2023年7月21日、ベルギー王室は建国記念日を祝い、ブリュッセルの聖ミカエル・聖デュラ大聖堂（Cathedrale des Saints Michel et Gudule）で開催されたテ・デウム（感謝祭）に出席しました。
式典にはフィリップ国王、マティルド王妃、エリザベート王女（21）、ガブリエル王子（19）、エマニュエル王子（17）、エレオノール王女（15）、アルベール2世前国王、パオラ前王妃が出席されました。
今年の建国記念日は、父アルベール 2 世の退位を受けて2013年7月21日に王位に就いたフィリップ国王の即位10周年にあたります。
大階段の踊り場で国王一家はアルベール前国王とパオラ前王妃と合流。
アルベール2世とパオラ王妃は10年前に王位を譲ってから建国記念日の式典には出席されていませんでしたが、今年はフィリップ国王の即位10周年の節目であるからか10年ぶりにこの式典に出席されました。
左からエマニュエル王子（17）、エリザベート王女（21）、マティルド王妃、フィリップ国王、アルベール2世前国王、パオラ前王妃、ガブリエル王子（19）、エレオノール王女（15）。
次男エマニュエル王子と長女エリザベート王女
長男ガブリエル王子と次女エレオノール王女
テ・デウム感謝祭が終わるとアルベール2世はフィリップ国王に、パオラ王妃は孫のエマニュエル王子に支えられて階段を降りました。
この日の衣装はマティルド王妃の赤、エリザベート王女の黄色、男性のダークスーツでベルギー国旗のカラーが表現されていると言われています🇧🇪
礼拝の後、マティルド王妃は片方だけ手袋を着用されていました。
NATANの新しいドレスにNATANのパンプス、Fabienne Delvigneのクラッチと帽子を着用されました。
パンプスはこれまでも着用されていたものですが、ドレス、クラッチバッグ、帽子は今回新調されたもの。
エリザベート王女は大きなつばの帽子で優雅な印象。
エリザベート王女もNATANの新しいドレスにジャンヴィト・ロッシのサンダルとNATANのクラッチを合わせました。 帽子のブランドもマティルド王妃と同じファビエンヌ・デルヴィーニュでした。
NATAN
AW2023 Collection
Gianvito Rossi
PORTOFINO 105
€750,00（約117,500円）
15歳のエレオノール王女は、ブロンドの髪を後ろでゆるく結び、ゴールドのティアードドレスで、母と姉に比べて控えめな華やかさ。ベルギー国旗の黄色は金色として描かれることも多いそうです。エレオノール王女も18歳になると帽子を着用されるのでしょう。
maje
SHIMMER DRESS WITH RUFFLES
£429（約77,800円）
エレオノール王女は15歳ということで帽子無し、パンプスのヒールも低めですが、ハイヒールを履く姉エリザベート王女よりも背が高いようです。
右手の手袋を外されていたのは握手のためでしょうか？
午後、フィリップ国王とマティルド王妃は、エマニュエル王子（17）とエレオノール王女（15）とともにブリュッセルの宮殿前広場で開催された軍事パレードに出席。
エリザベート王女（21）とガブリエル王子（19）は軍事パレードに参加しました。
ガブリエル王子は王立陸軍学校（ERM）の1年目を修了したばかり。エリザベス王女は2020年から2021年にかけてERMで1年目を修了しています。
ガブリエル王子が両親の前で軍事パレードに参加されたのは初めてのことです。マティルド王妃は子供達の姿を見て感動した様子。
午前にそれぞれ他の地域でのテ・デウム感謝祭に出席したフィリップ国王の弟妹とその配偶者達も軍事パレードに出席。
フィリップ国王の妹のアストリッド王女、オーストリア=エステ大公ローレンツ王子。
フィリップ国王の弟ロラン王子とクレール妃。
フィリップ国王の異母妹デルフィーヌ王女と夫のジム・オヘア。
デルフィーヌ王女がこの軍事パレードに出席するのは3回目。
その後、フィリップ国王一家は宮殿前に設営されたDefence Village（防衛村）を訪問されました。毎年、建国記念日の祝日には宮殿に隣接する通りにスタンドを設置し、祝日にブリュッセルを訪れた国民に軍隊の設備等を公開します。
マティルド王妃、エリザベート王女、エレオノール王女は3名ともグリーンの衣装。
さらに、21時頃から開幕したコンサートでは、ベルギー人、フランス語圏、オランダ語圏のアーティストが出演し、建国記念日を祝いました。
建国記念日の1日でエリザベート王女は4着の衣装を着こなしました。
※追記
7月24日には軍服姿のフィリップ国王、エリザベート王女、ガブリエル王子の写真が公開されました。
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