きゅーの思い出。 -15ページ目

きゅーの思い出。

ブログ更新止めます。


「アイアンマン2」


監督:ジョン・ファブロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー、ドン・チードル、スカーレット・ヨハンソン、他

<あらすじ>
パワード・スーツ受け渡しの国家命令を拒否した科学者兼経営者のトニー・スターク。
ある日、トニーの前にウィップラッシュなるアイアンマンと互角のパワーを持つ敵が現れたことから、トニーは再びパワードスーツに身を包みアイアンマンとして立ち上がる。

<感想>
前作よりかは全体的にややパワーダウンかなとは思いますが、2作目にしてはなかなか面白く出来てると思います。それにスカーレット・ヨハンソンお姉さまがセクシースパイの「ブラックウィドウ」として出演していらっしゃいますし…


↑「アベンジャーズ」の時はボブ、「キャプテン・アメリカ2」の時はさらさらロングと毎回髪型変わるのも素敵ポイント♪


今回メインの敵はウィップラッシュという筋骨隆々の男。


↑電気ムチ怖いっ。


しかしこの人よりも、トニーのライバル会社の社長であるハマーというキャラの方がウザい度が高かったw


↑まず顔がうざいですよね!!!!!!(力説)


スカヨハ姐さんの格好が女の私から見てもセクシーすぎて困ります(*´д`*)ウハー
黒のピチピチレザースーツを世界で一番美しく着こなしてしまう姐さんさすがっす!!!w
ちなみに「アベンジャーズ」にも出演していますが、男だらけの現場で紅一点にもかかわらず、その場の誰よりも男前だったそうです…かっこよすぎか…!!でもお料理がとても得意だそうです…勝てる気がしない!!!!


↑どうやって着るんでしょうかこれ…。


主演のロバートさんに一切触れないまま終わりますが、今回も彼はばっちり「アイアンマン」でした!!(謎の終わり方w)



「アイアンマン」


監督:ジョン・ファブロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー、テレンス・ハワード、クラーク・グレッグ、サミュエル・L・ジャクソン、他

<あらすじ>
億万長者で発明家の軍需産業会社社長トニー・スタークは、視察に訪れた軍のキャンプでテロリストの奇襲に遭い、胸を負傷してしまう。
やがて自分の会社の兵器がテロリストに悪用されている衝撃の事実を知ったトニーは、自ら戦闘用のスーツを作り、「アイアンマン」となってテロリストに闘いを挑む。

<感想>
ずーっと食わず嫌いでスルーしてた作品なのですが、「アベンジャーズ」を観たいがために仕方なく鑑賞……のつもりが面白かったーーー!!

そもそも食わず嫌いの原因が主演のロバート・ダウニー・Jrがイマイチ好きになれなかったこと。この人の魅力が全くわからず、「シャーロック・ホームズ」シリーズも観ましたが「この人の何がそんなにウケてるの…?」という感じでした(´・ω・`)ワカンナイ…


↑このシリーズあんま好きじゃなくって…(;´д`)


しかし「アイアンマン」を観て理解。というか「アイアンマン」のトニー・スタークこそ彼のハマり役だと感じました。ホームズじゃなくて。
天才だけど遊び人でテキトーで軽い感じがとても似合っています。(褒めてます)
金持ちだけど嫌味な感じもあまり受けず、「やるときゃやる」男っぷりもとても素敵でした。

当初彼を主演に推していたのは監督ただ1人だったらしく、むしろ他の制作陣は「断固拒否」状態。(というのもロバートさん、過去に色々やらかしているのです…)
でもいざオーディションをやってみると、トニー・スタークにピタリとはまったのは、満場一致でロバートさんだったそうです。監督、先見の明を持ってるなーヽ〔゚Д゚〕丿

自分の能力を駆使して作り上げたものが悪用されてることに衝撃を受けて、自らが正義の味方として立ち上がるっていう話の流れもとても好きです(*´ω`*)
撃たれた胸の傷を「アイアンマン」の動力源にするのも「ピンチをチャンスにする」彼のモットーが伝わってきてかっこいい!


↑アイアンマンスーツかっこいいなー(*゚▽゚*)


そんなこんなで好きなヒーローの1人になりました♪



「コリオレイナス NTLive」


演出:ジョシー・ローク
出演:トム・ヒドルストン、マーク・ゲイティス、ピーター・デ・ジャージー、他


<感想>
前記事の「フランケンシュタイン」に続き、今回もNTLiveで観た演目の感想と、ついでに私の好きな俳優さんの紹介記事にしてしまおうと思います。

コリオレイナス」は、シェイクスピアのマイナーな作品(らしい)です。
日本だと10年前くらいに蜷川幸雄さん演出・唐沢寿明さん主演で上演されたようです。観たかった…。


↑唐沢さんが昔演じたと聞いて「めっちゃイメージ通り!」って思いました。


ストーリーはちょっと簡単に説明ができないのですが…

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

舞台は昔のローマで、主人公はケイアス・マーシアスという高名な軍人です。彼は軍人としてはとても素晴らしいのですが、貧民だったり自分より能力が劣るものたちに対する態度が挑発的で、それゆえにあまり支持は得られていません。というか彼への反感から貧民は暴動を起こそうとします。


↑強いけど嫌われ者なマーシアスさん。


そんな中、隣国からヴォルサイ人が攻めてきたとの一報が入り、マーシアスはローマを離れヴォルサイ人らと戦って勝利を収めます。ローマを守った英雄として、マーシアスは「コリオレイナス」という名を与えられ、執政官選挙に出馬することに。しかし他の候補者の口車に乗せられてしまい、「民衆は政治に参加するべきでない」と主張、さらに民衆を罵ってしまった結果としてローマを追放されるまでに至ります。

追放されたコリオレイナスは、敵国であるヴォルサイに出向き、助けを求めます。ヴォルサイ人はコリオレイナスを助ける代わりにヴォルサイ軍の1人として働くことを約束させます。
コリオレイナスは復讐だと言わんばかりにローマの支配下の土地を次々征服していき、ついに残るはローマのみとなります。国を滅ぼされたらたまったものじゃないと、コリオレイナスの母、妻、そして息子が嘆願へ向かいます。さすがのコリオレイナスも家族の頼みを受け入れますが、最終的にヴォルサイ人の刺客に暗殺されてしまいます。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ストーリーは「フランケンシュタイン」よりこちらの方が好みでした。何百年前に書かれた物語であるにもかかわらず、「政治」がテーマになっているので現代にも通じる面白さがありました。



さて、この演目で主役コリオレイナスを演じていたのが、トム・ヒドルストンというイギリスの俳優さんですイギリス


↑日本での愛称はトムヒ


以前、映画「マイティ・ソー」の感想記事にちょっと登場しましたが、ソーの弟である邪神・ロキを演じたことで一躍有名になりました。


↑黒髪ロン毛だとイメージがらっと変わりますね~。


1981年2月生まれの現在33歳独身(やったーヽ(*゚ω゚)ノw)、187センチの高身長。
貴族の血筋でお父さんは科学者、お母さんは舞台マネージャー、お姉さんはジャーナリストで妹は女優さんと、なんだかとんでもない家系と家族の持ち主です。笑
イギリスでは名門校と言われているイートン校(寮制の男子校)を卒業し、ケンブリッジ大学のカレッジで学んで超優秀な成績で卒業し、王立演劇学校でさらに学んでから俳優の世界に入ったスーパーエリートです。
生まれ育った環境のせいか、見た目も中身も「これぞ」といった感じ。


↑端正な顔に長すぎる手足…!(足写ってないけど)


しかし素になると結構お茶目な人で、よく笑い(「えっへへへへへ」という変わった笑い方をしますw)、よく喋り(特にシェイクスピアの話になったら止まらない)、求められればなんでもやる(コントとか平気でやっちゃう)芸人魂(?)を持った人でもあります。

ちなみに現在ファン歴1年ほどですが、恐ろしいことにこの人の欠点が今のところ見当たりません(゚∀゚)友達いわく「トムヒは全世界の女子の妄想がカタチになっただけだから、実際には存在しない」だそうですw

もちろん演技力もずば抜けていて、「マイティ・ソー」のロキ役では、悪役なのにそのカリスマ性あふれる佇まいと演技で大人気となり、「アベンジャーズ」ではメインヴィランとして活躍。当初の予定ではあまり出番がなかったはずの「マイティ・ソー」続編にも登場しているのに、ファンの間で「ロキが主役の映画を作れ!」と署名活動まで勃発wもう一度言いますが、彼が演じたのはヒーローでなく悪役です(゚∀゚)

個人的におすすめしたい彼の作品は、「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」という映画。


この作品でトムヒは何百年も生き続けているヴァンパイア・アダムを演じています。
ストーリーに起承転結がほとんどなく、ぐだぐだ進む映画なので好き嫌い分かれる作品ではありますが、トムヒが死ぬほどかっこいいのでおすすめです(安易な理由)

最後に、おととしの夏にアメリカアメリカで開かれた映画関連のイベントに、ロキとして降臨したときの動画でも貼っておきますね。お客さんの反応を見れば彼が(というか彼が演じるロキが)どれほど人気なのかわかると思います。悪役なのにね。笑

トムヒasロキ降臨動画




「フランケンシュタイン NTLive」


監督:ダニー・ボイル
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、ジョニー・リー・ミラー、ナオミ・ハリス、他

イギリスイギリスで上演された舞台を映画館で観られる「ナショナル・シアター・ライブ」なるものが2014年にTOHOシネマズのいくつかの映画館で開催されてまして(今年もやるっぽい)、1年間でいくつか上映されたのですが、その中の1本「フランケンシュタイン」を観たので簡単に感想を。

イギリスのドラマ「SHERLOCK」で一躍人気者になったベネディクト・カンバーバッチと、これまたアメリカ版アメリカのシャーロック・ホームズドラマ「エレメンタリー」でホームズを演じているジョニー・リー・ミラーのW主演で、小説「フランケンシュタインフランケンシュタイン」を舞台化。
監督は「スラムドッグ・ミリオネア」などを手がけた映画監督ダニー・ボイルです。

この舞台の面白いところは、主演の2人が毎公演ごとにフランケンシュタイン博士役と彼が作り出した怪物“クリーチャー”役を交互に演じること。つまり2役分のセリフだったり動きを完璧に覚えてこなさなければなりません。
ちなみに私が観たのはベネさんがクリーチャー役で、ジョニーさんが博士役のパターンでした。(本当は逆が観たかったんですがスケジュールが合わず断念…)


↑私が観たのは右側のバージョンです。

2人ともそれぞれ役の解釈が違うというか、セリフや動きは基本的には同じなのですがアプローチの仕方が違ったりして、(別バージョン観れてないけど)とても面白かったです。
例えば怪物をやるときのアプローチの仕方では
ベネさん→「脳に障害を負った人のリハビリの様子」を参考にしたそう。
なので怪物は「もともとは人間だったけれど、一度記憶をリセットされてだんだん再生していく」動きに見えました。
ジョニーさん→当時2歳だった自分の息子の動きを取り入れたそうです。
私は見れてないですが、「何も知らないところから学んでいく無垢な赤ん坊」のような動きだったそうです。

冒頭、大きな卵の殻のようなところから怪物は産まれるのですが、なんと怪物役はその後15分くらい素っ裸です。映画館で上映されたときは、特別バージョン(???)でふんどし的なものふんどしが付いていたので素っ裸ではありませんでしたが。役者ってすげえ…。



↑ベネさん全裸バージョン(多分)


ちなみにストーリーは私あんまり好きじゃないかなー…怪物を作り出したフランケンシュタイン博士に全く感情移入できなくて困りました。というか怪物がかわいそうでした。そういう意図で演出されているのかもしれませんが。考察すると結構面白いらしいのですが、博士のキャラに全く興味を持てないので考察する気も起きないですw

この演目は今は映画館では観れないし、DVDの販売も予定がないそうなのが残念です…(TwTlll)



「アメイジング・スパイダーマン2」


監督:マーク・ウェブ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、ジェイミー・フォックス、デイン・デハーン、他

<あらすじ>
スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守り、グウェンとの関係も好調なピーター。
だが、旧友のハリー・オズボーンがニューヨークに戻ってきたのを機に、充足していた生活が微妙に変化していく。そんな折、サイ型パワードスーツを装着したライノ、人間発電機エレクトロという敵が出現。苦闘を強いられる中、追い討ちをかけるように怪人グリーン・ゴブリンとなったハリーが襲いかかってくる。

<感想>
あらすじではライノも敵キャラになってますが、ほぼ出演しておりませんのであしからず。笑
今回のメイン悪役はエレクトロです。


エレクトロさん。
電気の修理しようとしたら電気ウナギがうじゃうじゃの水槽に落ちてしまっただけで、好きでこうなったわけじゃないのです…(´・_・`)

スパイダーマンの敵キャラって「良かれと思ってやったことが思わぬ方向に転がって、結果悪に目覚めてしまう」パターンが多い気がする…エレクトロも元は普通の冴えないおっさんで、全然悪意があるような人では無いのです。友達いないし皆の予想の斜め上をいく勘違いをやらかすけど。
結局そこからどんどん暴走していくので最後は立派な悪役になるんですが、最初っから心底憎らしいやつってわけじゃないのがちょっぴり切ないなぁとも感じます。

もう1人の悪役グリーン・ゴブリンの方がよっぽどタチが悪いような…。元から悪役属性持ってそうな感じなので、まぁそれなりの理由はあるにせよあまり同情はできないかなー。


↑にやにやグリーン・ゴブリン


旧版グリーン・ゴブリンは仮面で顔を覆っていましたが、新グリーン・ゴブリンはすっぴん(違)で登場。キャラ的にはやはり旧版が好きだけど、特殊メイクを施したデハーンくんがとても楽しそうだったので私は満足です。笑

今回、ピーター(=スパイダーマン)とグウェンのイチャイチャがやたら多いというか、2人の関係にかなり焦点が当てられていて、正直観てる間ちょっとイライラしたのですが(「リア充爆発しろ」なんて思ってません)、最後まで観るとなんであんなにイチャコラシーンが多いのか分かります。イライラしちゃってごめんね(´・ω・`)ってなります、多分


↑私生活でもカップルなので微笑ましいんですけどね。
てかエマ・ストーンまじ可愛いな…(゚д゚)


噂によるとあと4作くらい続くようで、先行きが心配過ぎて私がゴブリンになりそうな勢いですが(謎)、ピーター役のアンドリュー・ガーフィールドには不老の薬でも飲んでもらって頑張ってもらうしかないでしょう…(※アンドリューは現在すでに30歳)



「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」


監督:エドガー・ライト
出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ロザムンド・パイク、マーティン・フリーマン、エディ・マーサン、他

<あらすじ>
ひと晩に5人で12軒のハシゴ酒という学生時代に達成できなかった挑戦にリベンジすべく、故郷であるイギリス郊外の町ニュートン・ヘイヴンに戻ってきた中年男性たち。
終点となる12軒目のパブ、ワールズ・エンドを目指して、ひたすら飲みまくっては大騒ぎする彼らだったが、どこか町の住民たちの様子がおかしいことに気づく。
やがて、住民が何者かによって操られていることが判明。目を光らせて青い血を流す彼らに追いかけられながらも、5人はハシゴ酒を成し遂げようと逃げては飲んでを繰り返していく。

<感想>
あらすじ読んで頂ければわかると思いますが、完全におバカ映画の部類に入るかと思いますww
のんきに酔っ払ってたらいつの間にか街の人らが宇宙人にすり替わって襲いかかってきたけど、それより酒じゃ酒ー!!っていう映画ですwビール片手に観るのがおすすめ生ビール

私の大好きなマーティンが出ているから観たというのもありますが…


↑今やSHERLOCKホビットで有名になったマーティンを「こんな役」に起用できるのもエドガー・ライト監督だからだろうか…

この映画では主人公・ゲイリーを演じたサイモン・ペッグがとてもかっこよかったです(*´ω`*)


サイモン・ペッグ
サングラスサングラス②してるといかついおっちゃんですが、サングラス外すとつぶらな瞳が可愛いおっちゃんになります。可愛いおっちゃん大好きなのです(・∀・)はぁと


基本ふざけている映画ですが意外と現代風刺もきいていて、たまにピリッと黒い笑いが入ってくるのが映画の中のアクセントになっている気がします。
例えば昔ながらの個性あふれるパブがなくなって、全ての店が同じメニュー、同じレイアウトになってしまってまるで「スタバスタバ」じゃないか!!とか。確かにチェーン店が増えちゃうと、楽しみのバリエーションも少なくなりますよね…。スタバ好きだけどね…。


さぁ果たして5人は宇宙人から逃げつつ12軒のはしご酒を達成できるのでしょうか!?
気になる方は近所のTS●TAYAへGO!!笑


「LIFE!」


監督:ベン・スティラー
出演:ベンスティラー、クリステン・ウィグ、アダム・スコット、キャスリン・ハーン、シャーリー・マクレーン、他

<あらすじ>
雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティは、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらないことに気づいたウォルターは、カメラマンを探す旅に出る。ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。

<感想>
ナイトミュージアム」シリーズで冴えないお父ちゃん役だったベン・スティラーが、監督兼主演を務めた作品です。
最初あらすじを読んだときに「せっかく自分が監督で主演なのに、また格好悪い男の役なのね…」と思ったのですが、なぜか中盤くらいからかっこよく見えてきてしまうから不思議なもんです。笑


↑この時点ではまだ「カッコ悪い」ベン・スティラー


主人公のウォルターは最初「どうやったら周りから一目置かれる存在になれるか?どうやったら自分にスポットライトが当たるか?」を妄想で一生懸命再現して勝手に満足したり自己嫌悪に陥ったりしています。気になる女の子にも妄想上でしか話せないし、彼女のピンチを妄想上では助けたりしている残念なヤツです。

しかし管理していた大事な写真がなくなってしまってさぁ大変。写真を失くしたことがバレたらクビ、という危機感もありますが、なによりその写真は雑誌の最終号を飾る超重要な写真でもあるのです。
たった1枚の写真のため、写真管理部としての仕事を全うするために各地を飛び回るウォルター。あれほど妄想ばかりしていた彼ですが、いつの間にか妄想するシーンが一切なくなります。失った写真を取り戻しに行く過程で様々なことを経験した彼はどんどん魅力的な男になっていきます。

ラスト、彼の成し遂げた大仕事はあることで報われます。個人的にはこのラストがとても好きです。私もあまり人前で仕事して目立ちたいタイプではないけど、誰かがその努力を陰で見ていてくれたら嬉しいよなぁ…w

実はリメイク作品らしいのでオリジナルもチェックしてみようと思います。


「ウォルト・ディズニーの約束」


監督:ジョン・リー・ハンコック
出演:エマ・トンプソン、トム・ハンクス、ポール・ジアマッティ、コリン・ファレル、ジェイソン・シュワルツマン、他

<あらすじ>
1961年、パメラ・L・トラヴァースは、ウォルト・ディズニーが長年熱望する「メリー・ポピンズ」の映画化について話し合うためにロサンゼルスに向かう。
傑作児童文学の著者である彼女は気難しい性格で周りを困惑させる。
スタッフたちはどうにかしてトラヴァースに映画化の契約書に署名してもらおうと心を砕くが…。

<感想>
お話の構造のうまさとしては、昨年観た映画の中では郡を抜いている作品でした。あとめっちゃ泣いてしまった…(´;ω;`)
10代の頃はどんな感動ストーリーを観ても泣かなくて、「心がないんじゃないの?」と心配されるほどの無感情人間だったのですが、成人してからやたら涙腺弱くなりました…歳か…w

主人公はパメラという女性で、「メリー・ポピンズ」の著者でもあります。
このパメラさん、もう頭おかしいんじゃないかってほど偏屈なおばちゃんで、とりわけ「メリー・ポピンズ」のことになると手に負えないくらい意固地になります。
メリー・ポピンズ」の実写化をしたいと相談するディズニーさんに向かって、「ミュージカルはダメ。アニメも使うな。」から始まり、挙句の果てには「そのキャラクターにヒゲをつけるな!赤色は使うな!!」という訳のわからない難癖まで付け始めます。
観ている側としてはディズニーさんと同じ立場に立たされているわけで、「彼女がなぜそれほどまでに頑なに実写化を拒むのか?」がわからず、「なんだこのおばさん…驚き」となるわけです。

ところがこの「実写化騒ぎ」とほぼ同時に「パメラさんの過去」も明かされていきます。
これが結構地味なんですが辛い過去で、「彼女が何を願って『メリー・ポピンズ』を書いたのか」が明かされると、彼女にとってその作品がいかに大切なものなのか、そしてなぜ実写化を拒むのかが分かる仕掛けになっています。

ラスト、ハリウッド映画で行われた映画「メリー・ポピンズ」のプレミア試写会にパメラさんも出席し、完成した映画を観て涙を流すのですが、この時点でもう観ている側は完全にパメラさんに同情しているので、彼女と一緒に思わず号泣してしまうはずです(´;ω;`)

ここまで書くと「やたら暗い話なんじゃないか」と思われるかもしれませんが、序盤~中盤はパメラさんVSディズニーさんの応酬が面白いですし、「メリー・ポピンズ」に使われる楽曲をどのように作り上げたかという過程は非常に興味深く観られると思います♪



「ローマの休日」


監督:ウィリアム・ワイラー
出演:オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック、エディ・アルバート、テュリオ・カルミナティ、パオロ・カルリーニ、他

<あらすじ>
ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるアン王女は、欧州各国を親善旅行で訪れていた。
ローマでも公務を無難にこなしていくアン。だが実は、彼女はこれまでのハードスケジュールで疲れやストレスが溜まっていた。
主治医に鎮静剤を投与されるものの、気の高ぶりから逆に目が冴えてしまった彼女は、こっそり夜のローマの街へ繰り出すことに。
やがて、薬が効いてくるとベンチで寝入ってしまうアン。そこへ偶然通りかかったアメリカ人記者のジョーは、彼女を一国の王女であることも知らずに自分のアパートで休ませるのだが…。

<感想>
オードリー・ヘプバーンといえばこの作品ですよね(´∀`)
ずいぶん前にDVDCDを購入していたのですが、レンタルしちゃったり映画館行っちゃったりするとなかなか観ようと思えなくて、ようやく最近になって観てみました。

これがまぁ面白いのなんのって!!正直オードリーの可愛さだけを堪能する映画だろって思ってたのですが、ストーリーが可愛いし面白いしでびっくりしました(°д°)!
笑えるシーンもかなり多めで、古い映画ですがとても観やすかったです。

あとは何といってもオードリー・ヘプバーンかわいすぎだろ!!!!に尽きます。笑
リアル・プリンセスガラスの靴としか言い様がない可憐な美しさきらきらと、ローマの街を放浪している時に見せる少女のようなあどけなさりぼんが本当に素敵すぎて「ぎゃわいいいいいいいい!!!(発狂して壁に頭を打ちつける)」でしたww

オードリー・ヘプバーンのほかの作品も観てみようと思います(*´ω`*)ハート



「プラチナデータ」


監督:大友啓史
出演:二宮和也、豊川悦司、杏、鈴木保奈美、生瀬勝久、他

<あらすじ>
政府が極秘に収集した国民の遺伝子情報「プラチナデータ」を基に犯罪捜査が行われ、検挙率は驚異の100%で、冤罪は皆無となった近未来の日本。
警察庁の科学捜査機関に所属する科学者の神楽龍平は、DNA捜査システム関係者の連続殺人事件を担当することに。
しかし、同システムは神楽自身を容疑者として示し、思考を繰り広げた結果彼は逃亡するが…。

<感想>
私の大好きな東野圭吾さんの作品の映画化!(でも主演が苦手)
話もすごく面白そう!!(でも主演が苦手)
映像も音楽もかっこよさそう!!!(でも主演が苦手)
監督が「るろ剣」「龍馬伝」の大友啓史さん!!!!(でも主演が苦手)

ということで、主演俳優さんが個人的にどうも苦手であることが引っかかってしまい、結局劇場には足を運ばずにTV放映を待ちました。案外地上波にくるの早かったのがありがたかったなぁ。

結果、これは主演が誰であろうといまいちだったかなーという感じです。
「それやったらなんでもアリだよなー」な設定があって途中で冷めちゃいました…(;´д`)

ただし「プラチナデータ」の持つ本当の意味が途中でまるっきり変わるのは面白かったです。