイルにて)Windows 10 へアップグレードを施したマシンです。

この2台のCPU「intel ® Core™ i7-3630QM」及び「intel ® Core™ i7-3632QM」は

「Windows のプロセッサの要件」

の中に掲載されています Windows 10 全てのエディションのサポート対象にも入っていません。

但し、「Windows 10 のシステム要件」

を満たしているのです。

dynabook PT95VGP-BJAのCPU

「intel ® Core™ i7-6700HQ」

プレインストールOSがWindows 10 なので全てのエディションのサポート対象となっています。

 

「Windows のプロセッサの要件」

に掲載されているCPUはMicrosoftとPCメーカーとの取り決めを明文化したものと捉えるのが得策かと思っています。

 

掲載されていないとアップグレードについては「全て自己責任」となりますが、OS各々のシステム要件を満たしていればアップグレード出来ると考えるのが正解ではないでしょうか?

 

2013年に購入した第3世代Coreの2台については

TPM2.0どころかTPM1.2の搭載についても

デバイス セキュリティ に セキュリティ プロセッサ が表示されない。

デバイスマネージャー に セキュリティデバイス がない。

TPMが無効になっている可能性も考えられるのですが、UEFI BIOSをいじるにはリスクが高まりそうなので気が進みません。

 

Windows 11は

「重要: TPM 1.2 (最小システム要件の TPM 2.0 ではなく) 以上の場合は、Windows 11 をインストールできるので、メディアから起動する前にデバイスで最小システム要件を満たしていることを確認する必要があります。また、TPM 1.2 ではプロセッサがファミリとモデルで承認されている CPU の一覧にあることは確認されません。」

とあります。

TPM1.2すら非搭載となると Windows 11 にアップグレードすると不具合が出る可能性がかなり高く、現在手配中の後継機が届いた後に1台のみ Windows 11 へアップグレードして経過観察をしたいと考えています。

 

当記事の纏めとしては

Windows 11 のシステム要件を満たしているが、「 Windows 11 Supported Intel Processors 」対象外となっている場合は

指定されるレジストリ キーの値を作成し、自己責任でアップグレード出来る。

ということです。

 

 

 

 

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