あれよあれよと、気づけば5月。
暑いくらいの晴れ間が嬉しい!
みなさま、お元気でしょうか?
例によって、私が関わるお仕事や約束も延期や中止が相次いでいますが、おかげさまで、よく食べ、よく読み、よく踊り、元気にしております。
親愛なるきなこちゃん。
『今日のハチミツ、あしたの私』/寺地はるな
"自分の居場所があらかじめ用意されてる人なんていないんだよ。自分でつくっていかないと"
"食べ物は食べてもなくならない。明日の自分をつくるし、思い出も残る"
このふたつ、自分が常日頃感じていること...!主人公の、人との出会いによって培われた後天的な逞しさがとても好きだったので、物語の中の人とはいえ、通ずる部分が多かったのは嬉しい。世間的にはちょっとダメ男でも優しくて穏やかな絵を描くところに惹かれてしまう気持ちもめちゃ共感。出てくる蜂蜜料理がいちいち美味しそう。
母子、恋人、仕事、自分を頼ってくれるであろう人、あらゆる者から者への依存と呪縛からの成長が繊細に描かれている。主人公が恋人にかける"むりやり言うと、こんがらがって他のものになっちゃうから、言わなくていいよ"という言葉がとても良いなぁと思った。
『ツバキ文具店』の続編。前作に比べて、文具店でのお話より家族のお話が多め。
"人生は、長いとか短いじゃなくて、その間をどう生きたかだと思うから。隣の人と較べて、自分は幸せとか不幸とか判断するんじゃなくて、自分自身が幸せだと感じるかどうかだもん"
小川糸著『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』に出てくるお店やお寺を可愛いイラストと共に紹介している一冊。穴子丼食べたい。鎌倉久しぶりに行きたいよぅ。
悲しくて痛くて重い題材だけど、優しい人がいっぱい出てきて救われる。52ヘルツの声なき叫び、届く相手に出会えることの奇跡、聴きたいと努力する力強さ。
『推し、燃ゆ』/宇佐見りん
推しがいなくとも、心の支えってあるものだよね。それは本当に支えなのか、はたまた依存なのか。ラストに主人公が感じる傷みの描写の表現は、なるほど...と噛み締めたくなる感じ。タイトルといい、始まり方といい、表現力が鮮やか!
『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』/阿佐ヶ谷姉妹
おふたりの距離感、大切なもの、譲れないこと、馴染みの街や人、すべてが自然体で、ちょうど良い。性格は逆の部分も多いのに、いや、だからこそ?波長が合うんだろうなぁ。時々読み返したい一冊。
『そして、バトンは渡された』/瀬尾まいこ
母が2人、父が3人いる優子。血の繋がりをこえるバトンが繋がれていく様が丁寧に描かれていて、とてもとても温かく、幸せな気持ちになったなぁ。パワーつけるために連日餃子を作ってくれる父かわいい。優子と森宮さんの適度な距離感ある関係性がとても好き。早瀬くん好き。みんないい人、好き。
夜眠る前に少しずつ読んで欲しいと作られたエッセイ。"丸一日一人で部屋に閉じこもっていても淋しいと思ったことはないが、大勢の人間に囲まれて身の置き所もなく迷っていると、腹の底から「人間って何だろう」と思う" 、、とても共感。これを解決したのは茄子の着ぐるみだったという話おもしろすぎた。知的なユーモアを詰め込んでくだらない話を書き綴る、森見さんの文章と思考好きだなぁ。大学院時代に書いた日記もっともっと読みたい!
再読。「引っ越し」の話と、「怠け者の日々」の中の "十七年間怠けていたのは、その後で働くために力を蓄えていたのだ。"が好き。
ひろしが鯉をデパートに買いに行くとき、母と雛人形を浅草に買いに行くとき、事あるごとに息子くんが「オレも行きたい」と言って保育園を休んでついてくるの愛おしい。
『監督不行届』/安野モヨコ
エッセイ漫画。再々読。エヴァ未体験な自分にとっての庵野カントクはこのイメージしかない。二人のやりとりが可愛くておもしろくて全部好きだけど、擬音を口で実際に言う人、おどろいた時にわざとどもる、それがオタクです。という話が好き。















