「コリオレイナス NTLive」
演出:ジョシー・ローク
出演:トム・ヒドルストン、マーク・ゲイティス、ピーター・デ・ジャージー、他
<感想>
前記事の「フランケンシュタイン」に続き、今回もNTLiveで観た演目の感想と、ついでに私の好きな俳優さんの紹介記事にしてしまおうと思います。
「コリオレイナス」は、シェイクスピアのマイナーな作品(らしい)です。
日本だと10年前くらいに蜷川幸雄さん演出・唐沢寿明さん主演で上演されたようです。観たかった…。
↑唐沢さんが昔演じたと聞いて「めっちゃイメージ通り!」って思いました。
ストーリーはちょっと簡単に説明ができないのですが…
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舞台は昔のローマで、主人公はケイアス・マーシアスという高名な軍人です。彼は軍人としてはとても素晴らしいのですが、貧民だったり自分より能力が劣るものたちに対する態度が挑発的で、それゆえにあまり支持は得られていません。というか彼への反感から貧民は暴動を起こそうとします。
そんな中、隣国からヴォルサイ人が攻めてきたとの一報が入り、マーシアスはローマを離れヴォルサイ人らと戦って勝利を収めます。ローマを守った英雄として、マーシアスは「コリオレイナス」という名を与えられ、執政官選挙に出馬することに。しかし他の候補者の口車に乗せられてしまい、「民衆は政治に参加するべきでない」と主張、さらに民衆を罵ってしまった結果としてローマを追放されるまでに至ります。
追放されたコリオレイナスは、敵国であるヴォルサイに出向き、助けを求めます。ヴォルサイ人はコリオレイナスを助ける代わりにヴォルサイ軍の1人として働くことを約束させます。
コリオレイナスは復讐だと言わんばかりにローマの支配下の土地を次々征服していき、ついに残るはローマのみとなります。国を滅ぼされたらたまったものじゃないと、コリオレイナスの母、妻、そして息子が嘆願へ向かいます。さすがのコリオレイナスも家族の頼みを受け入れますが、最終的にヴォルサイ人の刺客に暗殺されてしまいます。
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ストーリーは「フランケンシュタイン」よりこちらの方が好みでした。何百年前に書かれた物語であるにもかかわらず、「政治」がテーマになっているので現代にも通じる面白さがありました。
さて、この演目で主役コリオレイナスを演じていたのが、トム・ヒドルストンというイギリスの俳優さんです

以前、映画「マイティ・ソー」の感想記事にちょっと登場しましたが、ソーの弟である邪神・ロキを演じたことで一躍有名になりました。
1981年2月生まれの現在33歳独身(やったーヽ(*゚ω゚)ノw)、187センチの高身長。
貴族の血筋でお父さんは科学者、お母さんは舞台マネージャー、お姉さんはジャーナリストで妹は女優さんと、なんだかとんでもない家系と家族の持ち主です。笑
イギリスでは名門校と言われているイートン校(寮制の男子校)を卒業し、ケンブリッジ大学のカレッジで学んで超優秀な成績で卒業し、王立演劇学校でさらに学んでから俳優の世界に入ったスーパーエリートです。
生まれ育った環境のせいか、見た目も中身も「これぞ英国紳士」といった感じ。
しかし素になると結構お茶目な人で、よく笑い(「えっへへへへへ」という変わった笑い方をしますw)、よく喋り(特にシェイクスピアの話になったら止まらない)、求められればなんでもやる(コントとか平気でやっちゃう)芸人魂(?)を持った人でもあります。
ちなみに現在ファン歴1年ほどですが、恐ろしいことにこの人の欠点が今のところ見当たりません(゚∀゚)友達いわく「トムヒは全世界の女子の妄想がカタチになっただけだから、実際には存在しない」だそうですw
もちろん演技力もずば抜けていて、「マイティ・ソー」のロキ役では、悪役なのにそのカリスマ性あふれる佇まいと演技で大人気となり、「アベンジャーズ」ではメインヴィランとして活躍。当初の予定ではあまり出番がなかったはずの「マイティ・ソー」続編にも登場しているのに、ファンの間で「ロキが主役の映画を作れ!」と署名活動まで勃発wもう一度言いますが、彼が演じたのはヒーローでなく悪役です(゚∀゚)
個人的におすすめしたい彼の作品は、「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」という映画。
この作品でトムヒは何百年も生き続けているヴァンパイア・アダムを演じています。
ストーリーに起承転結がほとんどなく、ぐだぐだ進む映画なので好き嫌い分かれる作品ではありますが、トムヒが死ぬほどかっこいいのでおすすめです(安易な理由)
最後に、おととしの夏にアメリカ

トムヒasロキ降臨動画