脱コモディティ化
エステーの株を買おうかな、と考えている大澤さん
シュールが大好きな大澤さんは
シュールなエステーのCMがお気に入り
確かに、エステーのCMはへん
消臭力も変だし、ムシューダも、脱臭炭も熊雄もミゲル君もヘン
えっ、ていう設定や
意味不明の登場人物たち
最後まで何を伝えたいのか分からない構成
シュールの極み
でも、スーパーの生活用品コーナーに行くと
しょーしゅーりきー♪も
匂いが付かないムシューダ♪も
自然と頭の中で音楽が再生されて
熊雄とミゲル君が出てきて
何となく、となりの商品より身近に感じて
気づくと、ついつい手に取ってしまう
ただおかしいだけじゃなくて
心と記憶に刷り込みされる不思議なマジック
大金を賭けて広告を出すんだから
ネガティブでも意味不明でも
話題にならないよりはマシで
ましてや
基本的な機能がそうそう変わらない
日用品という分野では
製造元もメーカーも、強力な購入の判断基準にはならないと思うし
値段が変わらず、性能が同じなら
聞いたことのある方を・・
となるはず
しかし、最終的に世間に出るCMがあれだけシュール
ということは
アイディア出しの段階や
検討中の会議では、どれだけヘンなおもしろい
案が出ているんだろ
世に出なかった、ボツ作品の作品集も見てみたい
そして、採用と不採用との
シュールの境界線を見てみたい
しかし、これを提案されて
OK出して
世間にイメージ付けをさせた
エステーの懐の深さと、柔軟さ。
今後もおもしろCMが続くように
みなさん、迷ったら
エステー商品を買いましょうね。
つづく
失ったジタン
ああ
僕は昨日 結婚パーテーにいくべきか迷っていた。
仕事も相変わらず
嫌キチの終わり方
終わり間際にお客様が
流れるように入ってきた
それはフランスのシャンパンラグビーのような
華麗なるはじけ方
「あああ やっぱりね そうやろね
五時から開演。
おそらく 終わる準備してたら
7時やしね
二次会パーテーって基本二時間やしね」
とはいいつつも
一応 髪形をセットし
歯を磨き
シャツを着替え
スタッフに南京町まて”送ってもらった
「さて」
御祝儀袋を購入し
何か小粋なプレゼントを買いに
大丸に向かう
葉巻にしよう、そうしよう
とB2Fの隅っこにある
タバコ屋さんにて
色々と物色をしていた
これちゃうね
これもちゃうね
店員さんも色々出してくれる
たぶん 身内(社員)の客しか来ないんやろね
申し訳ないくらいに接客がよかった
ようやく 葉巻が決まり
祝儀袋とともに包装してもらい
「さて いこうかな」
とジタンが目に入ったから
一箱購入した
営業マンのころ
僕は月々のノルマを達成した日
いつも高級葉巻をくゆらしていた
それはマイケルジョ―タ“ンからの影響かもしれない
月日が流れ
僕は特別な日には
ジタンを吸うようになった
それは
ノイローゼ一歩手前の英国滞在時
ガス抜きをしにパリに行った時は
必ず ジタンを吸っていたから
日常的じゃない雰囲気を
あのパリにて感じた解放感を
楽しめる煙草た”ったから
「さてと…」
僕は気乗りしない箱に向かい
ちょいと中をのぞこうとすると
先日 飲みにいった後輩が
立っていた
僕
「もう終わるの?」
後輩
「ええ クライマックスっすよ
大澤さん 中入って下さいよ」
僕
「天敵は?」
後輩
「もちろんいますよ」
僕
「じゃーいーや。下にいるから」
僕は入っていく気が起こらず
階下すぐのスターバックスにて
トールラテを注文し
出口に背を向けテラスにて
先輩の退場を待った
OBもたくさん来ると聞いていたから
「ばれませんように」
煙草を吸い続ようとしたら
「あれ ジタンがない、
さっき買ったばかりのジタンがない」
ということて”
ポケットのラッキーストライクに
火を付け続け
ひたすら煙草と道行く人々を眺め続けた
続々と退場し階下に下りてくる出席者たち
「あ あの人の声」
「あ あいつも来てんのか」
「お ひさしぶりやね」
すぐにて”も
振り向き
江口洋介のように
「ヨッ!!」
と皆に言いたかった
それをこらえにこらえ
天敵の声が消えるのを
ひたすら待ち続けた
しかし
なかなか消えない
消えないと”ころか
主役が出てくるのを
待ち続けているじゃありませんか
「はやく三次会会場に向かいなさいよアータ」
1時間経過
トールも尽きてきた
天敵が
「珈琲飲む?」
とか皆に語りかける
僕は
ゾンビに見つからないように隠れる少年のように
「神様
彼女がスターバックスに入ってきませんように」
と願い続けた
作戦を変更し
声の距離からして
三メートルくらい後ろにいる後輩に℡
僕
「あのさ天敵 巻いてくんない?
というか
主役はいるの そこ?」
後輩
「ああ いますけれと”
タクシー乗っちゃいましたね 今」
僕
「ファック!!」
と心の中 呟き
「天敵は?」
後輩
「今 タクシー乗りました」
というところて”
後ろを振り返った
おー
懐かしい面々
僕等の部署は鉄の結束た”った
その面々は今
全国に飛び散り
エリアマネージャーとして活躍している
先輩達 「うお おーさわ」
後輩 同期「元気っすか」
僕
「おげんきっすか いやー主役に御祝儀渡そうと思って…」
「ならもう次行っちゃったみたいて”…」
先輩
「なら三次会にこいよ」
とタクシーに蹴りこまれた
生田新道に着き
いつの間にか
主役のタクシーを追い越した
僕の乗ったタクシー
僕は照れながら
すき家の前て”
彼がタクシーが下りるのを待った
僕「ご無沙汰してます」
主役「うぉーおーさわー」
僕は心からの握手とハグをした
複雑な胸中から
泣けてきそうになった
主役「三次会くるやろ?」
僕「いえ、天敵がいるもんて”…」
主役「いいやろ そんなん」
僕「いえ 雰囲気崩したくないから遠慮します」
そのやりとりを何度かかわし
御祝儀袋を渡し
僕は三次会会場のオカマバーを後にした
そのまま
閑散とした東門街をとぼとぼ 歩き
ハンター坂の
知り合いのテ”ザイナーが事務所て”やっている
土曜のみ
やっているバーに向かった
なにも知らない彼女は屈託のない笑顔て”
僕を迎え入れてくれた
なにも知らない隣の建築家は
朝からの西成物語を語ってくれた
飛田新地の話をしてれた
谷崎潤一郎の話をしてくれた
僕は笑い続けた
そしてボンベイロックを飲み続けた
上の空になりながら
僕は三次会に参加しなかったことを
心の何処かて”後悔しながら
失ったジタンがあれば
きっと行っていたた”ろうね
とラッキーストライクをふかしながら
考えた
続く
春眠暁を覚えた。
春眠暁を覚えず
眠い眠いねむい
春だからねむたいという理由は通用するんでしょうか
年中無休で眠たいけれど
歳をとると寝れなくなるというのは本当かしら
寝るのに体力を使うって本当かしら
血圧と早起きって本当に関係あるのかしら
低血圧で、朝が苦手です、、というのを聞くと
何となく華奢で可愛さ三倍増しになるのは何でかしら
個人的にはのび太並に寝ることができるから
疲れているのに、寝られない
という人は本当に大変だと思う
何でも量より質が大切と思うから
睡眠も質が大切
「アーティスト」せっかく見たのに、ほとんど爆睡しちゃって
後悔してたけど
贅沢な質のいい睡眠をとれた、と思うことにしよ
あと
人に映画勧めるときは
ちゃんと内容リサーチしてから勧めるように、しよう。
そうしよう。
つづく