幼魚はコウナゴとも呼ばれ、体長数センチほどの春を告げる魚です。 成長すると25cmにもなり、体は細長く腹びれはありません。 日本各地、北太平洋沿岸に分布する近海魚で、砂に潜って夏眠します。


 鮮度が落ちやすいために生食には向かず、産地で加工されます。成魚は干し物に加工したり、養魚用の餌として利用され、幼魚は煮干しやつくだ煮の原料に加工することが多いようです。 幼魚の捕れたての天ぷらにしたり、塩ゆでにしたものを酢味噌和え、卵とじやわん種にもするようです。なじみ深いのはイカナゴの釘煮です。醤油やみりん、酒などの調味料で炊き上げます。


 栄養成分は小型魚全体を分析しているため、カルシウムとリンが多いが、同時にコレステロールも多いです。


 銅の長さが10cm前後の小ぶりなイカがベイカです。 岡山県では「ベカ」と呼ぶ事もあります。 ベイカは年中出回っていますが、4月~6月に水揚げが増えて、この時季は特に軟らかくておいしいようです。


 瀬戸内海は好漁場として知られており、玉野市胸上、岡山市東区宝伝などで漁が盛んなようです。 海底で網を引く「こぎ網漁」で捕ります。


スーパーなどでは雄が100g 150円~240円、子持ちの雌が100g 300円~400円程度のようです。 流通量、価格ともに例年並みのようです。



◇木の芽あえ◇

 すりつぶしたサンショウの芽を加えた酢味噌を作り、湯がいたベイカとあえれば春らしい一品が出来上がります。  ベイカは透明感があるものほど新鮮です。 鮮度落ちが早いので注意しましょう。


 アサリは、味噌汁や酒蒸し、炊き込みごはん、パスタなど 幅広いメニューに活躍する同じみの二枚貝です。 店頭には年中並んでいますが、産卵期(おおむね5月から6月)を前にしたこの時期は身太りが良いものが多く出回るようです。


 国内各地の内湾に生息し、岡山県内では笠岡市、浅口市寄島町などで取れますが、地元での消費がほとんどで、他所への市場にはほとんど出回ってないようです。 岡山県内の店舗へは熊本県産や愛知県産が多く入荷しているようです。 量は例年よりは多めで、スーパーなどでは100gが100円~130円くらいです。


 潮干狩りや地元産の場合、アサリの砂抜きが必要な場合があります。 平らな器にアサリを並べ、20度前後の塩水に漬けます。店で買ってきた物なら2時間程度、薄暗い場所に置いておきます。アサリは水温が低いと動きが鈍くなるので冷蔵庫での砂抜きはやめておいた方がいいようです。

 日本では古くから高級魚の代表各として親しまれているのが鯛ですね。 岡山県内は倉敷市下津井地区などで漁が盛んです。 産卵のため浅瀬に来る4月下旬から5月が水揚げのピークになるようです。


 適度な歯ごたえがある白身はタンパク質やビタミンBが豊富に含まれてるようです。 刺し身、あら焼き、鯛めしなど調理方法も幅広くあります。


 量的には例年並みで、スーパーなどでは天然物は1匹(500~700g)が980円~1580円、切り身は100gが250円~400円と平年並みかやや高めって状況のようです。



◇鯛のうしお汁◇

 アラは軽く湯通しした後、流水で血を洗い落とすことが、臭みと濁りのないおいしい吸い物を作るコツのようです。 1匹購入する場合は、表皮が鮮やかで目が澄んでいて、尾がピンとしているものがいいでしょう。


 県の水産研究所によると、マダイは1月、ガザミ(ワタリガニ)は3月が旬であることが判明したようです。 漁獲量が多い時期がおいしくてその魚の旬と思いがちですが、うま味成分などの調査によると、漁獲量が多い時期でなくともおいしい魚がいるようです。


 研究所によると、

①うま味成分の一つ遊離アミノ酸量。

②脂の乗りを表す租脂肪量。

③低いほど実入りが良いとされる水分量。

の3項目を1年を通してチェックし平均値をまとめたところ、特徴的だったのはマダイでした。

 春に瀬戸内海で捕れる「桜ダイ」が最上級とされ、岡山県内では春から夏にかけて多く水揚げされています。 ところが、遊離アミノ酸、粗脂肪量ともに最高値を示したのが1月だったようです。 データーによると冬が隠れた旬のようです。


 冬の味覚として親しまれているガザミ(雌)の漁獲量は10月~12月がピークです。 遊離アミノ酸量は11月から増すが、3月がもっとも高かったとのこと。水分含量も3月が最低とのデーターが出たそうです。


 夏に多く捕れるマダコと冬から春にかけてシーズンとなるゲタは、年間を通して成分に大きな変化はないそうです。 季節に関係なくおいしく食べられるようです。


 岡山県で有名なママカリは秋、スズキは夏に水揚げが多くなりますが、粗脂肪量も同時期に増える傾向が見られたようです。  コノシロは9月から11月の粗脂肪量が多かったようです。



 厚生労働省の調査によると、日本人が1日に食べる魚介類は70g(2012年)で10年前に比べて約20%減っているようです。

 漢字で「目張」と書き、飛び出しそうな大きな目が特徴な魚です。 柔らかい白身は淡泊な味わいで、塩焼き、蒸し焼き、空揚げなど幅広い料理に向きます。 岡山県ではカサゴと区別して「黒メバル」と呼ばれています。


 年間を通じて捕れますが、夏の産卵を控えて脂の乗る4月ごろが旬となり、水揚げもピークとなるようです。

 瀬戸内の「春告げ魚」の一つです。 岡山県内では、倉敷市下津井地区などで漁が盛んに行われています。


 量的には例年並みで、スーパーなどでは100gが300円から400円で販売されてるようです。



◇メバルの煮つけ◇

 酒とショウガをいれたフライパンでメバルを蒸し、熱が通ったら砂糖、しょうゆ、みりんを加え、フタをして数分間煮詰める。 身離れがよいため食べやすく、ホロホロとした食感が楽しめますよ。

 2~4月 に多く出回るため「春告げ魚」とも呼ばれるようです。 長く伸びた下あご、すらりとした体の形が特徴です。 岡山県では4月から倉敷市下津井地区などで漁が本格化するようです。


 白身で淡泊な味わいがあり、刺し身や天ぷらに向きますね。 腹部の銀色の輝きが強いものが新鮮です。鮮度が落ちるのが早いと言われています。 購入後すぐに内臓を取り出しすれば冷蔵庫で、1~2日は保存できるようです。

 サヨリは、長く伸びた下あごと全長35cmほどぼすらりとした体が特徴です。 透き通るような白身は淡泊な味わいで、天ぷらや塩焼き、すまし汁、細く切る刺身の一種である「糸作り」に向いています。


 サヨリは、年中出回っていますが、産卵に備えて栄養を蓄える2月~3月が旬です。 瀬戸内海の「春告げ魚」とも呼ばれているようです。 岡山県内では倉敷市下津井地区での水揚げが盛んです。


 スーパーでは、100gが80円~100円のようで、量、価格ともに例年並みのようです。




◇サヨリのシソ巻き天ぷら◇

 サヨリに梅肉を塗ってシ紫蘇(シソ)で包んみ、水で溶いた小麦粉にくぐらせ、きつね色になったら揚げる。 淡泊な白身にアクセントが加わりさわやかな味わいになります。 好みでレモン汁をかけるのもいいんじゃないでしょうか?


 イカナゴは、冷たい水を好むため、夏場は海底の砂の中に潜って 休眠 します。 秋から活動を始め、産卵期を迎える2月~4月が旬です。 岡山県では倉敷市下津井地区などで漁が盛んで、2月1日に解禁されました。


 醤油や砂糖などで甘辛く煮込んだ釘煮が名物の兵庫県では主に稚魚「シンコ」を捕りますが、岡山県では10cm以上の成魚が中心です。 天ぷらや南蛮漬けをお薦めです。


 市場への入荷量は例年並みのようです。 スーパーなどではイカナゴの成魚100gが100円から200円のようで、例年並みの価格だそうです。



◇イカナゴの卵とじ◇

 だし汁、醤油、みりんで作った割り下で、あくを取りながらイカナゴを煮込む。 イカナゴが白くなり味がなじんできたら、軽く溶いた卵を円を描くように入れて火を止め、彩にネギを加えます。

 タイラギは、殻の長さが30cm~40cmになる大型の二枚貝です。


 日本国内では東北地方以南の内湾の砂泥地に生息し、瀬戸内海は全国屈指の好漁場と言われています。


 漁期は12月~4月。 生鮮品として出回るのは貝柱で直径5cm以上です。 身が引き締まって甘みが強く、刺身で食べれるのが一般的のようです。 希少性からか市場ではホタテの約2倍の価格で取引されてるようです。


 漁獲量は変動が大きいようです。価格も短期間で変わるようです。 今は、取り扱ってる専門店で、100gあたり800円程度のようです。