土地によってアブラメ、アブラコ、シジュウ、ネウオとも呼ばれているようで、日本各地に生息しています。 同じアイナメ科のクジメをアブラメ、シジュウと呼ぶ土地もあるので、魚の呼び名はややこしいです。 沿岸の岩陰に潜んで小魚や甲殻類を食べ、活動範囲は狭く、あまり動かない。 目立たない色や形をしており、ネウオとはよく言ったものです。


 脂肪の少ない高級な白身魚で、定番料理にもお国柄があり、焼き魚や煮魚、刺し身などにします。 小骨が多いため三枚おろしにした後、身から浅く細かく包丁を入れて骨切りをする。唐揚げもおいしく、これを本命とする人もいるようです。


 脂肪の量は100g中3.4gとマアジと変わりませんが、ビタミンEとビタミンDが多いようです。


 アナゴは〝ウナギの小型版〟のような姿ですが、身にうまみがギュッと凝縮されているようです。 消費者に人気があり、瀬戸内海を代表する魚種のひとつじゃぁないでしょうか。


 昼間、岩陰などに身を潜め、夜になると動き出す「夜行性」の性質があります。 この習性を利用し、専門に狙う「筒漁」という漁法があります


 長いロープに等間隔で黒い筒を取り付けます。 漁師によって間隔や筒の個数は違いますが、備前市日生町の漁師さんは45本の筒を12m感覚で取付、夕方に海底に沈めます。


 筒の中には餌となるサンマやイワシの切り身を入れておきます。 筒の両端は三角すい状の仕掛けが取り付けられており、餌に誘われたアナゴが「入りたすいけど、出にくい。」と言う仕組みになっています。早朝に仕掛けを揚げ、筒の中にいるアナゴを船のいけすへ入れます。いけすの中にもちゃんと筒が用意されています。


 アナゴは 「梅雨の水を飲んでうまくなる。」 と言われ、春から夏にかけて旬を迎えます。 ばら寿司やアナゴ丼の具が定番です。 また、肉の代わりにアナゴを入れた「すき焼き」もおいしいとか?


 近年は不漁続きのようです。 日生町漁協では小さいアナゴを逃がすため筒に開ける穴の直径を、自主的に大きくして、資源回復に向けて努力を続けてるそうです。


 岡山県の食文化を代表する食材のひとつで、酢漬けは郷土料理・ばらずしの“主役”としておなじみですよね。 消費者の人気が高いため、岡山市中央卸売市場では最初に競りが行われるようです。


 日本近海を回遊し、年中出回っています。 瀬戸内海では、4月下旬から漁が始まり、6月中旬までよく捕れるようです。 県内では岡山市東区宝伝、瀬戸内市内窓町地区などで漁が盛んです。


 市場に出回る量は、例年に比べると2~3割多く、スーパーなどでは切り身(80~120g)が200円~300円程度で例年並みのようです。


サワラの名前の由来は、腹の幅が狭くてスマートな体形であることを表す サ(狭)、ハラ(腹) が、語源と言われているようです。 春になると産卵のため沿岸に近づき、よく見かけるようになることから漢字では「鰆」と書きます。


 幼魚はコウナゴとも呼ばれ、体長数センチほどの春を告げる魚です。 成長すると25cmにもなり、体は細長く腹びれはありません。 日本各地、北太平洋沿岸に分布する近海魚で、砂に潜って夏眠します。


 鮮度が落ちやすいために生食には向かず、産地で加工されます。成魚は干し物に加工したり、養魚用の餌として利用され、幼魚は煮干しやつくだ煮の原料に加工することが多いようです。 幼魚の捕れたての天ぷらにしたり、塩ゆでにしたものを酢味噌和え、卵とじやわん種にもするようです。なじみ深いのはイカナゴの釘煮です。醤油やみりん、酒などの調味料で炊き上げます。


 栄養成分は小型魚全体を分析しているため、カルシウムとリンが多いが、同時にコレステロールも多いです。


 銅の長さが10cm前後の小ぶりなイカがベイカです。 岡山県では「ベカ」と呼ぶ事もあります。 ベイカは年中出回っていますが、4月~6月に水揚げが増えて、この時季は特に軟らかくておいしいようです。


 瀬戸内海は好漁場として知られており、玉野市胸上、岡山市東区宝伝などで漁が盛んなようです。 海底で網を引く「こぎ網漁」で捕ります。


スーパーなどでは雄が100g 150円~240円、子持ちの雌が100g 300円~400円程度のようです。 流通量、価格ともに例年並みのようです。



◇木の芽あえ◇

 すりつぶしたサンショウの芽を加えた酢味噌を作り、湯がいたベイカとあえれば春らしい一品が出来上がります。  ベイカは透明感があるものほど新鮮です。 鮮度落ちが早いので注意しましょう。


 アサリは、味噌汁や酒蒸し、炊き込みごはん、パスタなど 幅広いメニューに活躍する同じみの二枚貝です。 店頭には年中並んでいますが、産卵期(おおむね5月から6月)を前にしたこの時期は身太りが良いものが多く出回るようです。


 国内各地の内湾に生息し、岡山県内では笠岡市、浅口市寄島町などで取れますが、地元での消費がほとんどで、他所への市場にはほとんど出回ってないようです。 岡山県内の店舗へは熊本県産や愛知県産が多く入荷しているようです。 量は例年よりは多めで、スーパーなどでは100gが100円~130円くらいです。


 潮干狩りや地元産の場合、アサリの砂抜きが必要な場合があります。 平らな器にアサリを並べ、20度前後の塩水に漬けます。店で買ってきた物なら2時間程度、薄暗い場所に置いておきます。アサリは水温が低いと動きが鈍くなるので冷蔵庫での砂抜きはやめておいた方がいいようです。

 日本では古くから高級魚の代表各として親しまれているのが鯛ですね。 岡山県内は倉敷市下津井地区などで漁が盛んです。 産卵のため浅瀬に来る4月下旬から5月が水揚げのピークになるようです。


 適度な歯ごたえがある白身はタンパク質やビタミンBが豊富に含まれてるようです。 刺し身、あら焼き、鯛めしなど調理方法も幅広くあります。


 量的には例年並みで、スーパーなどでは天然物は1匹(500~700g)が980円~1580円、切り身は100gが250円~400円と平年並みかやや高めって状況のようです。



◇鯛のうしお汁◇

 アラは軽く湯通しした後、流水で血を洗い落とすことが、臭みと濁りのないおいしい吸い物を作るコツのようです。 1匹購入する場合は、表皮が鮮やかで目が澄んでいて、尾がピンとしているものがいいでしょう。


 県の水産研究所によると、マダイは1月、ガザミ(ワタリガニ)は3月が旬であることが判明したようです。 漁獲量が多い時期がおいしくてその魚の旬と思いがちですが、うま味成分などの調査によると、漁獲量が多い時期でなくともおいしい魚がいるようです。


 研究所によると、

①うま味成分の一つ遊離アミノ酸量。

②脂の乗りを表す租脂肪量。

③低いほど実入りが良いとされる水分量。

の3項目を1年を通してチェックし平均値をまとめたところ、特徴的だったのはマダイでした。

 春に瀬戸内海で捕れる「桜ダイ」が最上級とされ、岡山県内では春から夏にかけて多く水揚げされています。 ところが、遊離アミノ酸、粗脂肪量ともに最高値を示したのが1月だったようです。 データーによると冬が隠れた旬のようです。


 冬の味覚として親しまれているガザミ(雌)の漁獲量は10月~12月がピークです。 遊離アミノ酸量は11月から増すが、3月がもっとも高かったとのこと。水分含量も3月が最低とのデーターが出たそうです。


 夏に多く捕れるマダコと冬から春にかけてシーズンとなるゲタは、年間を通して成分に大きな変化はないそうです。 季節に関係なくおいしく食べられるようです。


 岡山県で有名なママカリは秋、スズキは夏に水揚げが多くなりますが、粗脂肪量も同時期に増える傾向が見られたようです。  コノシロは9月から11月の粗脂肪量が多かったようです。



 厚生労働省の調査によると、日本人が1日に食べる魚介類は70g(2012年)で10年前に比べて約20%減っているようです。

 漢字で「目張」と書き、飛び出しそうな大きな目が特徴な魚です。 柔らかい白身は淡泊な味わいで、塩焼き、蒸し焼き、空揚げなど幅広い料理に向きます。 岡山県ではカサゴと区別して「黒メバル」と呼ばれています。


 年間を通じて捕れますが、夏の産卵を控えて脂の乗る4月ごろが旬となり、水揚げもピークとなるようです。

 瀬戸内の「春告げ魚」の一つです。 岡山県内では、倉敷市下津井地区などで漁が盛んに行われています。


 量的には例年並みで、スーパーなどでは100gが300円から400円で販売されてるようです。



◇メバルの煮つけ◇

 酒とショウガをいれたフライパンでメバルを蒸し、熱が通ったら砂糖、しょうゆ、みりんを加え、フタをして数分間煮詰める。 身離れがよいため食べやすく、ホロホロとした食感が楽しめますよ。

 2~4月 に多く出回るため「春告げ魚」とも呼ばれるようです。 長く伸びた下あご、すらりとした体の形が特徴です。 岡山県では4月から倉敷市下津井地区などで漁が本格化するようです。


 白身で淡泊な味わいがあり、刺し身や天ぷらに向きますね。 腹部の銀色の輝きが強いものが新鮮です。鮮度が落ちるのが早いと言われています。 購入後すぐに内臓を取り出しすれば冷蔵庫で、1~2日は保存できるようです。