グローバルは終わった。日本はAIで「国のモデルをバージョンアップ」するしかない
グローバル化は一度、終わったと思っている。これから資金が向かうのは、「一番安い国」ではなく、「一番安全な国」。その前提で見ると、日本は少し不思議な国だ。お金はある。制度もある。でも、人が足りない。だからといって、昔のやり方に戻ることはできない。安い人件費で勝負するモデルでは、日本は中国に勝てない。あそこはルールも違うし、独裁で「やれ」と言える国だ。法治国家の日本が、同じ土俵で戦うのは無理がある。だから必要なのは、根性でも努力でもなく、国のモデルそのものをバージョンアップすること。人の数で勝負しない。仕組みで回す。道具を使って補う。人を無条件に増やす前に、受け入れ方も整える。日本で暮らすなら、最低限の日本語やルール理解は必要だと思う。これは排除じゃない。一緒に暮らすための前提条件。派手な成長はいらない。でも、壊れない国でいる。今の時代、それが一番の強さなのかもしれない。