仲見世通りは日本最古の商店街ともいわれている。しかし、商店街の元祖は織田信長などの政策が元だともいわれている。
楽市・楽座ですか?
そう。江戸時代になり、五街道が整備されたことに伴い発生した宿場町、寺院のそばに生まれた門前町などに商店街が生まれた。浅草の仲見世通りはどれにあたるかな?
門前町です。
そうだね。
浅草寺への参拝客に物を売るための商店街ですから。
ところで「仲見世」という名前の商店街はあっちこっちにありますね。江の島弁財天仲見世通り、川崎大師仲見世通り、信州善光寺仲見世通りなどですが、そもそも「仲見世」とは何なのでしょうか?
商品の中身を見せて(展示して)販売する商店街。中身をみせること、「中見せ」から発展したのでしょう。
なるほど。
さて、店がいつでも集まっているということではなく月に何回か集まるのは「(定期)市」という。大体、月、何回開かれたかな?
鎌倉中期以降は月3回,室町時代には月6回、中には9回というのも現れました。
ところで、次の写真を見てください。店につるされている提灯のマークに注目だ。
浅草寺、仲見世の歴史を知ろう! | 浅草観光のオトモ (asakusakanko.com)より
卍ですよね。
太陽のパワー、幸運を象徴するしるしですよね。
そう。さらに↓を見て。
左側が神社の記号、右側がナチス・ドイツのシンボル「ハーケンクロイツ」ですね。かなり似ていますね。
そう。独裁政治による人権抑圧、ユダヤ人虐殺などをしたナチス・ドイツについては、外国人の中には不快感を感じる人が多い。
なるほど、浅草寺門前にナチスのマークがあれば、インバウンド(浅草寺にお参りする前に | やさしい社会ブログ (ameblo.jp)参照)が減少する恐れがありますね。
そう。だから、提灯は変更された。↓です。
これは何のマークですか?
「鎹山(かすがいやま)印」と呼ばれる、皇室に関係することを示す紋章だ。
浅草寺は皇室にも関係があるのですか?
浅草寺は江戸中期から幕末にかけて、皇族から住職を招く寛永寺の支配下に置かれたことから、皇室とも関係があるんだ。
なるほど。
だが、境内には昔のマークがあるよ。たとえば、本堂の提灯に注目です。↓です。
拙著です↓。講師と生徒二人の会話形式で社会科を語る本です。 ゼミナールに参加する気分で、単なる暗記じゃない、基本から説き起こす社会の参考書をぜひ知ってほしいです。 以下から立ち読みも可能です。
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拙著に込めた思いについては
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