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「一千万円では?」


「バカにするなよ。国の一大事が一千万円かい?」


「・・・二千万円?」


「五千万円だ。それなら了承してやるが?」


「分かりました。その代わりに写真やレポートを提出して下さい」


「金が先だ。今、何とかしてくれ・・・」



金元という記者は、政府のうろたえに多額の金銭を要求してきた。



「分かりました。少し待っていて下さい」


「そうか?それなら俺の持っている情報はないことにしてやる。但し、俺の命も保証してくれ。俺は、しばらく国外に行くことにする。この国も危ない国だからな?」


「分かりました。出国の手配もします。とにかく約束して下さい」


と言い残して秘書官は部屋を出た。しばらくして大金の入った袋と出国のための政府発行の特別許可証を持ってきた。レントゲン写真とレポートとの交換だ。



「よし、これから成田に行く。成田のホテルと車の準備をしてもらいたい」


「分かりました」



金元記者は、秘書官の指示通りに成田に向かった。


その後の金元記者の行方を知る者は誰もいなかった。




「お待たせしました。再度、政府からの発表を行います」


「さきほどのご質問についてお答えします」と、官房長官。


ある記者が「総理の胃壁には何かが突き刺さっていると?」


「はい、それは魚の骨でした。その骨が炎症を起こしていたのです。ここに証拠のレントゲン写真もあります。その写真が流失したのだと思います。これです・・・」


「何故隠したのですか?」


「一国の総理が魚の骨で胃腸炎になったということは恥です。ですから隠したのです。しかし、あのような質問がありましたので公表することにしました。たまたま骨が胃壁に刺さったということです。それと、疲労とが重なって・・・」


「あの記者は会場にはいないようですが?」


「いい加減なことを言う人なので退場していただきました。あのようなフリーの記者は何を言うか分かりません。あなたたちのようなしっかりとした記者だといいのですが?政府としても困っていたのです。次の質問はありますか?」


「総理は本当に魚の骨ですか?他に何かあるのではないかと国民は疑っていますが?」


「ありません。わが国は民主主義の開かれた国です。政府としての発表は間違いありません。私が言うのですから・・・」


「それと、例の茶葉についてですが、あの国から輸入されたということは本当ですか?」


「調査中ですが、それはないと思います。原因は不明ですが、何かの異変があったと思います。政府としても国民の健康を一番と考えていますから、近日中には結果を出します。国民の皆様は安心して下さい。当面はお茶の価格は高くなりますが、少しの辛抱です。政府は全精力を出して解決します。お茶は安心・安全な飲み物です。古来からの飲み物です。国民のために頑張りますので政府を信用してもらいたい」


「それと、あの国以外からの輸入茶にも何かあると?」


「それは嘘です。あの記者の大嘘です。どの国もわが国とは友好です」


「総理の兄も同じ病気だということは本当ですか?」


「確かに入院されていますが、過労だということです」


「お茶は安全ということですね?」


「勿論です。以前の野菜のようなことが起こっていますか?そんなことはないでしょう・・・何かの異変が起きているだけです。これ以上質問がないようでしたら会見を終わります」


「ちょっと待って下さい。いつごろまでに結果が出るのですか?」


「近日中と言っていませんでしたか?いずれ発表します。では・・・」



と、官房長官は退出した。




「なぁ、魚の骨だってよ?」



「俺たちは魚の骨・・・ハハハ・・・面白い」









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「根も葉もないことを言うんじゃない。勝手な推測は国民を混乱に落とすだけだ。いいか、総理は胃腸炎だ」


「ほぅ・・・そこまで隠すということは絶対に何かありますね。まぁ、今日の会見はいいとしても、いずれ発覚しますよ。根も葉もない・・・但し、茎はある。総理は茎で苦しんでいる。それと、総理の兄も同じ奇病だ。俺たちマスコミは情報を持っている。川瀬教授、あなたの部下の管理もしっかりしていないと・・・」


「どういうことだ?」


「医者であったとしても金で動く奴はいるということだよ。総理のレントゲン写真もある。明日、うちの新聞に大きく出ることになる。今ここで話したほうがいいと思うが?」


「君はどこの新聞社だね?」と、秘書官は高圧的に尋ねた。



「東中新聞だが・・・」


「三流新聞か・・・あんたのところみたいな新聞社が国を駄目にするんだ。いい加減な情報を公開すると国民は困る。三流新聞社を国民は信用すると思っているのか?」


「広瀬秘書官・・・あんたもバカな人だよ。国民がテレビで見ているんだぞ。ここで俺がレントゲン写真を出してもいいのかい?」


「やれるものならやってみろ。政府としても考えがある。国民を不安に陥れる東中新聞はつぶしてやるぞ・・・それでもいいのか?」


医者の会見が、このことでとんでもないことになった。



国民は、テレビに釘付けになっていた。



「やれるならやってみろ。俺たちの後ろには、あの国がついているんだぞ。それでもいいと言うのか?」


東中新聞という会社は、資本の半分があの国からなのであった。



「・・・それとこれとは・・・もういい。会見は終わります」


秘書官がそんなことを言ったものだから他のマスコミは大騒ぎになっていた。

会見場は大混乱になり、その様子が全国に放送されてしまった。




政府は事態を収拾するために、五時間後に再度会見を開き説明することになった。



何とも情けない政府である。



さらに、政府は秘密裏に東中新聞と連絡を取り、その記者を呼んだ。



「東中新聞フリー記者の金元といいますが、何ですか?」


「金元さん、総理のことはどこまで知っているのですか?それと、あの国へは連絡したのですか?」


「だから、胃壁に突き刺さっているということだよ。写真もある。それと、あの国には話していないが、今日の会見で全ては暴露されたと同じだよ。もう、隠せないぞ」


「そうですか。もう無理だということですか?」


「無理?公開するということか?」


「はい、そのような奇病に総理がなったということは隠しておきたいのです。金元さんの勝手な推測だということには出来ませんか?」


「どういう意味だ。隠しておいてくれということか?」


「そういうことです。政府としてのお願いなのです。官房長官も言っています。何とかなりませんか?奇病ということではなくて、胃腸炎でも悪性とか何とか・・・」


「それは無理だな。テレビで放送されてしまった。もう無理だろう?」


「だからお願いしているのです。金元さんのミスであったと・・・タダとは言いません。政府としてもそれなりの・・・」


「金か?いくらだ・・・」







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政府としては、あの国ともう一つの国からの茶葉の輸入を完全に禁止した。



連日、マスコミは総理が入院している医大に押しかけていた。



総理秘書官のコメントによると、単なる胃腸炎ということだ。




医大のチームは頭を悩ませていた。それは、前代未聞の奇病だったのだ。


総理もそうなのだが、総理の兄も同じ症状で入院していた。



「こんな異常なことは・・・初めてです」


「胃壁に茎のような小さなものが無数に突き刺さっています。何百という数です。一本ずつ抜くしかないのでしょうか?」


「とにかく、胃を開いてみてみないと何とも言えない。胃カメラだと胃壁の中までは分からない。とにかく開こう・・・」


総理胃壁には無数の茶葉の茎が突き刺さっていたのだ。



その痛さで何もすることが出来ない。鎮痛剤を飲んでみても全く効果はなかった。



医者たちは、連日モルヒネを投与していた。それで少しは痛さが和らいでいたのだ。



緊急の手術が始まった。




胃壁から茎のようものを抜き取るとその茎が何なのかを検査した。


間違いなく茶葉の茶柱のような茎であった。


ディーエヌエー検査の結果、あの国の茶葉と同一だと断定された。


胃壁の奥まで突き刺さっていた。医療チームとしては一本ずつ抜くということになり、数時間が必要だと思われた。早朝から深夜までかかり総理の胃壁から抜くことに成功した。



「やっと終わりました。これで問題はないと思いますが、数日間は絶対安静にして下さい」


「そうですか。秘書の私としてもマスコミへの発表があります。先生も会見場に出てもらうことになりますが、単なる胃腸炎として話してもらいたいのです」


「心配しないで下さい。私は医者としての守秘義務があります」


「明日、会見となりますから、宜しくお願いします」



総理の奇病については隠蔽することになったが、医者の中では原因の追究を秘密に行う者もいた。



そのためには金が必要で、この奇病のことをマスコミにリークしていた。



「総理の病状についてご説明します。まず、主治医から・・・」


「医大の川瀬です。総理は胃腸炎です。疲労によるものと考えられます。しばらくは安静にしてもらいます。何かご質問は?」


「癌か何か他の奇病ではないのですか?」


「違います。胃腸炎です。胃と腸に炎症が起きているだけです。ストレスからくるものだと思います。奇病でもありません。奇病というのは何ですか?」


「奇病です。野菜の時のような?・・・」


「・・・ハハハ・・・そんなことはありません。数日で回復されると思います」


「そうですか?何かの奇病だとの情報があります。あなたの医大の内部告発なんです。胃壁に茶葉の茎が突き刺さっているということは本当ですか?」


「ハハハ・・・そんなバカな。誰がそんなことを言っているんでしょうか?子供じみた嘘ですよ。現代にそんな奇病はありませんし、総理もそんな奇病ではありません」


「ここに告発者からのレポートがあります。嘘をつくのは止めて下さい。国民が見ているのですよ。あなたの医者としての守秘義務は分かりますが、総理は公人です。国民は知る権利があるのです。どうなんですか?」


すると、横から総理秘書官が口を出した。








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「ということは、その茶葉は農薬漬けになっているということですか?」


「食品庁が検査しているから、そんなことはない。輸入されている全ての食品は徹底的に検査している。政府が言うのだから疑問の余地はない。あなたたちマスコミが騒ぐものだから国民も不安になる」


「本当に検査しているのですか?天下りの組織だと聞いていますが・・・」


「バカなことを言うな。もし、天下りだとしても頭のいい官僚がいるんだ。君たちのレベルではない。皆、優秀な官僚たちだ。何の不安もないし、専門家なんだ。国民のことを思って仕事をしている。食品庁という組織は信頼されている。私の作った組織なんだから問題はない」


「総理ではないのですか?」


「つまり・・・総理の許可を得て作ったということだ。それよりも総理の容態が心配だ。会見は終わりだ。国民の皆様は心配しないように・・・お茶を安心して飲んでもらいたい」


「官房長官・・・安心して飲んでくれと言われても・・・あの国からのものは駄目なんですよね?」


「君・・・この会見は、あの国のトップも見ている。余計なことを言うな。君たちマスコミのせいで外交問題になったなら誰が責任を取るんだ。余計なことは言うな・・・」



と、一方的に会見は終了した。




総理の容態は完全に隠され、医療チームが結成されていた。



総理のおなかの中ではとんでもないことが起きていたのだ。




全国のお茶屋やスーパーからは安いお茶が姿を消して、国産のお茶だけになった。



町の中でも、このような会話が増えていた。



「田中さんの奥さん。お茶が高くなったけど以前よりもはるかに美味しいわ。今までのお茶は何だったのかしら?」


「そうなのよ。高いことは仕方ないけど、こんなに美味しいお茶は飲んだことがなかったわ。私たち庶民には手の届かない玉露なんかは当然無理だけど、少しぐらい高くてもこんなに美味しいのなら・・・」


「そうなのよねぇ。今までお茶っていったら安いのが当たり前だったでしょ?高くてもこんなに美味しいのならコーヒーなんかよりもいいかもね?」


「本当にそうよ。それとお茶屋さんの店内も香ばしいお茶の香りになったと思うわ。もしかしたなら、国産茶葉とあの国からの茶葉を混ぜて安くしていたんじゃないのかなぁ?」


「でも、袋には国産って書いてあるわよ。ということは消費者を騙していたということなの?」


「そうかもしれないわ。だから、騙して商売していた企業の茶葉が茎に変わったんじゃないの?」


「それよ・・・絶対にそうよ。農薬や産地偽装・・・そんな国なのよ。だから、こんな変なことが起きるのよ。神様が見ているのよ・・・私たち消費者も考えないといけないわ。野菜の時と同じなのよ」



このような会話が全国で盛り上がっていた。








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「なぁ、とうとう発覚したぞ。政府は頭が痛いな?」


「そうだけど、あの東南アジアの国も応援してくれていたのかい?」


「どうやら、キャベツ君が依頼したようだ。今度は二つの国が相手になったな?」


「あの国は、日本とは昔から仲がいい国だけど、急成長している関係で色々な面が見過ごされているんだろう。そこに、日本の業者が目をつけて、いい加減な指導をしていたと思う。その茶を飲まされていた国民は迷惑だったんだよ。誰も知らないことをいいことにして・・・」


「日本が悪いということか?あの巨大な国よりも?」


「いや、同じだよ。あの巨大な国は発展のために何でもありだが、あの発展途上国は、日本の言う通りにしていたんだよ。日本に追いつくことを目標にしていたから仕方がなかったのかもしれない?そこに日本の業者は目をつけたということだ」


「日本も酷いことをするもんだな?国民を騙して何が面白いんだ。俺たちは美味しくて健康になるために飲んでもらう。そのために生まれてきたのに勝手なことをしやがる。金のためか?」


「金のためだよ。政権が変わっても同じだということだよ。さて、もっと楽しんでみるか?」


「明日は大変なことになっているぞ。さて、総理のお手並みを拝見だな?」



翌朝、総理官邸では緊急の記者会見が開かれた。




「総理、昨夜のニュースの内容は本当なのですか?」



「えぇ・・・見ていないので・・・えぇ・・・調査中です」


「そんなことはないでしょう。例のあの国からの茶葉と断定したんじゃないですか?隠さないで下さい。国民は不安になっているんですよ?」


「そう言われても調査中としか言えない。今夜には結論が・・・あっ、痛い・・・痛い」


「総理・・・どうしましたか?」


「腹が痛い・・・突き刺さるようだ。何だ?」


総理は、そのまま緊急入院となった。




全国放送で総理の苦しむ顔がアップで映し出されたのだった。



総理の代わりに官房長官がコメントすることになった。



「調査中ですが、今確認していることはお話しましょう。あの国からの茶葉に何かの異変があることは間違いありませんが、特定の企業だけで発生しているのです。一般の国民は心配ありません」


「どんな企業ですか?」


「貿易・・・輸入会社です。あの国からの商品を輸入している企業だけです。原因は調査中です。輸入した時点では何の問題もありません。袋に入れておくと変化するのです。一般家庭では何の変化もありませんが、その企業で飲む時点になると変化するのです」


「そんなバカなことが?」


「そんなバカなことが起きているんだよ。また、野菜の時と同じように・・・」









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「そうです。ですから原因の特定が難しいのです。あまりにも狭い範囲なのです。貿易の会社に勤めている人でも自宅で飲むお茶は何も問題はありません。会社や工場だけで発生しているのです」


「教授、それは野菜の時と同じように何かのウイルスでは?」


「それは考えにくい。電子顕微鏡でも確認しましたが何もありません。ただの茶葉です」


「まさか、野菜の時と同じような・・・ディーエヌエーは?」


「今、私の研究室で調査しています。今夜にでも結果が出ると思いますが?」


「えっ、ちょっと待って下さい。教授の大学の研究員から電話が入ったようですが?繋いでみます。少しお待ち下さい・・・」


「教授・・・小倉ですが?」


「小倉君か・・・何か分かったか?」


「国産には変化はありません。あの国から輸入された茶葉は変化します。どういうことでしょうか?」


「小倉君・・・今はどこにいる?」


「輸入会社の研究室です。そこから電話しています。あの国と、さらに、あの国も・・・あっ、あっ、葉が茎に・・・なりました。この茶葉の袋には国産品と書いてありますがディーエヌエーが違う・・・あっ・・・そんなことはしないで下さい・・・駄目です・・・」


「もしもし・・・小倉君・・・何があった?」


電話は切れた。切れたというよりもメーカーの人が勝手に切ってしまったのだ。



その後、電話が繋がることはなかった。




「教授、どういうことですか?輸入茶葉なのですか?」


「・・・そうらしいです。ですが・・・」


「教授、今日は有難うございました。特別番組を終わります。さて、次は今日のニュースです」



政府からの圧力が入ったのだ。



メーカーの研究室にいた助手の小倉君は輸入メーカーの人に押さえつけられていた。





しかし、国民は見たのだ。茶葉が茎になるということを・・・









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「どういうことだ?ここにある茶葉は何も問題がないが、袋に入れておくと茎になってしまう。葉が茎に変わるということか?そんなバカな話は聞いたことがない。他の茶店はどうなのか聞いてみてくれないか?」と、茶店の主人は言った。



「はい、隣の町の大きなお茶屋さんに聞いてみます・・・」



「とにかく俺の店だけということは考えにくい。袋に入っているのだから誰かが工作することも出来ないと思うが・・・」


「はい・・・はい・・・そうですか。同じです・・・社長、隣の町のお茶屋でも同じだということです。パニックになっているということです」


「やっぱりそうか。お茶の組合にも聞いてみるか?」


「もしかしたなら何かの茶葉の奇病のようなものでしょうか?」


「奇病?以前に野菜はあったが・・・茶葉もそういうことだというのか?」


「もしかしたら・・・?」



そのお茶店の社長は茶の組合に尋ねた。そこでも同様な驚くことが起きていたのだ。



「なぁ、予定通りだ。皆、大変なことになっているぞ」


「この県だけだから、まだ、知られていない。これからが楽しみだ。さて、皆に連絡して広げていくとするかい?」


「そうだな。キャベツ君たちは野菜の茶に入り込むらしいよ。これで、あの国から輸入された茶葉を飲んだ人は驚くということだ。楽しくなってきた・・・」


「県の健康保健課が調査に入ったようです。社長・・・」


「それなら解明も早いだろう。とにかく何とかしてもらわないと商売にならない。袋に入れていないと何の変化もない。透明な袋に入れて実験してみるか?」


このお茶店の社長は透明な袋に茶葉を入れてみた。



しかし、何時間待っても変化はない。




総理と秘書官との会話である。



「総理、また、変なことが起きていますよ。今度はお茶です」


「あぁ、官房長官から報告はあったが、どういうことなのだ?茶葉が茎になるとは?・・・」


「総理の実家はどうですか?」


「同じことが起こっているそうだ。兄貴が経営しているんだが、どうにもならないようだ」


「そうですか。しかし、特徴があるというのです。店に置いてある茶葉の状態なら何の問題もないのですが、誰かが買ったなら茎になるということらしいのです。それも、全部ではなくて一部の茶葉が・・・」


「とにかく、茶葉を販売している民間会社に依頼するしかない。それと、独立行政法人で茶を研究している機関もあったよな?」


「はい、天下りの組織ですが・・・そんなところで役にたちますか?」


「役にたたない?」


「全員が官僚の天下り・・・ですから・・・研究は外部に委託していますが?」


「それでもいいから何とかしろ・・・俺の立場はどうなる?」




そうこうしている間に、この奇病も全国に広がっていた。




あの国と貿易をしているところに限定されているということまでは不明なままであった。



「総理、とんでもないことが起きてしまいました。自販機の缶のお茶にも茎が入っているという報告です。大手の飲料メーカーです。それも何社も・・・しかし・・・」


「しかし何だ?」


「お茶屋でも高級な国産の茶葉は何ともないのです。国産品には茎はないのですが?」


「何?それに間違いはないのか?」


「はい、確認しました。純国産品の茶葉には何もありません。研究所では、外国産と国産の混じったものについては、どうやら外国産の茶葉が変化しているようなのです。あの時に野菜と同じような気がします。総理、何とかしないと国内が混乱してしまいます」


「マスコミは?」


「まだ知られていませんが、時間の問題かもしれません。何か早急に手を打たないと・・・」


「お茶か・・・野菜の時も大変な騒動になったが、お茶も大きな問題だ。下手な対応だと俺の政権も崩壊してしまう。秘密のうちに外国の茶葉を廃棄するように全国のお茶のメーカーに伝えてくれ。とにかく秘密のうちに・・・」




国内は、お茶のことで連日マスコミが報道していた。




「九時のニュースです。今夜はお茶の事件で特別番組を放送します。専門家の方をお招きして原因を聞いてみたいと思います。東京大学教授の三井さんです。三井さん原因は何でしょうか?」


「はっきりとは言えませんが、どうやら茶葉の中のディーエヌエーに何かの異変が起こっていると考えられます。葉が茎になるという前代未聞の珍事件です。私としても色々と研究していますが、特定するとこは出来ません。但し、お茶屋で買った人でも個人の人の茶葉には何の変化もなく、特定の会社・・・それは貿易をしている会社だけで発生しているのです。貿易の会社でも欧米との取引をしている会社にはない。東南アジアとの取引・・・さらに、食品を輸入している会社だけのです。その会社の茶葉だけが変化しているのです」


「確かに変ですが、会社で飲むものだけということですか?」









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あの国の茶葉にも規格外の量の農薬が使われている。


日本も、そのお茶を輸入し飲んでいるということだ。



また、日本国内では足りなくて外国の茶葉を混ぜて販売している会社もある。

その急先鋒が新総理の会社であった。



この時点では奇病についての噂もなくなり、もう大丈夫だとの見解が専門家より断定されていた。



「なぁ、一般国民は止めるべきだと思うが?」


「俺もそう思う。特定の奴らだけでいい。この国を潰していくような奴らだ。早速、準備に取り掛かるとするかい?」


「まず、あそこからだ・・・」


「キャベツ君からも連絡があったよ。当分は見守るということだ。俺たちの動きに期待しているようだよ?」


「キャベツ君たちは凄かったから、俺たちも頑張ろう・・・」


茶葉君たちは一致団結して動き始めた。




とある市で不思議な現象が起き始めていた。




「君?このお茶は何か変じゃないか?どこで買っている?」


「えっ、社長、いつものところですよ。何か変ですか?」


「茶柱が異常に多い。こんなに多いことはなかった」


「それはいいことですよ。何かいいことがあるんじゃないですか、社長?」


「それならいいが?湯飲みの中の三分の一が茶柱だが?ほら、見てみなさい」


「本当ですわ。茶葉というよりも茎が多いです。だから色がないのですね?お茶屋さんに聞いてみましょうか?」


ということで、お茶屋に尋ねてみた。




「葉が少なくて茎が多いということですか?そんなことはないですよ。今も見ていますが葉のほうがはるかに多いです。とにかく見に行ってみます?」



お茶屋の主人は、その会社を訪ねた。



「どれですか?」


「この袋の中です」


「・・・これは酷い。こんなことはないはずですが?何かの間違いでしょう。早速、新しいものと交換します。大変失礼しました・・・」


お茶屋の主人は新しい茶葉を持ってきた。



そのころ、このお茶屋には葉が少なくて茎が多いとのクレームの電話が鳴り響いていた。



「おい、お前のところの茶は茶の茎だけなのか?こんなものは茶じゃない」


「決してそんなことはありません。何かの手違いだと思いますので早急に交換させて頂きます」


というような会話であった。



茶葉を袋に入れる時には葉が大半なのだが、袋に入れてしばらくたつと茎が多くなるという不思議な現象なのだ。




それも、全ての人がそうではない。そうなる人の特徴としては、個人ではなくて会社なのだ。




それも、あの国との貿易をしている会社だった。







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「何だって?」


「飲み物だよ。あの国からの飲み物だよ」


「輸入は解禁になったのかい?」


「あぁ、新総理の出身が、あの産地らしい?」


「日本産だけでは無理なのかい?」


「無理だ。ほとんどが混じりものなんだ。その中に混じっている」


「日本の国民は毎日飲んでいるぞ。どうなるんだい?」


「それは、奴らが決めることだ。俺たちは野菜だから・・・」


「新総理も同じだということかい?」


「家業を大きくしたいと思っているんだろうか?それで、あの国と交渉したということだよ」


「それで輸入解禁?どうしようもないな?」


「茶葉君は何て言っているんだい?」


「検討中らしい・・・が?」

新総理になってからの日本は急速に伸びていった。


前総理が、あまりにも酷すぎたために支持率も九十パーセントにもなっていた。



「おいおい。茶葉君から連絡があったよ。検討中から決定になったようだ。それで、俺たちにも協力してほしいそうだよ。また、あの国行くことになった」


「どんな協力だい?」


「お茶の中にも野菜から作るものもあるということだよ。俺たちキャベツやニンジン、カボチャもそういうことに利用されている。だから、先輩として協力してほしいということだ」


「せっかく、青虫君や蝶々さんとも仲良しになったのに・・・」


「今度はギャラリーとしてみてみるかい?」


「楽しみだよ・・・茶葉君は慎重な性格だから、ターゲットを絞って暴れると思うけど?」


「そうだよ。俺たちは国民の半分近くをターゲットにしたが彼たちはもっと面白いことをやると思う。協力出来ることは何でもするとするか?」


「お手並み拝見ということだな」



新総理は、食の安全についての厚生労働省直轄の食品庁を作った。


政府としては、国民生活の安定のために積極的に輸入を開始することを決定した。



政府の対策で食品価格も安定していき、安くはないが以前ほどの高騰ではなくなった。



「なぁ、検査と言っても抜け穴だらけだよ。こんなんじゃ何にもならない。少しのサンプル品を調べるだけだ。そろそろ俺たちの出番になるな?」


「もういいと思うよ。総理の会社もいい加減な茶葉を輸入開始したし、売り上げもかなりの数だ。総理としての権限を最大に利用している。この男も権力を持つと同じということだ」


「国民よりも自分の利益しか考えていない。権力者というものは、そういうものなのかい?」


「人間は愚かな生き物だよ。過去の経験を忘れてしまう。ましてや、俺たちのような食品に対しての愛情なんかはない。ただの金儲けの手段なんだよ。分からなければそれでいいということだ」


「キャベツ君の心配が的中したということだ。キャベツ君たちが、あんなに頑張ったのに忘れてやがる。もう一回懲らしめてやらないと分からない奴らがおおい。国民には悪いと思うが、これも国民の健康のためだ」



茶葉君たちの反撃が始まったようだ。









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「おいおい。大変なことになったぞ。予想以上の混乱だ。これならこの国の国民も分かっただろう?」


「これで俺たちの役目は終わったということだな?」


「そうだといいが?」


「えっ、どういうことだい?」


「このままなら戦争になってしまうかもしれない?たかが野菜・・・それが原因で戦争になるかもしれないということだ」


「そこまでいくかい?」


「あの国のトップは日本に対して貿易や渡航の制限までも考えているぞ。そうなったならこの国はどうなる?あの国に頼っているのだから国内は混乱し色々な商品もなくなってしまう。この国の大半の商品は、あの国から輸入しているんだ。野菜だけではない」


「そうだ。家の中の半分以上の物はそうだ。どうなるんだ?」


「戦争はないとは思うが、経済は終わる。そして貧民国になる。株価も下落の一途だし、あの国と貿易をしている企業は倒産する。来週には何らかの発表があるとは思うが、あの総理なら・・・」


「俺たちのしたことで、こんなにも混乱するのかい?この国が終わるとは?」



国民は、自衛策に乗り出した。野菜だけではなく、他の商品も国内で製造したものしか買わない。



しかし、高い。高くても買うしかないのだ。



なんと、ボールペン一本が五百円にもなった。




政府としての外交は、まるで子供のような対応だ。




「日本の代表です。今回のことでご迷惑をかけました。国民の代表として謝罪します。ですから、貿易を再開してもらいたい。そうしないと国は破滅してしまう。何とか・・・」


と、外務大臣が渡航して謝罪したが、あの国にとっては痛くも痒くもない。

外交努力は無駄に終わった。




国内の経済は低迷を続け、同盟国からの支援にすがる日々だ。



一方、大企業などでは倒産が続出していた。



あの国に頼っていた報いがやってきたのだ。



政府の支持率はゼロパーセントに近づき、解散総選挙になる。



国会議員の給与も半減し、議員の数も半分になることが決まった。




お金目当ての議員は姿を消し、国民のために働くという信念を持つ人だけが立候補するという自然な形となっていた。



国民の所得も半減し、車で動いていた人はバスや電車を利用する。



自然な姿の国に変化していっていた。




「総理、明日は衆議院と参議院の選挙ですが・・・」


「うん、仲間の大半は立候補していないニン・・・俺も、今回で落選すると思うニン・・・」


「総理は、どうしてワクチンを打たないのですか?もう、ニンの患者は半分以上が完治していますが?」


「国民に迷惑をかけたということだニン。俺は最後でいいニン・・・俺たちは、どうしてこんな過ちを犯していたんだニン?」


「そうですね。国民は皆、明るくなったように感じます。格差もなくなり、どこに住んでいても楽しい老後を過ごせると思います。若い人は、物作りということに燃えています。株価は世界の荷かでも最低ランクですが、国民は明るい。これが本来の国というものではないでしょうか?一から再出発するという希望に燃えているのです。二度と同じ過ちを繰り返さないためにも・・・」


「そうだニン・・・俺が総理の時でよかったニン・・・歴史に名前が残るニン・・・」



選挙は行われ、歴史に残る結果となった。



利権にしがみつく議員は落選し、若い人が多数当選した。




日本という国は、農業・漁業を中心として再出発することになった。




利権にしがみつく大手の企業の姿はなくなり、真剣に物作りをする中小零細企業が大きくなっていた。





「おいおい。俺たちの役目は終わったようだ」


「そうだな?農薬を使うということは、どんなに危険なのかが理解出来たようだ。農薬の全てが悪いとは思わないが、限度というものがある。この国には驕りがあったんだ。これで立ち上がれる国になったようだ。俺たちも消えるとするかい?」


「名残惜しいが・・・人はバカじゃないということが分かっただけでも嬉しい気持ちになる。俺たち野菜の気持ちを理解したならいいのだが?」


「あの国も考え方が変わったようだ」


「日本との貿易がなくなったことで困ったようだな?」


「でも、何年続くかということだよ」


「人は忘れやすい生き物だ。そんなことがないように祈るだけだ」


「少しは期待してもいいと思うよ。こんなに貧民国になったんだから・・・」


「さっ、仲間に連絡して消えるとするか?しかし、この国は住みやすかったよ・・・ハハハ」




野菜たちは自己の力で消えていった。




「明日、新しい内閣を作ります。私の・・・いや、庶民のために・・・」


新総理の下には、若くて行動力のある人材が集まっていた。




「おいおい。野菜はいいが、何やら不穏な動きがあるぞ?」





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