■勝汰章の著作刊行本

 「笑顔になるための246のことば」

  悲しみを乗り越える時に・・・

夫婦/恋愛/会社、仕事/子供/家族/友情、信頼/お金/病気、事故/生と死/挫折/セックス/男と女/今/

2030年までの運勢鑑定付

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「ということは、その茶葉は農薬漬けになっているということですか?」


「食品庁が検査しているから、そんなことはない。輸入されている全ての食品は徹底的に検査している。政府が言うのだから疑問の余地はない。あなたたちマスコミが騒ぐものだから国民も不安になる」


「本当に検査しているのですか?天下りの組織だと聞いていますが・・・」


「バカなことを言うな。もし、天下りだとしても頭のいい官僚がいるんだ。君たちのレベルではない。皆、優秀な官僚たちだ。何の不安もないし、専門家なんだ。国民のことを思って仕事をしている。食品庁という組織は信頼されている。私の作った組織なんだから問題はない」


「総理ではないのですか?」


「つまり・・・総理の許可を得て作ったということだ。それよりも総理の容態が心配だ。会見は終わりだ。国民の皆様は心配しないように・・・お茶を安心して飲んでもらいたい」


「官房長官・・・安心して飲んでくれと言われても・・・あの国からのものは駄目なんですよね?」


「君・・・この会見は、あの国のトップも見ている。余計なことを言うな。君たちマスコミのせいで外交問題になったなら誰が責任を取るんだ。余計なことは言うな・・・」



と、一方的に会見は終了した。




総理の容態は完全に隠され、医療チームが結成されていた。



総理のおなかの中ではとんでもないことが起きていたのだ。




全国のお茶屋やスーパーからは安いお茶が姿を消して、国産のお茶だけになった。



町の中でも、このような会話が増えていた。



「田中さんの奥さん。お茶が高くなったけど以前よりもはるかに美味しいわ。今までのお茶は何だったのかしら?」


「そうなのよ。高いことは仕方ないけど、こんなに美味しいお茶は飲んだことがなかったわ。私たち庶民には手の届かない玉露なんかは当然無理だけど、少しぐらい高くてもこんなに美味しいのなら・・・」


「そうなのよねぇ。今までお茶っていったら安いのが当たり前だったでしょ?高くてもこんなに美味しいのならコーヒーなんかよりもいいかもね?」


「本当にそうよ。それとお茶屋さんの店内も香ばしいお茶の香りになったと思うわ。もしかしたなら、国産茶葉とあの国からの茶葉を混ぜて安くしていたんじゃないのかなぁ?」


「でも、袋には国産って書いてあるわよ。ということは消費者を騙していたということなの?」


「そうかもしれないわ。だから、騙して商売していた企業の茶葉が茎に変わったんじゃないの?」


「それよ・・・絶対にそうよ。農薬や産地偽装・・・そんな国なのよ。だから、こんな変なことが起きるのよ。神様が見ているのよ・・・私たち消費者も考えないといけないわ。野菜の時と同じなのよ」



このような会話が全国で盛り上がっていた。








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