4月の読書記録 その2
仕事の関係で、読む機会ができた本もあり。自分では手に取らなかったであろう本との出会いも新鮮で楽しいです。『満月珈琲店の星詠み』/望月麻衣絵が美しい...!星にちなんだ素敵なメニューがたくさん。占星術×喫茶店で、ちょっと疲れてしまった人の心を癒し背中を押す。一話目の脚本家の女性のお話がとくに好き。『虹いろ図書館のへびおとこ』/櫻井とりお転校してきた主人公が学校でいじめにあい、家族に秘密で図書館に通い始めるというお話。居場所はどこかにはあると思う。そこを護る、見守る、大切さ。『保健室経由、かねやま本館。』/松素めぐり児童書。保健室が中学生限定の湯治場と繋がっていて、しかもその日その人の心にぴったりの温泉が用意されているという設定がおもしろい。うん、疲れたら休息することだよね。自分と向き合うことの大切さを教えてくれる。優しく温かな物語。『ビストロ三軒亭の謎めく晩餐』/斎藤千輪三軒茶屋にある小さなビストロ。その人だけのコースを作ってくれるオーダーメイドのレストラン。グルメミステリーなので推理してずばり謎を解いていくんだけど、たしかに料理人って洞察力ありそうだ。新米ギャルソンの役者志望の男の子が仕事を通して、演劇と自分と向き合っていく姿に共感。『弁当屋さんのおもてなし~ほかほかごはんと北海鮭かま』/喜多みどり北海道にあるお弁当屋さんでのお話。とっても美味しそうだし元気をもらえる、こんなお弁当屋さんが近くにほしいなぁ。『そのときがくるくる』/すずきみえ児童書。嫌いな食べ物ナスを食べる時の「むわわわっ」という表現いいなぁ。焦らず、ゆっくり、待つことの大切さ。『ゆりの木荘の子どもたち』/富安陽子児童書。老人ホームで起こる摩訶不思議な物語。戦争についても描かれている。"いくつになっても、年をとっても、人間は前に進まなくっちゃいけないのよ"『わたしたちのカメムシずかん』/鈴木海花児童書。よく知ると、大体のものは好きになれると思う。やっかいもののカメムシのことを調べてみようとアイデアを出した校長先生すてき。『ぼくのあいぼうはカモノハシ』/ミヒャエル・エングラー児童書。ピーナッツバターが好物の喋れるカモノハシと少年のやり取りが可愛くて、癒される。『私は存在が空気』/中田永一超能力をもった人たちの6篇の短編集。思春期には多いかもしれない生きづらい日常と不思議な世界との行き来が絶妙。ここまでプロじゃないけど、私も存在を消す能力、時々つかってる。『おもてなし時空カフェ~桜井千鶴のお客様相談ノート~』/堀川アサコタイムトラベル×徳川綱吉×犬カフェ×恋愛...色んな要素がいっぱい盛り込まれているけど、読みやすかった。主人公ちづちゃんかわいい。『午前3時33分、魔法道具店ポラリス営業中』/藤まる孤独を抱え生きていたふたりが出会い、初めての"ともだち"として様々な不思議な出来事と向かい合って行く。不器用ながら軽快なやり取りが、息ピッタリで微笑ましい。『准教授高槻彰良の推察』/澤村御影嘘を聞き分ける耳を持つ学生と民俗学の准教授のお話。軽快な民俗学ミステリー、とのことで民俗学というものを初めて意識した。『ケーキ王子の名推理』/七月隆文レシピを考えたり調理するにあたり人の気持ちや思考も研究しているだろうから、パティシエが謎解きを得意とするのは頷ける。出てくるケーキが美味しそう。『猫だまりの日々』/谷瑞恵・椹野道流・真堂樹・梨沙・一穂ミチほのぼの系を想像していたけど、ファンタジックで切ない物語が多かった。人間は死ぬと猫に生まれ変わるのですか...?猫を見る目が変わった。