
イネス王女はエステル王女等歴代の王子と王女の洗礼式で着用されたスウェーデン王室伝統のガウンを着用されています。このガウンは1906年に曾祖父グスタフ・アドルフ王子が洗礼を受けたときに最初に着用されたものです。



イネス王女はカール=フィリップ王子夫妻の第四子、初めての女の子として2月7日に誕生しました。

生後4ヶ月のイネス王女が公の場に姿を現すのは今回で3回目。1度目は祖父カール=グスタフ国王の79歳誕生日を祝って王室メンバーとバルコニーに並び、2度目は建国記念日を祝う行事に民族衣装で出席しました。

洗礼式はカール=フィリップ王子夫妻にとって特別な日と重なりました。

カール=フィリップ王子とソフィア妃は2015年6月13日に結婚。この洗礼式の日は結婚10周年記念日でもありました。夫妻には2016年4月に第一子となるアレクサンダー王子が誕生。第二子のガブリエル王子は2017年8月に誕生し、三男のジュリアン王子は2021年3月に誕生しました。カール・フィリップ王子は甥のオスカー王子に次いで王位継承順位第4位で、4人の子供達はそれぞれ第5位、第6位、第7位、第8位です。

左から三男のジュリアン王子(4)、次男ガブリエル王子(7)、長男アレクサンダー王子(9)。
ジュリアン王子は兄二人よりも小さな椅子。このサイズの椅子がたくさん並んでレオノール王女がやんちゃだった過去の洗礼式が懐かしいです。
今回注目されたのがヴィクトリア王女の娘でイネス王女とは従姉妹の関係であるエステル王女(13)です。エステル王女は初めてのゴットマザーを務めました。将来の王位継承者として今後もヨーロッパ王室のロイヤルベビー達の洗礼式でゴットマザーを務めることになりそうです。
ヴィクトリア王女もデンマークのクリスチャン王子、オランダのカタリナ=アマリア王女等のゴットマザーです。

イネス王女の代父母は、エステル王女、シルヴィア王妃のゴットチルドレンであるフレドリック・フォン・デア・エッシュ、カール=フィリップ王子のご学友クラース・コックム、その妻サンドリーヌ・コックム、そしてソフィア妃のゴッドドーターのティアラ・ラーソンでした。

イネス王女の三人の兄達にもお役目があったようです。

洗礼式が終わり、カール=フィリップ王子夫妻に続いてゴットペアレンツのエステル王女等が退場されます。


ソフィア妃はヘッドバンド、ドレス、パンプス全てを黄色でまとめたワントーンコーデ。主要な女性ゲストはピンクまたはライラック系の衣装が多いように見えましたが、ゴッドマザーの一人はダークグリーン、ソフィア妃の母親とスウェーデン首相夫人は黒またはネイビーのような色の衣装でしたので、ドレスコードの色があったわけでは無さそうです。

ゴットマザーを務めたエステル王女(13)

ヴィクトリア王女、オスカル王子(9)、ダニエル殿下。
エステル王女は他のゴットペアレンツと整列されているので、ご両親とは離れています。

ニコラス王子(9)、マデレーン王女、アドリアンネ王女(7)、レオノール王女(11)、クリストファー・オニール氏

シルヴィア王妃、ヴィクトリア王女、ソフィア妃、マデレーン王女のファッションを並べてみました。
シルヴィア王妃とヴィクトリア王女は花柄で華やかに、ソフィア妃とマデレーン王女はヘッドバンドも揃えた無地のワントーンコーデ。ヴィクトリア王女のDolce&Gabbana、ソフィア妃はLars Wallin、マデレーン王女はsafiyyaのドレスを新調して着用されました。

そして、今回ヴィクトリア王女とマデレーン王女の姉妹でクラッチバッグが色違いでかぶりました。BOTTEGA VENETAのクラッチバッグ。マデレーン王女が今回使われたピンク系の色は同じものをヴィクトリア王女とデンマークのメアリー王妃も持っています。
ちなみにヴィクトリア王女はもう一つクラッチバッグを持っているように見えますが、おそらく娘のエステル王女のクラッチバッグも持って礼拝堂から退場した為だと思われます。
洗礼式の後、国王夫妻は招待客のためにレセプションを主催しました。レセプションの後には、王室一家、ヘルクヴィスト家(ソフィア妃の実家)、そしてゴットペアレンツのためのプライベートランチが催されました。

ゴットペアレンツとの記念写真

国王夫妻、ソフィア妃のご両親との記念写真。
このときにはイネス王女は疲れて寝ているようですね。
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