よく考えてみると、
今回のドル円の動きは為替介入で下がった相場ではない。
ここは、かなり重要なポイントだと思う。
もし介入で一気に下がったなら、
それは人為的な下げなので、
時間をかけて全戻しする可能性が高い。
でも今回は違う。
今回の下げは、
介入ではなく、
噂・警戒・ポジション整理が一気に重なった動き。
多くの人が同時に売り、
箱も作らず、
ストップを巻き込みながら落ちた。
こういう相場は、
戻る時は速い。
でも一度「本気で売られた相場」は、
もう一度下げ始めた時のスピードが速い。
今回は、
下がる理由が消えたわけではない。
理由は残ったまま、
一度ポジションが整理されただけ。
今は156円台まで戻しているが、
「戻ったら売りたい」と考える人も多い。
だからこの戻りは、
強い買い相場というより、売りが仕込まれる場面に見える。
ドル円は前回、153円ギリギリまで下げた。
次の下げでは、150円を試しても不思議ではない。
今の相場構造なら、
十分あり得る話だと思う。
ユーロ円も、
ドル円が崩れる局面では
円主導で一気に動きやすい。
条件が揃えば、
180円は意外と近いかもしれない。
今回の相場は、
円安が終わったわけではない。
ただ、
何も考えずに買えば上がる相場でもない。
戻りは速い。
でも、下げはもっと速い。
今は、
その入口に見える。