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香りの教室&アロマセラピーサロン オレンジブロッサム
まこ先生です。
柑橘系精油 生産地への旅〜シチリア
🍋🍊柑橘系精油の生産工場見学 ２つ目 は、
シチリア島からフェリーで
イタリア本土に渡った
レッジョ ディ カラブリア の
Vico san'tAntonio suc, Fraz. Arangea 89131 Reggio Calabria, Italy
にある
柑橘類の精油を製造する会社。
見学に行った旅行３日目(2017.1.19)は、
とっても良いお天気
対岸のシシリア島が かすかに見えます。
工場からも
精油工場には、今まさに
トラックが乗り付け
原料の果実が 工場内に運び込まれています。
（ちなみに、案内してくれたのは一番右のイケメンさん）
ちょうど、今はベルガモット精油が作られている時期とのこと。
（もう少し遅くなると、
もう材料のベルガモットが無くなるそうで
だから、
旅行の時期をこの時期に）
まずは、建物向かって右側、ガラス張りの方に入ると
『精油採取今昔』
昔の道具が、展示されていました。
さあ、工場内に案内されました。
（工程のそれぞれの場所での写真撮影はNGでした。）
こちらの工場でも、機械音が大きく、
イケメンさんの英語の説明も、
訳してくれる永井先生の声も
ボワワワァ〜ンと
ベルガモットの超フレッシュな香りは
刺激的すぎるほどに
時には、息苦しくなるくらいに、
トップノートが弾け飛んでいます。
ベルガモットの香りが大大好きな私も
さすがに、
好き過ぎてか？
圧倒される感じでした。
音対策でしょうね。
働いている人、
こちらの工場の方は
黄色いヘッドホーンをつけていました。
（香り対策は、なさそだった。私の域値が低いのか…）
まず、運び込まれたベルガモットの実が
水槽に入れられ、水洗い。
枝や葉、傷んだ果実は人の手で取り除かれ
小さなカゴ付きのベルトコンベアーで上に上がっていきます。
そして水をかけながら皮が削られ、
遠心分離され、
その残りは再度、水蒸気蒸留され精油が採取されるのです。
その様子は、
会社のホームページ
動画より
借りてきました。
ベルガモット精油は
この後の
フロクマリン
ベルガプテンを取り除く工程が必要になります。
取り除く前の精油があり、
そのとなり
取り除いた後の
無色透明に近い精油がジョロジョロとタンクに落ちてきて
そのまたとなりのタンクには、深緑のどす黒いベルガプテンが
チョロチョロと溜まっていました。
作業をしていた工場の人が、
それらをムエットにとって嗅がしてくれました。
ベルガプテンを取り除いた精油は
マイルドだけれど、野性味が足りない。
迷っちゃううんだな〜
「恋人にするならどのタイプ」的な…
そして、今日の
目からウロコが ドッサドサ は、
精油＝アロマセラピーのためのもの
と、思っていたら
それは
大きな大間違い
同じラインで製造しているベルガモット精油でも
仕上げ段階で
アロマセラピー用の
ベルガプテンの除去方法（装置）と
香料用の
ベルガプテンの除去方法（装置）は
異なっているのでした。
アロマセラピーには、ベルガプテンを高温で短時間で取り除き
その他の成分が壊れないようにするのだそうです。
香水用には、
素晴らしい香りが壊れないように、
90℃を保って、ベルガプテンを抜くのだそうです。
（香水も肌につけますからね）
それから、テルペン類も除去しているそうです。
精油の用途は、
soaps, home fragrances,
candles and food products such as tea,
drinks, spices and seasonings,
From its annual harvests in Reggio Calabria in Italy,
Cilione produces a full range of citrus oils,
all from the southern Italy - 50 kinds of products,
including lemon, orange, mandarin,
bergamot and other essential oils.
（ホームページより）
この工場では、
管理エリアに
独自の検査機器を持っていて、
香り成分をチェックするのはもちろん、
300種類の農薬の混入が無いかも
チェックするそうです。
（もちろん無農薬有機栽培の畑からのものを原料にしているのですが、
それでも、チェックうするのです）
国産の精油が、そんなレベルに追いつくのは、
いつくらいになるのだろうと、思ってしまいました。
__
（管理エリア２階からガラスごしに撮影）
この工場の屋根は、ソーラーパネル？
管理エリア２階からは、シチリア島が見えます。
素晴らしい青空
案内してくれたイケメンさんは、
私たちの見学のに合わせて、ミラノの会社オフィスからわざわざ
きてくれたそうです。
追記：イケメンだらけのイタリアで、
ちょっと一味違うイケメンだったよね〜なんて
話していたら、同行しているDr.ドミニク
(この旅行をアレンジしてくれました）が、
彼はフランス人だよと教えてくれました。
おまけ
工場のすぐとなりに ビターオレンジの樹
ビターオレンジの果実
こちらは、ベルガモットの樹の根元。
ベルガモットはビターオレンジの樹に接ぎ木します。
その痕跡が残っています。
index
柑橘系精油 生産地への旅（シチリア）その３（精油の）化学分析最先端の研究所
柑橘系精油 生産地への旅（シチリア）その４ シーフードと柑橘類づくしの食事
シチリアの精油工場見学記１（柑橘系精油 生産地への旅～シチリア～その５）
フォルマッジョを買ってみる（柑橘系精油 生産地への旅～シチリア～その６）
フォルマッジョを買ってみる その２（柑橘系精油 生産地への旅～シチリア～その７）
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